きらきら
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#92 [向日葵]
珊瑚「悪者じゃないことぐらい承知してる。でもため息つきたくなるだろ。」

私は涙で潤んだ目を少し開いた。

珊瑚「なら今は自分のことだけで泣いてろ。俺は別に迷惑なんてかかってない。ただ暁がムカついただけだ。」

目をパシャパシャと瞬きさした。大分、涙は枯れてきた。

『この人はなんでここまで私に優しくしてくれるんだろ……』

⏰:07/02/26 02:15 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#93 [向日葵]
珊瑚君は自分を見ていた私に気づき、制服の袖でぐいぐいと涙を拭いてくれた。そのあと、優しく頭を撫でてくれた。

・・・トクン・・・

『…………あれ……?』

そして珊瑚君の笑顔を初めてみた。穏やかな温かい笑顔。

珊瑚「俺は友姫の助ける人だから…もぅ泣くな。」

その瞬間

・・・ドクン・・・

心臓が跳ねた。

⏰:07/02/26 02:20 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#94 [向日葵]
初めて[友姫]と名前を呼んでくれたその声は、私の耳へ溶けて、代わりに顔の温度と動悸を上げた。

『え……?何…コレ。これじゃまるで私……』

硬直してる私に珊瑚くんはさらに優しい顔をして

珊瑚「…ん?どうした……?」

『私――――っっ!!』

⏰:07/02/26 02:24 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#95 [向日葵]
西日が窓から入って私達を照らす。私は珊瑚君がキラキラと輝いて見えた。
それは涙の影響ではない。驚きと同時にどこかへ飛んでいってしまったのだから。

・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・

段々と動悸が確実なものへと変わっていった。
私と珊瑚君は見つめあったまま。

⏰:07/02/26 02:28 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#96 [向日葵]
今、時が止まってるような気がした。丁度白月君のあの笑顔を見たときの様に。
珊瑚君は何も言わない。ただ見つめるだけ。私も言葉が出てこなかった。何故かずっと見つめていたかった。……すると

キーンコーンカーンコーン
5時間目が終わるチャイムが耳を通りすぎた。
一気に現実へ引き戻される。

⏰:07/02/26 02:31 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#97 [向日葵]
友姫「じゅ…っ授業終わっちゃったねっ。教室戻ろっか!」

珊瑚「そーだな。」

至って平静を装ったけど、耳の中は心臓の音で埋め尽されていた。

―――――…

秋帆「あ、ちょっと友姫ー!!!!」

教室の方を見ると、ドアのトコで秋帆が待っていた。
秋帆「ちょっとどこ行ってたのー?!」

⏰:07/02/26 02:35 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#98 [向日葵]
友姫「あ、ちょっと気分が悪くて保健室に…」

秋帆「え!大丈夫?」

友姫「ウン。ちゃんと休んだから。」

秋帆「そう?良かった♪あんまり無理しちゃダメよ?」

そこまで言うとクラスの誰かに呼ばれて秋帆は教室へと入って行った。

D組の方を見ると、珊瑚君がドアのトコで私がちゃんと入るかどうか見届けてるようだった。

⏰:07/02/26 02:40 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#99 [向日葵]
友姫「ありがとう。大丈夫だから。じゃあ…また…。」

仄かに笑ってそう告げた。
珊瑚「じゃあ。」

珊瑚君もそう言って教室の中へ入って行った。
私は暫く珊瑚君が居た場所を見つめた。
まるで愛しい人が旅に行ってしまったように名残惜しく……

⏰:07/02/26 02:43 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#100 [向日葵]
私は教室に入ろうとして、もう一回さっきの場所を見つめてから、教室へと入っていった……。

⏰:07/02/26 02:44 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#101 [向日葵]
第3章終りですなんか一気にガーッと書いちゃいましたぁしかもきづけばもう100感激です

では今日はこの辺で

感想&アドバイス心よりお待ちしてます

⏰:07/02/26 02:47 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


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