きらきら
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#311 [向日葵]
私が夕焼けの空と冬の風に酔いしれていること5分。
<珊瑚君からのメール>今図書室。本借りたらそっちに行く。

友姫「ホントに本好きだなぁ……。」

<返信>わかったぁ。待ってます。

送信。

『うわぁ……なんか彼女になった気分っ!』

口の筋肉が確実に緩み、私は両手を頬に添えた。

⏰:07/03/15 01:08 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#312 [向日葵]
すると

コツコツコツ……

『あれ、珊瑚君早いなぁ……。……いやもしかしたら先生かも!』

私は急いで窓を閉めて近くにあった棚の陰に息を潜めた。――案の定……。

カチャ…キィ……

なんか軽くホラーの気分だ。

⏰:07/03/15 01:12 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#313 [向日葵]
カツ……カツ……

『先生かな?まぁ奥までは来ないでしょー。』

が、しかし。

ガタン!コツコツ……

なんと物をどけて奥まで来たのだ。

『ぇえー!どぅしよー(汗)でも今動いたら絶対バレちゃうし……っ。』

とりあえず、じっとしとくことにした。
足音は確実に私へと近づいて来るっ。

⏰:07/03/15 01:18 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#314 [向日葵]
ついにもぅそこまでっ!!!!

千歳「友姫ちゃんみーっけ☆」

私は新喜劇のように床にズッこけた。


友姫「んな……なんで……。」

千歳「友姫ちゃんがどっかに行くの見えたから追い掛けてきたんだ♪」

言い終えてから、千歳君は私の顔をじっと見た。

友姫「……何?」

⏰:07/03/15 01:24 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#315 [向日葵]
千歳「やっぱり友姫ちゃんカワイイなぁって!」

私はなんだか嫌だった。気持ちが入ってないこの言い方。

友姫「そんなの適当に言ってるんでしょ?」

千歳「あれ。人聞きの悪い……。」

千歳君は私の髪の毛を一束持って口許へ運んだ。
まるでどこかの王子様かのように。

⏰:07/03/15 01:27 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#316 [向日葵]
千歳「全部本気に決まってるじゃん。」

『髪の毛に触れないで……折角っ』

珊瑚君が撫でてくれたのに……。
私は髪の毛を奪った。

千歳「何?照れてんの?……てそんなことなさそうだね。ねぇ、なんでそんなに冷たいの?」

と楽しそうに言った。

友姫「貴方は女の子を物のように扱ってるから嫌なんです。」

⏰:07/03/15 01:33 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#317 [向日葵]
千歳「ハハ。そうだねー…。女なんて、口説けばかんたんについてくるし……。」

私は話にならないと思って、外で珊瑚君を待とうと出口に向かった。…が、腕を捕まれ、壁に追いやられた。

バンッ!!!

友姫「―――っ何すんのよ!!!!!」

千歳「話は最後まで聞こうよ友姫ちゃん……。」

千歳君の目が、妖しく光った。

⏰:07/03/15 01:39 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#318 [向日葵]
**********
すんごい気になるとこですが、キリます

感想など待ってます

⏰:07/03/15 01:40 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


#319 [なな]
この話すごいスキー

>>1-200
>>200-400

⏰:07/03/15 04:40 📱:P901iS 🆔:7IhO.HtY


#320 [向日葵]
ななさんコメント&アンカーありがとうございます
また夜に更新します

⏰:07/03/15 17:35 📱:SO903i 🆔:ql/DcgKs


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