〜運命のヒト〜
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#284 [りく☆]
深山まで順調に進んでいた。
新幹線にのる父の機嫌も、オレと優希が良い子を演じているためよかった。
しかし機嫌のよい父の笑顔は全て優希に向けられている…
オレはたえられなくなり、窓の外に目をむけていた。
そんな孤独感にうちひしがれているうちに、目的地"深山"へ着いた…
:07/03/29 11:38
:SH903i
:1oW6i7gQ
#285 [りく☆]
深山の頂上の旅館を目指し歩き始めた。山道はすでに霧がたちこめついて回りが見えずらい。しかも地面は湿気ているため滑りやすくなっている。
父『こんな場所歩いて大丈夫かぁ?』
優希『私が道案内するから大丈夫♪』
母『本当に安全な道なんてあるの?』
優希は黙って頷いて歩き始め、オレは優希の横を歩いていた。
:07/03/29 16:21
:SH903i
:1oW6i7gQ
#286 [りく☆]
道を進めば進むほど霧が深くなっていく。
オレは緊張で言葉が出なかった。
…あと1時間も歩いたら"あの橋"
緊張をほぐしたいがために、気がつけばオレは優希の手を握っていた。
優希の手の温もりがオレの心を優しく包む……
細い指に白くて綺麗な肌をした手だった。
オレはこの手に何回救われたことか。辛いとき…寂しいとき…孤独に埋もれそうなとき…オレを優しく支えてくれた手。
そんな手をオレは汚したくなかった。
:07/03/29 16:32
:SH903i
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#287 [りく☆]
…父さんを落とすのはオレだけでいい。
オレは優希が幸せになればそれでいいんだ。
優希のためならオレは、何でもできる!
そう心に強く誓った。
:07/03/29 16:35
:SH903i
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#288 [りく☆]
ますます霧が深くなり、回りの景色はほとんど見えなくなってきた。
そしてある分かれ道に来た…
この二本の分かれ道
右に行けば旅館への道
左に行けばあの橋がある旅館への道
普通は右に行く
だがオレと優希は左に行かなければならない。
オレと優希は顔を見合わせた。
きっとうまくいく
:07/03/29 16:43
:SH903i
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#289 [りく☆]
今ならやめることができる。こんな人の道を外れたこと…
ここが最後の決断の時だった。
オレと優希は分かれ道の前で黙ってたっていた。きっと優希はオレに左に行くようにしむけて欲しかったのだろう。
しかしオレは声が出せなかった。
オレの一言で人生がかわる。
父『優希!この道はどっちなんだ?もしかしてわからないのか?』
父が少し苛立ちながら言う。
オレ『左……左だって』
:07/03/29 16:51
:SH903i
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#290 [りく☆]
オレは優希の手を握りしめ左の道を歩き始めた。
白い霧で優希の顔以外なにも見えない。よく目を凝らして見ると、落下防止のフェンスがなく、今にも誰かが落ちてもおかしくないように思えた。
優希『りく……もうすぐだよ。』
オレ『あぁ……』
優希『大丈夫かな?』
オレ『大丈夫まかせとっけ』
少し声が震えてしまった
優希『そうじゃなくて……私たち間違ってないよね。やっぱり悪いことなのかな…。私……自分が怖い』
優希の手は震えていた。
:07/03/29 23:09
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#291 [りく☆]
オレ『…オレにもその答えはわからない。
人を殺すということは立派な犯罪だし……
でも今までのオレたちの生活で父によって作られた地獄のような日々も犯罪だ。しかもその罪は、誰からも批判されずにいる。
そして父が生きているかぎり地獄は終わらない。むしろ酷くなるだけだよ
どっちを選んでも地獄はまっているのかもしれない。
その中で少しの希望を見つけたいなら、幸せを…小さな幸せをつかみたいなら…今日この場でやるしかない。
オレは今そう思う。』
優希は黙ってオレに身をあずけた。霧が深いため誰もオレ達が見えない。
そんな中、オレたちは唇を重ねた……
お互いの幸せを願って…
:07/03/29 23:20
:SH903i
:1oW6i7gQ
#292 [りく☆]
…怖い
それは自分の本心でもあった。
けどオレは優希を幸せにすると誓ったから…
:07/03/29 23:25
:SH903i
:1oW6i7gQ
#293 [ぁ_]
ガンバ

(*゚▽゚ノノ゙☆パチA
:07/03/29 23:53
:F903iX
:OVygFVoI
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