…キコエナイ歌声…
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#356 [三ッ葉
]
その言葉が耳に届いた瞬間、幻影は弾けて消えた。
お母さんは行ってしまった――…
私の鎖を解いて
無邪気な笑顔を残して――…
お母さんに
又聞かせたい――…。
声が戻るように頑張るからねっ!!
乾いた頬に一筋の涙をこぼしながら、星がちらつく真っ暗な空の満月に向かって、笑った。
:07/08/03 15:36
:N902i
:☆☆☆
#357 [三ッ葉
]
ドサッ
……………!!
私のすぐ横で何かが崩れさる音がした。
振り向くとさっきまでしゃがんでいた麻人が倒れていた。
額には汗をかいていて
不規則な荒い息を口からこぼしながら気を失っているようだ――…。
私は慌てて麻人の頭を膝の上にのせた。
力を解放してこんなになるまで――…
:07/08/03 15:41
:N902i
:☆☆☆
#358 [三ッ葉
]
しかめっ面に似合わないくらい、優しすぎるんだって―――…
……ばぁか。
うそ。
…………有難う。
そう思いながら麻人の頭を優しく何回も撫でた。
麻人を見てたら胸がきゅ〜っとする――…
胸の奥から高ぶるこの気持ちは一体なんなのかな?
:07/08/03 15:46
:N902i
:☆☆☆
#359 [三ッ葉
]
「……美和。
麻人、大丈夫?」
少し離れた所から声が届く。
ガサガサと音をたててながら、山の茂みから登場したのは詩音くんだった。
なんで此処にっ!?
私の目は点になった。
そんな様子に気付いて
詩「麻人に来るなって山の下で止められたんだ;;」
と苦笑しながら言う。
:07/08/03 15:52
:N902i
:☆☆☆
#360 [三ッ葉
]
詩「こんな事になってるとは思わなかったんだけど……麻人、力を大量発動しちゃったみたいだね;;
しばらくは起きないんじゃないかな?
僕も過去になった事あるからさ――…」
私の手をとる詩音くん。
詩「本当に心配したんだからね。」
"ごめんなさい……"
私は改めて反省した。
詩「よろしい。
さて、どうしようか……」
:07/08/03 15:58
:N902i
:☆☆☆
#361 [瑞希
]
:07/08/03 18:27
:D904i
:☆☆☆
#362 [三ッ葉
]
:07/08/03 19:54
:N902i
:☆☆☆
#363 [三ッ葉
]
【 秘密のkiss 】
ガチャッ
詩「あ、美和っ。
おはよう」
次の日の朝。
玄関を出ると、優しい笑みを浮かべた詩音君が待っていた。
私は頭を小さく下げて挨拶を返した。
そして、麻人の家のチャイムを鳴らした。
:07/08/08 18:18
:F904i
:☆☆☆
#364 [三ッ葉
]
「あら美和ちゃんっ。
麻人…まだ起きないみたいなのよ。
ごめんなさいね。」
家から出てきてくれた麻人のお母さんが言う。
私は頭を下げてその場から離れて
詩音君の自転車の後ろに乗せてもらった。
―――――――……
瞳に流れ込むのは、麻人ではなく詩音君の大きな背中。
麻人の時みたいには抱きつく事ができなくて、バランスを取るのが大変だった。
:07/08/11 10:50
:F904i
:☆☆☆
#365 [三ッ葉
]
学校に着いてからも詩音君はずっと私の傍にいてくれた。
麻人、大丈夫かな?
ずっと起きなかったらどうしよう――…
私はずっと気にしてしまう――…
そんな私を見かねた詩音君はお昼休憩に
詩「麻人のお見舞い行こっか!」
と、言い出した。
私は笑顔を見せて大きく頷いた
:07/08/11 11:25
:F904i
:☆☆☆
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