～運命のヒト～

リアル体験をもとにかいてみます。かなりの長編ですがどうか呼んで下さい(>_<)では……

『……て。…きて。』
耳元で聞き覚えのある声がする。しばらくしてその声は消えた。そしてまた静けさが戻り意識がうすれていく…。

？『いいかげん起きろっ！』
あまりの声の大きさにオレは驚き起き上がった。
？『ったく。相変わらず寝起き悪いね。』
けだるそぉに女が言う。

オレ『何だ…結衣かぁ。もう少し寝かせろよ。』
結衣『はぁ～。わざわざ起こしに来て上げてんのよ。喜べ…あっ！寝るなコノヤロっ！』
゛ドスっ゛
ねむりかかったオレの腹に結衣の拳がおもいっきりとんできた。
オレ『うっ…いってぇ！！！！！』
……
オレの朝はいつもこうしてはじまる。

オレの名前は"新垣りく"。ばりばりの高校②年だ。そしてオレを起こしに来たのは"新井結衣"。同じ高校②年だ。結衣とは中学からの親友で、いつも一緒に学校に行っている。なぜなら…同じマンションの隣り合わせにくらしているからだ。

結衣『りくぅ早くしてよ。これじゃぁまた遅刻だよ。』
結衣が少し諦めぎみにおれにいう。
……今日の結衣もかわいいな……
結衣『な……なに私みてんのよ。早く着替えて学校いこ。』
オレ『別にお前なんかみてねぇよ。』
強がって言ってみたが実際見とれていた。

結衣は学校でなか②可愛くて評判のぃぃ女の子。性格もぃぃのだが、オレにだけは何故か体育会系のノリでからんでくる。
一方のオレは普通の高校生だ。モテるわくでもなくもてないわけでもない。
オレ『よし！いくぞ。』
結衣『オッス。』
オレ『返事くらい可愛く言えよ。』

結衣『ハァ……どおせ遅刻だし歩こうよ。』
結衣は走るのをやめてゆっくりと空を見た。
結衣『今日もぃぃ天気だね♪』
オレの顔を見ながら言う。少し茶色がはいった綺麗な瞳にオレは毎度心を動かされる。

オレ『夏だから天気いいのあたりまえやんか。』
照れ隠しに無神経な一言……。
結衣『何よその言い方ぁ。りくはいっつも冷めたいい方しかできないの？』
幼い子供がすねたみたいに口を膨らませながら結衣はオレに言う。

学校までは歩いて15分程度だが、結衣と歩くと20分はかかる。
オレ『結衣あるくの遅せよ…』
呆れたように言う。
結衣『ねぇ……りく』
結衣が少し顔をあかくそめながら尋ねてきた。