きらきら
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#186 [向日葵]
珊瑚「…好きだ……。」
とっさに呟いた。珊瑚の言葉は、小さすぎて開いていた窓からの風と共に溶けてしまった。
珊瑚は友姫が好きだった。本人は自覚がないため、今気づいたことだ。本当はそれこそ出会った頃。
友姫が暁の笑顔に見とれていた横顔を珊瑚は単純にキレイだと思っていた。
どんな形でも近づきたくて、彼女を知りたかった。
:07/03/05 01:00
:SO903i
:sYqfAjP6
#187 [向日葵]
そして知っていくうちに
『守ってやりたい。』
そう思った。が、彼女は暁が好きなのだ。
珊瑚はずっと友姫を見つめる。
珊瑚「無防備に眠ってるお前が悪い。」
そう言って、肩を少し動かして友姫のおでこにキスをした。
:07/03/05 01:04
:SO903i
:sYqfAjP6
#188 [向日葵]
友姫は少し身じろぎしたが、起きはしなかった。
珊瑚はそんな友姫をまたじっと見つめ、しばらくして、友姫の頭に自分の頭を乗せて瞼を閉じた。
『好きだ……』
心の中で囁いた後、珊瑚も眠りについた。
そして数時間後、友姫がパニックを起こすのであった。
:07/03/05 01:08
:SO903i
:sYqfAjP6
#189 [向日葵]
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キリまぁす(〇^ひ^〇)
感想、アドバイス、お待ちしております

感想板もありますんで、よかったらそちらにもいらしてください

:07/03/05 01:09
:SO903i
:sYqfAjP6
#190 [向日葵]
【第6章 鼓動・・・触れる温もり】
友姫「あ。」
急に思い出したことがあった。いきなり言葉を発したため、先に階段を1、2段降りていた珊瑚君が振り向いた。
珊瑚「?どうした。」
『さっきそういえばファンの子達が言ってたよね?』
:07/03/09 02:13
:SO903i
:s1sBUtC6
#191 [向日葵]
ファン[校門で待って……]
『まずい……』
珊瑚「友姫?」
友姫「珊瑚君大変!実は……かくかくしかじかで……。」
珊瑚「……そうか…なら―――――。」
――――一方外では。
ファン1「全然出てこないよ〜?」
ファン2「違うとこから帰っちゃったのかなぁ……。」
:07/03/09 02:18
:SO903i
:s1sBUtC6
#192 [向日葵]
ファン3「あと10分しても出て来なかったら帰ろっかぁ。」
ファン1・2「ウンそうしよー。」
カシャン
裏門に2つの影。
私と珊瑚君は裏門を越えている最中だった。
:07/03/09 02:21
:SO903i
:s1sBUtC6
#193 [向日葵]
友姫「ひゃあー…まっだ居たよー。」
柵にまたがって校門の方を見るとやはり思ったとおり。ファンがいた。
珊瑚「友姫が思い出してくなきゃ、また大変だったな。ん。」
先に降りた珊瑚君は両手を差し出した。
つまり抱き止めると……。
:07/03/09 02:25
:SO903i
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#194 [向日葵]
友姫「大丈夫!ちゃんと飛び降りれるから。だからちょっとどいて?」
珊瑚「着地の時に足くじいたらどうするんだ。それに早くしないとアイツらが気づくだろ!ホラ。ん!」
『いや、くじくのはそりゃ困るけど……だからと言って……。
珊瑚君の腕の中に収まるのは色んな意味で嫌だ。
友姫「ホント大丈夫だからそこどい……て――――!!!」
早く降りない私にしびれをきらしたらしい。
:07/03/09 02:33
:SO903i
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#195 [向日葵]
友姫「ひあぁぁぁぁ。」
ボスッと音がしたかと思うと友姫は珊瑚の手の中にいた。
珊瑚君は私を受けとめたら反動で座り込んでしまっていた。
友姫「ゴメン!重いよね?!すぐ退くから!!」
:07/03/09 02:40
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