〜運命のヒト〜
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#295 [りく☆]
:07/03/30 00:09
:SH903i
:eisOvkrk
#296 [りく☆]
父『この橋をわたるのか…?』
父は少し驚いたような顔で優希に尋ねた。
優希『………うん』
母『こんな橋大丈夫なの?』
優希『……大丈夫だよ』
オレ『旅館に行くには渡るしかないよ。行こう。』
オレの言葉に父が反応し、先頭に立ち歩きだした。
:07/03/30 00:14
:SH903i
:eisOvkrk
#297 [りく☆]
父を先頭にして、オレ、優希、最後に優希の母という順番で橋を渡ろうとした。
!!!!
"ギシッ"
優希の母が200bほどあるこの橋を渡り始めた瞬間に、橋が今にも崩れ落ちそうなきしむ音が響いた。
父『お前はオレが迎えに行くからここで待ってろ!とりあえず優希達を連れていくから。』
母『……気をつけてね』
こうして3人でゆっくりと歩き始めた…
:07/03/30 00:21
:SH903i
:eisOvkrk
#298 [りく☆]
20bぐらい歩いたところで、また橋がきしんだ。
…もしかして優希の母さんが来てるのか
小さな不安が頭をよぎった。
霧は深すぎてもはや橋のフェンスが見えないくらいだった。
"ドクン.ドクン"
心臓が高鳴る
恐怖感がオレをおそいはじめた....
:07/03/30 00:26
:SH903i
:eisOvkrk
#299 [りく☆]
オレはただ父の背中をみて歩いていた……
なぜか昔の記憶が走馬灯のように頭を駆け巡る。
オレの記憶の父は…オレに微笑みかけたことがない。
本当の母は、オレに愛の一つも与えず逃げていった。だから残ったオレを厄介者のように父は扱ったのだろう…
:07/03/30 00:30
:SH903i
:eisOvkrk
#300 [キリ番をとる人です。]
300だょょ
:07/03/30 00:35
:SO903i
:Rtq/6sLE
#301 [りく☆]
しかし…父はオレを捨てなかった。
どんなに殴ってもオレを殺そうとはしなかった。
父がいなかったらオレは飢え死にしているだろう。
さっきもさりげなく先頭に立ち、オレ達を守ってくれた。
普通では考えられないが…今までの地獄のような日々が父にとっての愛情表現なのか?
…いや、それは違う!
きっと違う
違わないと…オレは過ちを犯すことになる
:07/03/30 00:37
:SH903i
:eisOvkrk
#302 [りく☆]
"ギュッ"
優希の手がオレの手を優しく包んだ。
…オレは、優希を幸せにするときめたんだ
そう言い聞かせ、父の大きな背中を見た。
:07/03/30 00:41
:SH903i
:eisOvkrk
#303 [りく☆]
…たとえ今までの日々が父さんの愛情表現であっても、それは許されることではない。
だからオレは……
オレ『優希……まかせろ』
かすれるような声で言った。
優希は黙っていた……ただオレの手を握っていた
!!!!!
"グラッ"
また橋が揺れた。オレは体制をたもつので精一杯だった。優希の母さんが近ずいてきてるのだろう。
きっともうすぐ後ろにいるに違いない
:07/03/30 00:50
:SH903i
:eisOvkrk
#304 [りく☆]
オレは優希の手を離した。
ついに橋の中心にきたのだ…
今までに感じたことのない緊張感が、体中わかけめぐる。
橋のフェンスが途切れた…
…今しかない
オレは父の背中に手を伸ばした
父はフェンスが途切れた事に戸惑いを隠せないようだった……立ち止まっている
…チャンスだ
手が後一押し伸びない…
この手で人を危めるのが怖くてたまらなかった。
:07/03/30 00:57
:SH903i
:eisOvkrk
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