〜運命のヒト〜
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#1 [りく☆]
リアル体験をもとにかいてみます。かなりの長編ですがどうか呼んで下さい(>_<)では……

⏰:07/03/05 00:09 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#2 [りく☆]
『……て。…きて。』
耳元で聞き覚えのある声がする。しばらくしてその声は消えた。そしてまた静けさが戻り意識がうすれていく…。

⏰:07/03/05 00:15 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#3 [りく☆]
?『いいかげん起きろっ!』
あまりの声の大きさにオレは驚き起き上がった。
?『ったく。相変わらず寝起き悪いね。』
けだるそぉに女が言う。

⏰:07/03/05 00:19 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#4 [りく☆]
オレ『何だ…結衣かぁ。もう少し寝かせろよ。』
結衣『はぁ〜。わざわざ起こしに来て上げてんのよ。喜べ…あっ!寝るなコノヤロっ!』
゛ドスっ゛
ねむりかかったオレの腹に結衣の拳がおもいっきりとんできた。
オレ『うっ…いってぇ!!!!!』
……
オレの朝はいつもこうしてはじまる。

⏰:07/03/05 00:25 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#5 [りく☆]
オレの名前は"新垣りく"。ばりばりの高校A年だ。そしてオレを起こしに来たのは"新井結衣"。同じ高校A年だ。結衣とは中学からの親友で、いつも一緒に学校に行っている。なぜなら…同じマンションの隣り合わせにくらしているからだ。

⏰:07/03/05 00:31 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#6 [りく☆]
結衣『りくぅ早くしてよ。これじゃぁまた遅刻だよ。』
結衣が少し諦めぎみにおれにいう。
……今日の結衣もかわいいな……
結衣『な……なに私みてんのよ。早く着替えて学校いこ。』
オレ『別にお前なんかみてねぇよ。』
強がって言ってみたが実際見とれていた。

⏰:07/03/05 00:38 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#7 [りく☆]
結衣は学校でなかA可愛くて評判のぃぃ女の子。性格もぃぃのだが、オレにだけは何故か体育会系のノリでからんでくる。
一方のオレは普通の高校生だ。モテるわくでもなくもてないわけでもない。
オレ『よし!いくぞ。』
結衣『オッス。』
オレ『返事くらい可愛く言えよ。』

⏰:07/03/05 00:46 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#8 [りく☆]
結衣『ハァ……どおせ遅刻だし歩こうよ。』
結衣は走るのをやめてゆっくりと空を見た。
結衣『今日もぃぃ天気だね♪』
オレの顔を見ながら言う。少し茶色がはいった綺麗な瞳にオレは毎度心を動かされる。

⏰:07/03/05 11:01 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#9 [りく☆]
オレ『夏だから天気いいのあたりまえやんか。』
照れ隠しに無神経な一言……。
結衣『何よその言い方ぁ。りくはいっつも冷めたいい方しかできないの?』
幼い子供がすねたみたいに口を膨らませながら結衣はオレに言う。

⏰:07/03/05 11:09 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#10 [りく☆]
学校までは歩いて15分程度だが、結衣と歩くと20分はかかる。
オレ『結衣あるくの遅せよ…』
呆れたように言う。
結衣『ねぇ……りく』
結衣が少し顔をあかくそめながら尋ねてきた。

⏰:07/03/05 11:16 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#11 [りく☆]
結衣『りくにとって私って……』
最後まで言おうとしたが、結衣は下を向き
結衣『やっぱ何でもない。』
…何でもないような顔じゃないだろ…と思いながらもオレは黙っていた。

⏰:07/03/05 11:20 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#12 [りく☆]
オレには結衣の言いたいことはわかっていた。何故ならお互いに親友としてではなく、異性として"好き"という気持ちがあるのを知っていたからだ。
普通ならもぉ付き合っている。けど…そぉなることをおれはいつも避けていた。…オレに結衣を愛する資格なんてないんだ…

⏰:07/03/05 11:31 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#13 [りく☆]
……
しばらく沈黙が続く


結衣『あっ!』
沈黙を消すように結衣が叫んだ。
オレ『どうしたんだよ……って結衣待て!!!』
結衣はいきなり走りだした。何処へ?

⏰:07/03/05 11:36 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#14 [りく☆]
オレ『待てよ結衣っ!!なんでいきなり走るんだよ。』
結衣の突発的な行動を理解できない。
結衣『こらっ新垣。黙って走らんか!』
結衣はずっと前を向いている。

⏰:07/03/05 12:01 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#15 [りく☆]
明らかにいつもと違う道を走っている。

…結衣は何処へ行く気だ


しばらくだまって結衣についていった。

10分ぐらい走っただろうか、結衣は急に立ち止まった。
まだ結衣は黙っている。

オレは流れる汗を拭きながら、結衣の横に行く。
突然結衣が指差し口を開いた。

結衣『この場所、覚えてる?』
結衣の指先を見た。

ここは…
忘れるわけがない…

オレと結衣の原点だ。

⏰:07/03/05 12:09 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#16 [りく☆]
オレは中学入学と同時に、ここ九州福岡に引越してきた。当時のオレは誰にも心を開かず、いつも一人で公園のブランコに座りこんでいた。
そんなオレに話しかけてきたのが"結衣"だった。

⏰:07/03/05 13:07 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#17 [りく☆]
結衣は何もしゃべらないオレにいつも明るく話しかけてきた。
特に用があるわけでもないのに、くだらない話をブランコに座りながらオレにかたりかけてくる。
その日の出来事や、結衣の友達の話など……

⏰:07/03/05 13:12 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#18 [りく☆]
最初は本当にうざかった。ずっと一人でいたかったのに、いつも話しかけてくる。

…でも
たまにそんな結衣のくだらない話に笑っている自分に気付いた。

そして結衣の疑いのない笑顔に、オレの心を縛っていた"鎖"は少しずつ解かれていった。

⏰:07/03/05 13:17 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#19 [りく☆]
次第にオレは結衣と喋るようになった。

そして学校で友達もできた。
すべては結衣のおかげ…

結衣はオレたちがいつも話していた公園を"ぞうさん公園"と呼んでいた。
滑り台が"ぞうさん"ぽいらし…笑っ

⏰:07/03/05 13:21 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#20 [りく☆]
結衣は"ぞうさん公園"をまだ指差している。
結衣『この公園…明日からなくなるんだよ』


えっ?

オレ『……うそだろ。』
オレは信じられない………ぃゃ信じたくない。

でも結衣の頬を流れる"涙"がすべてを物語っていた…

⏰:07/03/05 14:16 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#21 [りく☆]
結衣『なくなるんだよこの公園。私たちの思い出も。』

結衣は泣きながら言う


確かに公園がなくなるのは悲しい。

……でも
泣くほど悲しいか?つらいのか?

黙っているオレに結衣がそっと口を開いた。

⏰:07/03/05 14:21 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#22 [りく☆]
結衣『りくは…セコいよ。』
オレには何が何だかわからない。

結衣『私の気持ちしってるくせに……いつも避ける。それなのに私に気があるみたいな仕草ばっかして。セコいよ…』

その涙はオレが原因か。オレは何も言えないまま黙っていた。

⏰:07/03/05 22:56 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#23 [りく☆]
"ガバッ"
いきなり倒れるように結衣が抱きついてきた。
結衣『嫌なら嫌って言ってよ。』
オレの胸を叩きながら結衣が言う。

結衣『りくのバカ!りくなんか……りくなんか……』
子供のように結衣は泣き続けひたすらにオレの胸を叩く。

オレ『……結衣、オレは

資格がないんだ……人を愛する。』

⏰:07/03/05 23:03 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#24 [りく☆]
結衣『もぉ聞き飽きた!資格なんて関係ないよ。
私をこれ以上苦しめないで……りく。』
オレは何もできなかった…
抱きしめることも

突き放すことも

ただ

自分の感情が湧き出てくるのに気付き始めた。

…結衣

⏰:07/03/05 23:07 📱:SH903i 🆔:0xMz58qU


#25 [りく☆]
結衣『りく…痛いよ。』
泣きながら顔を向けて結衣が囁く。
気がつけばオレは、結衣を抱きしめていた。

……もぉ
……止められない

⏰:07/03/06 00:23 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#26 [りく☆]
少し茶色い瞳がオレを見つめてくる……
お互いゆっくりと顔を近づけ、軽く唇を重ねる。

何度も…

そして、だんだんとお互いを求めるかのように激しくなり、下を絡めあい濃厚なキスを繰り返した…
唇が腫れるほどに

とても甘いキスを

⏰:07/03/06 00:35 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#27 [りく☆]
資格なんて知らない

もぉオレには"結衣"しか見えない

オレ『結衣……愛してるよ。』
長いキスの終わりに耳元で囁いた。
結衣『やっと……やっとだよ。りくと一緒になれたね。』
結衣はまだ泣いていた。微笑みながらも…



"禁断の扉"をあけてしまった2000年の夏のはじまりだ

⏰:07/03/06 00:41 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#28 [りく☆]
!!物語と関係なし!!

何か感想や指摘があったらお願いします。

今から物語の本編のはじまりです

⏰:07/03/06 00:43 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#29 [りく☆]
≪第一節,2000年夏…別れ≫


オレ『明日でこの公園ともお別れか。』
ため息混じりに言葉をはく
結衣『場所があまりよくないから壊すんだって……この"ぞうさん"ともお別れだよ。』
結衣は滑り台に手をおき言った。
オレ『あぁ……。てか何で"ぞうさん"なんだよ?』
長年の疑問を結衣にぶつけた。
結衣は笑いながら

⏰:07/03/06 01:01 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#30 [りく☆]
結衣『何言ってんの。最初に"ぞうさん"って言ったのはりくだよ。』
オレ『えっ?』
結衣『まだ入学したてのころ、りくは一人で公園にきてたじゃん。その時滑り台に向かって一回だけ"ぞうさん"って言ってんだよ。覚えてない?』
まったく記憶になかった…結衣がこの公園を"ぞうさん公園"と呼ぶのは単なる偶然と思っていたが……

"あの"公園が頭をよぎる

結衣『どうしたの?考え込んじゃって。』
オレ『あっ…いや別に。オレが名付け親だったんかぁ』

⏰:07/03/06 01:18 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#31 [りく☆]
オレたちは昼から学校に行った。

教室に入ると笑いながら3人の男女が寄って来た。

横井 卓也(ヨコイタクヤ)
宮崎 祥子(ミヤザキショウコ)
滝沢 勇貴(タキザワユウキ)

一番仲が良いやつらだ。
いつも5人で遊んだりしていて、部活も全員同じバスケ部だ。
ちなみに祥子と結衣はバスケ部のマネージャーをやっている。

⏰:07/03/06 12:26 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#32 [りく☆]
卓也『また2人で社長出勤かよ。』
冷やかし混じりに卓也が言う…

祥子『またりくが寝坊したんでしょ………』

祥子が突然言葉を止めた。
祥子『結衣…目が真っ赤だよ……。どうしたの?』

卓也と滝沢が同時に結衣を見た。結衣は何と言ったらいいかわからず言葉に困り下を向いていた。

公園でのことは言えない

⏰:07/03/06 12:33 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#33 [りく☆]
滝沢『さては…りくが泣かせたなぁ。』
何とも言えない雰囲気を壊すかのように滝沢が笑いながら言う。

その一言で何とか場が和んだ。

オレと結衣はホッとした…
みんなには何か悪い気がして言えない。

⏰:07/03/06 12:38 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#34 [りく☆]
しばらく卓也が一人でしゃべり続けた。彼は自由人でかなりのわがままだ。

一方の滝沢は正反対でみんなをまとめるような空気の読める人。

祥子は…とにかく負けず嫌いで気が強い。結衣と正反対だ。結衣はオレにだけいつも強い口調で他の人には、優しい女の子である。結衣に殴られた何て言っても誰も信じてくれない。

⏰:07/03/06 12:44 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#35 [りく☆]
卓也が話してる間、笑っているオレを祥子がずっと鋭い目で見つめていた。もしかして気付いたのか?

…女のカン?

祥子『りく…』
"ドキッ"
オレは動揺を隠せない。何も言えずに黙っていた。

祥子『…りくさぁ、もしかして結衣と…』

"ガラッ"
ドアを荒々しく開ける音がした
担任『新垣、新井。遅れて来たら職員室こいっていってるだろ!』

…助かった

⏰:07/03/06 12:59 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#36 [りく☆]
職員室で説教を受けたあと学校も終わり、いつものように部活にいった。


卓也『今日の2人何か変だじゃない?』
オレ『2人?』
滝沢『祥子と結衣だよ。』
オレは卓也と滝沢に挟まれるように言われた。

滝沢『特に今日の結衣はなんかおかしい……祥子に気を使ってる感じがする。…なぁりく。』

意味深な顔でオレをみる

オレ『なにいってんだよ滝沢。いつもと同じじゃん。』
卓也『確かに…今日の結衣はいつもより可愛い。』

…バカだこいつは
オレと滝沢は心で思った。

滝沢『卓也。お前は毎日変だよ。まぁとりあえず、オレ達の中で隠し事はなしだ。いいな』
オレ『何も隠してないし』
卓也はまだ何もわかっていなかった。そんな卓也に何とかこの場を救われた

⏰:07/03/06 13:15 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#37 [りく☆]
部活も終わり1人で帰っていた。
結衣と帰りたかったが見当たらない。5分くらい歩いていると聞き覚えのある声がした。

この声は…

祥子だ!

⏰:07/03/06 13:19 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#38 [りく☆]
誰も通らないような小道から聞こえてくる。
とりあえずオレは耳をかたむけた。

祥子『何か言ってよ。』

かなり荒い口調だった。
一体誰とはなしてる?
相手の顔が暗くて見えない
祥子『好きなの?』


告白?
…もしかして
あの時祥子がオレに話してた人か

⏰:07/03/06 13:24 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#39 [りく☆]
昔祥子と一緒に帰った時の事…
オレ『祥子ってさぁ…好きな子とかいるの?』

祥子『何それ〜いきなり恋愛話かよ。何か意味ありとか?』

オレ『何となく聞いたんだよ』

祥子『いるよ。悪いか!』
オレ『まじかよっ…』

祥子『そのリアクションなくない』

祥子が顔を真っ赤にしてそんなことを言ったのを思い出した。

その人か!

⏰:07/03/06 13:33 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#40 [りく☆]
オレは暗闇の中をじっと見つめた。祥子の前の人影を見ようとするが、全く見えない。

祥子『はっきり言ってよ』
祥子の口調はさらに激しくなる。

"バシッ"

明らかに人の頬を叩く音がした。

祥子『何か言いなさいよ!』

"バシッ""バシッ"

…叩きすぎだろ。いくら男でも堪えれねぇって
そう思ったオレは祥子を止めに駆け寄ろうとした。

⏰:07/03/06 15:29 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#41 [りく☆]
…何て声をかければいいんだ。
ふと思った。
いつもの様に話しかける?
それとも優しく?

どんな行動をとっても祥子を傷つける気がした。プライドが高く絶対に人前で、ましてやオレの前で泣いたりしない子だから…

そんな事を考えているうちに10m前くらいで足が止まった。

沈黙はまだ続く…。

⏰:07/03/06 15:36 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#42 [りく☆]
こんなに近ずいても祥子の前の人は見えない。彼女のことも気になるが、祥子が惚れた男も気になる。

その相手はちょうど影の中にいてわからない…

祥子はただその人を見つめている。

…泣くほど惚れたんか

オレは黙って見守ることしか出来ない。

⏰:07/03/06 15:44 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#43 [りく☆]
祥子『結衣のバカ!私がりくのこと好きなの知ってるくせに。……何で……もぉりくの事はあきらめたって言ってたじゃん。だから私…私…』



…えっ!

うそだろ?祥子が……

そこに結衣がいるのか?

惚れた男じゃないのかよ。
結衣『………ゴメン祥子』
結衣の声だ

オレの頭は真っ白だった

⏰:07/03/06 15:56 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#44 [りく☆]
無意識に物陰に隠れた。この場にオレがいることがばれたら、最悪の状態になると思っての行動だろう。

結衣『祥子……私りくの事やっぱあきらめきれなかったよ。』

祥子『…うそつき』

結衣『私だって祥子に気を使ってりくの事忘れようと何回もしたんだよ。だけど…あきらめるなんて無理だよ』

⏰:07/03/06 16:05 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#45 [りく☆]
結衣『だいたい何で私が祥子に怒られなきゃいけないのよ。誰を好きになろうと私の勝手じゃん!』

珍しく結衣の口調が荒々しい。

結衣『子供じゃないんだし、意味わかんない事でキレないでよ。』

祥子『結衣が諦めたとか言ってなかったら、私が先に諦めてたよ!私の気持ちもてあそばないでよ。』

結衣『だから諦めきれなかったの。』

祥子『その理由こそガキじゃん!』

⏰:07/03/06 16:13 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#46 [りく☆]
結衣『……結局はりくは私を選んだじゃん。』

冷めた口調で結衣が言い放った。祥子は何も言えずに唇を噛み締めていた。

祥子『りくは優しいから…目の前で泣かれた女の子はフレないんだよ』

結衣『キスしてきたのはりくよ。りくは私を愛してるの!もおいいでしょ!』
そう言って結衣は走り去った。
?『こりゃぁ大変だぞ……りく。』

えっ…誰?

気がつけば隣に一人の男が座っていた。
オレ『た…滝沢』

⏰:07/03/06 16:23 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#47 [りく☆]
滝沢は慌ててオレの口にてをあてた。
滝沢『バカッ!みつかるぞ。』

オレはこんなに滝沢が落ち着いているのが信じてくれなかった。
もしオレが滝沢なら絶対キレてるだろう。

なぜなら

滝沢は祥子が好きだから

⏰:07/03/06 16:28 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#48 [りく☆]
どんなに探してもオレは言葉が見つからなかった。
そんなオレを察したのか滝沢わ落ち着いて話始めた。
滝沢『オレは祥子が泣き止むまでここで待つよ。心配だし。』

オレ『あ……あぁ』

滝沢『そんなに気を使うな。オレなら大丈夫だよ。むしろ結衣の事を気にしてやれよ。あいても相当荒れてるぜ。』

つくづくこいつはすごいと思った。


けど…
微笑む滝沢の目から一滴の涙が流れるのが見えた。

⏰:07/03/06 16:37 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#49 [りく☆]
滝沢『何も気にするな。今からはフラフラせずに堂々と結衣を愛してやれよ。それは祥子のためでもあるからな。』
オレ『滝沢…オレ本当』

滝沢『謝るな!』
滝沢がオレの言葉をおさえる

滝沢『お前に謝られても困る。お前は何も悪くない。ただ歯車がうまくかみあわなかっただけのこと。気にするな。』

!!!

突然滝沢がしゃべりかけたオレの口に手をあてた。
滝沢の視線をおうと、祥子が泣きつかれ動こうとしているのが見えた。

⏰:07/03/06 17:24 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#50 [りく☆]
滝沢『じゃぁまた連絡する。お前はオレ達が見えなくなってから結衣を追え!』
オレ『あぁ…わかった。じゃ滝沢頼むな。』

滝沢『……そろそろ勇貴って呼べよ。お前ぐらいだよ滝沢って呼ぶやつ。』

オレ『……』

滝沢『まぁ滝沢も悪くないかな。最後に……俺達の中で隠し事は一つだけにしろよ』

オレ『一つだけ?』

滝沢『"ゆうき"って呼べない理由だよ。』
そい言って滝沢は走り去った。

⏰:07/03/06 17:32 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#51 [休憩します]
感想あったらなんでもかいちゃってん

⏰:07/03/06 17:51 📱:SH903i 🆔:xO08YQt6


#52 [サェ]
ちゃっかリ読んでます。

ハマリそうです

頑張って下さい

⏰:07/03/06 21:26 📱:SH902i 🆔:wsV1SUpQ


#53 [りく☆]
サェさん本当ありがとうございます
むっちゃ長いですが今から頑張ってかきますんで読んでください

指摘とかあったら言って下さい

⏰:07/03/07 00:25 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#54 [りく☆]
……
あれから結衣に会いに行こうとしたが、うまく言葉がえらべなかった。のぞき見していたことが何かばれそうな気がして…

結局夜まで連絡してない。オレは何してるんだ。自分に苛立ち携帯に手をのばそうとした時

"プルル"

携帯が鳴り慌てて手にとった。
オレ『…結衣かな』

ひそかな期待を胸に携帯を開く…

…えっ?…祥子から

何で……

⏰:07/03/07 00:34 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#55 [りく☆]
オレ『もしもし……』

祥子『もしもしりくぅ〜こちらは祥子です☆』

変だ!いつもの強気の祥子の口調じゃなく明るい口調…おかしい。

祥子『もしもし……ねぇ祥子だよ。わかんないの?』
今度はかなり弱々しい口調だ……

オレ『わかんないわけないだろ。どうしたこんな遅くに?』

しばらく返事を待つが何も喋らない。
でも
かすかに聞こえてくる

祥子の涙を堪えようとする声が…

痛いくらいに胸に

⏰:07/03/07 00:46 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#56 [りく☆]
オレ『今日の…夜景綺麗だね』

とっさにでた言葉がこんな言葉がだった。何を話そうとしても絶対うまくいかない。ましては状態が悪くなる気がした。

…オレだって泣きてえよ

祥子『ゴメンね。いきなりうざいよね。……りくはこんなうざい女嫌いだよね。結衣の方が……いいんだよね。好きだよね。』

オレ『な…何言ってんだよ』

祥子『隠さなくていいよ。私たち5人の中で隠し事なしだよ。結衣が好きなら好きって言いなさいよ。何で隠すの?何で…………いつもこうなるの?』

⏰:07/03/07 00:57 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#57 [りく☆]
祥子の言葉は全く文になっていなかった。
でも…苦しいほどに意味が伝わってくる。

祥子『私……最悪だね。意味わかんないよね。まじ迷惑だよね……。』

オレ『祥子オレ…』

祥子『何も言わないで。何か言われたら私ダメになるから。お願い……』

言われるままに黙っていた。

受話器の向こうで祥子が泣き崩れているのが見えなくてもわかる。

…それほどの泣き声だった

⏰:07/03/07 01:06 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#58 [りく☆]
祥子『りく……あたし…もぉ最悪だよ。今日ね結衣を叩いちゃった。本当最悪だよね。こんなやつが…好きになる資格なんてないよね。本当は叩くつもりなんてなかったんだよ。でも、感情が前に前にでちゃって……やっぱしりくには結衣がお似合いだよ。……全然悲しく何かないよ。怒ってもないよ。………ただ、ずっと頑張ってた私は……りくの瞳には写らなかったんだね。私……バカみたいだね。いつか振り向いてくれるって信じてたんだよ。本当バカみたい…』

…オレはこんなにも祥子をふりまわしていたのか?

⏰:07/03/07 01:26 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#59 [なほ]
続きがすごく
気になるっ!!
だカラ、あげ
頑張って下さいね
応援してます(パ⌒゚)

⏰:07/03/07 04:44 📱:N902i 🆔:nauYNu7A


#60 [りく☆]
なほありがとうございます⌒∀⌒
応援されると本当はげみになります
今日もどんどんかくんで読んでください

⏰:07/03/07 08:02 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#61 [りく☆]
ごめんなさい
上のやつ
『なほさんありがとうございます』
です

⏰:07/03/07 08:04 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#62 [りく☆]
オレ『なぁ……祥子』

沈黙の真が嫌だった…とりあえず何かしゃべろうとしたが、祥子にまたもや言葉をさえぎられた。

祥子『何もしゃべらないで。りくの声聞いたら私…止まらなくなるの、、涙が。』

⏰:07/03/07 08:18 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#63 [りく☆]
5分くらい経っただろうか……オレはずっと黙って夜景をみていた。雲一つ無く月明かりがとても綺麗だ。
静かに祥子がしゃべりはじめた。

祥子『りくは…セコいよ。私にだけ見せてくれてるって思ってた笑顔……結衣にはいっぱい見せてたんだね。私が見た事ないような笑顔,,結衣はいっぱい見てたんだね。』

祥子『りくにとって私は…ただの親友だったんだよね。女として見てなかったんだね……一度も。私は、、ずっと…ずっとりくが好きだったんだよ』

祥子はまた何か言いかけそうになったが、突然電話の声がかわった。

滝沢『悪いなりく。じゃぁまた明日。』

…滝沢!
あいつはずっと横にいたのか。

オレ『祥子のやつ…大丈夫かな』

滝沢『任せとけ。それより心配する相手まちがってるぜ。』

そう言って電話が切れた

⏰:07/03/07 09:57 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#64 [りく☆]
…滝沢はずっと聞いていたのか。なのに……何で


オレは何も考えれなくなり、気がつけば公園にいた。"ぞうさん公園"だ

今日はいろんな事がありすぎる。すべての事の始まりはこの公園だ

!!!!!

オレ『っえ?』

思わず声がでた
ブランコに結衣が一人で座っていた…

⏰:07/03/07 10:19 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#65 [りく☆]
オレの声が大きかったのだろうか、結衣は驚いた顔でオレの方を見た。

結衣『りく?りくなの?』
オレ『結…衣』

"ガバッ"

結衣は突っ込むように抱きついてきた。
肩が震えている。泣いているのだろう。

結衣『私…もぉ』

オレは結衣が祥子の事を言いたいとわかっていた。それを話すのが辛いことも…話始めたら涙が止まらないことも。
だからオレは結衣が喋れないくらい強く抱きしめた。
結衣はただ泣いていた…

⏰:07/03/07 10:28 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#66 [りく☆]
しばらくお互い黙って抱き合っていた。
結衣に言いたいことはいっぱいある…優しい言葉もかけてあげたい…慰めの言葉も…"愛してる"の一言も…でも考えれば考えるほど言葉に悩む。

結衣『私…祥子にきらわれちゃった。ひどい事言っちゃたんだ……とりかえしのつかないくらいひどい事。。』

結衣は小さな声で話始めた。
オレはただ抱きしめてあげることしかできない。

⏰:07/03/07 13:38 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#67 [りく☆]
結衣『りくがのぞき見してるのも知ってたんだよ。』
オレ『えっ……あれは…』思わず結衣から手を離してしまった…

結衣は自分のでこをオレの胸につけ…
結衣『もしあの場で"好きじゃない"って言ったら…りくを否定するような気がして…りくを祥子にとられちゃう気がして。つい強がってあんな事言っちゃった。最悪の女だね』

オレ『最悪なのはオレだよ』
心の言葉が無意識にでてしまった。

⏰:07/03/07 13:50 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#68 [りく☆]
…やはりオレには"人を愛する資格"なんてないのかな
…いつも傷つけてしまう

そしてまた裏切ってしまうのか昔のように…

結衣『私の方が"資格"がなかったのかな。』

オレ『そんなことない!』
結衣『答えるのはやいよ。』

やっと結衣が笑った
でも笑わせるつもりでいつわけではなかった

⏰:07/03/07 14:05 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#69 [りく☆]
オレ『資格がないなんて言うなよ。』

結衣『でも……』

オレ『好きだよ…結衣。何をしようが何を言おうが…オレの気持ちは変わらない。』

結衣『りくぅ...好き。』

真夜中の公園でオレと結衣は、溶けるくらいの甘いキスをした。

この時が永遠に続けば…

オレの小さな願いだった

⏰:07/03/07 14:53 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#70 [りく☆]
夜道を2人で歩いて帰る…手をつなぎながら。

結衣の笑顔がいつもよりさらに輝いて見えた。
今は何も考えなくていい。ただ結衣の少し茶色の瞳を見ているだけでいい。ただそれだけの事が…すごく幸せだった。

⏰:07/03/07 15:29 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#71 [りく☆]
マンションの前までたどり着くと、玄関前に滝沢が煙草を吸いながら立っていた。
足元の吸い殻の量から、長時間待っていたのがわかる。
また自分がそれほど長く公園にいたことに驚いた。10分程度しか経っていないと思っていたからだ。

滝沢『ラブラブ中..だったかな?』

笑いながら冷やかし混じりにオレと結衣の握りあった手をみて言う。
結衣は顔を赤くして黙っていた……祥子との会話を滝沢にものぞき見されていたのを知ってたからだ。

⏰:07/03/07 15:56 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#72 [りく☆]
滝沢『結衣。ちょっと彼氏かりていい?』

結衣はさらに顔を赤くし頷き、走って帰っていった。
オレ『ちょ…結衣!待てよ!………滝沢お前はぁ』

滝沢『ゴメンな。どうしても2人で話したかったからさ。』

オレ『祥子の事か……?』
滝沢『とりあえず着いてこいよ。』

そう言うと滝沢は早々と歩きだした。
変な胸騒ぎを感じる....

⏰:07/03/07 16:05 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#73 [りく☆]
黙って滝沢の横を歩く…真っ暗で何処だかわかりにくいが、雰囲気からしてだいたい予想がつく。
恐らく学校に向かっているのだろう。
いつも朝結衣と歩くペースとは全然違い、半分の時間で着いた。

滝沢は慣れた手つきで煙草を取り出し吸いはじめる。こいつはなかなかのヘビースモーカーで中学の時からよく吸っている。このことは5人しか知らない。

滝沢『夜の学校もわるくないだろ。』

オレ『あぁ..』

滝沢『たまには吸えよ。』
実はオレも....昔滝沢と吸っていた仲だ。
オレ『オレは高校から止めたんだって』

滝沢『知ってるよ。お前と一緒に吸っていた頃が懐かしいな。あの頃はまだみをな"ただの親友"だったのに』

煙りを吐きながら懐かしむように滝沢は言う。

⏰:07/03/07 16:22 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#74 [りく☆]
オレ『なぁ滝沢...祥子は?』

滝沢『"ゆうき"って呼んだら教えてやるよ♪』

イタズラ好きの子供みたいな口調で言う

オレ『それは…』

滝沢『バァカ…そんな真剣考えんなって。その事は黙ってていいよ。但し今後隠し事はなしだぜ!』

オレ『……ゴメン。結衣の事は何か言いづらくて』

⏰:07/03/07 16:31 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#75 [りく☆]
滝沢『祥子の事はオレに任せとけって言っただろ。心配するな。』

オレ『でも…オレのせいだし』

滝沢『お前は結衣の事だけ考えとけばぃぃんだよ。お前が祥子の事心配したって結衣が悲しむだけだ。それに…祥子にとっても負担になる。フラれた男からの不用意な優しさは迷惑ってやつだよ。』

⏰:07/03/07 16:37 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#76 [りく☆]
滝沢は冷静だった。
普通なら自分の惚れた女が目の前で泣かれただけで耐えられない。ましてやその泣かした本人が目の前にいるのに。

…怒らないのか

祥子の電話の時だって、あいつはずっと彼女の隣にいた。そして黙って聞いていたんだ。
自分の惚れた女が告白するのを…
オレには真似できない…いや誰にも真似できないだろう。

⏰:07/03/07 17:01 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#77 [連絡]
すみません

もぉすぐ書きはじめます

何かあったら何でも書いてください

⏰:07/03/07 23:18 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#78 [りく☆]
滝沢『りく。もぉ祥子を泣かすなよ…』

優しい口調だったが、ものすごく強く感じた。

オレ『あぁ……わかってる』

滝沢『何かいろいろ言いたかったけど忘れたよ。』

地面に座り込んで滝沢が言う。
肩が震えている

泣いているのか?

⏰:07/03/07 23:54 📱:SH903i 🆔:474MIBrc


#79 [りく☆]
オレ『た…滝沢?』

滝沢『なぁ..りく。オレの人生なんなんだよな。』

オレ『そんな…』

滝沢『お前がもしオレの立場なら耐えられるか。好きなやつの泣いた背中を黙ってみれるか。』

滝沢はやっぱ苦しんでいた。殴りたくてたまらないやつが目の前にいる…でもそいつは1番の親友。
耐えれないよな

滝沢『ごめんなりく。わざわざ呼び出したのに何も話さないで。』

⏰:07/03/08 00:18 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#80 [りく☆]
滝沢『本当の用は…祥子から伝言預かってんだ。
"りくごめん。でも私....まだ諦めてないから
りくの事好きだから"
ってさ。伝言確かにつたえたぜ。辛いかもしれないけど頑張れよ。』

そのまま滝沢は去っていった。
…1番辛いのはお前だよ

好きな女から預かった伝言があんな内容なんて

真夏の夜道を一人ゆっくりと帰った。
何て長い一日だ

⏰:07/03/08 00:31 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#81 [りく☆]
回りは一面白い霧で何も見えない....
嫌な予感がする
一人の少女が動きだす

『…だめだ』

『行っちゃだめだ』
必死に叫ぶ

『"ゆうき"!"ゆうき"!』………
……

"ガバッ"

オレ『また"あの夢"か。』
寝汗でぐっしょりのTシャツで額の汗を拭く。

結衣『りく……おはよ』

驚きを隠せずにいる結衣が目の前に立っていた。

⏰:07/03/08 01:18 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#82 [りく☆]
オレ『おはよ結衣。』

軽くキスをする
あの波瀾万丈な日から一週間たった。
結衣は毎朝相変わらず起こしに来てくれる。

結衣『寝言であんなに叫ばないでよ。びっくりするじゃん』

オレ『何か言ったか?』

結衣『ずっと勇貴をよんでたよ。"勇貴行くな"って。いつもは滝沢って呼ぶくせに』

…あれは滝沢の事じゃない。しかし何も言わず黙っていた。

⏰:07/03/08 01:26 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#83 [りく☆]
よく結衣を見てみるといつもと違う……

オレ『結衣....お前何で制服じゃないんだ?』

結衣は部屋着のまま黙っていた。自分が何故着替えていないのか語ろうとはしない。

オレ『今からオレ着替えるからさ、お前も着替えてこいよ。』

変に明るい口調で言ってしまった。

⏰:07/03/08 20:07 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#84 [りく☆]
結衣はまだ黙っている

オレ『ぃやぁ……今日も暑いな。そりゃ夏だからか……こんな日は絶好の通学日和だな』

沈黙の間がいやで意味のわからない言葉は連発してしまった。
結衣は反応をみせない
けど
結衣の行動の意味は大体わかっていた。

オレ『でも..そんな日に学校をサボるのも悪くないな☆』

結衣がようやく顔を上げた

⏰:07/03/08 20:16 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#85 [りく☆]
結衣『りく…ゴメンね』

涙目で結衣は小さく言った


結衣はあの日以来、学校でオレといる時以外はいつも1人だった。
クラス中で結衣の悪い噂がながれてしまい、クラスの友人からはずされてしまった。原因は祥子だろう。クラスの女子をまとめているのは彼女だから。

⏰:07/03/08 20:25 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#86 [りく☆]
一度クラスの女子に文句を言おうとしたが、結衣がそれを嫌がった。
こんな事になったのは自分が悪いと言い、結衣は自分で自分を責め続けていた。
その辛くて孤独な日々に嫌気がさしてきたのだろう。

⏰:07/03/08 20:29 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#87 [りく☆]
オレは軽く結衣の頭に手を置いた。

オレ『サボろうって言ったのはオレだ。結衣はなにも悪くない』

結衣『りくぅ……』

甘えるように抱きついてきた。昔の体育会系のノリはまったくみられない。

⏰:07/03/08 20:33 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#88 [りく☆]
少し茶色の瞳の下にはくまができていた。
恐らく眠れてないのだろう…

しばらく二人で布団の中で話していたら、結衣はオレの肩に頭を置き寝てしまった。
オレの腕を抱き枕みたいにして寝ている結衣の顔は、安心感に包まれたかわいい寝顔だった。


"プルル"

!!!!

携帯がなった
オレは結衣を寝かせてあげたい一心で、携帯をあわててとった。

⏰:07/03/08 20:40 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#89 [りく☆]
オレ『……もしもし』

小声で電話に出る

電話の相手は滝沢だった

滝沢『おぅっ!りくか。』
オレ『どうした?』

滝沢『どうしたもないだろ。何学校サボってやがる!』

オレ『すまん……訳ありで』

滝沢『さすがオレ…本当にサボってるとは。』

⏰:07/03/08 20:47 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#90 [りく☆]
オレ『滝沢…なにいってるんだ?』

滝沢『てことは....当然お前の横には結衣がいるか。んでお前の声が小さいわけは…隣で結衣が肩に頭置いて寝てんだろ。』

オレの部屋はのぞかれているのか……滝沢の言葉に驚きを隠せない。

滝沢『……だまってるってことはオレのカンが当たったな。ナイスなカンだな♪』

⏰:07/03/08 20:54 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#91 [りく☆]
滝沢『実はオレも今日サボってんだよ。』

オレ『何でオレがサボってるの知ってるんだ?』

驚き、声が少し大きくなった

滝沢『いや何となくお前もサボってそうな気がして……ナイスなカンだろ?』

笑いながら滝沢は言う

滝沢『結衣が隣で寝てるのまで当たるとは…まるでのぞき見してるみたいだな』
本当にのぞき見されてるきがして窓に目をやる

そこに滝沢の姿はなかった

⏰:07/03/08 21:01 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#92 [りく☆]
オレ『電話してきたなら用件があるんだろ?』

滝沢『まぁな。…………実はお前と同じような状況にオレもなってるんだ。まぁさすがに肩に頭は置かれてないけど…』

オレ『……えっ?』

何がなんだか理解できない

滝沢『わからないか…祥子がオレの部屋で寝てんだよ。』

昔から滝沢と祥子は一緒に学校に行っているのは知っているが……

オレ『何で?』

オレはずっと驚いたままだ

⏰:07/03/08 21:49 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#93 [りく☆]
滝沢『オレの家まで迎えに来てくれたのはいいけど…言いたい事言って勝手にオレのベットで寝たんだよ。だからお前と一緒なんだ。』

しばらく沈黙が続いた。
祥子の事を聞きたかったが、彼女の名前をだしたら結衣が目を覚ましそうな気がして何も言えずにいた。

しばらくして滝沢は、オレの事情がわかったかのように喋りだした。

⏰:07/03/08 21:55 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#94 [りく☆]
滝沢『結衣が隣にいたら話しにくいよな。まぁ黙って聞いてろよ。
どうせオレの暇つぶしの電話なんだ。

あっ……言っとくけど何も手をだしちゃぁいないぜ。お前じゃないからな♪』

オレ『オレだって何も…』

滝沢『冗談だって。そんなむきになるな』

⏰:07/03/08 21:59 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#95 [りく☆]
滝沢『なぁりく…』

どぉやら話の本題にはいったようだ

滝沢『祥子と結衣の事だけど....このままの状況はやばくないか?』

オレ『あぁ……』

滝沢『祥子は結衣にした事を多分かなり後悔してると思う。一緒に帰ったりしててそぉ感じるんだ。
いっつも話題はお前と結衣の事だし。
まぁ特にお前の話が多いけどな。』

⏰:07/03/08 22:12 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#96 [りく☆]
滝沢『まぁオレの愚痴は置いといて……

恐らく結衣も今の状況をどうにかしたいと思ってると思うんだが・・・』

オレ『だが?』

滝沢『祥子は気が強くて頑固だから絶対自分からあやまらないだろ。
それで結衣は祥子の逆で、"今の状況になったのは全部自分のせいだ。だから自分が我慢すればいい"なんて思って自分で自分を責めてると思う。
そこんとこはお前が1番わかるだろ?』

オレ『ナイスなカンだな』

さすが滝沢とつくづく思いながらも、少し冷やかすような口調で言った。

⏰:07/03/08 22:24 📱:SH903i 🆔:jQmMKSYU


#97 [りく☆]
滝沢『冷やかすなよ。
まぁオレが言いたいのは、このままじゃ何も解決しない。だから誰かが何かしなきゃいけないのさ。
その"誰か"がオレ達ってこと。』

オレ『オレも?』

滝沢『当たり前だろ。お前が1番の原因何だからな。
さっさと結衣と付き合わないからこんなドロドロになったんだろうが!』

⏰:07/03/09 00:33 📱:SH903i 🆔:pItVbkks


#98 [りく☆]
それを言われたら何も言えなくなってしまう……
オレが原因なのは事実だから
ずっと過去をひきずってしまい、かなり結衣をまたしたしまった。祥子を振り回してしまった。

でも今なら素直に結衣を愛せる。

もうオレは迷わない……そう心に決めた


……
でもその決断がオレの人生を大きく変えることになるとは…この時全く予想できなかった
…………
………
……

⏰:07/03/09 00:38 📱:SH903i 🆔:pItVbkks


#99 [連絡]
最近サボってすいません。ぼちぼち書き始めるつもりです。
《〜運命のヒト〜》にでてくる"新垣りく"はまだ運命の人とは出会ってません。後から彼の過去と運命の人がわかってきます

楽しみにしてください。かなり長くなると思いますが……

⏰:07/03/10 21:48 📱:SH903i 🆔:466IWZEE


#100 [ぁち]
頑張ってくださぃッ

⏰:07/03/11 15:40 📱:N702iD 🆔:KXr.Rveg


#101 [我輩は匿名である]
EXILEの曲名を汚すな

⏰:07/03/11 15:45 📱:P902iS 🆔:lrW40nqw


#102 [連絡]
ぁちさんありがとうごさいます。
今日から頑張って書きますんで読んでください

⏰:07/03/11 18:30 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#103 [連絡]
匿名さんすいません。
タイトルは最初から《運命の人》と決めていて……私もEXILE好きなのでつい…

⏰:07/03/11 18:32 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#104 [りく☆]

……
………
気がつくとオレは結衣とよりそって寝ていた。
朝部屋に光りを照らしていた太陽は暗闇の中にしずみはじめている。
あまりにも長い間寝ていた事におどろき、慌てて時計をとすると、その振動で結衣が目を覚ました。

⏰:07/03/11 18:49 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#105 [りく☆]
結衣『りく……おはよ』

オレ『"おはよ"って時間じゃないけどな。』

結衣は余程熟睡できたのか、すっきりとした顔をしている。

結衣『ごめんね。こんな時間まで…』

オレ『ぃぃよ。オレも寝てたし。』

結衣はオレがずっと起きて待っていたのかと思っていたのだろう。オレの言葉を聞くと、ホッとしていた

⏰:07/03/11 18:56 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#106 [りく☆]
オレ『………6時!!!』

オレは時計を見て思わずさけんでしまった。まさかこんなに寝ていたとは……

結衣『かなり寝ちゃったね。』

結衣が笑いながら言う。
確かにここまで寝てしまったら笑うしかない。

⏰:07/03/11 19:00 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#107 [りく☆]
結衣『りくの横にいたら落ち着いて……熟睡しちゃったぁ』

オレ『それならよかったよ。』

6時…この時間に驚きを隠せない

オレ『なぁ結衣……ちょっと外行かないか?』

結衣『えっ……ぃぃけど』

突然の言葉に結衣も驚いていた。

⏰:07/03/11 19:06 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#108 [りく☆]
一度着替えて外にでた。


結衣『原付き乗るの?』

オレ『あぁ』

結衣『いつもならチャリなのに……何を慌ててるの?』

オレ『べ…別に慌ててないよ!』

とは言ったが、時計を見る回数はあきらかに多かった。

⏰:07/03/11 19:11 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#109 [りく☆]
結衣を原付きの後ろに乗せるのは初めてだった。
いつもなら危ないから避けていた乗り物だったが………時間がない。

オレ『たまには気分転換に原付きもいいだろ。』

結衣『仕方ないなぁ』

急かすように原付きを走らせた。


間に合わない……

⏰:07/03/11 19:14 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#110 [りく☆]
結衣『どこにむかってるの!!』

エンジン音に負けないように結衣が叫んだ。

オレ『着いてからの楽しみだよ!』


しばらく原付きを走らせると、潮の香りがしてきた。

結衣『う…み?』

結衣が不思議そうに尋ねる

⏰:07/03/11 19:20 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#111 [りく☆]
結衣『何で海に行くの?』
結衣は大きな声で尋ねてきたが、オレは聞こえないフリをしていた。


…まだ7時じゃない...
間に合うかな…


滝沢との約束に!

⏰:07/03/11 19:25 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#112 [りく☆]
ようやくついた……時計の針はちょうど7時をさしている。
オレはホッとため息をつく。


結衣『何を慌てて海なんかきたの?』

怒り気味に結衣が聞く。しかしそんな結衣を無視し、オレは黙って彼女の手を握り浜辺に向かって歩き始めた…

⏰:07/03/11 19:29 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#113 [りく☆]
結衣『ちょっとりく!!何か言ってよ。』

オレ『……ここ見覚えないか?』

結衣『……ここってもしかして』

オレ『毎年5人でバーベキューしてるとこだよ』

結衣『何でここに....』

結衣は不思議そうに立っていた

海沿いに一人の男が見えた。こっちの存在に気づいたのか、手を振っている。

結衣『あれ卓也じゃん!』

オレ『そりゃぁバーベキューは卓也無しじゃ出来ないからな。』

結衣はただ驚き呆然と立っている

⏰:07/03/11 19:40 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#114 [りく☆]
結衣『もしかして…』

オレ『いつもは夏休みしてたけどな。今年は早めにすることになったんだよ。』
結衣『!!!!』


オレは結衣の手をひっぱり卓也の所へと向かった。

⏰:07/03/11 19:43 📱:SH903i 🆔:L6lH0ErU


#115 [りく☆]
卓也は、有名な医者の息子である。そのためオレ達とは比べものにならないくらいの金持ちで、5人で何かする時はいつも卓也が金をだし用意してくれる。
毎年しているバーベキューも卓也がすべてそろえてくれる。

⏰:07/03/12 12:16 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#116 [りく☆]
卓也『お前ら遅いぜ!』

笑いながら卓也が言う。
バーベキューの準備は卓也の召し使いがほとんどしてくれた様子だった。

卓也『もぉ帰っていいぞ。準備ありがとう』

卓也が召し使いに頭を下げ言うと、みんなかしこまった様に帰っていく。

滝沢『りく!あいかわらずの遅刻癖だな。』

呆れたように滝沢が笑った……滝沢の横には黙って下を向く祥子の姿がある

⏰:07/03/12 12:23 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#117 [りく☆]
りく『一応……7時に着いたんだけど』

滝沢『毎年ギリギリでくるバカがどこにいやがる。
まぁいいや……始めよう』

祥子『こんな事聞いてないよ!』

祥子が怒った口調で言う。

祥子『だいたい……何で結衣とバーベキューなんかしないといけないわけ!
ありえないからぁ…』

⏰:07/03/12 12:30 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#118 [りく☆]
滝沢『祥子!少し落ち着けよ』

祥子『こんな落ち着いてられないよ。いきなりこんな所連れてこられたんだよ!』

結衣『私だって……知らないままりくに…』

滝沢『まぁ…何も言わなかったのは悪かった。
今日の事はオレとりくだけで決めた事なんだよ。』

⏰:07/03/12 12:35 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#119 [りく☆]
滝沢『5人が集まるにはこれしかないと思ったんだ。』

祥子『別に5人で集まらなくていいじゃん。私あんな裏切り女知らないし…』

祥子は怒りをぶつける様にバーベキューのセットを蹴り飛ばした。

"バシッ"

平手打つの音が浜辺に響いた

⏰:07/03/12 12:42 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#120 [あや]

かなリおもしろいです
頑張って下さぁい

⏰:07/03/12 13:46 📱:SH902i 🆔:ImiWHWNM


#121 [りく☆]
あやさんありがとうございます
そい言ってもらえると嬉しいです

⏰:07/03/12 23:24 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#122 [りく☆]
祥子は頬を叩かれ砂浜に倒れた。

祥子を叩いたのは滝沢でもなく結衣でもなく……卓也だった。
いつも笑っていて自由気ままな卓也が、怒りをおさえきれないかのように立っている。

…あの卓也が怒った

誰もがそのことに驚き言葉がでない

⏰:07/03/12 23:32 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#123 [りく☆]
祥子『な…なに……』

叩かれた本人も動揺している。
みんな卓也は今回の事件をしらないと思っていた。

卓也『祥子いい加減にしろよ!
お前いつまで意地張ってれば気がすむんだよ。滝沢たちはお前のためを思って、集まってくれたんだぞ。お前がずっと結衣との関係を悪くしてるから…』

⏰:07/03/12 23:38 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#124 [りく☆]
滝沢『卓也お前…』

滝沢はただ驚くことしかできていなかった。同じくオレも…
まさか卓也が気付いていたなんて

卓也『勇貴…オレだって気付くさ。そこまでばかじゃない』


祥子『だって....結衣が..結衣が悪いんだもん。』

祥子が泣きじゃくるように言う。

⏰:07/03/12 23:43 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#125 [りく☆]
滝沢『祥子、卓也の言う通りだ。もう意地を張るのは止めよう。』

祥子『私は悪くない!』

結衣を睨みながら祥子が荒々しく言い放った。

卓也『誰が悪いとか関係ないだろ。ただ昔の様にバーベキューしよう』

祥子が蹴り飛ばしたバーベキューのセットを戻しながら卓也が言った。

⏰:07/03/12 23:48 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#126 [りく☆]
しばらく気まずい雰囲気が続いた。

卓也『……なぁ花火しないか?』

卓也の予想外な発言にオレ達はまた黙りこんでしまった。

⏰:07/03/12 23:51 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#127 [りく☆]
滝沢『お前ってやつは…』

卓也『そう言うなよ勇貴。』

笑いながら卓也が卓也が言った。
卓也は本当に花火をだしてきた……線香花火だ。

⏰:07/03/12 23:54 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#128 [りく☆]
この卓也の行動にはあいかわらず理解が苦しい。
空気が読めているのか読めてないのか…
オレ達は卓也の言うままに花火を持たされた。

オレ『卓也……いったい何を?』

⏰:07/03/12 23:57 📱:SH903i 🆔:1NM/5gB2


#129 [りく☆]
卓也は何も答えずオレ達を呼び寄せた。
言われるままに5人で円を描くように浜辺に座る。

誰も口を開かなかった。
卓也の行動が理解できないのもあるが、ここまで卓也が行動を起こしたのは初めてで、何も口をはさめずにいた。

⏰:07/03/13 00:00 📱:SH903i 🆔:wZYe71gc


#130 [りく☆]
卓也『昔やったよな……覚えてるか?』

……あっ!!


オレ『もしかして…』

忘れるはずがない……オレは中学1年の頃を思い出した。

⏰:07/03/13 00:09 📱:SH903i 🆔:wZYe71gc


#131 [りく☆]
当時のオレは、結衣とは親しい関係にあったがそれ以外の人とは、まったくダメだった。
そんなオレのために卓也達がバーベキューをしてくれたのだ。
今思えば毎年のバーベキューはあの日からはじまっていた。

⏰:07/03/13 00:14 📱:SH903i 🆔:wZYe71gc


#132 [りく☆]
結衣以外にまったく心を開かないオレのためにみんながとった行動は……線香花火をつかった自己紹介だった。
火が消えるまでに自分のことを話すというもので、その時にオレは初めて結衣以外の人に話したのだ。
それをきっかけに徐々に打ち解ける様になり、今のような関係へとなった。

⏰:07/03/13 00:22 📱:SH903i 🆔:wZYe71gc


#133 [りく☆]
滝沢『……懐かしいな。初めてのバーベキュー以来だ。』

卓也『内容は違うぜ。今さら自己紹介してもしかたないだろ』

オレ『確かに……』

卓也『みんなそれぞれ言いたいことあるだろ。だから火が消えるまでにそれを言う。暴露大会みたいなもんさ。』

そう言うと卓也はライターを取り出した。

⏰:07/03/13 00:32 📱:SH903i 🆔:wZYe71gc


#134 [りく☆]
卓也『まずはオレからだ。』

卓也はそう言うと、花火に火をつけた。

卓也『りくと勇貴が今日バーベキューをしようと言った時、正直ビックリした。結衣と祥子の間に何があったのか知らないかったが、オレも今日バーベキューがしたかったんだ。
今日しかバーベキューできる日がないから……。


オレは来週から家族とアメリカで暮らすことになった。
今まで黙っててゴメン
5人で何かするのも最後かもしれない……
だから最後はいい思い出にしたいから、いつものように楽しくやりたいんだ。』

⏰:07/03/14 22:48 📱:SH903i 🆔:TvL/gXE6


#135 [りく☆]
卓也は、目からこぼれる涙を隠すように下を向き、滝沢にライターをわたした。

今度は滝沢が花火に火をつける。

⏰:07/03/14 22:56 📱:SH903i 🆔:TvL/gXE6


#136 [りく☆]
滝沢『………卓也の話で何話せばいいかわからなくなったよ。



結衣や祥子、りくの事話そうと思ってたのに…








何でアメリカなんか......

..バカヤロ....




これで5人が集まるの最後か。




もう火が消えるな…


卓也とおなじくオレも、最後は楽しくやりたい。
ただそれだけ。
卓也の事で悲しむのはオレで終わり!』

⏰:07/03/14 23:05 📱:SH903i 🆔:TvL/gXE6


#137 [りく☆]
滝沢は泣き顔を隠すように下を向いたままライターを祥子に渡した……

祥子は黙ってライターを受け取り火をつける。

⏰:07/03/17 00:10 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#138 [りく☆]
祥子が火をつけるのと同時に結衣も火をつけた。

線香花火が綺麗に光るなか、二人はしばらく黙って見合っていた。

⏰:07/03/17 00:34 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#139 [りく☆]
祥子『こんな頑固で、強がりで、自分勝手でごめんね。結衣は全然悪くないってわかってたのに……
自分の気持ちにあきらめきれなくて。』


結衣『悪いのは私だよ…祥子。ずっと嘘つきながら祥子を応援してたんだもん。本当ゴメンね。』


花火の火が消えた…

その綺麗な火を失ったかわりに、
もっと綺麗な友情を取り戻せた
そんな気がした。
そしてライターはオレの手元に……

⏰:07/03/17 00:41 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#140 [りく☆]
オレ『今まであったいろいろな事の原因はオレにある。祥子も結衣も誰も悪くない。




オレが……ずっと過去を……





昔』

"ボトッ"

花火の先が落ち火が早く消えてしまった。

⏰:07/03/17 00:51 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#141 [りく☆]
……あの時の事を話さなくてイイ

内心ホッとしていた。
しかし話は何もまとまってなく、何とも言えない沈黙が続いた。

⏰:07/03/17 00:54 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#142 [りく☆]
滝沢『よし!これで祥子と結衣のことは終わり。
ハッピーエンドってことで…
りくは結衣を幸せにしてやれよ。


今からは卓也の送別会だ』

卓也『ちょっと待て………幸せにしてやれって……2人付き合ってるのか?』


みんな卓也の言葉に一瞬絶句し笑うしかなかった。

⏰:07/03/17 00:58 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#143 [りく☆]
今年のバーベキューは今まで1番の盛り上がりだった。後先の事など考えずただこの瞬間を笑い、楽しんでいた。

⏰:07/03/17 15:23 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#144 [りく☆]
…………
………
……

滝沢『雨か…?』

バーベキューも終わり帰る直前に、梅雨を思い出させるような雨が"ポツリ"と降りだした。そしてその強さはだんだん激しさをましてきた。

卓也『早く帰ろう!』

"帰る"という一言をだれよりも言いたくない卓也が言った。



オレはこの日の"雨"を忘れられない…

雨が降るたびあの日の事故を思い出す

⏰:07/03/17 15:33 📱:SH903i 🆔:PO2Eym5Q


#145 [やこ]

おもしろいカラ
あげ
頑張って*゚

⏰:07/03/20 20:35 📱:SH902i 🆔:WoirxPqE


#146 [りく☆]
やこさんありがとうございます
今日から再開します

⏰:07/03/21 00:45 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#147 [りく☆]
みんなと別れた後、雨が本降りになる前に、結衣を後ろに乗せ急いで原付きを走らせた。
ますます雨が強くなり視界が悪くなる。

結衣『りく…大丈夫?』

オレ『雨くらい大丈夫だよ。運転慣れてるから♪』

⏰:07/03/21 00:51 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#148 [りく☆]
暗闇でさらにこの天候では正直運転に自信はなかった……
出来るだけ車の少ない小道を走っていたが、帰るためには一度大通りにでないといけない。

大通りにでようと道をまがった。

すると突然眩しい光にてらされた

結衣『りく!!前!!』

トラックが……
突然曲がってきて俺達の走る道に入ってきた…

止まれない

⏰:07/03/21 00:58 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#149 [りく☆]

……
………
…………
……………
オレ『結…衣?』

オレの前に結衣が立っている。彼女は何も語ろうとせずただオレを見つめていた。

……ここはどこだ?

結衣『りく…起きて』

オレ『何言ってんだよ。ちゃんと起きてるから…』

結衣『私の分まで起きて……生きて……』

オレ『結衣…まてよ!』

結衣は見えなくなった

⏰:07/03/21 01:06 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#150 [りく☆]
オレ『夢か……』

オレは目をさました。
しかし、あの夢の内容も今の状況も理解できない。

…ここはどこだ?

ただ白い天井が見える。

体は何かに固定されているのだろうか、動かない

⏰:07/03/21 01:10 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#151 [りく☆]
体を動かそうとすると激痛が全身を駆け巡る。

唯一わかることは、今は季節は夏で昼間という事。

セミの鳴き声だけが聞こえてくる。

オレ『セミかぁ…そういえば結衣がセミを嫌っていたな。………結衣?』

結衣はどこに?

⏰:07/03/21 01:15 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#152 [りく☆]
オレはだんだん思い出してきた。

オレの記憶はあの瞬間から止まっている……トラックがオレ達の前に突っ込んできたとこで。

今の状況を理解し始めた。

やはりオレは事故ったらしい。

⏰:07/03/21 01:19 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#153 [コンキチ]
今初めて読みました一気に全部読んぢゃいました続きがかなり気になる
頑張ってくださいね!

⏰:07/03/21 02:22 📱:SH902iS 🆔:tRLXS0fE


#154 [りく☆]
コンキチさんありがとうございます

⏰:07/03/21 09:57 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#155 [我輩は匿名である]
状況の理解と同時に悲しい現実がオレを攻めたてる。
…結衣を事故にまきこませてしまった…
…結衣に傷をおわせてしまった…

その事をかんがえるだけで後悔と涙が込み上げてくる。
結衣が心配だ…

⏰:07/03/21 10:05 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#156 [りく☆]
すいません!上のやつ匿名にしてしまいましたが自分です

⏰:07/03/21 10:07 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#157 [りく☆]
…まてよ!

オレは頭を働かせた。

…もし結衣がオレと同じく事故でケガをしているなら、隣のベットに寝ているかもしれない!

オレ『結…衣。結衣!』

無意識に結衣を呼んでしまった…





反応はない

⏰:07/03/21 10:13 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#158 [りく☆]
"ガラッ"

ドアを開ける音がした。

滝沢『なぁ卓也…りくの調子はどうなんだ?』

卓也『親父が言うには脳に異常はなく、意識はいずれ戻るらしいが…』

祥子『でも10日もずっとねたままだよ。』

お見舞いだろう。
慣れた様に3人が部屋に入って来た。
…それにしても10日もオレは寝ていたのか

⏰:07/03/21 10:21 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#159 [りく☆]
オレ『……みんな』

滝沢『りく………起きたのか?』

みんなを見ることはできないが、泣いているのがわかる。

卓也『バカヤロ心配かけて…お前のせいでアメリカ行きが延びちまったよ。』

オレ『悪いな…』

滝沢『目をさましてよかったよ。本当によかった。』

⏰:07/03/21 10:32 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#160 [りく☆]
オレ『なぁ』

"ガバッ"

オレの言葉をかきけすように祥子が抱き着いてきた。結衣の状態を聞きたかったのだが…

祥子『本当によかった…みんな心配したんだよ。2人同時に失ったりしたら私…たえられないよ。
よかったりく生きてて。』

オレ『………2人同時?』

⏰:07/03/21 10:38 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#161 [りく☆]
祥子『あっ………それは』

沈黙の間が続いた。
その沈黙がオレに全てを語ってくれているようだった。

…結衣を失ったのか?

考えたくない結果だ。
頭で考える事をやめようとしても……涙が止まらない
まだ何もわかっていないのに

⏰:07/03/21 10:43 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#162 [りく☆]
滝沢『……りく』

オレ『何も聞きたくねぇよ!』

耳をふさぎたいが手が動かない…

滝沢『りく!ここで現実から逃げるな!』

震えるような声で強く滝沢が言った。

⏰:07/03/21 11:27 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#163 [りく☆]
滝沢『オレ達だって辛い…悲しいさ。けど現実はうけいれなきゃいけない。厳しい現実だが……』

オレはただ泣いていた…
滝沢も祥子、卓也も泣いていた…

どれだけ涙を流しても、どれだけ悲しんでも、結衣はオレを慰めてくれない……結衣はもぉいない

⏰:07/03/21 11:43 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#164 [りく☆]
やっと出会えたヒトだった……
オレの昔できた心の傷を癒してくれる人に、やっと心を開けたのに…

たった一週間という短い期間でしか愛し合えなかった。
事故を悔やむべきか、あのトラックを憎むべきか、それとも原付きに乗った自分を…あの時公園で結衣を愛してしまった自分を憎むべきなのか…

やはりオレには人を愛する資格はないのかもしれない

⏰:07/03/21 13:11 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#165 [りく☆]
これが2000年夏の……2人目の恋人との"別れ"だった

⏰:07/03/21 13:14 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#166 [りく☆]
≪第2節,2000年秋…再開≫


雲ひとつない青空の下で、秋の風にあたりながらオレは屋上で空を見つめている。

あの事故から二ヶ月がたち、オレは一週間前に退院した。

⏰:07/03/21 13:24 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#167 [あずさ]
おもしろいです(・∀・)
頑張って下さい☆

⏰:07/03/21 14:42 📱:W42K 🆔:Cjk.TyuI


#168 [りく☆]
あずささんありがとうございます

⏰:07/03/21 18:45 📱:SH903i 🆔:KrjHB29A


#169 [りく☆]
入院している間、オレはほとんど口を開かなかった。
オレの入院のせいで卓也は日本に残っていた。事故がなかったらこの病院を潰してアメリカで新しく病院を建てる予定だったが、オレの看病のため延期してくれたのだ。また今回の事故に関してもオレに様々な罪があったのだが、卓也の父親が権力でまるくまとめてくれた。
しかし結衣にした事の罪はオレの心から消えることはない

⏰:07/03/22 00:09 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#170 [りく☆]
滝沢はほぼ毎日お見舞いに来てくれた。彼は自分がバーベキューを企画したことを後悔していた。
もしあの日バーベキューをしなかったら……と悔やんでいる

祥子もほぼ毎日滝沢と一緒にお見舞いに来てくれた。彼女は結衣にした自分の行動を憎んでいた。

誰もオレを責めることはなかった。その優しさが逆にオレを苦しめた。

⏰:07/03/22 01:42 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#171 [りく☆]
結衣の両親とは、病室で何度か顔を合わせ。けして責める事なくオレを心配してくれた。
オレが入院中にオレを預かってくれている親戚が謝りに行ってくれたらしいが、何一つ怒らなかったらしい……しかし結衣を失った悲しさはおさえきれず泣いていたという。

⏰:07/03/22 01:48 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#172 [りく☆]
オレを預かってくれている親戚も怒らなかった。
……オレには父も母もいないため、オレを責める人はいない。

そんな温かい環境がたえられなかった。
今回の事故は明らかにオレが悪い……だからオレを責めてほしかった。それが結衣への唯一の償いだと思っていたからだ。

⏰:07/03/22 01:52 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#173 [りく☆]
滝沢『またここにいたのか…』

滝沢が屋上に上がってきた。

滝沢『みんな心配してるぞ。お前が毎日学校サボってどっかふらつき歩いてるから。』

オレ『悪い……でもオレもわからないんだ。』

つい弱音をはいてしまった。最近の自分の行動は本当にわからなかった。結衣や入院中にお世話になった人のためにも、真面目に学校に行くべきだ。

⏰:07/03/22 01:58 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#174 [りく☆]
しかしオレの体が思いとは逆の行動をとってしまう…決してみんなを裏切る気はないのに。
そんな自分を落ち着かせる場所が、この知らないアパートの屋上だった。

⏰:07/03/22 02:00 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#175 [りく☆]
滝沢『なぁりく…そろそろ自分を許してやれよ。』

オレ『無理だ…』

…オレは"また"事故という名の殺人をしてしまった。
結衣を殺したのは間違いなく自分。許されることではない。

⏰:07/03/22 02:05 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#176 [りく☆]
滝沢『こんな屋上にいつまでもいるつもりか?卓也は明後日にはアメリカに行くんだぞ。』

オレ『あぁ…わかってる』

滝沢『だったら顔くらいだしてやれよ。』

オレ『オレだって卓也に会いたいし、学校にも行きたい。でもオレの体がそれを許さないんだ。』

⏰:07/03/22 02:08 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#177 [りく☆]
この屋上はオレと滝沢しか知らない場所だ。
中学時代よく二人でここで煙草をすっていた。二人だけの秘密の場所である。

滝沢『煙草……止めたんじゃねぇのかよ』

空にむかって煙をはくオレに滝沢が言った。
退院してからオレはまたすいはじめたのだ。

⏰:07/03/22 02:12 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#178 [コンキチ]
カナリ続きが気になる更新楽しみにしてます。
頑張ってっっ

⏰:07/03/22 03:31 📱:SH902iS 🆔:VAg4W4PU


#179 [りく☆]
コンキチさんありがとうございます
最近ペースがかなりおくれてしまいすいません
今からあげていくつもりです

⏰:07/03/22 12:34 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#180 [りく☆]
オレ『お前に煙草やめろなんて言われたねぇょ。』

からかうように滝沢に言った。

滝沢『誰もやめろなんて言ってないさ…』

何とも言えない空気になった。
滝沢がこうしてオレを気にかけてくれるのは嬉しかったが……素直になれない

⏰:07/03/22 12:39 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#181 [りく☆]
滝沢『なぁ……卓也の初恋の人知ってるか?』

オレ『……ぃや。てかあいつ恋してんの?』

滝沢のいきなりの質問にオレは驚きをかくせない。

滝沢『小学生の頃からずっと想ってたらしい。』

オレ『誰を?』



滝沢『結衣をだよ。あいつらは幼稚園から一緒だからな。』

…卓也が結衣を…

⏰:07/03/22 14:22 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#182 [りく☆]
滝沢『オレもこの前のバーベキューの時まで知らなかったよ。まさか卓也がってね…
そしたらあの日いきなりオレを呼び出してさ、オレにいってきたんだよ。"昔から結衣がすきだった"ってね。』

言葉がでなかった。右手にもった煙草はフィルターまで灰がきている。

⏰:07/03/22 14:58 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#183 [りく☆]
オレ『ウソだろ…』

煙草を下に投げ捨てた。

滝沢『ウソじゃねぇよ。冗談でこんなこと言うか。
卓也はあの日お前と結衣の関係を初めてしった。
かなりのショックだったろう。
10年もの間思いをよせた相手を親友にとられたんだ。……その辛さはオレもわかる。だからこそ卓也はオレにだけ話したのかもしれないな。』

⏰:07/03/22 20:27 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#184 [りく☆]
滝沢『けど卓也はお前らの関係にキレてなかった……むしろ応援していた。
ただ卓也は何も気持ちを伝えないまま結衣と別れるのはイヤだったらしぃ。
だから……"アメリカに行く前に結衣に気持ちだけ伝えたい"ってオレに言ってきたんだよ。
でもあいつは自分の気持ちを最後まで伝えられなかった。
それでもあいつはお前を責めちゃいない。

そんな親友に何も言わず別れるのか?』

オレ『………』

滝沢『結衣の死で苦しんでるのはお前だけじゃねぇんだ!』

⏰:07/03/22 21:05 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#185 [りく☆]
滝沢『とりあえず明日が卓也が学校にくる最後の日だ。絶対こいよ!』

滝沢は去って行った。
みんなそれぞれ悩み苦しんでいたのか……その原因は全て自分にある。
そんな自分を許せるはずがない。

オレ『明日か……』

学校に行ったら自分の行為を許してしまう気がした。
煙草をくわえ下を見下ろすと引越しトラックが止まっていた。
…こんなアパートに引越す人がいるのか

今は何を考えたらいいかわからなかった

⏰:07/03/22 22:29 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#186 [りく☆]
"ジリリリリッ"

買ったばっかりの目覚まし時計がなった。
いつも起こしに来てくれたヒトは今はいない…
この寂しさにオレは今だに慣れていなかった。

…もしかしたら結衣が起こしに…

何て考えてしまう。

⏰:07/03/22 22:32 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#187 [りく☆]
オレは久しぶりに制服に腕を通した…
そして準備をすまし家をでようと玄関にいく。

横には少し茶色の瞳をした結衣はいない…

自然と流れるように涙がでる。

オレ『結……衣』


しばらく玄関で倒れ込んだ。
オレは何をしている

結衣は

もぉいないのに…

⏰:07/03/22 22:39 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#188 [りく☆]
オレはしばらく玄関に座っていた。自分でも何が正しくて何が間違いがわからなかった…


"ピンポーン"

玄関のベルがなった....恐る恐るドアを開けると

祥子が立っていた。その後ろには滝沢も…

⏰:07/03/22 22:42 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#189 [りく☆]
滝沢『今日は珍しく寝坊してないな。』

祥子『3人で学校行くの初めてだね♪』

二人が迎えに来てくれたのは意外だった。そして流れるように学校へと導かれたのである。
きっと一人では学校へ行けなかっただろう。


学校につき教室に入ったが………卓也はいなかった

⏰:07/03/22 22:46 📱:SH903i 🆔:41m8NBgY


#190 [りく☆]
結局卓也が来ないまま朝のホームルームが始まった…

滝沢『卓也は休みですか?』
滝沢が心配そうに担任に尋ねる。

担任『お前本人から聞いてないのか?あいつは今日からアメリカに行くんだぞ。』

祥子『明日じゃないの?』

担任『何を言う。転校の届け出は今日だされたんだぞ。お前ら仲良かったのに知らなかったのか?
まっ…とりあえずホームリーム始めるぞ』

卓也は…オレ達に初めてウソを言った

⏰:07/03/23 00:24 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#191 [りく☆]
オレは何も考えず教室を出た。担任が何かオレに叫んでいたが、オレの耳には何も聞こえなかった。


気がつけばオレは卓也の家の前にいた。
そしてオレを追うように滝沢と祥子がついてきていた。

卓也の家は人が住んでいるような気配はまったくなく、引っ越しも終わったかんじであった。

⏰:07/03/23 00:31 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#192 [りく☆]
オレ『何で……』

滝沢『相変わらず自由人なやつってことか…』

祥子『そんな…笑えないよ。』

三人で卓也の家を見つめていた。とても大きな家で、誰がみても大富豪の家としかおもえない。


沈黙が続いた

⏰:07/03/23 00:38 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#193 [りく☆]
突然一台の高級車がオレ達の前に止まった。
この車は見覚えがある。卓也がたまに通学で使っていた車だ。

オレ『卓也?』

車から降りてきたのは…オレの知る自分人な卓也だった。

⏰:07/03/23 00:41 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#194 [りく☆]
卓也『よっ!』

何事もなかったかのように卓也は微笑みながら言った。

滝沢『どぉいうことだよ!』

卓也『何となく…見送りとかイヤだったからさ。
それより、りく♪やっと学校きたな。』

卓也はまだ笑っている。

⏰:07/03/23 00:48 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#195 [りく☆]
オレ『卓也……オレ』

卓也『そんな顔すんなよ。親父が治したかいがないじゃねぇかよ。それに結衣が悲しむぞ!』

卓也はオレを怒らなかった。殴りもせずただ笑っていた…
その笑顔はオレにとってはつらかった。

惚れた女を殺したやつが目の前にいるのに……卓也はキレなかった。

⏰:07/03/23 00:55 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#196 [コンキチ]
感動的ですね
面白すぎてやばぃ更新ゆっくりで良いので、続き楽しみにしてます
がんばっ

⏰:07/03/23 02:08 📱:SH902iS 🆔:J6kL0oeM


#197 [りく☆]
コンキチさんいつも読んで頂いてありがとうございます
本当に励みになります。
これからも出来るだけ早いペースで書いていくんで感想があったら書いてください。

⏰:07/03/23 10:08 📱:SH903i 🆔:K399SSdc


#198 [コンキチ]
はぃ楽しみにしてマス

⏰:07/03/23 13:38 📱:SH902iS 🆔:J6kL0oeM


#199 [りく☆]
卓也『じゃぁオレそろそろ行かな…。』

そぉ言うと卓也は車に乗り込もうとした。


オレ『卓也!』

別に何か言いたいわけでもなく

ただ無意識に呼び止めてしまった。

⏰:07/03/24 00:28 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#200 [りく☆]
卓也『何だ?』

オレ『滝沢から……全部聞いたんだ…』

卓也『勇貴からって……もしかして…』

オレ『結衣のことだよ。』

卓也『そうか……隠すつもりはなかったが…ばれたか。』

オレ『ゴメン』

オレの目から熱いものがこみあげてきた。
"ゴメン"の一言しか言えない自分に嫌気がさしていた

⏰:07/03/24 00:33 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#201 [りく☆]
卓也『結衣の事ちゃんと愛してたか?』

オレ『……あぁ』

卓也『なら結衣も幸せだったろうな。オレはそれで満足だ。
例え気持ちを伝えられなくても…夢はかなわなくても…オレは運命のヒトに出会えた。それだけでも幸せだよ。』


そんな言葉を残し卓也は車に乗った。


そして卓也は新しい夢のスタートラインにむかっていったのだった。

⏰:07/03/24 00:48 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#202 [りく☆]
祥子『卓也って自分勝手なやつだったけど……最後はいいこと言うね。』

帰り道歩きながら祥子が、沈黙の雰囲気を変えるかのように言い放った。

滝沢『確かに……いいこと言ったな。
オレたち5人は結局運命のヒトとは結ばれず、夢は叶わなかったんだな…』

祥子『勇貴の運命のヒトって?』

滝沢『さぁ?』

オレ『夢は夢…しょせん叶わないってことか。』

⏰:07/03/24 00:54 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#203 [りく☆]
オレの夢……それは小学生の時にすでに叶わなかった。
いや自分の手で壊してしまったのだ。そして今回も…

オレの夢は悪夢なのかもしれない…
もぉオレは悪夢をみたくなかった。
しかし…今から本当の悪夢が始まるとは思ってもいなかった。

⏰:07/03/24 00:59 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#204 [りく☆]
卓也がアメリカに行ってから2日たった。
オレは相変わらず学校へ行かず屋上にいた。

今はただ空を眺めていたい…

吸い終わった煙草を下に投げ捨てながら眺めていた……

⏰:07/03/24 01:01 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#205 [りく☆]
下では引っ越しの準備が終わりかけ、新しい人が入居しようとしている様子がみれた。


滝沢『今日もサボりか?』

オレ『あぁ…』

滝沢は相変わらずオレをきにかけてくれていた。

⏰:07/03/24 01:05 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#206 [りく☆]
≦連絡≧

更新遅れてすいません今日の夜から頑張りますんで読んでください

⏰:07/03/24 19:57 📱:SH903i 🆔:df.cFwLo


#207 [りく☆]
滝沢『いいかげん学校こいよな…』

オレ『あぁ…』

滝沢『"あぁ…"じゃなくて何か他に言えよ。』

オレ『あぁ…』

滝沢『ハァ…そこまで無気力になるとは。』

滝沢の言うとうりオレは無気力だった。何をしたらいいか、何を考えたらいいか…わからなかった。

⏰:07/03/25 00:19 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#208 [りく☆]
滝沢『りく!しっかりしろ!だいたい結衣の家に線香あげにいったのか?』

オレは黙って煙草すう…

滝沢『近いところ行っとけよ…』

滝沢も煙草をとりだした。もぉお互い吸うことになれている。

オレ『明日ぐらいには行く……』

滝沢『その言い方はいかないな…。まぁちゃんと行けよ。
てかいい話があるんだよ♪』

⏰:07/03/25 00:26 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#209 [りく☆]
オレ『いい話?』

滝沢『明日から転校生がくるんだよ。しかも女の子♪』

オレ『……興味ねぇよ。てか滝沢そんな事言うキャラだっけ?』

オレと滝沢は下に煙草を投げ捨てた。

下で女の子の叫び声がした

滝沢『まさか!』

⏰:07/03/25 00:40 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#210 [りく☆]
滝沢『投げた煙草……当たったかな…』

慌てて叫び声のした下の方を見た。


そこには誰もいなかった。

オレ『焦らせんなよ…』

滝沢『いや……普通に焦るぜ。まぁでも誰も煙草当たってなくてよかったよ』

二人同時に安堵のため息をはいた。


その瞬間階段から足音が聞こえた…

⏰:07/03/25 01:37 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#211 [りく☆]
?『あんたたち!毎日毎日屋上から煙草投げないでよ!』

女の声だった。俺はあえて顔をみらずに空を眺めていた。

滝沢『そんなオレを睨みながら言うなよ。悪かったって…』

?『許さないわよ!だいたいそこで寝てる人!聞いてるの?』

オレは黙って手を挙げる。ただでさえ一人でゆっくりしたいのに、他人に邪魔されるなんて最悪だ。

⏰:07/03/25 01:48 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#212 [りく☆]
滝沢『悪かったよ。こいつにはオレが言っとくから…』

?『あんたは黙って!』

滝沢『……おちつけよ』

?『毎日毎日煙草を投げつけられて落ち着けるわけないじゃん。』

滝沢『昔からここで吸ってるんだけど何も言われなかったけどな……もしかして最近引っ越してきた?』

?『そうですけど悪い?』

オレは相変わらず黙って空を眺めている

⏰:07/03/25 01:53 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#213 [りく☆]
滝沢『まぁ……そんなに怒らないで………誰か知らないけど…』

?『あたしは"荒井 優希(アライユウキ)"って名前だけど。明日からあんたたちが着てる制服の学校に転校するの!』

…ウソだ

滝沢『オレは滝沢勇貴。下の名前同じだね♪』

オレ『ゆ…う…き…』

オレは恐る恐る女の子の顔に目をやろうとした。

⏰:07/03/25 02:00 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#214 [りく☆]
滝沢『何だ?……てか初めてオレを下の名前で読んだな。』

オレの視界に滝沢が割り込んできた。まだオレは彼女を見れていない……そして滝沢の名前を読んではいない…

オレ『優希……』

オレの言葉に二人とも反応した。

⏰:07/03/25 14:54 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#215 [りく☆]
滝沢『どうした?りく?』

優希『………りく』

滝沢の言葉に彼女は、驚きの反応を隠せないような声をだした。




オレは彼女を見た…

オレ『優希…なのか?』

優希『り…く?』

⏰:07/03/25 14:58 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#216 [りく☆]
優希は何も言わず走り去った……
でもオレから逃げるのは当然の反応。悪いのはオレだ。
オレは彼女を裏切り、深い傷をおわせてしまった。



じはらく沈黙が続いた後滝沢が口を開いた。

滝沢『知り合いなのか?』

何も言葉が出ない。

⏰:07/03/25 15:02 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#217 [りく☆]
滝沢『なぁりく!いったいどんな関係だよ。
もしかしてオレを"ゆうき"って呼べない理由って……』


何も答えたくない…

今のことも、昔のことも…

…何も考えたくない…


滝沢『おぃっ……りくやめろ!』

滝沢がオレに飛びついてきた。

滝沢『何してんだよ!』

オレは無意識のうちに屋上から飛び降りようとしていたのだ…ギリギリのところで滝沢に助けられた。

⏰:07/03/25 15:10 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#218 [りく☆]
滝沢『お前……大丈夫か?』

オレ『オレは一体……何を』

滝沢『なぁ…りく。オレはお前の力になれないかな?』

滝沢の言葉にオレの過去のすべてを話したかった。
しかし、人に話せる事ではない。
話したらどれだけ楽だろうか…

⏰:07/03/25 21:55 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#219 [りく☆]
オレの過去…
それは誰にも語る事のできない7年前の出来事である。
心の奥底にしまっときたい過去…
結衣との出会いと恋で7年前の過去は浄化されたと思った。

でも"結衣の死"と"優希との再開"によってあの日の事が思い出させる。

⏰:07/03/25 22:06 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#220 [りく☆]
《第3節,1993年冬…運命》


オレが小学5年生の頃、両親が離婚しオレは父親のもとについていった。
そしてしばらく父親と二人暮しをしていたが、とても生きてはいけなかった…

毎日のように酒に溺れる父親の暴力にオレは限界だった。
そんな時オレの命を救うかのように、突然我が家に二人の母と子がやってきた……

これが優希との初めての出会いだった

⏰:07/03/25 22:33 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#221 [りく☆]
《連絡》

誰か読んでくれてますか

⏰:07/03/26 00:25 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#222 [りぃ]
読んでます頑張って書いて下さいね

⏰:07/03/26 00:28 📱:P902i 🆔:2HeYpQJI


#223 [たぁ]
読んでます
メッチャ面白いですょ

⏰:07/03/26 00:29 📱:SH902iS 🆔:kSA/ea9k


#224 [たぁ]
読んでます
メッチャ面白いですょ
最後まで読むので頑張って下さい

⏰:07/03/26 00:29 📱:SH902iS 🆔:kSA/ea9k


#225 [りく☆]
りぃさん、たぁさんありがとうございます
本当に励みになりました頑張って書くんで読んでください

⏰:07/03/26 01:06 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#226 [りく☆]
オレの父と優希の母は職場で知り合い、お互い恋におちたという。そして我が家で四人の同棲がはじまったのだ。
優希とオレは兄弟という感覚はまったくなく、友達のような関係だった。

⏰:07/03/26 01:10 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#227 [りく☆]
最初の頃は幸せだった。
父の暴力もなくなり、他人から見たら普通の四人家族に見えただろう。

そして同棲が始まり一ヶ月がたった…


優希が部屋の暗闇の中で泣いていた

⏰:07/03/26 01:18 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#228 [りく☆]
オレ『……どぉしたんだ優希?』

優希はベットの上でうずくまり泣いたままだった。

オレ『何でいつものように父さんと風呂に入った後にリビングに行かないんだ?』

優希は黙ったまま泣いている…
オレは不安になりリビングに行った。

⏰:07/03/26 01:25 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#229 [りく☆]
オレ『父さん!優希が泣いてるよ。風邪引いたのかな……』

"バシンッ"

いきなり父のビンタが飛んできた。

父『お前が優希を泣かせたんだろうが!』

父はオレに怒鳴り暴力を続けた。

⏰:07/03/26 01:29 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#230 [りく☆]
また父に裏切られた…

同棲する前、父はもう二度と暴力をしないと約束した。
なのに……
何も悪くないオレを殴り続ける。それを優希の母は黙って見ていた。

…優希も父さんに殴られたのか?

オレは殴られながらも優希が心配でしかたなかった…

⏰:07/03/26 01:33 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#231 [りく☆]
そんな日が2〜3日続いた…
オレが少しでも父の機嫌を悪くすることをしたら、すぐ殴られる。
同棲前とまるで変わらない…
そして、優希は毎晩泣いていた。
理由はまったく語られなかった。
そのことを父に話すといつもの倍に殴られるので、怖くて聞けなかった。

⏰:07/03/26 01:38 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#232 [りく☆]
優希の母に相談してみたが、信じてくれなかった。
オレの味方は優希だけだった。父は優希が何を言っても怒らない。だから優希はオレを守ってくれた…


優希は父に気に入られているのだろう。実の息子のオレよりかわいいのだろう

オレには優希がうらやましかった。

でも…風呂上がり優希はいつも泣いていた。

⏰:07/03/26 01:46 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#233 [りく☆]
それから一週間たった。
優希がまた泣きながら部屋に入ってきたのだ。

オレ『優…希大丈夫?』

優希『………』

オレ『もしかして風呂で父さんに殴られてるのか?』

優希『違う…』

オレ『だよな…父さんは優希がお気に入りだもん。』

少しひがみっぽく言ってしまった…

⏰:07/03/26 01:49 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#234 [りく☆]
優希『お気に入りなんかじゃない…』

優希は少し荒い口調で言い放った。
そしてオレにすべてを語り始めた。




優希は風呂の中で父から性的暴力をうけていたのだ…

オレは言葉を失った…

⏰:07/03/26 01:51 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#235 [りく☆]
…優希をこんなつらい思いにさせたのはオレのせいだ

オレは自分を責めた
自分がもっと父に気に入られるくらいの良い子だったら、優希はこんなおもいをしないと…

⏰:07/03/26 01:53 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#236 [りく☆]
オレは父に頼んだ。

オレ『僕…もっといい子になるから。だから優希を風呂場でいじめないで。優希は気持ち悪いって嫌がってるよ………オッパイ触られたりするの嫌だって泣きながら言ってる』


この日の夜、オレは気絶するまで殴られた。

⏰:07/03/26 01:59 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#237 [りく☆]
夜中オレは目を覚ました…
体中が痛かった。

優希『りく……大丈夫?』
優希がオレの横で心配そうに見ていた。
オレは気絶したまま自分のベットに寝かされたらしい…

優希『りく痛かったね。ごめんね……私が我慢すればよかったのに』

オレ『優希は悪くない…僕がダメな子なんだよ』

⏰:07/03/26 02:04 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#238 [にゃぁ]
頑張ってッ
続き気になるから
あげま-す

⏰:07/03/26 02:06 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#239 [りく☆]
…本当に僕は悪い子なの?

何が善で悪かわからなかった。

この日から夜オレと優希は二人で励ましあった。
お互いの傷を癒しあった…いつかこの生活から解放されるのを信じて

⏰:07/03/26 02:07 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#240 [りく☆]
しかし、地獄のような日々は二週間も続いた…

心に傷をおうたび二人で癒しあう……そんな日々が当たり前になってきた。
いつしかオレと優希の関係は深くなり……小学生のくせに愛を語るようになっていた。

二人で幸せな家庭を築こう…いろんな幸せな家庭を二人で同じ布団の中で語りあった。

理想の父、母に自分達がなろうと…

その一時が1番幸せだった

⏰:07/03/26 02:14 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#241 [りく☆]
オレと優希は兄弟でもない……だから二人で結婚の約束までしていた。
しょせん小学生のままごとのように思えるかも知れないが、オレ達は真剣だった。
優希がいるからどんな暴力にもたえれる…
りくが癒してくれるからどんな性的暴力にも我慢できる…

二人で支え合った

⏰:07/03/26 02:18 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#242 [りく☆]
しかし、どんなに支え合っても、たえるのが限界になっていた。肉体的にも精神的にもボロボロだった。

⏰:07/03/26 02:20 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#243 [りく☆]
そしてある日の真夜中…オレはトイレに行こうとした。
リビングで父と優希の母が話し合っていた。

父『もぉそろそろいいだろ?』

優希の母『暴力はやめる?』

父『もうしない!誓うよ。』

優希の母『その言葉信じるわ。』

父『じゃぁ…結婚しよう。』

⏰:07/03/26 02:24 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#244 [りく☆]
それからしばらくしてオレと優希は兄弟になった。

しかしオレ達に兄弟という感覚はなく、大人の真似を必死にしている子供のカップルであった。

父は言葉どうりオレと優希に何もしなくなった。
幸せな日がもどってきた。

⏰:07/03/26 02:30 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#245 [りく☆]
優希『旅行どこ行きたい?』

優希はオレにパンフレットを広げ見せた。オレ達の結婚旅行を考えているのだ。

オレ『遠くに行きたいね』

優希『どこ?』

あまりにもしつこいので、テキトーに指差した。

オレ『ここ!』

この選択がオレの人生を大きく変えるとはおもってもいなかった

⏰:07/03/26 02:36 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#246 [りく☆]
優希『山に行きたいの?しかもここ……霧が深くて事故が多い山だよ。危ないって…』

オレ『足滑らせて落ちたら大変ってことか…』

優希『他の場所にしよ♪』

オレ『まぁこの山行きたいわけじゃないんだけど…』

⏰:07/03/26 09:35 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#247 [りく☆]
幸せな日々だった…

父の暴力もなくなり優しい父にもどっていった



と思っていたが


幸せは長くは続かない。

⏰:07/03/26 09:42 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#248 [りく☆]
結婚が決まって一週間後、優希が布団の中で泣いていた。

理由なんか聞かなくてもわかる…
これで何回父に裏切られただろう。
オレはもぉ我慢の限界だった

⏰:07/03/26 09:48 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#249 [りく☆]
オレ『父さん!また優希に何かしたな!いいかげんにしろ』

"ドスッ"

父の足が勢いをつけてオレの顔に飛んできた。

意識が遠のいていく


……優希

⏰:07/03/26 09:53 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


#250 [りく☆]
気がつけばオレはベットの上に寝ていた…

優希『りく大丈夫?』

オレ『あぁ…』

優希『私のためにこんなになって……また母さんは助けてくれなかったんだね。いつも見て見ぬふりして。……誰も私たちを助けてくれないんだ』

優希の目から涙が溢れてくる。
それがなによりもつらい…

⏰:07/03/26 09:59 📱:SH903i 🆔:DP7nj5CQ


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