きらきら
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#456 [向日葵]
珊瑚「俺は力づくが好きじゃない。……けどそこまで頑ななら仕方ない。―――行動に移さしてもらう…っ!!」
『!!』
珊瑚君は首を押さえている私の左手を引き剥がそうとした。
友姫「やだっ!珊瑚君!!やだったらぁっ!!!」
抵抗するも、いとも簡単に剥がされてしまった。
ついに首の痕を見られたのだ。
『終りだ……嫌われる……っ』
珊瑚「……前のアイツか。」
私はうつ向いたまま頷いた。
:07/03/22 00:52
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#457 [向日葵]
自分の足を見つめていた視界が歪んだ。
友姫「ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!!……っせ、かく…珊瑚君が助けてっくれてた…の……に!!」
それを無駄にして、自分の不注意でこんなことされるだなんて……。
珊瑚君に申し訳がたたなかった。
友姫「ゴメンナサイ……っお願い!……だ、から嫌いにならないっ…でっ!」
私は、私が好きなのは、……貴方なの……。
友姫「…………好きです……。」
私は小さな声でそぅ呟いた。
:07/03/22 00:57
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#458 [向日葵]
珊瑚「友姫……?」
握られた手が揺るまった。
友姫「私は……珊瑚君が好きです……ずっと、側に居たい、で…す」
涙が次々と流れていく。
珊瑚君の表情はわからない。顔を見ていないから。
珊瑚君は床に膝まずき私と目線を合わした。そして、握っていた手を、私の頬に触れた。
珊瑚「……友姫」
優しく呼ばれて、私はそこで初めて珊瑚君をみた。
すると珊瑚君は…………
優しく触れるキスをした。
:07/03/22 01:05
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#459 [向日葵]
『……っ』
私は思わず目を瞑った。
これで2回目とか思いながら。
唇が離れて、私は目を開けた。そこには優しい笑顔の珊瑚君がいた。
珊瑚「嫌いになんかならない…。俺も……友姫の側にいていいか?」
友姫「……っ!――ハイッ……!」
夢だと思った。だってあまりにも幸せすぎて、こんなことあり得ないと思ったから。
涙が、また流れてきた。
そんな私を珊瑚君は抱き締めた。
:07/03/22 01:10
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#460 [向日葵]
私もキツク抱き締めた。
ようやく温かさを感じられると思った。
珊瑚君は私の体を放し、首へ目線をやった。
友姫「グスッ……これとれないよ……」
珊瑚「…………友姫。ちょっと我慢しろ。」
友姫「ズッ…え?何を……ヒャァッ!!!」
なんと珊瑚君があの痕の上にまたキスをしてきたのだ。
『きあぁぁぁぁぁぁ!!!』
涙をも吹っ飛ばす威力。流石珊瑚君。予想だにしないことをしてくれる。
:07/03/22 01:17
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#461 [向日葵]
唇を放された後、どこに痕があるか分からないくらい私は真っ赤になった。
友姫「さ……さんっご……く……」
珊瑚君は真っ赤で少々半泣きの私を見て、困ったように笑った。
珊瑚「ゴメン…俺、欲張りだから……」
そんな珊瑚君が、すごく可愛いような気がした。
そして私達は、おでこをコツンと合わして笑いあった。胸の中で、ジワーっと温かい何かが溢れてくるのを感じながら……。
:07/03/22 01:24
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#462 [向日葵]
部屋の中で幸せムードが漂う中、外では祝福モードの4人がいた。
秋帆「なぁんだか……」
律「作戦は無用みたいね……。」
佳苗「でもよかったぁ!私すっごい嬉しいよ!」
暁「なら明日の自由時間はみんなで回るか!」
と提案しながら、修学旅行1日目は過ぎていった。
:07/03/22 01:31
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#463 [向日葵]
:07/03/22 01:34
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#464 [向日葵]
少し更新します

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【第12章 友情・・・秋帆と友姫】
今からの話は、秋帆と友姫が出会った話です。
番外編みたいなものと取って、お読み下さい。
修学旅行2日目
秋帆「ねぇ!なんかお揃いの物買わない?!」
只今自由時間。
友姫、珊瑚、秋帆、律、暁、佳苗はお土産屋にて品物を物色中。
暁「いいねぇ。なんにする?」
:07/03/22 23:10
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#465 [向日葵]
佳苗「ストラップとかは?みんな携帯もってるし♪」
秋帆「いぃねぇ!どんなのにする?!」
友姫「みんな見て回って多数決って言うのは?」
律「いいわね。そうしましょ。」
秋帆「じゃあ、捜索開始ぃぃ☆」
みんなは散らばってストラップを探し始めた。
:07/03/22 23:14
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