きらきら
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#495 [向日葵]
視線を向けられた男子はビクッとして、せっかく座り込んでいた雅君を立たせようと掴んでいた手を放してしまった。
友姫「次こんなことしたらどぅなるか……覚えてなさい。」
雅「ハッ…ハイ……」
秋帆『弱いなぁ……』
そして私達は教室を出て行った。
:07/03/25 01:37
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#496 [向日葵]
・・・・・・・・ジャー…
靴箱を出た後、近くの水飲み場によっていた。
秋帆「……あー。私って見る目無いのかなぁ……。」
友姫「運命の人に出会ってないだけよ。ハイ。コレで目冷やして。」
受け取ろうとした手を私は止めた。濡れたハンカチを差し出している右手が腫れていたからだ。
秋帆「……ったく。冷やすのわ、アンタでしょ?」
友姫の手の甲に、ハンカチを置いた。
友姫「ぁっ痛っ!!わっ!こんなになってたんだ!」
:07/03/25 01:44
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#497 [向日葵]
秋帆「ねぇ友姫?」
友姫「ん〜?」
秋帆「……ありがと。」
お礼を言うと、友姫は今までに見たことがないくらい可愛く笑った。
――――……
友姫「秋帆決まったぁ??」
秋帆「わ!びっくりした!まだだよっ」
いきなり現在の友姫が出てきたので私はびっくりした。
友姫「あのね?これはどうかな!」
友姫が出してきたのは、小さい透明な四角いガラスっぽい中に可愛いい武士姿の人形が入っていた。
:07/03/25 01:50
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#498 [向日葵]
友姫「京都って確か新撰組が有名でしょ?だからと思って!で、同じようなバージョンで中に舞鼓さんが入ってるのもあるの!だから男の子は新撰組、女の子は舞鼓さんでどぅかな?!」
秋帆「いいね!それ、他の人達にも言って来てくれる?」
友姫「うん!いいよ!」
秋帆「……あ、友姫!」
他の人達のトコへ行こうとしてた友姫を秋帆は呼び止めた。
:07/03/25 01:55
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#499 [向日葵]
少し離れた所で友姫は振り向き、首を傾げている。
友姫と友達になれて良かった。あの時、すごくすごく嬉しかったの…。だから友姫。本当に…本当に…
秋帆「……ありがとう……。」
友姫「ん?うん。…?」
『ねぇ友姫。私自信あるよ…。』
:07/03/25 01:59
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#500 [向日葵]
みんなに私と同じような説明をしている様子の友姫の姿を見ながら秋帆は思った。
『私ね……寛和君に負けないくらい、友姫のこと……大好きだからね。』
今日も空は青くて綺麗。あの時2人で帰った空は、暗かったけど星やお月様が出ていたから、やっぱり綺麗だった。そしてお月様の光が、優しく2人を照らしていたのだった。
:07/03/25 02:04
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#501 [向日葵]
12章終了です〜(●´∀`●)

明日早いんで、あと少し更新したら寝させていただきます


:07/03/25 02:05
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#502 [向日葵]
祝

500

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【第13章 守る・・・繋いだ手】
遂に明日は帰る日だ。
その前に今日は1日自由行動の日です!
律「生八ツ橋の種類って多いのねぇ。やっぱり京都だから抹茶かしら…。」
秋帆「私アンコが普通で好き。」
友姫「でもスイートポテトも捨てがたいよ!」
只今生八ツ橋の試食中。
どれもとてもおいしい。
ヴーヴーヴー
『あ。』
友姫「ねぇ、周り先生いないよね?!」
:07/03/25 02:13
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#503 [向日葵]
律「いないけど何?」
友姫「携帯鳴ってる。悪いけど見張っててくれる?」
秋帆「おっけー!モグモグ」
出来るだけお店の端っこに行ってコソコソ携帯を開くと、珊瑚君からの電話だった。
友姫「ハイ?もしもし?」
珊瑚{友姫か?今ドコ?}
私は辺りをキョロキョロ見回した。目印がないか探しているのだ。
:07/03/25 02:17
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#504 [向日葵]
友姫「えぇ……っと…………」
『あ、確か隣昨日行ったお店がある。』
友姫「あのね…」
場所を告げようとした瞬間……
コツン…
頭を叩かれた。
一気に全身の体温が下がる。
『……ヤバイ…見つかった。』
――しかしそれは勘違いだった。
珊瑚「{発見}」
受話器からと普通に近くで同じ声が聞こえる。
友姫「へ?」
横を向くと珊瑚君が立っていた。
友姫「び、っびびびびっくりしたよぉぉ!どーしたの?」
:07/03/25 02:23
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