〜運命のヒト〜
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#201 [りく☆]
卓也『結衣の事ちゃんと愛してたか?』
オレ『……あぁ』
卓也『なら結衣も幸せだったろうな。オレはそれで満足だ。
例え気持ちを伝えられなくても…夢はかなわなくても…オレは運命のヒトに出会えた。それだけでも幸せだよ。』
そんな言葉を残し卓也は車に乗った。
そして卓也は新しい夢のスタートラインにむかっていったのだった。
:07/03/24 00:48
:SH903i
:df.cFwLo
#202 [りく☆]
祥子『卓也って自分勝手なやつだったけど……最後はいいこと言うね。』
帰り道歩きながら祥子が、沈黙の雰囲気を変えるかのように言い放った。
滝沢『確かに……いいこと言ったな。
オレたち5人は結局運命のヒトとは結ばれず、夢は叶わなかったんだな…』
祥子『勇貴の運命のヒトって?』
滝沢『さぁ?』
オレ『夢は夢…しょせん叶わないってことか。』
:07/03/24 00:54
:SH903i
:df.cFwLo
#203 [りく☆]
オレの夢……それは小学生の時にすでに叶わなかった。
いや自分の手で壊してしまったのだ。そして今回も…
オレの夢は悪夢なのかもしれない…
もぉオレは悪夢をみたくなかった。
しかし…今から本当の悪夢が始まるとは思ってもいなかった。
:07/03/24 00:59
:SH903i
:df.cFwLo
#204 [りく☆]
卓也がアメリカに行ってから2日たった。
オレは相変わらず学校へ行かず屋上にいた。
今はただ空を眺めていたい…
吸い終わった煙草を下に投げ捨てながら眺めていた……
:07/03/24 01:01
:SH903i
:df.cFwLo
#205 [りく☆]
下では引っ越しの準備が終わりかけ、新しい人が入居しようとしている様子がみれた。
滝沢『今日もサボりか?』
オレ『あぁ…』
滝沢は相変わらずオレをきにかけてくれていた。
:07/03/24 01:05
:SH903i
:df.cFwLo
#206 [りく☆]
≦連絡≧
更新遅れてすいません

今日の夜から頑張りますんで読んでください

:07/03/24 19:57
:SH903i
:df.cFwLo
#207 [りく☆]
滝沢『いいかげん学校こいよな…』
オレ『あぁ…』
滝沢『"あぁ…"じゃなくて何か他に言えよ。』
オレ『あぁ…』
滝沢『ハァ…そこまで無気力になるとは。』
滝沢の言うとうりオレは無気力だった。何をしたらいいか、何を考えたらいいか…わからなかった。
:07/03/25 00:19
:SH903i
:J2gv8YIc
#208 [りく☆]
滝沢『りく!しっかりしろ!だいたい結衣の家に線香あげにいったのか?』
オレは黙って煙草すう…
滝沢『近いところ行っとけよ…』
滝沢も煙草をとりだした。もぉお互い吸うことになれている。
オレ『明日ぐらいには行く……』
滝沢『その言い方はいかないな…。まぁちゃんと行けよ。
てかいい話があるんだよ♪』
:07/03/25 00:26
:SH903i
:J2gv8YIc
#209 [りく☆]
オレ『いい話?』
滝沢『明日から転校生がくるんだよ。しかも女の子♪』
オレ『……興味ねぇよ。てか滝沢そんな事言うキャラだっけ?』
オレと滝沢は下に煙草を投げ捨てた。
下で女の子の叫び声がした
滝沢『まさか!』
:07/03/25 00:40
:SH903i
:J2gv8YIc
#210 [りく☆]
滝沢『投げた煙草……当たったかな…』
慌てて叫び声のした下の方を見た。
そこには誰もいなかった。
オレ『焦らせんなよ…』
滝沢『いや……普通に焦るぜ。まぁでも誰も煙草当たってなくてよかったよ』
二人同時に安堵のため息をはいた。
その瞬間階段から足音が聞こえた…
:07/03/25 01:37
:SH903i
:J2gv8YIc
#211 [りく☆]
?『あんたたち!毎日毎日屋上から煙草投げないでよ!』
女の声だった。俺はあえて顔をみらずに空を眺めていた。
滝沢『そんなオレを睨みながら言うなよ。悪かったって…』
?『許さないわよ!だいたいそこで寝てる人!聞いてるの?』
オレは黙って手を挙げる。ただでさえ一人でゆっくりしたいのに、他人に邪魔されるなんて最悪だ。
:07/03/25 01:48
:SH903i
:J2gv8YIc
#212 [りく☆]
滝沢『悪かったよ。こいつにはオレが言っとくから…』
?『あんたは黙って!』
滝沢『……おちつけよ』
?『毎日毎日煙草を投げつけられて落ち着けるわけないじゃん。』
滝沢『昔からここで吸ってるんだけど何も言われなかったけどな……もしかして最近引っ越してきた?』
?『そうですけど悪い?』
オレは相変わらず黙って空を眺めている
:07/03/25 01:53
:SH903i
:J2gv8YIc
#213 [りく☆]
滝沢『まぁ……そんなに怒らないで………誰か知らないけど…』
?『あたしは"荒井 優希(アライユウキ)"って名前だけど。明日からあんたたちが着てる制服の学校に転校するの!』
…ウソだ
滝沢『オレは滝沢勇貴。下の名前同じだね♪』
オレ『ゆ…う…き…』
オレは恐る恐る女の子の顔に目をやろうとした。
:07/03/25 02:00
:SH903i
:J2gv8YIc
#214 [りく☆]
滝沢『何だ?……てか初めてオレを下の名前で読んだな。』
オレの視界に滝沢が割り込んできた。まだオレは彼女を見れていない……そして滝沢の名前を読んではいない…
オレ『優希……』
オレの言葉に二人とも反応した。
:07/03/25 14:54
:SH903i
:J2gv8YIc
#215 [りく☆]
滝沢『どうした?りく?』
優希『………りく』
滝沢の言葉に彼女は、驚きの反応を隠せないような声をだした。
オレは彼女を見た…
オレ『優希…なのか?』
優希『り…く?』
:07/03/25 14:58
:SH903i
:J2gv8YIc
#216 [りく☆]
優希は何も言わず走り去った……
でもオレから逃げるのは当然の反応。悪いのはオレだ。
オレは彼女を裏切り、深い傷をおわせてしまった。
じはらく沈黙が続いた後滝沢が口を開いた。
滝沢『知り合いなのか?』
何も言葉が出ない。
:07/03/25 15:02
:SH903i
:J2gv8YIc
#217 [りく☆]
滝沢『なぁりく!いったいどんな関係だよ。
もしかしてオレを"ゆうき"って呼べない理由って……』
何も答えたくない…
今のことも、昔のことも…
…何も考えたくない…
滝沢『おぃっ……りくやめろ!』
滝沢がオレに飛びついてきた。
滝沢『何してんだよ!』
オレは無意識のうちに屋上から飛び降りようとしていたのだ…ギリギリのところで滝沢に助けられた。
:07/03/25 15:10
:SH903i
:J2gv8YIc
#218 [りく☆]
滝沢『お前……大丈夫か?』
オレ『オレは一体……何を』
滝沢『なぁ…りく。オレはお前の力になれないかな?』
滝沢の言葉にオレの過去のすべてを話したかった。
しかし、人に話せる事ではない。
話したらどれだけ楽だろうか…
:07/03/25 21:55
:SH903i
:J2gv8YIc
#219 [りく☆]
オレの過去…
それは誰にも語る事のできない7年前の出来事である。
心の奥底にしまっときたい過去…
結衣との出会いと恋で7年前の過去は浄化されたと思った。
でも"結衣の死"と"優希との再開"によってあの日の事が思い出させる。
:07/03/25 22:06
:SH903i
:J2gv8YIc
#220 [りく☆]
《第3節,1993年冬…運命》
オレが小学5年生の頃、両親が離婚しオレは父親のもとについていった。
そしてしばらく父親と二人暮しをしていたが、とても生きてはいけなかった…
毎日のように酒に溺れる父親の暴力にオレは限界だった。
そんな時オレの命を救うかのように、突然我が家に二人の母と子がやってきた……
これが優希との初めての出会いだった
:07/03/25 22:33
:SH903i
:J2gv8YIc
#221 [りく☆]
《連絡》
誰か読んでくれてますか

?
:07/03/26 00:25
:SH903i
:DP7nj5CQ
#222 [りぃ]
:07/03/26 00:28
:P902i
:2HeYpQJI
#223 [たぁ]
:07/03/26 00:29
:SH902iS
:kSA/ea9k
#224 [たぁ]
:07/03/26 00:29
:SH902iS
:kSA/ea9k
#225 [りく☆]
りぃさん、たぁさんありがとうございます


本当に励みになりました

頑張って書くんで読んでください

:07/03/26 01:06
:SH903i
:DP7nj5CQ
#226 [りく☆]
オレの父と優希の母は職場で知り合い、お互い恋におちたという。そして我が家で四人の同棲がはじまったのだ。
優希とオレは兄弟という感覚はまったくなく、友達のような関係だった。
:07/03/26 01:10
:SH903i
:DP7nj5CQ
#227 [りく☆]
最初の頃は幸せだった。
父の暴力もなくなり、他人から見たら普通の四人家族に見えただろう。
そして同棲が始まり一ヶ月がたった…
優希が部屋の暗闇の中で泣いていた
:07/03/26 01:18
:SH903i
:DP7nj5CQ
#228 [りく☆]
オレ『……どぉしたんだ優希?』
優希はベットの上でうずくまり泣いたままだった。
オレ『何でいつものように父さんと風呂に入った後にリビングに行かないんだ?』
優希は黙ったまま泣いている…
オレは不安になりリビングに行った。
:07/03/26 01:25
:SH903i
:DP7nj5CQ
#229 [りく☆]
オレ『父さん!優希が泣いてるよ。風邪引いたのかな……』
"バシンッ"
いきなり父のビンタが飛んできた。
父『お前が優希を泣かせたんだろうが!』
父はオレに怒鳴り暴力を続けた。
:07/03/26 01:29
:SH903i
:DP7nj5CQ
#230 [りく☆]
また父に裏切られた…
同棲する前、父はもう二度と暴力をしないと約束した。
なのに……
何も悪くないオレを殴り続ける。それを優希の母は黙って見ていた。
…優希も父さんに殴られたのか?
オレは殴られながらも優希が心配でしかたなかった…
:07/03/26 01:33
:SH903i
:DP7nj5CQ
#231 [りく☆]
そんな日が2〜3日続いた…
オレが少しでも父の機嫌を悪くすることをしたら、すぐ殴られる。
同棲前とまるで変わらない…
そして、優希は毎晩泣いていた。
理由はまったく語られなかった。
そのことを父に話すといつもの倍に殴られるので、怖くて聞けなかった。
:07/03/26 01:38
:SH903i
:DP7nj5CQ
#232 [りく☆]
優希の母に相談してみたが、信じてくれなかった。
オレの味方は優希だけだった。父は優希が何を言っても怒らない。だから優希はオレを守ってくれた…
優希は父に気に入られているのだろう。実の息子のオレよりかわいいのだろう
オレには優希がうらやましかった。
でも…風呂上がり優希はいつも泣いていた。
:07/03/26 01:46
:SH903i
:DP7nj5CQ
#233 [りく☆]
それから一週間たった。
優希がまた泣きながら部屋に入ってきたのだ。
オレ『優…希大丈夫?』
優希『………』
オレ『もしかして風呂で父さんに殴られてるのか?』
優希『違う…』
オレ『だよな…父さんは優希がお気に入りだもん。』
少しひがみっぽく言ってしまった…
:07/03/26 01:49
:SH903i
:DP7nj5CQ
#234 [りく☆]
優希『お気に入りなんかじゃない…』
優希は少し荒い口調で言い放った。
そしてオレにすべてを語り始めた。
優希は風呂の中で父から性的暴力をうけていたのだ…
オレは言葉を失った…
:07/03/26 01:51
:SH903i
:DP7nj5CQ
#235 [りく☆]
…優希をこんなつらい思いにさせたのはオレのせいだ
オレは自分を責めた
自分がもっと父に気に入られるくらいの良い子だったら、優希はこんなおもいをしないと…
:07/03/26 01:53
:SH903i
:DP7nj5CQ
#236 [りく☆]
オレは父に頼んだ。
オレ『僕…もっといい子になるから。だから優希を風呂場でいじめないで。優希は気持ち悪いって嫌がってるよ………オッパイ触られたりするの嫌だって泣きながら言ってる』
この日の夜、オレは気絶するまで殴られた。
:07/03/26 01:59
:SH903i
:DP7nj5CQ
#237 [りく☆]
夜中オレは目を覚ました…
体中が痛かった。
優希『りく……大丈夫?』
優希がオレの横で心配そうに見ていた。
オレは気絶したまま自分のベットに寝かされたらしい…
優希『りく痛かったね。ごめんね……私が我慢すればよかったのに』
オレ『優希は悪くない…僕がダメな子なんだよ』
:07/03/26 02:04
:SH903i
:DP7nj5CQ
#238 [にゃぁ]
:07/03/26 02:06
:D902i
:☆☆☆
#239 [りく☆]
…本当に僕は悪い子なの?
何が善で悪かわからなかった。
この日から夜オレと優希は二人で励ましあった。
お互いの傷を癒しあった…いつかこの生活から解放されるのを信じて
:07/03/26 02:07
:SH903i
:DP7nj5CQ
#240 [りく☆]
しかし、地獄のような日々は二週間も続いた…
心に傷をおうたび二人で癒しあう……そんな日々が当たり前になってきた。
いつしかオレと優希の関係は深くなり……小学生のくせに愛を語るようになっていた。
二人で幸せな家庭を築こう…いろんな幸せな家庭を二人で同じ布団の中で語りあった。
理想の父、母に自分達がなろうと…
その一時が1番幸せだった
:07/03/26 02:14
:SH903i
:DP7nj5CQ
#241 [りく☆]
オレと優希は兄弟でもない……だから二人で結婚の約束までしていた。
しょせん小学生のままごとのように思えるかも知れないが、オレ達は真剣だった。
優希がいるからどんな暴力にもたえれる…
りくが癒してくれるからどんな性的暴力にも我慢できる…
二人で支え合った
:07/03/26 02:18
:SH903i
:DP7nj5CQ
#242 [りく☆]
しかし、どんなに支え合っても、たえるのが限界になっていた。肉体的にも精神的にもボロボロだった。
:07/03/26 02:20
:SH903i
:DP7nj5CQ
#243 [りく☆]
そしてある日の真夜中…オレはトイレに行こうとした。
リビングで父と優希の母が話し合っていた。
父『もぉそろそろいいだろ?』
優希の母『暴力はやめる?』
父『もうしない!誓うよ。』
優希の母『その言葉信じるわ。』
父『じゃぁ…結婚しよう。』
:07/03/26 02:24
:SH903i
:DP7nj5CQ
#244 [りく☆]
それからしばらくしてオレと優希は兄弟になった。
しかしオレ達に兄弟という感覚はなく、大人の真似を必死にしている子供のカップルであった。
父は言葉どうりオレと優希に何もしなくなった。
幸せな日がもどってきた。
:07/03/26 02:30
:SH903i
:DP7nj5CQ
#245 [りく☆]
優希『旅行どこ行きたい?』
優希はオレにパンフレットを広げ見せた。オレ達の結婚旅行を考えているのだ。
オレ『遠くに行きたいね』
優希『どこ?』
あまりにもしつこいので、テキトーに指差した。
オレ『ここ!』
この選択がオレの人生を大きく変えるとはおもってもいなかった
:07/03/26 02:36
:SH903i
:DP7nj5CQ
#246 [りく☆]
優希『山に行きたいの?しかもここ……霧が深くて事故が多い山だよ。危ないって…』
オレ『足滑らせて落ちたら大変ってことか…』
優希『他の場所にしよ♪』
オレ『まぁこの山行きたいわけじゃないんだけど…』
:07/03/26 09:35
:SH903i
:DP7nj5CQ
#247 [りく☆]
幸せな日々だった…
父の暴力もなくなり優しい父にもどっていった
と思っていたが
幸せは長くは続かない。
:07/03/26 09:42
:SH903i
:DP7nj5CQ
#248 [りく☆]
結婚が決まって一週間後、優希が布団の中で泣いていた。
理由なんか聞かなくてもわかる…
これで何回父に裏切られただろう。
オレはもぉ我慢の限界だった
:07/03/26 09:48
:SH903i
:DP7nj5CQ
#249 [りく☆]
オレ『父さん!また優希に何かしたな!いいかげんにしろ』
"ドスッ"
父の足が勢いをつけてオレの顔に飛んできた。
意識が遠のいていく
……優希
:07/03/26 09:53
:SH903i
:DP7nj5CQ
#250 [りく☆]
気がつけばオレはベットの上に寝ていた…
優希『りく大丈夫?』
オレ『あぁ…』
優希『私のためにこんなになって……また母さんは助けてくれなかったんだね。いつも見て見ぬふりして。……誰も私たちを助けてくれないんだ』
優希の目から涙が溢れてくる。
それがなによりもつらい…
:07/03/26 09:59
:SH903i
:DP7nj5CQ
#251 [りく☆]
オレ『優希……もぉこんな生活やだな…二人だけで一緒に暮らせたらいいのに』
優希『……うん』
オレ『……逃げよう。』
もう限界だ。
オレと優希は荷物をまとめて家を飛び出した。
:07/03/26 10:02
:SH903i
:DP7nj5CQ
#252 [りく☆]
しかし…
玄関で父に止められた。
…この生活からは逃れられないのか
オレは父にまた殴られた…優希が泣いているのが見え、気絶した。
…あんな父さんはいらない。いなければいいのに
死んでしまえば…
:07/03/26 10:07
:SH903i
:DP7nj5CQ
#253 [りく☆]
真夜中目を覚ました…
オレはリビングで気絶しそのまま眠っていたらしい。
横で優希がオレの目覚めを待ってくれていた。
優希『こんな生活……やだよ』
オレは心に決めた。
もう優希を泣かせたりはしない。
そして幸せに暮らしたい。平凡な生活をおくりたい
……そのためには
その幸せのためには
父
がいらな
:07/03/26 21:18
:SH903i
:DP7nj5CQ
#254 [りく☆]
目をとじた…
幸せを
普通の幸せを手に入れるためにはやはり父が……邪魔だ
どうすれば?
その答えはオレの心の中にある
しかし……実行できない。
実行したらオレは、人の道を外れてしまう
:07/03/26 22:55
:SH903i
:DP7nj5CQ
#255 [りく☆]
優希『りく……どうしたの?』
オレは黙って考えこんでしまっていた。
オレ『この生活いやだよな?』
優希『……うん』
オレ『だよな………』
優希『りく?』
オレ『必ず優希を幸せにしてみせるよ。』
その日オレは初めて優希とキスをかわした。
:07/03/27 00:03
:SH903i
:2EjpzT5w
#256 [りく☆]
考えても考えても……小学5年の頭には何も考えが浮かばない。
しかし父を殺すという決心は消えなかった。幸せのためと自分に言い聞かせて……
そんな日が何日も過ぎたある日、父が上機嫌で帰ってきた。
:07/03/27 00:09
:SH903i
:2EjpzT5w
#257 [りく☆]
父『くじ引きで一等当たったぞ♪旅行券だ。』
右手にはたしかに旅行券が握ってある。
父『行き先は自分達で決めていいんだ。
優希♪どっか行きたいところあるか?』
優希『……わからない』
父『まぁじっくり考えておけ。さっ優希風呂に入るぞ!』
優希は下をむいたまま黙っている。
オレ『たまには……父さんオレと風呂に入ろうよ』
優希をかばいたい。その一心で言った一言だった。
:07/03/27 00:21
:SH903i
:2EjpzT5w
#258 [りく☆]
父『うるせぇ!お前は黙ってろ!』
そう言うなり父は、オレを殴り優希と風呂場にむかった…
オレ『おばちゃん……優希が風呂で何されてるのかしってんだろ?何で助けてあげないんだ!』
"バシン"
顔におもいっきり平手打ちをされた。
母『あんたが口答えなんかするから、あんたが悪い子だから優希が変わりに怒られてるのよ。全部あなたのせいよ!このバカっ!』
…オレが一体何をした
味方は誰もいない
優希を救えるのはオレしかいない
そう確信した。
:07/03/27 00:28
:SH903i
:2EjpzT5w
#259 [りく☆]
今日もまた優希は部屋で泣いていた……
この生活から彼女を救いたい。
しかしどうやって救ってあげたらいいのか…
優希『あんな人…いなくなればいいのに』
つぶやくように優希は言った。
オレ『ゴメン…あんな父さんで。』
優希『いや……私こそゴメン』
オレ『いなくなるようにしよう。消そう…』
優希『りく…もしかして…』
:07/03/27 00:36
:SH903i
:2EjpzT5w
#260 [りく☆]
オレは優希といつも見ていた旅行パンフレットに目をやった。
…そういえば旅行券当ててたな
ある場所が蛍光ペンで丸くかこまれていた。
オレが前に気まぐれに指差したとこだ。優希は本当にオレが行きたいと思ったらしく印をつけてくれていたのだ。
:07/03/27 00:40
:SH903i
:2EjpzT5w
#261 [りく☆]
オレ『この山は霧が深くて事故が多いんだよな……』
優希『……あっ"深山"のこと?この前りくが行きたいっていった山…』
オレ『父さんにここに行くように頼もう』
優希『そんなに行きたいの?』
オレ『いや。ただ霧が深くて事故が多い。しかも崖からの転落事故。これならばれない。』
優希『りく……もしかして』
オレは優希を抱きしめた。
オレ『きっとうまくいくさ』
:07/03/27 00:52
:SH903i
:2EjpzT5w
#262 [りく☆]
《連絡》
もし読んでる人がいて、内容がわかりにくかったら言ってください


:07/03/27 00:57
:SH903i
:2EjpzT5w
#263 [しぃさぁ]
:07/03/27 05:51
:N902i
:piPza06g
#264 [りく☆]
ありがとうございます


今日も書くんで読んでください
:07/03/27 10:49
:SH903i
:2EjpzT5w
#265 [りく☆]
優希『本気なの……?』
オレ『本気だ!………でも優希には何も負担はかけないから。』
優希『私も手伝う』
オレ『だめだ!優希は人の道を外れちゃいけない。』
優希『りくのためなら人の道を外れてもかまわない!』
:07/03/27 11:04
:SH903i
:2EjpzT5w
#266 [りく☆]
この時オレは、優希の愛にどれだけ癒されただろう…
小さい頃から親に愛されず、母には捨てられ父には殴られ…
どんなに頑張っても愛されなかった…
離婚の原因もすべてオレのせいと言われた。
…愛がわからない
そんなオレを優希は愛してくれた。
少し茶色の瞳でオレを優しく見つめてくれた。
優希のおかげでオレは愛しることができた。
そんな愛するヒトをまきこみたくなかった…
:07/03/27 11:17
:SH903i
:2EjpzT5w
#267 [りく☆]
でもオレはそんなに強くない……
むしろ二人の方が頑張れそうな気がした…
優希の優しさ…愛があれば何も怖くない。
そんな考えが後にオレを後悔させるとは…
:07/03/27 11:23
:SH903i
:2EjpzT5w
#268 [りく☆]
オレ達は約束をかわした…
二人で協力しあって父を消すという約束。
オレ『場所は深山がいいな!』
優希『深山なら資料あるよ。』
オレ『調べてるの?』
優希『りくが行きたいって言ったからさ。いろいろ調べたんだよ。
やっぱり毎年のように転落事故がおきてる……霧が凄いんだって。
だからりくとの旅行には行きたくなかったんだけど…』
:07/03/27 21:45
:SH903i
:2EjpzT5w
#269 [りく☆]
オレ『父さんといくなら大歓迎ってやつか。』
優希『それに今の時期は霧が1番深いらしい…』
オレ『まじ……神が味方してくれてんね♪』
優希『人口的な転落事故を起こすの?』
オレ『オレに任せろ。』
:07/03/27 21:50
:SH903i
:2EjpzT5w
#270 [りく☆]
優希『ちゃんと計画的に考えてる?』
オレ『……いや霧が深くなったら何とかなるかなって…』
優希『やっぱり……。ぶっつけ本場で上手くいくわけないじゃん。』
オレ『明日から調べるよ。』
優希『深山ガイドパンフレットみて。』
呆れたように優希が言った。
:07/03/27 21:56
:SH903i
:2EjpzT5w
#271 [りく☆]
いくつものフセンがしてあるパンフレットを渡された……
オレ『こんなに調べたのか?』
優希『誰かが行きたいって言ったから』
オレ『……ありがと。』
優希『最後のフセン見て。』
オレ『……注意通路について』
優希『りくと行く時はここを通らないようにって思って』
オレ『"もっとも霧が深くて事故が多い崖道"か……こりゃ危ない』
優希『あなたの父さんには絶好スポットかもよ。』
お互い目を合わせ笑った…
:07/03/27 22:02
:SH903i
:2EjpzT5w
#272 [りく☆]
オレ『よし!旅行先も決まり、犯行場所も決まった!後は父さんに深山の旅行を進めるだけだ』
優希『それは私がする』
オレ『なんで?』
優希『りくが言ったら無理だよ』
オレ『そっかぁ……父さんオレを嫌ってるからな。』
:07/03/28 00:33
:SH903i
:nKkM6x5.
#273 [りく☆]
優希『何かゴメン…』
オレ『大丈夫だって。』
強がって言ったが、実際つらかった。現実離れした計画の話をしているうちに、オレは少しだけ地獄のような日々を忘れかけていたが、また思い出してしまった。
実の息子より他人の娘を可愛がる男が父親であることを…わすれたかった。
:07/03/28 00:38
:SH903i
:nKkM6x5.
#274 [りく☆]
優希『……とりあえず私が話すよ。それであなたの父さんの機嫌を悪くしないように頑張ろう』
オレ『いい子を演じるってことか?』
優希『りくの場合はね。私は…………抵抗しないようにしなきゃ』
オレ『あっ……それは』
優希『大丈夫!気にしないで。目標があれば頑張れる……りくと幸せに暮らすことを考えれば我慢できる。』
:07/03/28 00:52
:SH903i
:nKkM6x5.
#275 [りく☆]
その日からオレと優希は、父の理想の子供を演じた。
何をされても怒らず……ただ機嫌をよくしていた。
そんなつらい日々の夜にオレ達はいつも計画を入念にたてていたのである。
それがオレ達の支えだから……希望だからだ。
:07/03/28 00:59
:SH903i
:nKkM6x5.
#276 [りく☆]
リビングに入ると父と優希が話していた…
父『ここに行きたいのか?』
優希『うん!』
父『優希が行きたいというなら仕方がない。深山に行くか…』
その言葉オレは喜びに包まれた気がした。
しかし…
母『深山って危ないんじゃないの?霧が深いって有名じゃない。』
優希『大丈夫。安全な道調べてあるから!』
母『大体なんで深山なんか行きたいの?』
オレは優希の母を殴ってやりたいぐらい憎んだ。普段オレ達が助けを求める時は無視して、こういうときにいい親ぶって心配しやがって!
:07/03/28 01:09
:SH903i
:nKkM6x5.
#277 [りく☆]
優希『……山から見える景色がみたいの!』
母『だったらわざわざ深山なんか行かなくても…』
父『まぁいいじゃないか。どうせタダだし。それに優希が行きたがってるんだ。行かしてやろうぜ。
まぁどっかのクソガキが頼んできたら別だけどな!』
オレは頭を下げて悲しみをこらえていた。
"ドスッ"
父『目障りだ!消えろ!』
ビールビンが腹に飛んできた。
痛かった…泣きたかった…でも泣いたら機嫌を悪くしてしまう。
オレはだまって部屋に戻った。
:07/03/28 01:19
:SH903i
:nKkM6x5.
#278 [りく☆]
父『明後日が土日で休みだから、その日行こう。』
オレが部屋から出る間際に聞こえてきた。
部屋でしばらく独りで泣いていた…
あんなにきらいな父なのに…殺したいくらい嫌いなのに…
一度でいいから愛されたい
一度でいいから甘えたい
一度でいいから…親子になりたい
そんな思いが込み上げ涙に変わっていた
:07/03/28 01:26
:SH903i
:nKkM6x5.
#279 [りく☆]
そして一泊二日の深山旅行の前の晩……オレと優希は話し合っていた。
内容は……どっちが橋から父を落とすか。
当然オレがやると言ったのだが……
優希『私がやる!』
オレ『優希はしちゃ駄目だって!』
優希『私だって最後まで協力したい…。それに私の体を汚したあいつが憎い。』
オレ『なら……一緒にやろう』
:07/03/28 01:52
:SH903i
:nKkM6x5.
#280 [りく☆]
《連絡》
すいませんしばらく更新が遅れます

私的事情で申し訳ありません

読んでいる人がいたら感想や指摘など、どんどん書いてください


:07/03/28 12:15
:SH903i
:nKkM6x5.
#281 [ぁ_]
:07/03/29 02:27
:F903iX
:OVygFVoI
#282 [りく☆]
ぁ_さんありがとうございます


今日から少しずつ更新していきます

:07/03/29 11:24
:SH903i
:1oW6i7gQ
#283 [りく☆]
優希『じゃぁ一緒に。』
オレ『あぁ…約束だ。』
夜が明けた…
天候は少し雲がかかった晴れ…
オレ達4人は深山へと向かった。
心臓の高鳴る音が聞こえる。
この生活から解放されるという希望と喜びが、オレの心臓の鼓動をはやくさせる。
:07/03/29 11:31
:SH903i
:1oW6i7gQ
#284 [りく☆]
深山まで順調に進んでいた。
新幹線にのる父の機嫌も、オレと優希が良い子を演じているためよかった。
しかし機嫌のよい父の笑顔は全て優希に向けられている…
オレはたえられなくなり、窓の外に目をむけていた。
そんな孤独感にうちひしがれているうちに、目的地"深山"へ着いた…
:07/03/29 11:38
:SH903i
:1oW6i7gQ
#285 [りく☆]
深山の頂上の旅館を目指し歩き始めた。山道はすでに霧がたちこめついて回りが見えずらい。しかも地面は湿気ているため滑りやすくなっている。
父『こんな場所歩いて大丈夫かぁ?』
優希『私が道案内するから大丈夫♪』
母『本当に安全な道なんてあるの?』
優希は黙って頷いて歩き始め、オレは優希の横を歩いていた。
:07/03/29 16:21
:SH903i
:1oW6i7gQ
#286 [りく☆]
道を進めば進むほど霧が深くなっていく。
オレは緊張で言葉が出なかった。
…あと1時間も歩いたら"あの橋"
緊張をほぐしたいがために、気がつけばオレは優希の手を握っていた。
優希の手の温もりがオレの心を優しく包む……
細い指に白くて綺麗な肌をした手だった。
オレはこの手に何回救われたことか。辛いとき…寂しいとき…孤独に埋もれそうなとき…オレを優しく支えてくれた手。
そんな手をオレは汚したくなかった。
:07/03/29 16:32
:SH903i
:1oW6i7gQ
#287 [りく☆]
…父さんを落とすのはオレだけでいい。
オレは優希が幸せになればそれでいいんだ。
優希のためならオレは、何でもできる!
そう心に強く誓った。
:07/03/29 16:35
:SH903i
:1oW6i7gQ
#288 [りく☆]
ますます霧が深くなり、回りの景色はほとんど見えなくなってきた。
そしてある分かれ道に来た…
この二本の分かれ道
右に行けば旅館への道
左に行けばあの橋がある旅館への道
普通は右に行く
だがオレと優希は左に行かなければならない。
オレと優希は顔を見合わせた。
きっとうまくいく
:07/03/29 16:43
:SH903i
:1oW6i7gQ
#289 [りく☆]
今ならやめることができる。こんな人の道を外れたこと…
ここが最後の決断の時だった。
オレと優希は分かれ道の前で黙ってたっていた。きっと優希はオレに左に行くようにしむけて欲しかったのだろう。
しかしオレは声が出せなかった。
オレの一言で人生がかわる。
父『優希!この道はどっちなんだ?もしかしてわからないのか?』
父が少し苛立ちながら言う。
オレ『左……左だって』
:07/03/29 16:51
:SH903i
:1oW6i7gQ
#290 [りく☆]
オレは優希の手を握りしめ左の道を歩き始めた。
白い霧で優希の顔以外なにも見えない。よく目を凝らして見ると、落下防止のフェンスがなく、今にも誰かが落ちてもおかしくないように思えた。
優希『りく……もうすぐだよ。』
オレ『あぁ……』
優希『大丈夫かな?』
オレ『大丈夫まかせとっけ』
少し声が震えてしまった
優希『そうじゃなくて……私たち間違ってないよね。やっぱり悪いことなのかな…。私……自分が怖い』
優希の手は震えていた。
:07/03/29 23:09
:SH903i
:1oW6i7gQ
#291 [りく☆]
オレ『…オレにもその答えはわからない。
人を殺すということは立派な犯罪だし……
でも今までのオレたちの生活で父によって作られた地獄のような日々も犯罪だ。しかもその罪は、誰からも批判されずにいる。
そして父が生きているかぎり地獄は終わらない。むしろ酷くなるだけだよ
どっちを選んでも地獄はまっているのかもしれない。
その中で少しの希望を見つけたいなら、幸せを…小さな幸せをつかみたいなら…今日この場でやるしかない。
オレは今そう思う。』
優希は黙ってオレに身をあずけた。霧が深いため誰もオレ達が見えない。
そんな中、オレたちは唇を重ねた……
お互いの幸せを願って…
:07/03/29 23:20
:SH903i
:1oW6i7gQ
#292 [りく☆]
…怖い
それは自分の本心でもあった。
けどオレは優希を幸せにすると誓ったから…
:07/03/29 23:25
:SH903i
:1oW6i7gQ
#293 [ぁ_]
ガンバ

(*゚▽゚ノノ゙☆パチA
:07/03/29 23:53
:F903iX
:OVygFVoI
#294 [りく☆]
この先に橋がある
その橋は細くボロいためいつ壊れてもおかしくない。
そしてその橋中心部分が事故でフェンスがなくなっている。
毎年のようにそこで転落事故がおきているのだ。
オレと優希はそこで父を……深山の崖へと突き落とすのだ。
そして今……オレの目に、今にも折れそうなボロく腐ったような木で作られた橋が写っている。
…いよいよだ
:07/03/30 00:08
:SH903i
:eisOvkrk
#295 [りく☆]
:07/03/30 00:09
:SH903i
:eisOvkrk
#296 [りく☆]
父『この橋をわたるのか…?』
父は少し驚いたような顔で優希に尋ねた。
優希『………うん』
母『こんな橋大丈夫なの?』
優希『……大丈夫だよ』
オレ『旅館に行くには渡るしかないよ。行こう。』
オレの言葉に父が反応し、先頭に立ち歩きだした。
:07/03/30 00:14
:SH903i
:eisOvkrk
#297 [りく☆]
父を先頭にして、オレ、優希、最後に優希の母という順番で橋を渡ろうとした。
!!!!
"ギシッ"
優希の母が200bほどあるこの橋を渡り始めた瞬間に、橋が今にも崩れ落ちそうなきしむ音が響いた。
父『お前はオレが迎えに行くからここで待ってろ!とりあえず優希達を連れていくから。』
母『……気をつけてね』
こうして3人でゆっくりと歩き始めた…
:07/03/30 00:21
:SH903i
:eisOvkrk
#298 [りく☆]
20bぐらい歩いたところで、また橋がきしんだ。
…もしかして優希の母さんが来てるのか
小さな不安が頭をよぎった。
霧は深すぎてもはや橋のフェンスが見えないくらいだった。
"ドクン.ドクン"
心臓が高鳴る
恐怖感がオレをおそいはじめた....
:07/03/30 00:26
:SH903i
:eisOvkrk
#299 [りく☆]
オレはただ父の背中をみて歩いていた……
なぜか昔の記憶が走馬灯のように頭を駆け巡る。
オレの記憶の父は…オレに微笑みかけたことがない。
本当の母は、オレに愛の一つも与えず逃げていった。だから残ったオレを厄介者のように父は扱ったのだろう…
:07/03/30 00:30
:SH903i
:eisOvkrk
#300 [キリ番をとる人です。]
300だょょ
:07/03/30 00:35
:SO903i
:Rtq/6sLE
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