クソガキジジイと少年」
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#625 [ザセツポンジュ]
一方
生徒会長となり
少なからず
調子に乗りながら
青春を送っている
木田トミオ14歳と


もどかし過ぎる
恋に悩む
鈴木ジョウジロウ14歳。

対象的な
2人は
いつものカフェで
向かい合わせに
座っていた。

⏰:08/03/24 23:51 📱:W51CA 🆔:9b7EHO9g


#626 [ザセツポンジュ]
『ジョウジロウよ。オレさ、生徒会長と言う立場を大いに利用して、クリスマスからエノモトさんと付き合おうと思うんだけど。』

お決まりの梅昆布茶を
すする。

⏰:08/03/24 23:54 📱:W51CA 🆔:9b7EHO9g


#627 [ザセツポンジュ]
『まったくもって嫌なヤツだなトミーは。好きなら付き合えばいいじゃない。』

恋に悩む少年は
甘い甘〜い
小夜子ストロベリーを
少しずつ口に入れる。

⏰:08/03/24 23:57 📱:W51CA 🆔:9b7EHO9g


#628 [ザセツポンジュ]
『なにせエノモトさんは顔がいいからな。』


『へぇ……』


心ここにあらずと言う
返事を返したジョウは
何を隠そう
エノシタさんの事を
考えていた。

⏰:08/03/24 23:59 📱:W51CA 🆔:9b7EHO9g


#629 [ザセツポンジュ]
(可愛く変身し、美容室を代表してクーポン雑誌に乗ったことでエノシタさんは、嫉妬に狂ったメス達からいじめを受けている…だけどボクはなんにもしていない。鈴木さんちのジョウジロウちゃんよ。このままでいいのか。)

⏰:08/03/25 00:01 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


#630 [ザセツポンジュ]
『おい。おーい。ジョウジロウ。帰ってこい。どこ見てんだ、死ぬのか?』

トミーは
ジョウジロウと
至近距離まで
近づいて
確かに
目を合わせているのに

ジョウジロウの視界に
入っていない
自分に
気づかされざるを得なかった。

⏰:08/03/25 00:03 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


#631 [ザセツポンジュ]
『どうしたんだ。童貞だからと言って悩むなよ。快感はすぐそこだ、元気だせファイト鈴木。』



『あぁ…うん。』


2度までも
同じような対応のジョウジロウに
腹の立てたトミーは

周りを見渡し
大きく息を吸い込んだ。

⏰:08/03/25 00:06 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


#632 [ザセツポンジュ]
『すいませーん。どちらさんかこの鈴木ジョウジロウ(14歳)の筆おろしを手伝ってく…』


『やめろ。やーめろ。うるさいよ、お前バカか。ただのカフェだぞここは。』


目の前にいる
幼なじみのとった
最終手段で
我に返った
ジョウジロウちゃん。


だけど決して
内に秘めた悩み事は
打ち明けなかった。

⏰:08/03/25 00:09 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


#633 [ザセツポンジュ]
--------------


翌朝
早く目が覚めてしまったジョウは


寒い中ベランダに
立ちすくんでいた。


ガラガラガラーー。


『おや。いつもの風景が違って見える。今日はかわいい少年が見える。おはよう、ジョウジロウちゃん。』


『おはよう、きーさん。』

⏰:08/03/25 00:12 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


#634 [ザセツポンジュ]
きーさんも
62年も生きていれば
分かる。

隣のおぼっちゃんが
悩ましげな
顔をしていることくらい。



『はっはーん。さては、カルピスだな。』

⏰:08/03/25 00:13 📱:W51CA 🆔:WlQRdQf6


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