〜運命のヒト〜
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#797 [りく☆]
『呼ぶな!!……ゴホッ
頼…む。救急車は…呼ばないでくれ。』
苦しそうに卓也が訴える。
…そんなに苦しんでいるのに…何故拒否するんだ?
卓也の思考がまったくつかめなかった…。オレはただ黙って卓也を見守るしかできない
:07/08/17 01:23
:SH903i
:Ju5iouVs
#798 [りく☆]
祥子は自分の携帯をしまい、心配そうに卓也を見つめていた。
本当は救急車を呼ぶのが1番なのだが、あそこまで必死になって止められたら、呼ぶ気も失せてしまう。
『オレ…の……ポケットに……薬が……』
咳込みながら卓也がオレに言う。オレはすかさず卓也のポケットに手を突っ込み、卓也の言う薬を探した。
:07/08/17 01:28
:SH903i
:Ju5iouVs
#799 [りく☆]
『これか?』
ポケットから薬を取り出し、卓也に確認を求める。卓也は、もはやしゃべる気力もなく、黙って頷いた。
『りく…水あるよ』
祥子が自分の鞄から取り出し、直ぐさまオレに渡す。
そして、何とか卓也に薬を飲ます事ができた。
:07/08/17 01:32
:SH903i
:Ju5iouVs
#800 [りく☆]
しばらく時間がたつと、薬が効き始めたのか、卓也は大分落ち着き、胸の苦しみが消えていった様に思えた。しかし、まだ万全な体調には程遠い様子である。
『卓也って……持病とかないよな?』
確認のため、祥子に聞く。祥子は黙って頷いた。
しかし、卓也は薬を持っていた。つまりそれは、卓也自身は、自分に何らかの病が潜んでいる事を自覚しているということを意味する。
:07/08/17 01:40
:SH903i
:Ju5iouVs
#801 [りく☆]
『卓也……大丈夫か?』
何もすることの出来ないオレは、この言葉を卓也に言うしかなかった。他に何をしたらよいかわからない…
祥子もオレと同じような気持ちだと思えた。ただ心配そうに見つめている。
…オレはどうしたらぃぃんだ?
そんな時だった
『りく!!早く卓也を車に運べ!!』
後ろから声がする
:07/08/17 01:47
:SH903i
:Ju5iouVs
#802 [りく☆]
その声に祥子も反応した。
オレは一瞬自分の耳を疑った…
…まさか?
…なんで?
その声の主は猛志先輩でもなく、カイさんでもなかった。
久しぶりに聞く懐かしい声
頼りがいのある声だ。
その声の主は
滝沢だった。
:07/08/17 01:51
:SH903i
:Ju5iouVs
#803 [りく☆]
:07/08/17 01:52
:SH903i
:Ju5iouVs
#804 [りく☆]
…見間違いではない…
…明らかに車の前に立っているのは滝沢だ。
あまりの突然な出来事に、オレと祥子は固まっていた。何と言葉を返していいかわからずにいた。
あんなに必死になって捜していた人が、いきなり現れたのだから。
会えた喜びよりも
驚きのほうが大きい…
:07/08/17 17:18
:SH903i
:Ju5iouVs
#805 [りく☆]
『ゆう…き…なの…か?』
滝沢の声にようやく反応した卓也が、かすれた声でオレに言う。
『あぁ…』
まだこの現実を信じられないオレは、呟くことしかできない。
『早くしろ!!』
滝沢がオレを見ながら叫ぶ。
:07/08/17 17:23
:SH903i
:Ju5iouVs
#806 [りく☆]
そんな滝沢の訴えに、ようやくオレは我にかえった。
『今行く!!』
そう返事をし、自力で立つことすら出来ない卓也を肩にかかえ、車へ急いだ。
『私も…手伝うよ』
未だに現状をのみこめていない様子の祥子が、オレのもとにやってきた。
そして2人で卓也を車に運ぶ。
:07/08/17 17:28
:SH903i
:Ju5iouVs
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