〜運命のヒト〜
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#312 [りく☆]
オレは全力で橋を走り渡った……涙を振り払い、霧で見えない前を必死でみながら


息が苦しくなっても走り続けた。
むしろその苦しさに埋もれて死にたいくらいだった。

"ドンッ"


オレ『痛って……』


全力疾走しながら何か硬いものにぶつかった

オレの目の前には旅館がたちはだかっていた

⏰:07/03/30 20:58 📱:SH903i 🆔:eisOvkrk


#313 [りく☆]
オレ『……何でだよ』

涙が止まらない。
自分の情けなさに腹が立ち、泣きながら地面を殴りつけた。

オレが優希を幸せにする。この手で……オレだけで父を落として、優希に幸せをあげると言っていたのに。

オレは逃げてしまった

⏰:07/03/31 00:24 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#314 [りく☆]
なにもかもを優希にやらせてしまった。
全ての罪を彼女にかぶせてしまった。


オレは最低な男と指差されても仕方がない。

…最低な男……つまり自分が憎んだ父とオレは同じだ

心にそんな考えがよぎる

愛した人を目の前で裏切ってしまった。愛されたいと願い優希を愛してきた。でも結局は苦しめ傷つけてしまったのだ。

⏰:07/03/31 00:31 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#315 [りく☆]
今まで親に愛された事なんてなかった…
誰にも愛されてなかった。
そんなオレを優希は愛してくれた。そして愛の温もりを教えてくれた。
そしてオレは優希を愛することができた……初めて人を愛せた……なのに、唯一愛してくれるヒトをオレは裏切った。

オレは……人を愛する資格なんてないのだろう。

愛した分だけ不幸にしてしまう。父も母もそして優希も…愛した分だけ傷つけてしまった

⏰:07/03/31 00:40 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#316 [りく☆]
もぉ……誰からもオレは愛されない。
そして誰も愛せない、その資格を失ってしまった。

オレは人を愛さない事でしか幸せにできない。


もぉオレには愛を語ることは…人を愛する資格は………ない。



旅館の近くの公園のブランコに乗り、オレは泣きながら心でそう思った…

⏰:07/03/31 00:44 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#317 [りく☆]
オレは心に扉をした…

二度と人を愛さないように、禁断の扉を……


その瞬間、オレの中から感情が抜けていった。


?『あらっ……こんなに泥だらけでどうしたの?』


旅館の女将だろう。オレに優しく話しかけてきた

⏰:07/03/31 00:48 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#318 [りく☆]
女将『家族は中にいるの?』

オレは首を横に振った。

女将『じゃぁ1人?……こんな山奥に?』

あんまりの質問攻めにオレは嫌気がさし黙っていた。そんなオレに気がついたのか、女将は話をかえた。

女将『……この公園ね、"ぞうさん公園"って名前何だよ。そこの滑り台がぞうさんみたいだからそう名付けたの。』

オレ『……ぞうさん?』

⏰:07/03/31 00:54 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#319 [りく☆]
オレは動物園なんて行ったことがない。けどぞうくらい絵や写真で見たことがある。
その滑り台はオレが見たことがあるようなぞうとは程遠い。

しかしどこと無く似ていた

オレ『ぞうさんみたい……』

女将『でしょっ♪私も最初見た時"あっ似てる"って思ったのよ。』

この時オレは女将の顔を見ていなかった。ただ滑り台を見ていた。
人と目があうと感情が全て出ていきそうな気がしたから…

⏰:07/03/31 01:02 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#320 [りく☆]
女将『じゃぁそろそろお父さんやお母さんの事教えてもらっていいかな?』

オレ『母さんはオレが小さいときにどっか行った』

女将『そっか……じゃぁお父さんは?』

オレ『死んだ』

女将『えっ?』

オレ『さっき橋から落ちた』

女将は黙っていた…こんな冷静に言われたら誰だって言葉を失う。

"ドサッ"

驚きを隠せない女将の前で、オレは意識を失った。

⏰:07/03/31 01:09 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


#321 [りく☆]
《連絡》
すみません今日は中断します最近ペースが遅くてすいません明日また更新します

なにかありましたら小説総合の感想板に書いてください

⏰:07/03/31 01:23 📱:SH903i 🆔:5D9ZK8.I


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