あなたの願望叶えます
最新 最初 🆕
#631 [ぱいん]

相手に言われるまま
俺は指定された
マンションに向かった。

部屋のチャイムを
鳴らすと
すぐに男が出てきた。

「どうぞ」

言われるまま
中に入った俺は
室内の異様な雰囲気に
言葉を失った。

⏰:08/01/10 23:31 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#632 [ぱいん]

何だか息苦しい
感じがするのは
窓がないからだろう。

「話の続きですが…」

男は立ったまま
話始めた。

部屋にはベッドが
一つだけ置いてあるが
座りたいと思えず
俺も立っていた。

⏰:08/01/10 23:33 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#633 [ぱいん]

「この部屋は
 監禁用に私どもが
 借りている部屋です」

男は落ち着いた声で
説明を続ける。

「相手を拉致し
 この部屋に
 つれてくることは
 可能です」

⏰:08/01/10 23:37 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#634 [ぱいん]

「わかっている。
 直接手を下すのは俺だ」

「問題はその後です」

「そうだな…」

「そこでこれを
 使って頂ければ
 後の処理も
 こちらでやります」

⏰:08/01/10 23:40 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#635 [ぱいん]

そう言って
そばにあった紙袋から
男が取り出したのは
コンクリートでできた
煉瓦だった。

どこにでもある
灰色の煉瓦。

「殴るのは一度。
 後頭部にして下さい」

⏰:08/01/10 23:42 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#636 [ぱいん]

「転けて頭を打った
 事故死にでも
 見せかけるつもりか?」

「その通りです。
 あなたは頭がいい」

誉められても
嬉しくはなかった。

「このタイプの煉瓦が
 置いてある場所は
 すでに調べが
 ついてあります」

⏰:08/01/10 23:45 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#637 [ぱいん]

まるで前にも
同じやり方で
殺人の補助をしたような
口振りだった。

「もちろん
 生死の確認は
 きちんとやります」

俺は息を飲んだ。

⏰:08/01/10 23:47 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#638 [ぱいん]

後は俺が
決断を下すだけだ。

万が一
捕まるようなことに
なっても
どうせ俺には
帰る家もない。

俺はその場で
依頼を決めた。

⏰:08/01/10 23:51 📱:D905i 🆔:jEKkaVJA


#639 [我輩は匿名である]
>>550-600
>>600-650

⏰:08/01/11 00:16 📱:W43H 🆔:PLPdVlUU


#640 [ぱいん]
>>匿名さん

アンカー
どうもです

⏰:08/01/11 04:25 📱:D905i 🆔:HJjw9UJk


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194