…キコエナイ歌声…
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#308 []
頑張れ

⏰:07/07/11 19:15 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#309 [さン頑張ります]
美「………」

私は心のなかでも
黙ってしまう。

詩「あっごめん――…。
美和って読んじゃって」

池谷くんが不意に片目を瞑りながら謝った。

"きっ…きにしなくていいよ!!
全然かまわないしっ"

詩「ほんと?
じゃっ…さ、名前でこれからも読んで良いかな?」

"うん。どうぞ。"

私は笑顔で返した。

⏰:07/07/11 22:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#310 [三ッ葉]
詩「なら、僕の事も詩音でかまわないからさ。」

えっ……

今まで同期の男の子の中で麻人しか名前でよんだことなかった私。

麻人は自然的にだったけど、こんな風にも名前で呼びあえるきっかけがあるんだね。

でも――…

"せめて、君をつけて……いいかな?"

私は知らぬ間に口走っていた。

詩「うん。その方がいいなら。」

⏰:07/07/11 22:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#311 [三ッ葉]
詩音くんは、外した眼鏡を元の位置につけた。

詩「もうそろそろチャイム鳴りそうだし、いこっか……美和。」

美和って呼ぶ声。
いつもと違う――…。


麻人…
いつまでもずっと一緒にいたかったのにな――…。


寂しさがこみあげてきそうになるのを抑えて

"うん。"

私は詩音くんと一緒に教室へと向かった。

その途中にチャイムが鳴り、休憩が始まり廊下が騒つきはじめる。

⏰:07/07/11 23:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#312 [三ッ葉]
麻「……美和っ!!」

歩いていると、麻人が人込みをすりぬけて駆け寄ってくる。

美「………!!」

麻「どこに――…」

麻人が詩音くんに視線を移し、急に鋭い視線を送りだした。

そしてその視線は私にも向けられる。

麻「ふーん。
そういう事なんだ……。もぅ美和には、詩音がいるから俺は用ナシってこと?」

麻人の言葉に私は必死に首を左右に振った。

"違うっ…違うよ"

私の心のなかの叫びは、手をつないでいないためにむなしく届かない。

⏰:07/07/11 23:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#313 [あぃ]
失礼します
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:07/07/11 23:30 📱:N901iS 🆔:☆☆☆


#314 [三ッ葉]

あいさん

失礼しちゃってください(笑)
アンカー有難うございます
頑張りますねッ

⏰:07/07/12 02:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#315 [三ッ葉]
麻「俺が傍にいてやる……って言ったのに…な。」

麻人が今までに見たことのない辛そうな顔をして失笑する。


私は麻人から
離れなきゃ……ダメなのに


気が付くと頭より先に行動に移っていた。


麻「……み…わ」

私はがむしゃらに麻人の体に抱きついた。


違う…本当は離れたくないんだよ――…。

⏰:07/07/12 02:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#316 [三ッ葉]
私はすぐに麻人から離れて、どっかに走り去ろうとした。

麻「みっ美和!!?」

詩「……!?」


私は、少し離れた女子トイレの中へと駆け込んだ。

鏡を見ると
今にも泣きだしそうな顔がはっきりと写っていた。


若「あれ?榎坂さん。
ちょうど良かった……話したいことがあるの。」

振り向くと西浦さんをはじめとする数人の女子がいた。

私は首を横にかしげた。

⏰:07/07/12 02:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#317 [三ッ葉]
若「あんた絶対自惚れてない?
あの麻人君が何であんただけに優しいかわかる……?」

西浦さんの険しい目。
鋭く突き刺さる様。

何が言いたいのか薄々感付いてきた――…。

西浦さんが徐々に私に近付き、そして耳元でしっかりと囁く。


若「同情。に決まってるじゃない。」


その声とともに目頭が熱くなるのが分かった。


そんなの………

⏰:07/07/12 02:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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