きらきら
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#46 [向日葵]
そんなことを考えていると、ノロノロと瞼が落ちてきて、深い眠りについた。






…ビシ……

『…………ん?』

なにか顔に当たるような気がして眠りの淵から徐々に覚めてきた。

『気のせい……?』

……ビシ

『……じゃない』

⏰:07/02/25 01:25 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#47 [向日葵]
……ビシビシ

『…っだぁれがやってんだぁぁぁ!?(怒)』

ゆっくり目を開けてみると、起こした原因1があった。
消しゴムの欠片だ。

『こんーっな中学生みたいなことしてっ!男子同士でやるのはいいけど巻き添えにされる身……』

ビシ

おかしい……。明らかに。

⏰:07/02/25 01:30 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#48 [向日葵]
『こんなに命中率よく顔に当たるハズがない。』

飛んできた方向を確認してみると、白月君が手を振ってニコーっと笑っていた。睡眠を邪魔された怒りの方が強く今直接は言えないんで怒りのメールを送ることにした。

(本文)寝てる人わざわざ起こすなんてどうかと思いますけど

送信してから、ふて寝のように眠った。

⏰:07/02/25 01:36 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#49 [向日葵]
キーンコーンカーンコーン
白月「友姫ちゃん!!」

呼ばれたもののさっきのことがあってなので、顔はムスッとしていた。
手招きされたので私は廊下へ出た。

友姫「何か用?」

冷たく言い放った。

白月「あの……ゴメン。その、…俺人の気持ち考えないから……。新しい友達できて調子乗ってた。」

⏰:07/02/25 01:42 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#50 [向日葵]
小動物が怒られた時の様にしょぼんとしてしまったので、おかしくなって直ぐに許してしまった。

友姫「フフ……。ウソ。そんなに怒ってないよ。授業中寝るのも悪いしね。」

許してもらって白月君はほっとしたらしく、ニッコーと歯を見せて笑った。

⏰:07/02/25 01:46 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#51 [向日葵]
『ホント子供みたいだなぁ……』

と微笑ましく見ていたら

女子1「あ、暁ちゃぁん!!!」

後ろでなんとも可愛らしい声が聞こえた。
宮川さんだ。

白月「どうした?佳苗。」
佳苗「次、生物でしょ?教科書忘れたって言うから貸してあげにきたの!!」

教科書を渡すと、宮川さんはこっちを向いた。

⏰:07/02/25 01:53 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#52 [向日葵]
佳苗「東雲さんだよね?暁ちゃんの新しいお友達!初めまして!」

花のように笑うとはまさにこのこと。彼女の笑顔は目を奪う。

友姫「よろしく」

佳苗「そうだ!!東雲さんも一緒にお昼食べよ!」

白月「そうだ。そうしよ!」

『無理!!!!目の前でラヴラヴぶりを見せられたら私……っ』

⏰:07/02/25 01:59 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#53 [向日葵]
友姫「ありがとう。でも私は友達と食べてるから……」

佳苗「そっかぁ……残念……でもいつか一緒に食べようね☆」

ニコニコ笑う宮川さんに対し、笑っているけど、幸せそうな2人を目の前にした私は、ひきつって笑うことしかできなかった。


その後ろの気付かないところで珊瑚君は一部始終を見ていた。

⏰:07/02/25 02:03 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#54 [向日葵]
―――あっと言う間に放課後。

秋帆と律は掃除なので、本を読もうと図書室に行った。本を探しながら朝の白月くんと宮川さんを思い出していた。

『あー……なんか嫌だなぁ。気分悪い……。こぅ……モンモンする……』

(……モンモンモンモン……)

『あ゛ーー……』

モンモンしながら本を横歩きに探していると、何かにぶつかった。

ボスッ

⏰:07/02/25 02:11 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


#55 [向日葵]
『んあ?』

珊瑚「悩みながら歩いてると危ねーぞ。」

友姫「わあ。珊瑚君!」

ぶつかったのは珊瑚君の胸だった。

友姫「ゴメン!」

珊瑚「気ぃつけろよ。」

そういって別の本棚な所まで移動して行った。
さっきまで珊瑚君のいた場所のすぐ後ろには柱があった。

⏰:07/02/25 02:20 📱:SO903i 🆔:84Fogguw


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