きらきら
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#101 [向日葵]
第3章終りですなんか一気にガーッと書いちゃいましたぁしかもきづけばもう100感激です

では今日はこの辺で

感想&アドバイス心よりお待ちしてます

⏰:07/02/26 02:47 📱:SO903i 🆔:9xO42zRI


#102 [向日葵]
【第4章 心・・・本音】

律「好きな人がいるー?!」
私はコクンと頷く。

律「しかも2人。」

また頷く。
律は驚きを隠せないようだ。私達は今、中庭のベンチに座っている。冷たい風が吹き抜けた。

⏰:07/02/27 01:29 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#103 [向日葵]
律「と……とてもこの前まで興味なかった人の発言とは思えないわ…。」

そんなの私だってそうだ。しかもついこの頃知り合った人。

友姫「でも私勘違いじゃないかなぁ…」

律「?勘違い?」

友姫「珊瑚君の優しさに甘えてるだけだとか…」

恋愛超若葉マークの私はちゃんとこの気持ちがあっているかどうか、律に答え合わせをしてもらいたかった。

⏰:07/02/27 01:34 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#104 [向日葵]
律「甘えって…その優しさで報われない惨めな自分を助けてもらうために寛和を補助品にしてるの?」

友姫「!!!そんなわけない!!!」

あんな優しさをくれる人なんて滅多にいない。そんな自分勝手な欲求のために振り回してはいけない。

友姫「そんなヒドイことに私は珊瑚君を利用したりしない…っ!!」

律「じゃぁ大丈夫じゃない。ちゃぁんと気持ち持ててるじゃない。」

私はホッとした。

『よかった。この気持ちが本物で……』

⏰:07/02/27 01:44 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#105 [向日葵]
でも律は思った。

『この子自覚ないのかしら…いまの話からすると友姫のホントに好きな人って……ま、それは自分で気付かすのが一番ね。』

律「そーいえばこの事ちゃんと秋帆にもいいなさいよー?」

私が律だけに言ったのは、秋帆に話すと変なテンションになりそうで話にならなそうだったからだ。
その分、律は冷静沈着でしっかり分析してくれるので、先に律に話すことにした。

友姫「うんそりゃ。」

⏰:07/02/27 01:49 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#106 [向日葵]
律「秋帆は友姫大好きだからねぇ。すねちゃうわよ。」

すねてる秋帆が容易に想像出来たので、おかしくて口が笑ってしまった。

律「もちろん私もね?」

と律が目の前で言ったので私はニコォっと笑った。
そして2人そろって教室に帰った。

⏰:07/02/27 01:53 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#107 [向日葵]
秋帆「あ、友姫ー律ー。どこ行ってたのー?私を置いてー!」

律「保健室についてきてもらったの。それに秋帆は今日までの課題が終わってなかったでしょ?」

秋帆「ふーんだ!2人がどっか行ってる間に終わっちゃったもーん!!」

友姫「ゴメンネ。秋帆。」
申し訳無さそうに誤った私を見て、秋帆はニィッと笑った。

⏰:07/02/27 01:57 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#108 [向日葵]
秋帆「じょーだんよ!!!ホントに怒るわけないでしょー!!!!!!」

と言って秋帆は私に抱きついた。そこで、何かをふと思い出したのか、「あ」と言った。

秋帆「そういえば、宮川さんが探してたよ?」

・・・ドキン・・・

あのこと以来、白月君や宮川さんとは喋っていない。私も話と言うか、謝りたかった。あんな冗談で本気になって、怒鳴って、場の空気を悪くしてしまったのだから。
けどどこかで傷つけられたのを根に持っているのか、自分からは謝りに行こうとは思わなかった。

⏰:07/02/27 02:03 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#109 [向日葵]
――――……

キーンコーンカーンコーン
『あー1時間目終わったー。さぁって、2時間目はっとぉ……』

佳苗「ゆっきちゃぁん♪」
友姫「ふぇい!」

いきなりで変な声が出てしまった。

佳苗「ゴメンネ!驚かしちゃった?!」

友姫「あー……平気平気ー。」

佳苗「ちょっとー……いい?」

そう言って佳苗ちゃんは私を廊下に呼び出した。

⏰:07/02/27 02:07 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#110 [向日葵]
佳苗「この前は…ホントに暁ちゃんが無神経なこと言ってゴメンネ。」

友姫「あ、そんなこと!全然気にしてないよ!」

佳苗「暁ちゃん。謝りたいんだけど、すごくへこんでて……だから代わりに私が謝ります。」

友姫「あのっ、ちゃんと悪気が無かったことは知ってるから、ホント気にしないで!」

佳苗「…ありがとう。」

佳苗ちゃんは可愛らしい笑顔を作った。

⏰:07/02/27 02:12 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#111 [向日葵]
佳苗「それでね…私……あの時気付いちゃったの。」
・・・ドクン・・・

『……え?……まさか…』
佳苗「友姫ちゃんは……暁ちゃんが好きなんだね。」
『――っバレた!!!!!』

友姫「ゴッ…ゴメンナサイ!!!!!!」

私は勢いよき頭を下げた。訳がわかんないけどでも、どうしても謝らなきゃいけないような気がした。

⏰:07/02/27 02:16 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#112 [向日葵]
友姫「でっでも……っまだわからいの!!!私っ!!それでっ、2人の仲を引き裂こうだなんて思ってもない。本当だよ?!……っでもゴメンナサイ!!!!」

ひとしきり無我夢中で謝った。すると、佳苗ちゃんの白い綺麗な指が、私の頬に触れて、頭を上げさした。
佳苗「どうして謝るの?」
仄かに笑って、私を見つめた。

友姫「えっ……」

私はかすれた声しかでなかった。

⏰:07/02/27 02:21 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#113 [向日葵]
佳苗「友姫ちゃんは好きになっただけでしょ?その人にただ私がいてしまっただけ。友姫ちゃんは何も悪くないじゃない。」

佳苗ちゃんは私の手をとり、まるで子供をなだめる母のように優しく私を諭した。そして、柔らかく笑い、
佳苗「友姫ちゃんはホントいい子だね。大好きだよ。でも……」

そこで彼女は悲しそうに笑った。

佳苗「暁ちゃんだけは……いくら大好きな友姫ちゃんでも譲れないんだぁ…。」
私は頷くので精一杯だった。だってなんて言っていいかわからなかったんだ。

⏰:07/02/27 02:29 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#114 [向日葵]
**********
明日早いんで今日は寝ますねぇ(*´∀`)

感想、アドバイス、待ってます

ではお休みなさい

⏰:07/02/27 02:31 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#115 [妃芽]
楽しいです☆
続き待ってます!

⏰:07/02/27 18:32 📱:W43T 🆔:☆☆☆


#116 [向日葵]
妃芽さん
読んで頂いて嬉しいです大変残念なんですが、明日卒業式なんで今日の更新は控えさせてもらいます
よかったら感想坂に来てください

⏰:07/02/27 22:52 📱:SO903i 🆔:nghIfmlM


#117 [向日葵]
友姫「あ、……あの、ね?私…もう1人好きな人いるんだ。その人も…まだわかんないけどっ。最悪だよね…」

佳苗ちゃんは首をゆっくり横に振った。そして次の私の言葉を待っているようだった。

友姫「わっ…私……っ珊瑚君が好きなの!」

佳苗ちゃんは少し驚いていたが、また笑顔に戻って「そぅ」と言った。

佳苗「暁ちゃんとのことなら無理だけど、珊瑚君なら頑張って応援するよ。」

⏰:07/03/01 01:04 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#118 [向日葵]
友姫「ウン。ありがと……。ゴメンナサイ……」

佳苗「フフ。だから謝らなくていいって!お互い頑張ろうね!」

そう言って佳苗ちゃんはクラスへと戻って行った。
ちなみに佳苗ちゃんは珊瑚君と同じE組だ。

友姫「……ウン」

『頑張る。この気持ちが本当かどうか……』

私はもしかしたらもうわかってるのかもしれない。でも確信ができない。間違えてしまったら、相手に失礼だから……。

⏰:07/03/01 01:09 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#119 [向日葵]
―――――……

カキーン

先生「アウトー。ハイ次ー!」

現在体育の時間。3時間目の体育ほどキツイものはない。何故かって?……お腹がヤバイ……。つまり減っているからだ。
『ぁあぁぁ……ご飯ー……体力根こそぎもってかれちゃうよー…。』

そんなことをマウンドから結構離れたところを守りながら(つまり今は守備をしている)考えてると

バスーン

男子「オラいったぞー!」

⏰:07/03/01 01:16 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#120 [向日葵]
男子1「オイこっちこっちー」

男子2「シュートシュートォ!」

後ろでは男子がサッカーをしていた。元気よく走っている。

『男子ってお腹へんないのかなぁ。あ、早弁してるからそれで?』

白月「おぉい野田ぁ(多分クラスの男子)こっちこっちー!」

その声を聞いてハッとした。久しぶりの白月君だ。

⏰:07/03/01 01:21 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#121 [向日葵]
『さわやかだから汗が似合うなぁ。』

でも不思議。笑っている彼を見ても前のような衝撃は走らない。
つい見てはしまうけれど、時間が止まるような感覚には襲われない。
そんな時だった。

白月「珊瑚ー!!パァァスッ!!!!」

『えっ……』

ドキ・・・・・

⏰:07/03/01 01:25 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#122 [向日葵]
ボールが宙に舞って、珊瑚君の近くまで落ちてきた。
『…あ。そうだ。体育クラスE組だから一緒だったんだ。』

体育は3クラスずつで受けているため、珊瑚君や佳苗ちゃんも一緒なのだ。珊瑚君の存在が抜けていた。
ボールを受け取った珊瑚君は、ディフェンスをくぐりぬけ、ゴール前まですぐきた。

『わ……すごい……』

⏰:07/03/01 01:31 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#123 [向日葵]
カキーン……

金属音により守備であることを思い出し、ボールが来てないことを確認した。バッターの子は一塁に行けたらしい。
その事をとりあえず確認して、また男子の方へ目をやった。

白月「珊瑚ナイスー!!」

ゴールしたらしく、白月君と珊瑚君は手を上でパンッと叩きあっていた。

⏰:07/03/01 01:36 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#124 [向日葵]
『ゴールしたんだ……。見たかったなぁ…。――…ハッ!何考えてんの私は!!』
本来の自分の役目を思い出し、私はマウンドの方へ目をやった。
すると

?「――っない!!!!」

『ん?誰かが遠くで叫んで……』

バッコ―――…ン!!!!!!

『☆◎◆@¥★%?!?!』

⏰:07/03/01 01:43 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#125 [向日葵]
頭に衝撃が走った。何があったか分からず、目の前がクラクラチカチカして、その場に座りこんだ。

『えっ?!えっ?!』

とりあえず、衝撃が強かった所を押さえる。痛みはいまのとこない。どちらかと言えば驚きの方が大きい。

秋帆「友姫!!!!大丈夫?!」
律「頭打ったの?!」

⏰:07/03/01 01:48 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#126 [向日葵]
友姫「?????ウン。らしい……?」

状況を知るためにチカチかする目を動かした。
近くにサッカーボールが落ちている。たぶんこれが原因だ。

友姫「あぁ。飛んできたのね……」

男の子の力は侮れないなぁ。なんて痛みよりそっちに驚いた。意外と冷静な自分である。

白月「―――オイ!!大丈夫?!」

っと白月君が走ってやってきた。犯人は彼らしい。

⏰:07/03/01 01:54 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#127 [向日葵]
プチン

『ん?プチン?』

秋帆「大丈夫じゃないわー!!!!!このっノーコン!!!もしも顔だったらどうしてくれるのよっ!!!!!!」

白月「い、いや、その、あ、あの……」

佳苗「ゴメンナサイ!!友姫ちゃん保健室に行ってきた方がいいよ?」

佳苗ちゃんまで出てきてしまった。大騒ぎだ。

秋帆「だいったいここまで飛ばすなんてどんだけバカ力なのよ!!!!!!」

律「ちょっと秋帆。落ち着きなさい。白月に怒っても仕方ないでしょ。」

⏰:07/03/01 02:00 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#128 [向日葵]
秋帆の怒りに白月君はタジタジだ。言葉にする前に遮るかのように秋帆に責められた。

友姫「いやあの大したことないから、とりあえず保健室に行くよ。」

白月「!なら俺連れて行くよ!ハイ乗って!!!!」

と白月君は後ろを向きおんぶする体勢になった。つまりそれで私を連れて行くと……。

『さすがにそれは佳苗ちゃん云々の前に無理です!』

友姫「あ、あのちゃんと自分の足で歩けるか……ら――――っ?!?!?!」

⏰:07/03/01 02:06 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#129 [向日葵]
いきなり体が浮いたのでびっくりした。目の焦点を合わせると、なんと……珊瑚君の顔が間近!!!
私は世の女性の憧れ。お姫様抱っこをされているのだ。

友姫「えっ?!ぇぇえ?!」

白月「オイ珊瑚。俺が怪我さしたんだから俺が連れて行くってー。」

珊瑚「自分の状況を考えるんだな。それにツベコベ言う前にさっさと連れていけ。」

それだけ言うと颯爽(さっそう)とグラウンドを横切って、私を運んでいった。

⏰:07/03/01 02:12 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#130 [向日葵]
『ど……どこ掴んだらいいんだろ……』

抱っこされたことで余計にパニックになると同時に、顔の熱が帯ていくのを感じながら、珊瑚君の腕の中で大人しく運ばれる私。

『目立ちたくないから1人で行こうと思ったのに……』

逆に目立つハメになってしまった……。

⏰:07/03/01 02:15 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#131 [向日葵]
***********
キリがいいので今日はここまでです

感想、アドバイス、お待ちしてます

⏰:07/03/01 02:17 📱:SO903i 🆔:9/xESeIw


#132 [向日葵]
保健医「大丈夫よー。クラクラしたのは脳しんとうだと思うから!気になるようだったら病院行きなさいよ?頭は恐いからねー。一応冷やそっか?……あれ……?氷がないなぁ……。ちょっと待ってて!」

ガラガラガラ……ガラガラピシャン

……保健室に微妙な空気が流れる


『わ、話題……話題……』

⏰:07/03/02 00:42 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#133 [向日葵]
友姫「あ、あのありがとう!あ!本読めたよ!!おもしろかった!」

珊瑚「そうか。よかった。」

『か、……会話終了……っ』

珊瑚「大抵は図書室に入り浸ってるから、いつでも来い。」

『会話続いてたぁ……』

友姫「そうなんだ。また行くよ。」

[いつでも来い。]

なんか珊瑚君のテリトリーに入ることを許されたようで、嬉しかった。

⏰:07/03/02 00:52 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#134 [向日葵]
珊瑚「頭……大丈夫か?」
友姫「!ぁ……大丈夫。珊瑚君が早く運んでくれたし。ゴメンネ。重かったでしょ?ハハ!」

少し笑った後、なんか間があった。

『…?アレ……。なんか変なこと言った?』

珊瑚「いや、軽すぎてびっくりした……。ちゃんと食ってんのか?」

友姫「え……」

⏰:07/03/02 01:00 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#135 [向日葵]
その時初めて珊瑚君の手をみた。大きくて、ゴツゴツした手だ。

『私、この手に抱えられて……』

カアァァァァァァ
気付いた瞬間恥ずかしくなった。赤い顔を見られたくなくてうつむいた。

珊瑚「……?どうした?頭痛むのか?」

サラッ……

そう言って私を抱き抱えた手で私の頭を撫でた。

⏰:07/03/02 01:09 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#136 [向日葵]
ビクッ……!

友姫「―――っひゃあ!」
珊瑚「あ!ゴメン!痛いとこか?」

友姫「ち、……違うの…っ。ただっ」

ただ、すごく優しく触れたから、びっくりして……っ
・・・トクン・・・トクン

⏰:07/03/02 01:14 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#137 [向日葵]
するとさっきよりももっと優しく頭を撫でてきた。

珊瑚「大丈夫か……?」

友姫「―――……っ」

・・・・トクン

どうして……そんなに優しく触れてくれるんだろ。

律[甘えじゃないよ。それは。]

・・ドクンッ!!

『律…私……っ』

もうわかったよ。私は。

⏰:07/03/02 01:19 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#138 [向日葵]
珊瑚「…?友姫?どうし――。」

私―――っ。珊瑚君が好きだっ。
気付いて私は珊瑚君をみた。珊瑚君もこっちを見ていた。
また、図書室であった、時間が止まったような感覚が訪れた。

『あれ?待って?どうして珊瑚君も見つめてるんだれう……?』

だって普通何も思ってないなら、こんな穏やかな目を向けて……

『えっ……?ぇ……?』

⏰:07/03/02 01:27 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#139 [向日葵]
・・・・ドクン・・ドクン

友姫「さ……珊瑚く……」
ガラガラ

保健医「はぁい。ときめきあってる途中ゴメンよー!!早くしないと氷溶けるんでねー。」

あまりに急に入ってきたのでズッコケそうになった。ってか先生聞いてたって言うか見てたな……。

珊瑚「アホ。んなわけないだろ。早く氷渡してやれ。」

⏰:07/03/02 01:41 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#140 [向日葵]
[んなわけないだろ。]

『ハ……ハハ……そうだよね。』

そんなわけないか……。

保健医「はいオッケー!今日は安静にしときなさいよー。」

友姫「ハイ。ありがとうございました。」

保健医「ハイハァイ☆あ、あと寛和君。」

珊瑚君は呼ばれたので、私は先に保健室を出た。どうやら何か話してるらしい。

⏰:07/03/02 01:45 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#141 [向日葵]
保健医「しっかり守ってやんなよ?ナイトさん☆」

珊瑚「…うっせぇ。」

バシン!!!!

珊瑚君は出てくるなり急に勢いよくドアを閉めたから私はびっくりして飛びはねてしまった。

友姫「?????ど、どーしたの?」

珊瑚「いや…。なんでもない……。」

⏰:07/03/02 01:48 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#142 [向日葵]
何がなんだかわからなかったが、私達は授業へ戻った。

――――昼休み……

秋帆「いっやー!でもあれはすごかったねー!!他のクラスでも話題だよー?!」

友姫「ブハッ!」

思わず飲んでいたお茶を吹き出してしまった。

友姫「もぅ広まったの?!」
律「人の噂もなんてやらだわね……しばらくは耐えなさいよ〜?」

⏰:07/03/02 01:55 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#143 [向日葵]
友姫「た、耐えろって言われても……」

珊瑚君を好きな人は傷つくだろうし、ましてや珊瑚君の好きな人まで傷ついちゃったら……っ!

思っていることを察した律は

律「寛和ファンっぽい子達なら、公認してたわよ。」
友姫「えっ?」

思わずスットンキョンな声を出してしまった。

⏰:07/03/02 01:58 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#144 [向日葵]
律「廊下でね…」

<律回想>

ファン1「東雲さんなら私は認めるわ!!!!」

ファン2「可愛いいし、いい子だもん!!」

ファン3「美男美女よね!!」

<回想終了>

律「―――って言ってたし。おめでとう。」

友姫「あの、本人達の意思無視しないでいただけます?(私はともかく)」

⏰:07/03/02 02:03 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#145 [向日葵]
『私は……嬉しいけど…。』

珊瑚君にとってはいい迷惑だろう。
ただの親切がこんなことに発展してしまったのだから。複雑な気分だ。

『あぁぁ…。弱ったなぁ……。』

⏰:07/03/02 02:06 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#146 [向日葵]
第4章終りでぇす

感想、アドバイスお待ちしてます

⏰:07/03/02 02:07 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#147 [あはっ]
友姫
ってなんて読むの

⏰:07/03/02 02:07 📱:N903i 🆔:☆☆☆


#148 [向日葵]
ゆきですよすいませんふりがなできてなくて

⏰:07/03/02 02:12 📱:SO903i 🆔:2jSs07xw


#149 [向日葵]
【第5章 悩む・・・故に焦がれる】


いつものように図書室で本を探していた。

珊瑚「友姫はどーゆー系が好きなんだ?」

友姫「えぇーっとねぇ。ミステリー系かなぁ。ダヴィンチコードとか好き。」

珊瑚「じゃあこれは?」

出してくれたのは1〜2センチほどの本。

友姫「あぁ〜……読めるかなぁ……。」

⏰:07/03/03 01:32 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#150 [向日葵]
私は読むのが早い方ではない。どちらかと言えば遅い方だ。前のは薄かったので短時間ですんだが、今回のは2〜3日かかるだろう。

珊瑚「そんなにいそがなくても、ゆっくり読めばいいだろ?」

友姫「だって早く珊瑚のお勧め聞きたいから。」

ニッコリ笑って言ったものの、それは取りようによっては早く会いたいと言ってるようではないか?

⏰:07/03/03 01:38 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#151 [向日葵]
『ハッ!!!なんてことを…っ!!!!』

気が付いて顔が熱くなった。一方何も気にしなかった珊瑚君は

珊瑚「そうか……」

と呟いて目を細めながら本棚を見ていた。
私はそんな珊瑚君に見とれた。

――――変わってこちら図書室利用者の声。

生徒1「いちゃつくならよそでやれ。」

生徒2「私も彼氏欲しいな……」

生徒3「東雲さん!!!!好きだったのに!!!!!」

当の本人達は幸せオーラで気付きゃしないのであった。

⏰:07/03/03 01:46 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#152 [向日葵]
――――……

秋帆「まぁぁぁぁった放課後図書室デート?!あ・じ・け・なぁぁい!!」

友姫「デートじゃない。」
即否定した。

律「でも好きって気付いたんでしょ?」

友姫「…っ!――そ、そぅだけど……」

後半になるにつれ、声が小さくなっていき、顔から湯気が出た。
そんな私に、秋帆と律は

秋帆・律「カンワイ―――ぃ

とキュンとしていた(らしい。)

⏰:07/03/03 01:52 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#153 [向日葵]
大体彼女じゃないのにデートなんてありえない。
ってか自覚したのはいいものの、変な態度とって嫌われるのは絶対嫌だ。それに……

『今は……側にいるだけで充分だし……』

ボッ!!!
顔発火。

友姫「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

秋帆「うぇっ?!友姫?!?!」

律「どうしちゃったの?!」

⏰:07/03/03 01:58 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#154 [向日葵]
『おかしい!!!明らか思考回路が乙女モード!!!!』


今までこんなこと(乙女モード)を経験したことない私は、全身がこそばゆくなる気分だった。慣れないコトをするのは体に毒だ……。

私豹変にビビりまくりの秋帆と律は、両手を合わせて身を震わせていた。

秋帆「りりりり律。友姫が変だ。」

律「だっ大丈夫っ!!まだ理性はあるから(?)」

⏰:07/03/03 02:06 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#155 [向日葵]
私はもともとそんなに感情を表に出す方ではないので、こーゆーのは極希である。なので驚かれる事が多い。

『ぁぁぁ私変っっ……変だよぉっ』

怯えている2人をよそに私は頭を抱えていた。

⏰:07/03/03 02:09 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#156 [向日葵]
―――……次の日

佳苗「友姫ちゃ―――ん♪」

友姫「あぁ佳苗ちゃん。どうしたの?」

佳苗「あ、あのね、昨日頭打っちゃったキリ喋ってなかったから大丈夫かなって思って!」

そういえば、昨日はなんだかんだあって、喋る機会がなかった。

友姫「ありがとう。もぅ大丈夫だよ。」

佳苗「ホント?!よかった!!なんてったって珊瑚君が運んでくれたもんね♪」

⏰:07/03/03 02:17 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#157 [向日葵]
その時私は、ずっと疑問だったことを口にした。

友姫「佳苗ちゃんは、どうして珊瑚君を名前で呼んでるの?」

佳苗ちゃんはキョトンとした。別に責めてるわけじゃない。ただ不思議に思ったからだ。
佳苗ちゃんもそれをちゃんとわかったらしい。

佳苗「実はね、イトコなの。」

⏰:07/03/03 02:20 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#158 [向日葵]
友姫「あ……そーなの。」

なんとも普通の返事しか出来なかった。

佳苗「フフフ。だから大丈夫よ心配しなくても♪」

私は佳苗ちゃんが意味することを解して、汗ばんだ。

友姫「いや、あの、そーゆーわけじゃ……」

⏰:07/03/03 02:24 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#159 [向日葵]
そういえばまだだった。私の気持ちが決まったことを報告するの。

友姫「あのね……私わかったの!!」

佳苗「ん?何がぁ?」

友姫「さ…、珊瑚君を……好き、っって……」

すると段々佳苗ちゃんは自分が嬉しいかのように笑って私に抱きついた。

佳苗「そぅなのー?!わぁ!なんかすっごい嬉しいんだけどー!……って私が言ったら嫌味に聞こえるかな?」

私は首を横に振った。

⏰:07/03/03 02:31 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#160 [向日葵]
佳苗ちゃんは私から離れて話始めた。

佳苗「ホントはね……ずっと、不安だったんだ。暁ちゃん捕られちゃうんじゃないかって……。」

私は目を見開いた。
佳苗ちゃんは悲しそうな目をして続けた。

佳苗「友姫ちゃんがお友達になった時、ホントにホントに暁ちゃん嬉しそうでね、……。」

それはどれほどの恐怖だっただろう。

⏰:07/03/03 02:42 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#161 [向日葵]
大好きな人の背中が、手の届かない所に行くほど、悲しいものは無い。
あの時、どれほどの辛さを笑顔の裏に隠していたんだろう。

佳苗『貴方が新しいお友達?』

友姫「もぅ……大丈夫だよ。私は珊瑚君が、…好き、だから……」

そして佳苗ちゃんはいつもの花のような笑顔で笑い、

佳苗「友姫ちゃんはホントにいい子だね。」

と言った。

⏰:07/03/03 02:47 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#162 [向日葵]
*********
キリまぁす

感想、アドバイス、待ってます

感想板の方にも是非どうぞ

⏰:07/03/03 02:48 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#163 [向日葵]
キーンコーンカーンコーンお昼休みを告げるチャイムが鳴った後、しばらくして何人もの女子が私の前に現れた。

女子1「貴方が東雲友姫さんですか?」

急なことでフォークに刺していたウィンナーを落としそうになった。

友姫「は、はぁ……」

女子1「私、こーゆーものです。」

そう言われて差し出されたものはハチマキみたいなものだった。

⏰:07/03/04 00:15 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#164 [向日葵]
そこには[珊瑚君愛好家]と書かれていた。つまりファンクラブだ。その下に[部長 皆藤 栞(かいどう しおり)]と書いてあった。

皆藤「先日の体育の件お聞きしました。短刀直入にお訊きしますが……東雲さんは珊瑚さんね彼女なんですか?!」

友姫「か…っ彼女?!」

ファンクラブ一同「違いますよね?!そんなことありませんよね?!」

うるうるした目で問われたので、もはや違うとしか言えない状況だった。……いやちがうんだけど……。

⏰:07/03/04 00:23 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#165 [向日葵]
皆藤「私達は貴方を信じますからね!では今日はこれで。みんな行くよ!!」

ファン一同「ハイ!!」

ざっざっざっざっ……

まるで兵士が足を合わせて行進するかのように彼女達は去っていった。

友姫「ぁ……ぁぁ……」

律「なんか…漫画でしかあーゆーの見たことないわぁ…。」

秋帆「有無を言わせない迫力だったよねー。友姫大丈夫〜?」

⏰:07/03/04 00:27 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#166 [向日葵]
友姫「……ぁ……」

呆気にとられて何から行っていいかわからなかった。やっぱりいた。ファンクラブ……。しかも珊瑚君愛好家って……。そんな人を鳥のように……。

友姫「大丈夫もなにも……私は彼女では……」

秋帆「まぁね。でも珊瑚君好きな一人ではあるよね。」

私は無言で秋帆の頭にチョップした。

⏰:07/03/04 00:31 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#167 [向日葵]
―――昼休み中……

秋帆「りっつー。ゆっきー。トイレ行こー!!」

律「今ちょっと忙しいから無理。」

友姫「じゃぁ、私行くよ。」

教室を出たら、一部の変化に秋帆が気づいた。

秋帆「ファンクラブがアンタ監視してるみたいよ……。」

小さい声でそれを私に告げられた後、私は周りの空気を読み取った。
確かにいくつもの視線を感じる。

『はぁ…えらいことになったなぁ…。』

⏰:07/03/04 00:36 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#168 [向日葵]
でも彼女達とて悲しいだろう。もし珊瑚君が誰かの彼氏になってしまったら、彼女達が守ってきた想いの境界線を守る意味がなくなってしまうのだから。
それなら何故個人的な想いを持っておくままにしないのだろう。

秋帆「まぁ、ファンクラブでいた方が心強いかなぁ。色々と。」

友姫「…へ?」

秋帆「ファンクラブに入っておけばぬけがけは禁止。つまり多くの人達が想いを告げずただ見守るだけ。ライバルが減るのよ。」

友姫「あぁ…。なるほど。」

⏰:07/03/04 00:43 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#169 [向日葵]
秋帆「私からしたらただのたわけにしか思えないけど。」

秋帆は私がこんな扱いをされるのが気にくわないらしい。
私は苦笑するしかなかった。
見守る……。ただそれだけで想いを閉じ込める。それはなんだか悲しいと思った。


―――放課後
ファンクラブの目はいささか軽くなった。
静かー……に図書室に向かうことにした。
扉を開くと珊瑚君がもぅいた。本をパラパラとめくって品定めをしている。

⏰:07/03/04 00:51 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#170 [向日葵]
だが油断してはいけない。周りには少数だがファンの子達がいる。珊瑚君の元に行こうものなら大変なことになるだろう。
というわけで珊瑚君に気付いてもらえるよう、珊瑚君の後ろを通り過ぎ、教えてくれた人目につきなくく、みつけにくいあの場所へと行った。

珊瑚「……。」

珊瑚君も何かに気づいたらしく少し間をおいて私についてきた。
ファンの子達は一緒の空間にいるだけで満足しているらしく、追っては来なかった。

⏰:07/03/04 00:57 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#171 [向日葵]
友姫「ふー…」

『神経使いすぎて疲れたよ…』

珊瑚「どうかしたのか?」
友姫「え?いやあのファンクラブが…その……ね?」
珊瑚君はわかっているらしく、ため息をついた。

珊瑚「まぁ悪さはしてこないからほっといたらいいし、原因の俺がやめろって言えばやめるだれうが……いささか厄介だ。」

⏰:07/03/04 01:00 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#172 [向日葵]
その時厄介だと思っていても無理矢理にはあの子達を解散させようとは思ってないことに気づいた。
まぁあの子達も迷惑になるようなことはしないだろう。

珊瑚「で、どうする?ここにいたら本選べないけど。あのファンクラブ?は多分手出してこないだろう。」
友姫「いや本は読みかけだからいいんだけど、ただ……」

『珊瑚君に会いたくなって……』

⏰:07/03/04 01:06 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#173 [向日葵]
そう自然に思ったあと、また自分が乙女モードになっていることに気づいて、赤くなりそうなのを気合いで止めた。
一方「ただ」の先を聞けないので珊瑚はどうしたのかと思っていた。

珊瑚「ただ?」

友姫「え?いや、あ、あの一応お勧め聞きたいと思って!!」

珊瑚「あー……でも」

と言って近くにある本棚を見たけど、少し古い埃のかぶった世界地図とか伝記とかしかなかった。

⏰:07/03/04 01:30 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#174 [みぃ]
色々、小説は読んできましたが『きらきら』は久しぶりに読んでいて安心できる小説です
頑張って最後まで書いてくださいね応援してます

⏰:07/03/04 01:44 📱:P701iD 🆔:bPQtbtV.


#175 [向日葵]
みぃさん
ありがとうございますうれしいです良かったら感想板にも来てくださいね

⏰:07/03/04 11:05 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#176 [向日葵]
友姫「なんかここ物置?」
よく見ると昔の地球儀や、壊れたパイプイスがある。でも掃除が行き届いてるのか床などはまぁまぁキレイだ。電気も暗いけどちゃんとある。

珊瑚「新しい物が現れると必然的にお蔵入りになるんだろうな。」

近くにあったお話が書いてあるみたいな本を見ながら珊瑚君は言った。

⏰:07/03/05 00:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#177 [向日葵]
珊瑚「新しいのも確かに好きだけど、古い方が俺は好き。」

本を愛でている目をした。いつも本を見ている時は、雰囲気が和らいでいる様な気がする。

友姫「また古い本も教えてね。」

珊瑚「…あぁ。」

そうして2人で微笑みあった。
のどかで、暖かな時間が流れて行くのを感じた。

『今、すごい幸せかも……。』

と乙女モードになっているのも気付かないくらい、私はその時を味わっていた。

⏰:07/03/05 00:17 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#178 [向日葵]
――――……

先生「おい。お前ら。もぅ下校時間だぞ。」

ファンクラブの子達に先生が注意する声で目が覚めた。いつの間にか寝ていたらしい。

ファン1「珊瑚さん出てこないねー。」

ファン2「帰るー?」

ファン3「校門で待ってみるってゆうのどぅ?!」

ファン1「それ超いいじゃん!行こ行こ♪」

ガラガラガラ……ガラガラガラピシャン

『やっと出ていったー……』

⏰:07/03/05 00:22 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#179 [向日葵]
ぼーっと寝惚けた頭で思った。

『私も帰らなきゃ。よっこらしょっ……?!?!……あた…まが……重い。』

何かが頭に乗っているらしい。その為視界が限られている。その限られた範囲で状況を確認した。
よく考えれば、自分は何かによっかかっている。

『……ん?足。珊瑚君の……!!!!!!ってことはっ!!!』

そうなのだ。私が今よっかかってるのは珊瑚君。そして頭に乗っているのは…

『珊瑚君の……頭…っ!!!!』

⏰:07/03/05 00:28 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#180 [向日葵]
思わず奇声を発しそうになったのを必死で堪えて、私はソローッと頭から脱出した。

『し…心臓……ドキドキッ!っつつつ!!!座りっぱなしだったからお尻痛い〜っ。』

振り返ると珊瑚君はまだ目を覚ましてなかなった。
私は屈んで珊瑚君の顔を観察することにした。

⏰:07/03/05 00:33 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#181 [向日葵]
ジ――…

『まつ毛なっがいなぁー…。髪の毛もさらさら……。鼻筋も通ってるし……』

ここまで思ってたら、珊瑚君が目を覚ました。

友姫「あ、起きた?今起こそうと思ってたトコで……」

珊瑚「顔……近い。」

友姫「え?……っ!!!あぁぁ!!!ゴメンナサイ!!!!」

顔を観察している内に段々寄ってしまったらしい。顔までの距離はあと10センチくらいだった。

⏰:07/03/05 00:40 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#182 [向日葵]
―――……一方コチラ珊瑚目線。

『あの距離はマズイだろ!ホントに……』

冷静なフリしてるがこれでも色々と抑えてるのだ。
あまりにも相手が無防備すぎる……。

<約2時間前―引き続き珊瑚ビジョン―>

友姫「これ面白そう!ねぇねぇ座って一緒に読もうよ!」

珊瑚「あぁ。」

⏰:07/03/05 00:45 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#183 [向日葵]
珊瑚が壁にもたれて座ると、本を持った友姫が隣に座った。結構な密着度だ。

友姫「世界の変人写真集だって!どんなだろう。」

楽しそうに笑う友姫を珊瑚は黙って見つめ、本を友姫が開くとそちらに目を落とした。

⏰:07/03/05 00:48 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#184 [向日葵]
―――数分後

友姫「ふ、あぁぁぁぁ……」

珊瑚「眠いのか?」

友姫「うん…きのー本頑張って読んでた…らおそくなっ……て」

コクコクと船を漕ぎながら、眠いせいが子供のように喋る友姫。

⏰:07/03/05 00:51 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#185 [向日葵]
友姫「だいじょーぶ、だ……じょー……」

ポテッ

そのまま限界だったのか、珊瑚の肩に頭を乗せて寝てしまった。

珊瑚「っ!!お、おい!!」

友姫「スー…スー…」

その寝顔を珊瑚はまた見つめた。カワイイと評判の彼女は確かにカワイイかもしれない。でも珊瑚は友姫の脆さを知っているし、何より他人を大切にする友姫に惹かれていた。

⏰:07/03/05 00:55 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#186 [向日葵]
珊瑚「…好きだ……。」

とっさに呟いた。珊瑚の言葉は、小さすぎて開いていた窓からの風と共に溶けてしまった。
珊瑚は友姫が好きだった。本人は自覚がないため、今気づいたことだ。本当はそれこそ出会った頃。
友姫が暁の笑顔に見とれていた横顔を珊瑚は単純にキレイだと思っていた。
どんな形でも近づきたくて、彼女を知りたかった。

⏰:07/03/05 01:00 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#187 [向日葵]
そして知っていくうちに

『守ってやりたい。』

そう思った。が、彼女は暁が好きなのだ。

珊瑚はずっと友姫を見つめる。

珊瑚「無防備に眠ってるお前が悪い。」

そう言って、肩を少し動かして友姫のおでこにキスをした。

⏰:07/03/05 01:04 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#188 [向日葵]
友姫は少し身じろぎしたが、起きはしなかった。

珊瑚はそんな友姫をまたじっと見つめ、しばらくして、友姫の頭に自分の頭を乗せて瞼を閉じた。

『好きだ……』

心の中で囁いた後、珊瑚も眠りについた。
そして数時間後、友姫がパニックを起こすのであった。

⏰:07/03/05 01:08 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#189 [向日葵]
***********
キリまぁす(〇^ひ^〇)

感想、アドバイス、お待ちしております
感想板もありますんで、よかったらそちらにもいらしてください

⏰:07/03/05 01:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#190 [向日葵]
【第6章 鼓動・・・触れる温もり】

友姫「あ。」

急に思い出したことがあった。いきなり言葉を発したため、先に階段を1、2段降りていた珊瑚君が振り向いた。

珊瑚「?どうした。」

『さっきそういえばファンの子達が言ってたよね?』

⏰:07/03/09 02:13 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#191 [向日葵]
ファン[校門で待って……]

『まずい……』

珊瑚「友姫?」

友姫「珊瑚君大変!実は……かくかくしかじかで……。」

珊瑚「……そうか…なら―――――。」


――――一方外では。

ファン1「全然出てこないよ〜?」

ファン2「違うとこから帰っちゃったのかなぁ……。」

⏰:07/03/09 02:18 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#192 [向日葵]
ファン3「あと10分しても出て来なかったら帰ろっかぁ。」

ファン1・2「ウンそうしよー。」


カシャン

裏門に2つの影。
私と珊瑚君は裏門を越えている最中だった。

⏰:07/03/09 02:21 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#193 [向日葵]
友姫「ひゃあー…まっだ居たよー。」

柵にまたがって校門の方を見るとやはり思ったとおり。ファンがいた。

珊瑚「友姫が思い出してくなきゃ、また大変だったな。ん。」

先に降りた珊瑚君は両手を差し出した。
つまり抱き止めると……。

⏰:07/03/09 02:25 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#194 [向日葵]
友姫「大丈夫!ちゃんと飛び降りれるから。だからちょっとどいて?」

珊瑚「着地の時に足くじいたらどうするんだ。それに早くしないとアイツらが気づくだろ!ホラ。ん!」

『いや、くじくのはそりゃ困るけど……だからと言って……。

珊瑚君の腕の中に収まるのは色んな意味で嫌だ。

友姫「ホント大丈夫だからそこどい……て――――!!!」

早く降りない私にしびれをきらしたらしい。

⏰:07/03/09 02:33 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#195 [向日葵]
友姫「ひあぁぁぁぁ。」

ボスッと音がしたかと思うと友姫は珊瑚の手の中にいた。
珊瑚君は私を受けとめたら反動で座り込んでしまっていた。

友姫「ゴメン!重いよね?!すぐ退くから!!」

⏰:07/03/09 02:40 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#196 [向日葵]
とさっと立ち退いた。
そして今度は私が両手を差し出して珊瑚君を立たせようとした。
珊瑚君は手を掴んで

珊瑚「相変わらず軽いな。ちゃんと食えよ。」

と言って立った。駅の方へ向かうため私の横を通り過ぎる時、頭をポンと優しく叩いた。

⏰:07/03/09 11:50 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#197 [向日葵]
『このポンッてゆーの好きだなぁ。』

触れられたところに手を置いて、先に歩いて行った珊瑚君の背中を見つめる。
肩幅が自分より広くて、手や腕はしっかりしている。さっきその腕の中にいたと思うと、少しドキドキした。

珊瑚「どーした?」

私が動かないので珊瑚君は振り向いて尋ねた。

友姫「うぅん。なんでも……」

珊瑚君の隣まで私は足を進めた。

⏰:07/03/09 11:55 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#198 [向日葵]
珊瑚「家どこなの?」

友姫「実は電通でね、◎〇町に住んでるの。結構遠いんだ。」

珊瑚「え?!俺□○町。近いな。」

友姫「□〇町なら私の家からちょっと行ったところだよ!」

珊瑚「あーなら家も近いかもしれないなぁ。」

友姫「どーして今まであわなかったんだろ。」

⏰:07/03/09 11:59 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#199 [向日葵]
それから駅に着いたから改札をくぐって、ホームに出た。
私の学校は結構田舎にあるため、まわりはシーンとしていて、冷たい風が吹き抜けた。

友姫「うぅっ!寒いっ!!」

珊瑚「ホラ。やる。」

珊瑚君がくれたのは、手袋だった。

⏰:07/03/09 19:28 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#200 [向日葵]
友姫「い、いいよ!珊瑚君が寒くなっちゃう。」

珊瑚「寒くないから。」

友姫「駄目!」

珊瑚「じゃあ……ハイ。」

ブレザーのポケットからカイロを出して今度は私の手を掴んで手のひらに置いた。今度はありがたくもらうことにした。

友姫「ありがとう……。」

⏰:07/03/09 19:31 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


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