〜運命のヒト〜
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#201 [りく☆]
卓也『結衣の事ちゃんと愛してたか?』
オレ『……あぁ』
卓也『なら結衣も幸せだったろうな。オレはそれで満足だ。
例え気持ちを伝えられなくても…夢はかなわなくても…オレは運命のヒトに出会えた。それだけでも幸せだよ。』
そんな言葉を残し卓也は車に乗った。
そして卓也は新しい夢のスタートラインにむかっていったのだった。
:07/03/24 00:48
:SH903i
:df.cFwLo
#202 [りく☆]
祥子『卓也って自分勝手なやつだったけど……最後はいいこと言うね。』
帰り道歩きながら祥子が、沈黙の雰囲気を変えるかのように言い放った。
滝沢『確かに……いいこと言ったな。
オレたち5人は結局運命のヒトとは結ばれず、夢は叶わなかったんだな…』
祥子『勇貴の運命のヒトって?』
滝沢『さぁ?』
オレ『夢は夢…しょせん叶わないってことか。』
:07/03/24 00:54
:SH903i
:df.cFwLo
#203 [りく☆]
オレの夢……それは小学生の時にすでに叶わなかった。
いや自分の手で壊してしまったのだ。そして今回も…
オレの夢は悪夢なのかもしれない…
もぉオレは悪夢をみたくなかった。
しかし…今から本当の悪夢が始まるとは思ってもいなかった。
:07/03/24 00:59
:SH903i
:df.cFwLo
#204 [りく☆]
卓也がアメリカに行ってから2日たった。
オレは相変わらず学校へ行かず屋上にいた。
今はただ空を眺めていたい…
吸い終わった煙草を下に投げ捨てながら眺めていた……
:07/03/24 01:01
:SH903i
:df.cFwLo
#205 [りく☆]
下では引っ越しの準備が終わりかけ、新しい人が入居しようとしている様子がみれた。
滝沢『今日もサボりか?』
オレ『あぁ…』
滝沢は相変わらずオレをきにかけてくれていた。
:07/03/24 01:05
:SH903i
:df.cFwLo
#206 [りく☆]
≦連絡≧
更新遅れてすいません

今日の夜から頑張りますんで読んでください

:07/03/24 19:57
:SH903i
:df.cFwLo
#207 [りく☆]
滝沢『いいかげん学校こいよな…』
オレ『あぁ…』
滝沢『"あぁ…"じゃなくて何か他に言えよ。』
オレ『あぁ…』
滝沢『ハァ…そこまで無気力になるとは。』
滝沢の言うとうりオレは無気力だった。何をしたらいいか、何を考えたらいいか…わからなかった。
:07/03/25 00:19
:SH903i
:J2gv8YIc
#208 [りく☆]
滝沢『りく!しっかりしろ!だいたい結衣の家に線香あげにいったのか?』
オレは黙って煙草すう…
滝沢『近いところ行っとけよ…』
滝沢も煙草をとりだした。もぉお互い吸うことになれている。
オレ『明日ぐらいには行く……』
滝沢『その言い方はいかないな…。まぁちゃんと行けよ。
てかいい話があるんだよ♪』
:07/03/25 00:26
:SH903i
:J2gv8YIc
#209 [りく☆]
オレ『いい話?』
滝沢『明日から転校生がくるんだよ。しかも女の子♪』
オレ『……興味ねぇよ。てか滝沢そんな事言うキャラだっけ?』
オレと滝沢は下に煙草を投げ捨てた。
下で女の子の叫び声がした
滝沢『まさか!』
:07/03/25 00:40
:SH903i
:J2gv8YIc
#210 [りく☆]
滝沢『投げた煙草……当たったかな…』
慌てて叫び声のした下の方を見た。
そこには誰もいなかった。
オレ『焦らせんなよ…』
滝沢『いや……普通に焦るぜ。まぁでも誰も煙草当たってなくてよかったよ』
二人同時に安堵のため息をはいた。
その瞬間階段から足音が聞こえた…
:07/03/25 01:37
:SH903i
:J2gv8YIc
#211 [りく☆]
?『あんたたち!毎日毎日屋上から煙草投げないでよ!』
女の声だった。俺はあえて顔をみらずに空を眺めていた。
滝沢『そんなオレを睨みながら言うなよ。悪かったって…』
?『許さないわよ!だいたいそこで寝てる人!聞いてるの?』
オレは黙って手を挙げる。ただでさえ一人でゆっくりしたいのに、他人に邪魔されるなんて最悪だ。
:07/03/25 01:48
:SH903i
:J2gv8YIc
#212 [りく☆]
滝沢『悪かったよ。こいつにはオレが言っとくから…』
?『あんたは黙って!』
滝沢『……おちつけよ』
?『毎日毎日煙草を投げつけられて落ち着けるわけないじゃん。』
滝沢『昔からここで吸ってるんだけど何も言われなかったけどな……もしかして最近引っ越してきた?』
?『そうですけど悪い?』
オレは相変わらず黙って空を眺めている
:07/03/25 01:53
:SH903i
:J2gv8YIc
#213 [りく☆]
滝沢『まぁ……そんなに怒らないで………誰か知らないけど…』
?『あたしは"荒井 優希(アライユウキ)"って名前だけど。明日からあんたたちが着てる制服の学校に転校するの!』
…ウソだ
滝沢『オレは滝沢勇貴。下の名前同じだね♪』
オレ『ゆ…う…き…』
オレは恐る恐る女の子の顔に目をやろうとした。
:07/03/25 02:00
:SH903i
:J2gv8YIc
#214 [りく☆]
滝沢『何だ?……てか初めてオレを下の名前で読んだな。』
オレの視界に滝沢が割り込んできた。まだオレは彼女を見れていない……そして滝沢の名前を読んではいない…
オレ『優希……』
オレの言葉に二人とも反応した。
:07/03/25 14:54
:SH903i
:J2gv8YIc
#215 [りく☆]
滝沢『どうした?りく?』
優希『………りく』
滝沢の言葉に彼女は、驚きの反応を隠せないような声をだした。
オレは彼女を見た…
オレ『優希…なのか?』
優希『り…く?』
:07/03/25 14:58
:SH903i
:J2gv8YIc
#216 [りく☆]
優希は何も言わず走り去った……
でもオレから逃げるのは当然の反応。悪いのはオレだ。
オレは彼女を裏切り、深い傷をおわせてしまった。
じはらく沈黙が続いた後滝沢が口を開いた。
滝沢『知り合いなのか?』
何も言葉が出ない。
:07/03/25 15:02
:SH903i
:J2gv8YIc
#217 [りく☆]
滝沢『なぁりく!いったいどんな関係だよ。
もしかしてオレを"ゆうき"って呼べない理由って……』
何も答えたくない…
今のことも、昔のことも…
…何も考えたくない…
滝沢『おぃっ……りくやめろ!』
滝沢がオレに飛びついてきた。
滝沢『何してんだよ!』
オレは無意識のうちに屋上から飛び降りようとしていたのだ…ギリギリのところで滝沢に助けられた。
:07/03/25 15:10
:SH903i
:J2gv8YIc
#218 [りく☆]
滝沢『お前……大丈夫か?』
オレ『オレは一体……何を』
滝沢『なぁ…りく。オレはお前の力になれないかな?』
滝沢の言葉にオレの過去のすべてを話したかった。
しかし、人に話せる事ではない。
話したらどれだけ楽だろうか…
:07/03/25 21:55
:SH903i
:J2gv8YIc
#219 [りく☆]
オレの過去…
それは誰にも語る事のできない7年前の出来事である。
心の奥底にしまっときたい過去…
結衣との出会いと恋で7年前の過去は浄化されたと思った。
でも"結衣の死"と"優希との再開"によってあの日の事が思い出させる。
:07/03/25 22:06
:SH903i
:J2gv8YIc
#220 [りく☆]
《第3節,1993年冬…運命》
オレが小学5年生の頃、両親が離婚しオレは父親のもとについていった。
そしてしばらく父親と二人暮しをしていたが、とても生きてはいけなかった…
毎日のように酒に溺れる父親の暴力にオレは限界だった。
そんな時オレの命を救うかのように、突然我が家に二人の母と子がやってきた……
これが優希との初めての出会いだった
:07/03/25 22:33
:SH903i
:J2gv8YIc
#221 [りく☆]
《連絡》
誰か読んでくれてますか

?
:07/03/26 00:25
:SH903i
:DP7nj5CQ
#222 [りぃ]
:07/03/26 00:28
:P902i
:2HeYpQJI
#223 [たぁ]
:07/03/26 00:29
:SH902iS
:kSA/ea9k
#224 [たぁ]
:07/03/26 00:29
:SH902iS
:kSA/ea9k
#225 [りく☆]
りぃさん、たぁさんありがとうございます


本当に励みになりました

頑張って書くんで読んでください

:07/03/26 01:06
:SH903i
:DP7nj5CQ
#226 [りく☆]
オレの父と優希の母は職場で知り合い、お互い恋におちたという。そして我が家で四人の同棲がはじまったのだ。
優希とオレは兄弟という感覚はまったくなく、友達のような関係だった。
:07/03/26 01:10
:SH903i
:DP7nj5CQ
#227 [りく☆]
最初の頃は幸せだった。
父の暴力もなくなり、他人から見たら普通の四人家族に見えただろう。
そして同棲が始まり一ヶ月がたった…
優希が部屋の暗闇の中で泣いていた
:07/03/26 01:18
:SH903i
:DP7nj5CQ
#228 [りく☆]
オレ『……どぉしたんだ優希?』
優希はベットの上でうずくまり泣いたままだった。
オレ『何でいつものように父さんと風呂に入った後にリビングに行かないんだ?』
優希は黙ったまま泣いている…
オレは不安になりリビングに行った。
:07/03/26 01:25
:SH903i
:DP7nj5CQ
#229 [りく☆]
オレ『父さん!優希が泣いてるよ。風邪引いたのかな……』
"バシンッ"
いきなり父のビンタが飛んできた。
父『お前が優希を泣かせたんだろうが!』
父はオレに怒鳴り暴力を続けた。
:07/03/26 01:29
:SH903i
:DP7nj5CQ
#230 [りく☆]
また父に裏切られた…
同棲する前、父はもう二度と暴力をしないと約束した。
なのに……
何も悪くないオレを殴り続ける。それを優希の母は黙って見ていた。
…優希も父さんに殴られたのか?
オレは殴られながらも優希が心配でしかたなかった…
:07/03/26 01:33
:SH903i
:DP7nj5CQ
#231 [りく☆]
そんな日が2〜3日続いた…
オレが少しでも父の機嫌を悪くすることをしたら、すぐ殴られる。
同棲前とまるで変わらない…
そして、優希は毎晩泣いていた。
理由はまったく語られなかった。
そのことを父に話すといつもの倍に殴られるので、怖くて聞けなかった。
:07/03/26 01:38
:SH903i
:DP7nj5CQ
#232 [りく☆]
優希の母に相談してみたが、信じてくれなかった。
オレの味方は優希だけだった。父は優希が何を言っても怒らない。だから優希はオレを守ってくれた…
優希は父に気に入られているのだろう。実の息子のオレよりかわいいのだろう
オレには優希がうらやましかった。
でも…風呂上がり優希はいつも泣いていた。
:07/03/26 01:46
:SH903i
:DP7nj5CQ
#233 [りく☆]
それから一週間たった。
優希がまた泣きながら部屋に入ってきたのだ。
オレ『優…希大丈夫?』
優希『………』
オレ『もしかして風呂で父さんに殴られてるのか?』
優希『違う…』
オレ『だよな…父さんは優希がお気に入りだもん。』
少しひがみっぽく言ってしまった…
:07/03/26 01:49
:SH903i
:DP7nj5CQ
#234 [りく☆]
優希『お気に入りなんかじゃない…』
優希は少し荒い口調で言い放った。
そしてオレにすべてを語り始めた。
優希は風呂の中で父から性的暴力をうけていたのだ…
オレは言葉を失った…
:07/03/26 01:51
:SH903i
:DP7nj5CQ
#235 [りく☆]
…優希をこんなつらい思いにさせたのはオレのせいだ
オレは自分を責めた
自分がもっと父に気に入られるくらいの良い子だったら、優希はこんなおもいをしないと…
:07/03/26 01:53
:SH903i
:DP7nj5CQ
#236 [りく☆]
オレは父に頼んだ。
オレ『僕…もっといい子になるから。だから優希を風呂場でいじめないで。優希は気持ち悪いって嫌がってるよ………オッパイ触られたりするの嫌だって泣きながら言ってる』
この日の夜、オレは気絶するまで殴られた。
:07/03/26 01:59
:SH903i
:DP7nj5CQ
#237 [りく☆]
夜中オレは目を覚ました…
体中が痛かった。
優希『りく……大丈夫?』
優希がオレの横で心配そうに見ていた。
オレは気絶したまま自分のベットに寝かされたらしい…
優希『りく痛かったね。ごめんね……私が我慢すればよかったのに』
オレ『優希は悪くない…僕がダメな子なんだよ』
:07/03/26 02:04
:SH903i
:DP7nj5CQ
#238 [にゃぁ]
:07/03/26 02:06
:D902i
:☆☆☆
#239 [りく☆]
…本当に僕は悪い子なの?
何が善で悪かわからなかった。
この日から夜オレと優希は二人で励ましあった。
お互いの傷を癒しあった…いつかこの生活から解放されるのを信じて
:07/03/26 02:07
:SH903i
:DP7nj5CQ
#240 [りく☆]
しかし、地獄のような日々は二週間も続いた…
心に傷をおうたび二人で癒しあう……そんな日々が当たり前になってきた。
いつしかオレと優希の関係は深くなり……小学生のくせに愛を語るようになっていた。
二人で幸せな家庭を築こう…いろんな幸せな家庭を二人で同じ布団の中で語りあった。
理想の父、母に自分達がなろうと…
その一時が1番幸せだった
:07/03/26 02:14
:SH903i
:DP7nj5CQ
#241 [りく☆]
オレと優希は兄弟でもない……だから二人で結婚の約束までしていた。
しょせん小学生のままごとのように思えるかも知れないが、オレ達は真剣だった。
優希がいるからどんな暴力にもたえれる…
りくが癒してくれるからどんな性的暴力にも我慢できる…
二人で支え合った
:07/03/26 02:18
:SH903i
:DP7nj5CQ
#242 [りく☆]
しかし、どんなに支え合っても、たえるのが限界になっていた。肉体的にも精神的にもボロボロだった。
:07/03/26 02:20
:SH903i
:DP7nj5CQ
#243 [りく☆]
そしてある日の真夜中…オレはトイレに行こうとした。
リビングで父と優希の母が話し合っていた。
父『もぉそろそろいいだろ?』
優希の母『暴力はやめる?』
父『もうしない!誓うよ。』
優希の母『その言葉信じるわ。』
父『じゃぁ…結婚しよう。』
:07/03/26 02:24
:SH903i
:DP7nj5CQ
#244 [りく☆]
それからしばらくしてオレと優希は兄弟になった。
しかしオレ達に兄弟という感覚はなく、大人の真似を必死にしている子供のカップルであった。
父は言葉どうりオレと優希に何もしなくなった。
幸せな日がもどってきた。
:07/03/26 02:30
:SH903i
:DP7nj5CQ
#245 [りく☆]
優希『旅行どこ行きたい?』
優希はオレにパンフレットを広げ見せた。オレ達の結婚旅行を考えているのだ。
オレ『遠くに行きたいね』
優希『どこ?』
あまりにもしつこいので、テキトーに指差した。
オレ『ここ!』
この選択がオレの人生を大きく変えるとはおもってもいなかった
:07/03/26 02:36
:SH903i
:DP7nj5CQ
#246 [りく☆]
優希『山に行きたいの?しかもここ……霧が深くて事故が多い山だよ。危ないって…』
オレ『足滑らせて落ちたら大変ってことか…』
優希『他の場所にしよ♪』
オレ『まぁこの山行きたいわけじゃないんだけど…』
:07/03/26 09:35
:SH903i
:DP7nj5CQ
#247 [りく☆]
幸せな日々だった…
父の暴力もなくなり優しい父にもどっていった
と思っていたが
幸せは長くは続かない。
:07/03/26 09:42
:SH903i
:DP7nj5CQ
#248 [りく☆]
結婚が決まって一週間後、優希が布団の中で泣いていた。
理由なんか聞かなくてもわかる…
これで何回父に裏切られただろう。
オレはもぉ我慢の限界だった
:07/03/26 09:48
:SH903i
:DP7nj5CQ
#249 [りく☆]
オレ『父さん!また優希に何かしたな!いいかげんにしろ』
"ドスッ"
父の足が勢いをつけてオレの顔に飛んできた。
意識が遠のいていく
……優希
:07/03/26 09:53
:SH903i
:DP7nj5CQ
#250 [りく☆]
気がつけばオレはベットの上に寝ていた…
優希『りく大丈夫?』
オレ『あぁ…』
優希『私のためにこんなになって……また母さんは助けてくれなかったんだね。いつも見て見ぬふりして。……誰も私たちを助けてくれないんだ』
優希の目から涙が溢れてくる。
それがなによりもつらい…
:07/03/26 09:59
:SH903i
:DP7nj5CQ
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