きらきら
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#76 [向日葵]
白月「やっほー!!あー腹減ったぁ」
友姫「ゴメンナサイ。待たして。」
佳苗「全然♪私達も今来たトコだよ☆」
友姫「そっかぁ。良かった。」
そう言って珊瑚君の隣に座った。
友姫「おはよう。」
珊瑚「はよ。」
:07/02/26 00:52
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#77 [向日葵]
白月「おっ、佳苗の卵焼きうっまそー!!!もーっらい♪」
佳苗「あ!もぅ暁ちゃんったらぁ!!」
『いつもこんなのかなぁ……』
なんだか食べる気分じゃないけど、食べなきゃ午後はキツイ……。口に運ぶもののドコに入ってるかわからなかった。
佳苗「あ、ねぇ友姫ちゃん!」
友姫「えっ?あ、ハイ。」
佳苗「もぅウチらお友達なんだから、私のことは佳苗って呼んで!私も友姫ちゃんって呼ぶから!!」
友姫「はぁ……ウン」
『もぅ呼んでるけどねぇ』
:07/02/26 00:58
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#78 [向日葵]
それからは思った以上のラブラブぶりはなく、食事しながら会話をポツポツした。目の前ではあの笑顔が何度も見れた。
それが宮川さんのおかげだと思ったら、胸がチリッと痛んだ。
:07/02/26 01:02
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#79 [向日葵]
お昼ももぅ終わる頃。
珊瑚「そういえば、あの本読んだ?」
友姫「あ!読んだよ!!すっごくおもしろくって一気に読んじゃった!!さすが珊瑚君が選んだだけあるねー!!」
白月「あれ?友姫ちゃん珊瑚のことは名前で呼んでるんだ?なんで?」
・・・ドクン・・・
『あ…しまった。』
忘れてた。そのこと。いやでも私は別に悪いことはしてないから、堂々としとけばいいんだ。
私が黙りこんでしまったのをどぅ取ったのか、白月君はニマァと笑った。
:07/02/26 01:07
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#80 [向日葵]
白月「な・る・ほ・ど・ね♪そーゆーわけかぁ♪♪♪」
なんのことか分からず、私と珊瑚君は顔を合わした。次の瞬間、私は目の前が真っ白になった。
白月「友姫ちゃんはぁ、珊瑚のことが好き…なんだ。ハハハ。いや参ったなぁ♪だから俺のこと名前で呼ばなかったんだ。」
『チガウ……』
白月「今日でも珊瑚が来るからOKしたんでしょ?」
『チガウ……全然チガウ……っ』
:07/02/26 01:13
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#81 [向日葵]
白月「言ってくれればちゃんとセッティングし…」
友姫「っがうって言ってるでしょ!!!!!!!」
シーン・・・
私は白月君の言葉を遮って、大声で否定した。
すごく悔しくて虚しかったんだ。
:07/02/26 01:16
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#82 [向日葵]
友姫「別に…なんの意味もないっ……私は…わ……私は私なり……に…っ」
そこで言葉に詰まると、目の前が目をつむったみたいに暗くなった。
珊瑚君が左片手で私の目元を隠したのだ。
珊瑚「ちょっとは人の気持ちを考えたらどうだ。」
目で見るより耳だけの方が人の感情はよくわかると言うことを初めて気づいた。珊瑚君は落ち着いた声で怒っていた。
:07/02/26 01:21
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#83 [向日葵]
目を塞がれているからわからないが、2人は愕然としているのが空気でわかった。
白月「あ…あの、友姫ちゃんっ!ゴメン!!」
「大丈夫」と答える前に、珊瑚君がどこかへと目を隠したまま連れてってしまった。
佳苗「さっきのは明らか暁ちゃんが悪いよ!!」
白月「ウン。でも冗談のつもりだったのに…」
佳苗「……」
:07/02/26 01:26
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#84 [向日葵]
されるがままになって、私は珊瑚君に連れて行かれてた。
ガラガラガラ……ガラガラピシャン
『どこの教室に入ったんだろう……』
カツカツカツ……ピタッ
止まってようやく目を解放された。そこは人目につかないところで、ちょっと埃っぽいトコだった。
:07/02/26 01:29
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#85 [向日葵]
友姫「びっくりしたぁ。急に前が見えなくなったから。」
ハハハと声だけで笑った。珊瑚君はそれをただ見ていた。
友姫「ハハハ。ハ……」
急にさっきの気持ちがおしよせてきて、気付けば頬に熱い雫流れていた。
律「友姫遅いねぇ。」
秋帆「あ、そーいえば…」
キーンコーンカーンコーン
秋帆「あ、本令なっちゃった。」
律「メールでもいれとく?」
秋帆「そーしよっかぁ。」
:07/02/26 01:39
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