〜運命のヒト〜
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#424 [りく☆]
オレは切ない気持ちを胸の中におしこめて、席に座った。
目の前には……優希が座っている。

理性を失う前にオレは窓の外に目を向けた。
外には散りかけた桜の木が風に揺られて、残りの花びらを散らしていた。



…桜は……結衣が好きだった


ふとそんな事を思い出した

⏰:07/04/16 00:05 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#425 [りく☆]
ちょうど去年の今頃、オレは追試のための勉強を結衣に教えてもらっていた。

結衣『ちょっとりく!また同じ間違えじゃん』

"バシッ"

オレ『痛ってぇ…叩くなよ。だいたい何でオレにだけ厳しんだって…』

結衣『口答えしないの。いいから早くやり直してよ…明日の追試テスト間に合わないよ。』

⏰:07/04/16 00:12 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#426 [りく☆]
オレ『せっかく桜の季節なのに…オレはおとなしく勉強かぁ……』

結衣『止める?』

オレ『あっ……冗談だって』

結衣『私だって……りくと花見くらい行きたいよ。』

オレ『あぁ……』

結衣『……………』

オレ『いつか花見でも行きたいな』

結衣『うん♪』

⏰:07/04/16 00:17 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#427 [りく☆]
オレ『5人で花見とかしたら楽しいだろうな♪』

結衣『あっ………そうだね。5人だよね』

オレ『…………』

結衣『桜の花びらのおまじない知ってる?』

オレ『何それ?』

結衣『桜の木の最後の花びらが散る時に、願い事したら叶うんだって♪』

オレ『……小学生かって……あほらしい』

"バシッ"

結衣『うるさい!叩くよ!』

オレ『ぃゃ…もう叩いてるじゃん』

結衣『りくのバカ!』

⏰:07/04/16 00:25 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#428 [りく☆]
………
……



気がつけばオレの机の上にはテスト用紙が置かれ、テストが始まっていた。
しばらくの間オレは、昔を思い出していたのだろう。
オレはまだ窓の外にある桜の木を見ていた。

いろんな過去の出来事が頭の中をかけめぐる

⏰:07/04/16 00:35 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#429 [りく☆]
 


!!!!!

…今テスト中じゃん!!

ようやく我にかえりテストを解き始めた。






オレ『桜好きなん?』

結衣『うん♪』

オレ『じゃぁ…桜の木の願い事、何を願う?』

結衣『それは……ヒミツだよ』



テストに集中したいが、なぜか結衣との思い出が頭から離れることなく、映し出されていく

⏰:07/04/16 00:45 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#430 [りく☆]
結局その日のテストは集中して解くことができないまま終わってしまった。


その日の帰り、学校を出る時、何気なく桜の木を見た。テスト中にはまだ花びらがあった桜も完全に散っていた。


"ヒラッ"


滝沢『りく。肩に花びらついてるぞ』

オレの肩に最後の花びらが散ってきたのだ。
もう少し早かったら散る瞬間を見れたかもしれない。
オレは花びらを手にとった…


…結衣、結衣は花びらにどんな願いをこめていた?

空を見上げた

星が見えかけてくるような薄暗い空だった

⏰:07/04/16 00:58 📱:SH903i 🆔:p1T5W27U


#431 [りく☆]
 



祥子『うそっ!!!!』

いつものように3人で登校し、教室に入ると2日前のテストの結果が張り出されていた。その結果を見て思わずオレと滝沢は言葉を失い、祥子がただ叫んでいた。

3教科300点満点である。

⏰:07/04/18 00:17 📱:SH903i 🆔:OaKCAnuQ


#432 [りく☆]
1位 300点 横井 卓也
2位 299点 荒井 優希
3位 296点 宮崎 祥子
4位 295点 滝沢 勇貴
………
………
………
………

以下追試

80点 長谷川 美里
65点 新垣 りく

⏰:07/04/18 00:38 📱:SH903i 🆔:OaKCAnuQ


#433 [りく☆]
祥子『卓也が……満点?』

滝沢『………うそだろ』

驚きのあまり言葉が出てこない…オレ達はそんな状態に陥っていた。

卓也『そんなに驚くなよ♪』

オレ『ぃゃ……ありえないって』

滝沢『カンニングした?』

卓也『ばかっ!!これがオレの実力。』

まだ信じられない

⏰:07/04/20 21:01 📱:SH903i 🆔:QzvwQ/j6


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