きらきら
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#425 [向日葵]
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珊瑚「いや……いい。コイツに俺が来たこと言うなよ。」
律「ふ〜ん。わかった。」
律は友姫の手を放しながら頷いた。
律「ハイ。取れたよ。……ところで…………アンタ今度はキスしてないでしょうね?」
珊瑚は思わずむせた。
珊瑚「ウッ!ゲホゲホ!!っっなん…それ…!」
:07/03/20 01:46
:SO903i
:YccISfHo
#426 [向日葵]
律「ぜぇんぶ知ってるわよっ!!!ったく。アンタもねぇ、男なら、早くけじめつけなさい!」
珊瑚「……わかってる。」
そぅ呟いて、珊瑚は自分の席へと帰って行った。
律が席に着くと、友姫が目を覚ました。
律「あら、起こした?」
友姫「ぁふぁ〜…。ううん。自分から起きた。」
欠伸をしながら友姫は眠たそうに話した。
友姫「……律。ずっとここにいた?」
律「え?…あぁ居たわよ。なんで?」
:07/03/20 01:52
:SO903i
:YccISfHo
#427 [向日葵]
友姫「……夢を見たの……。」
律「夢?」
思い出して、仄かに笑った。
『夢……。温かくて、嬉しい夢……。』
話すのが勿体無い気がして、それ以上は話さなかった。
やがて秋帆が帰ってきて、再び怖い話大会が始まった。私の作った怖い話に2人は顔が真っ青になって、私は大笑いした。
:07/03/20 01:57
:SO903i
:YccISfHo
#428 [向日葵]
そうして、新幹線は京都へつき、私達はホテルに向かった。
今からまた何か起こりそうな気がしてならない私だった。
:07/03/20 01:58
:SO903i
:YccISfHo
#429 [向日葵]
:07/03/20 02:01
:SO903i
:YccISfHo
#430 [向日葵]
【第11章 行動・・・思いの丈】
355号室。これが私達が泊まる部屋だ。
入ると意外に広くて綺麗だった。
秋帆は目をキラキラさせていた。
秋帆「うっはっはぁぁー♪!!素敵すぎぃっ」
律「景色もいいわね〜。さて、夕飯まで何しとく?」
秋帆「6時だっけー?お風呂入っておかない?」
:07/03/21 01:03
:SO903i
:RK5KCe42
#431 [向日葵]
友姫「なら、私入ってもいい?なんか疲れたし。」
秋帆「ウンいいよ。入っといでー♪」
ユニットバスのトイレの上に着替えを置いた。
『さ、て、と。じゃんじゃん洗うかぁ。』
カーテンを閉め、シャワーの蛇口を捻ると、冷たい水が勢いよく出てきて慌ててよけた。
友姫「びっ!びっくりしたぁ!!」
:07/03/21 01:09
:SO903i
:RK5KCe42
#432 [向日葵]
段々と暖かくなってきたんで、体をまず流してからシャンプーをした。
『……あ、明日、告白するんだよねー……。』
緊張してきたせいで、頭を洗う手に力が入ってしまい、ついでに体を洗ったりするのにもガシガシとしてしまった。
全部が終わるころにはところどころヒリヒリした。
『ぁいっ…たたたたた。つぃ気合い入っちゃって……。』
服を気ながら反省していると
秋帆「えぇ――――っっ!!!!」
と秋帆の声が大音量で聞こえた。思わず滑りそうになってしまった。
:07/03/21 01:16
:SO903i
:RK5KCe42
#433 [向日葵]
律「ちょっと!!声大きい!!」
律の声もなんとか聞き取れる。
『なんの話だろ。』
しばらく聞いてみることにした。
秋帆「だって!まさかそこまでするとは思わないじゃない!!」
律「私も千歳なんかに騙されるなんて……」
『え……千歳君?!』
秋帆「でも寛和君が来てくれてよかった……。」
『――――!!』
バンッ!!
:07/03/21 01:23
:SO903i
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#434 [向日葵]
2人は私の方へ視線を向けた。
友姫「なんで珊瑚君?千歳君に騙されたって何?!」
律は、はぁーっと息を吐いて新幹線で起こったことを話した。
律「アンタが寝てる間、秋帆はトイレ、私は千歳に騙されて余所へ行ってた時、友姫また狙われたのよ。それで間一髪で寛和が助けてくれたの。」
友姫「…っ!」
私は玄関へ急いだ。
それを律が許さなかった。
律「待ちなさい友姫!!!」
私はノブまであと少しで止められた。
:07/03/21 01:33
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