〜運命のヒト〜
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#727 [りく☆]
しばらく沈黙が続いた
祥子はただ立ち尽くしていた。そんな彼女をオレはただ見ておく事しか出来なかった
卓也『とりあえず……ここで話していても仕方ないし、一旦家の中で話そう。』
ゆっくりと卓也が言う。
祥子はそんな言葉に遅れて反応し、ゆっくりオレの家に入っていった
:07/08/05 12:56
:SH903i
:3EH4JpDs
#728 [りく☆]
卓也『りく…』
祥子がいなくなった今……オレと卓也2人っきりだ。
何とも言えない緊張感が辺りを包む
卓也『お前に"あの日"何があったか知らないけど……何日も連絡なしに家に篭られたら心配するだろ。』
ため息混じりに言う
卓也『それと、"あんな言葉"二度と言うなよ』
卓也はオレをじっと見つめていた………しかしあんなことを言ったオレを彼は怒ろうとはしなかった
:07/08/05 13:04
:SH903i
:3EH4JpDs
#729 [りく☆]
オレ『……ゴメン』
久々に口を開いた
本当はいろいろ言わなきゃいけないのに……言葉にできない
卓也『気にするな!!
さぁ……早く入ろうぜ』
そぉ言いながらオレの肩に手を置く
その手には、少し力が入っていた…
:07/08/05 13:08
:SH903i
:3EH4JpDs
#730 [りく☆]
さらに卓也の手に力が入る……
そしてゆっくり口を開いた
卓也『"あの日"お前に何があったかは知らないし……お前が抱えている悩みもオレはわかることなんてできやしない。そして……オレ達の知らないお前の"過去"に何があったかもわからない……。
だからお前の力にはなってやれないのかもしれない
:07/08/05 13:29
:SH903i
:3EH4JpDs
#731 [りく☆]
けど……それはお前が全て自分一人で悩みを抱え込んでるからだろ?
オレ達はお前の親友だ……お前がどぉ思ってるかは知らないが、少なくともオレ達はそう思っている。だからこそオレ達は心を開いているんだ。
全てではないかもしれないけど、いろんな悩みをうち明かしてきたつもりだ。これからもずっとそうだ………
だから
お前もオレ達に心を開いて欲しいんだ
少しずつでいいから
そしたらオレ達は……全力でお前の力になってやれる。
:07/08/05 13:31
:SH903i
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#732 [りく☆]
なぁ……りく
少しオレ達を頼ってくれよ
オレが言いたいのはそれだけだ』
:07/08/05 13:32
:SH903i
:3EH4JpDs
#733 [りく☆]
卓也から言われた言葉……その一言一言が、胸に…心に…響いた。
こんなにも卓也が
オレを思ってくれているとは……
オレは心の底から嬉しかった
しかしその喜びと同時に、自分が心を開いてないという事実が、とても情けなかった
:07/08/05 19:05
:SH903i
:3EH4JpDs
#734 [りく☆]
…オレは、果たしてこの先"誰にも語る事のなかった過去"をみんなに話せるのだろうか?
そんな疑問が心に残る
その過去こそがオレの心の闇の元凶である。
そこから開放されない限り、オレはただ孤独の闇に埋もれていくだけだ…
:07/08/05 19:10
:SH903i
:3EH4JpDs
#735 [りく☆]
卓也『りく…どうした?』
しばらく考え込んでしまっていたオレを心配しているようだった。
オレ『あぁ……何でもない。』
卓也『ならいいけど』
オレ『卓也!!』
卓也『なんだ?』
オレ『…ありがとな』
:07/08/05 19:12
:SH903i
:3EH4JpDs
#736 [りく☆]
本当はもっと言う事があるはずなのに…
オレは自分の心を整理できずに
今のオレの気持ちを"ありがとう"の5文字でしか表すことができなかった
短い言葉だけど
オレにとってはその言葉が
1番最高の
感謝のこもった言葉だった
:07/08/05 19:16
:SH903i
:3EH4JpDs
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