〜運命のヒト〜
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#801 [りく☆]
『卓也……大丈夫か?』

何もすることの出来ないオレは、この言葉を卓也に言うしかなかった。他に何をしたらよいかわからない…

祥子もオレと同じような気持ちだと思えた。ただ心配そうに見つめている。


…オレはどうしたらぃぃんだ?


そんな時だった


『りく!!早く卓也を車に運べ!!』


後ろから声がする

⏰:07/08/17 01:47 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#802 [りく☆]
その声に祥子も反応した。

オレは一瞬自分の耳を疑った…

…まさか?

…なんで?


その声の主は猛志先輩でもなく、カイさんでもなかった。

久しぶりに聞く懐かしい声

頼りがいのある声だ。



その声の主は



滝沢だった。

⏰:07/08/17 01:51 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#803 [りく☆]
すいません
今日はここで中断します

よかったら感想カキコんでください

⏰:07/08/17 01:52 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#804 [りく☆]
…見間違いではない…

…明らかに車の前に立っているのは滝沢だ。

あまりの突然な出来事に、オレと祥子は固まっていた。何と言葉を返していいかわからずにいた。
あんなに必死になって捜していた人が、いきなり現れたのだから。

会えた喜びよりも

驚きのほうが大きい…

⏰:07/08/17 17:18 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#805 [りく☆]
 

『ゆう…き…なの…か?』

滝沢の声にようやく反応した卓也が、かすれた声でオレに言う。

『あぁ…』

まだこの現実を信じられないオレは、呟くことしかできない。

『早くしろ!!』

滝沢がオレを見ながら叫ぶ。

⏰:07/08/17 17:23 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#806 [りく☆]
そんな滝沢の訴えに、ようやくオレは我にかえった。

『今行く!!』

そう返事をし、自力で立つことすら出来ない卓也を肩にかかえ、車へ急いだ。


『私も…手伝うよ』

未だに現状をのみこめていない様子の祥子が、オレのもとにやってきた。
そして2人で卓也を車に運ぶ。

⏰:07/08/17 17:28 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#807 [りく☆]
 



運転席に座った滝沢が、慌ただしく車を走らせた。

『卓也の状態は?』

戸惑うオレ達をよそに、冷静に滝沢が問う。
卓也は先程と比べるとよくなってはいたか、やはりきつそうな感じであった。

『オレなら……大丈夫だ』

オレが口を開く前に、苦しそうに卓也が答えた。

⏰:07/08/17 17:34 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#808 [りく☆]
『とても大丈夫そうな奴の口調とは思えないけどな…』

少し険しい顔しながら滝沢が言う。さらに滝沢は言葉を続けた。


『卓也には薬飲ませているか?』

『あぁ…飲ませた。』

!!!!!!!!!!!!!!!!!

『お前卓也が薬飲んでいたのしってたのか?』

オレは思わず声を張り上げた。

『詳しくはわからないが…少しは』

ここでも冷静に滝沢は答える

⏰:07/08/17 17:48 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#809 [りく☆]
『前にも同じようなことがあってな。その時卓也が薬を服用していることだけ知ったんだ。』

ミラーごしに卓也を見ながら滝沢は答えた。

『何の病気なんだ?』

すかさずオレが聞いた。

『それは…オレもわからねぇ。何回聞いても卓也は"たいしたことないから大丈夫"としか言わないからな…。』

ため息混じりに滝沢が言う。

⏰:07/08/17 17:53 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#810 [りく☆]
苦しみが大分和らいだのか、ゆっくりと卓也が起き上がった。

『オレの話はしなくていいだろ…。オレが大丈夫って言ってるから大丈夫だ。

それより……勇貴、お前どこにいた!?オレ達がどんだけ心配したとおもってる!!』

『そうだよ…』

泣きそうな声で祥子も言う

⏰:07/08/17 17:59 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#811 [りく☆]
更新遅れてすいません

体調がまた悪くなってしまって……まだ更新が遅れると思います
体調が良くなり次第、更新しますのでどうかよろしくお願いします

厚かましくすいませんどなたか読んでくれてますか

⏰:07/08/20 01:24 📱:SH903i 🆔:zc7ojvSI


#812 [我輩は匿名である]
読んでますよぉwェ
ゆっくり休んでくださいね〜

⏰:07/08/20 01:39 📱:W51K 🆔:cxgfGMKc


#813 [我輩は匿名である]
読んでますよ〜
〜運命の人〜の大ファンです

⏰:07/08/20 02:33 📱:N904i 🆔:dIgCYEss


#814 [我輩は匿名である]
読んでます

わたしも大ファンです//

これからも頑張ってください

⏰:07/08/21 14:10 📱:PC 🆔:m5b2.bIk


#815 [ラヴ]
初めましてめっちゃ好きです!この内容ビックリしましたとにかく『ホレました』りくサンすごぃですねアタシだったら書けませんよまぁ、書こうとも思ってナィんですけど読むのがただ好きなだけなんですけどネだしてほしぃくらぃです何故りくサンにひかれたのかゎ分からないんですが
はまりましたヨォ
続きを早く書いてほしぃのでスミマセンが頑張って書いてくださぃッッお願いします

⏰:07/08/22 11:06 📱:N702iD 🆔:jYFwBMlI


#816 [りく☆]
遅くなってすいませんそして、書き込み本当にありがとうございます
みなさんへの返事を感想板のほうに書かしてもらいました
↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/


これからも読んでもらえると嬉しいです

⏰:07/08/23 17:28 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#817 [りく☆]
『悪い…』

ゆっくりと滝沢は答えた。しかし、オレ達にとってはそんな返事は答えになっていない。

『ちゃんと話してよ。どこで何してたの??』

必死な声で祥子が言う。祥子はもしかしたら、今回の滝沢の一連の行動は、自分の責任だと思っているのかもしれない。

⏰:07/08/23 17:36 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#818 [りく☆]
確かに、公園での出来事以来、滝沢は姿を眩ませていた。祥子との喧嘩も原因の一つだろう。

『滝沢…黙ってないで答えてくれよ』

オレの訴えも虚しく、しばらく滝沢は黙り込むんでいた。


交差点の信号が赤になり、滝沢の運転する車が止まる。それと同時に車内は異様な空気に包まれていた。

⏰:07/08/23 17:42 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#819 [りく☆]
『今回は、何も言わずに消えてしまって悪かった…』

ゆっくり冷静に、滝沢は話す。

『それは聞き飽きたよ。勇貴、何があったのかを教えてくれ』

苦しさも大分おさまった卓也が、シートから身を乗り出して言う。

『オレ達の付き合いって、けっこう長いよな。』


…何をいきなり!?

突然の滝沢の言葉だった。呆然とするオレ達をよそに、さらに滝沢は話を続ける。

⏰:07/08/23 17:50 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#820 [りく☆]
『みんなで騒いだり、悩んだり……いろんな事オレ達でやってきた。単なる友達とかの関係じゃなくて、親友を越えたような関係におもえるんだ』

まだ滝沢は話し続ける。途中に祥子が話そうとしたりしたが、滝沢は無視し、自分の話を続けた。


『そんなオレ達だからこそ、今まで自分の心をオープンにしていろんな話をできたんだと思う……そしてこれからも』

⏰:07/08/23 18:03 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#821 [りく☆]
『何が言いたい??』

卓也は自分のもつ疑問を、滝沢にありのまま伝えた。それでも滝沢は、自分の話を続ける。

『だから…オレ達は、何でも話し合える仲だ。


そんなオレ達にも、やっぱりお互い言えない秘密はある。例えば…卓也の病気とか』

卓也は驚いた顔をし、下を向いた。それほど卓也は、自分の病気を言いたくないのだろう。

⏰:07/08/23 18:32 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#822 [りく☆]
『オレだって今回の自分の行動を秘密にしていた訳だし、別に批判はしない。卓也のは心配するけどな。
まぁどんな事にしても、何かしら言えない秘密を誰もが持っている。それは悪い事ではないと思う。』

また、信号で車が止まった。滝沢は一息つきながら景色に視線を変えた。外は誰もいない静かな暗闇だった。

⏰:07/08/23 18:51 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#823 [りく☆]
『じゃぁ…今回の滝沢の行動は、誰にも話せない秘密って事か?』

恐る恐る滝沢にオレは尋ねた。

『いや………そういうつもりで話した訳じゃない。』

オレの方をむき、微笑みながら滝沢が答えた。

車は暗闇を走り始める。


そして、また言葉を続けた。

⏰:07/08/23 18:57 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#824 [りく☆]
『別にオレは話してもぃぃんだけど…』

また、微笑みながら滝沢はオレをみた

『話すかどうかはりく次第だな』

『はぁっ?!』

…オレ次第?

滝沢の発言の意味がまったくわからない。何を話しているのか、何を伝えたいのか…。

『どういう事だ!?』

改めてオレは聞き直した。

⏰:07/08/24 00:28 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#825 [りく☆]
…今回の滝沢の行動は、オレが原因なのか!?

たしかに滝沢は、未だに祥子がオレを好きだと勘違いしているが……そんなことで姿を眩ませたりはしないだろう。


『さっき言ったよな。誰にも話せない秘密はあるって…』

片手で車を運転しながら、滝沢がまた語り始めた。


『りくもあるはずだぜ。



誰にも話せない"過去の"秘密が…』

⏰:07/08/24 00:35 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#826 [りく☆]
…過去の秘密


確かにオレは、過去を隠し通して生きてきた。全てではないが、優希とのことは誰にも話していない。

…滝沢は、そのことをオレに言いたいのか!?


しかし、そんなオレの過去と、滝沢の行動との接点は全くないと思える。

⏰:07/08/24 00:40 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#827 [りく☆]
『オレの過去だって!?』

返ってくる答えなんて予想はすぐできるが……
あえてオレは滝沢に聞き返した。

『りく……お前が一番オレの言葉の意味をわかっているはずだ。』

冷静なのか、わからないが淡々と滝沢は話す。

『さぁ何の事だか?』

滝沢の言う通り、意味なんてわかっているのだが、認めたくなかった

⏰:07/08/24 00:46 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#828 [りく☆]
『そうか…』

車を止めて、滝沢が呟いた。
しばらく沈黙が続いた。オレの返答に、滝沢は必ず何かしら言い返してくると思っていたので、この展開は予想外だった。


『本当にわからないのか??』

決してオレを見る事なく滝沢が言う。


『りく…



何でオレを下の名前で呼べないんだ!?』

⏰:07/08/24 00:51 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#829 [りく☆]
…やっぱり優希のことか


オレは言葉を詰まらせた。別に下の名前を呼ぶ作業くらい誰にでもできることだが、"ゆうき"という名前だけは、オレは口にできない。
過去がオレを縛り付けるから…


『呼べないのか!?』

冷静な口調で滝沢がオレに言う。

⏰:07/08/24 00:56 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#830 [りく☆]
オレには、そんな単純作業がこなせず、黙り込んでしまった。


『呼べないんだ。』

外を見渡しながら、滝沢がさらりと言い放った。

『本当に呼べないの!?』

驚いたように祥子が言った。卓也も同じことで驚いているのだろう……発言すらしてこない

⏰:07/08/24 01:02 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#831 [りく☆]
『何で!?!?』

慌ただしく祥子が尋ねてきた。一番返答できない質問だ。

『それは……』


…言い訳すらみつからない

オレはまた黙り込んでしまった。
今までこれに似たような質問をされたことはいくつかあった。そのたびに黙り込むオレを助けてくれたのが…滝沢だった。
しかし今は、助けの手を差し延べてはくれない

⏰:07/08/24 01:06 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#832 [りく☆]
『それは、りくの過去の秘密だろ??』

ゆっくりとした口調で滝沢が答えた。

『呼べない理由が、りくの過去の秘密??』

卓也が不思議そうに滝沢に言った。

『おそらく』

卓也をみながら滝沢は答えた。その口調にはどことなく確信があるように思える

…何故?

⏰:07/08/24 01:10 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#833 [りく☆]
『オレの過去と、滝沢の行動に何の関係があるんだよ!?』

ささいな抵抗だろうか。弱々しい口調でオレは滝沢に言う。

『だいたい…今は滝沢の話をしてるんだろ?オレの過去の事なんて話す必要ないやん。

それに……誰でも人に話せない秘密を持っているんだろ!?さっき滝沢が言ったじゃねぇか。オレにだって秘密はある……』

⏰:07/08/24 01:17 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#834 [りく☆]
思わず熱くなって言ってしまった。明らかにオレが熱くなるのはおかしいはずなのに…

『何熱くなってんだよ。お前が"自分の過去の秘密がわからない"って言ったから、オレは言っただけだ』

案の定、滝沢に矛盾点をつかれた。そんな冷静な滝沢に、オレはもはや反論なんてできない。

⏰:07/08/24 01:22 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#835 [りく☆]
『誰にでも人に話せない秘密はある。

確かにオレはそう言った。だからりくの言い分もわかる』

滝沢の雰囲気が少し変わった。そして話しを続ける。

『けど…もしその秘密が、自身を苦しめ、悩ませているとしたら………そしてその悩みかたが尋常じゃなかったら、ほっとけるわけがない』

⏰:07/08/24 01:29 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#836 [あや]
早く続きヵ"読みたLIです
(p'v`*))゜★:-☆


読んでてすごく夢中
になります

⏰:07/08/24 12:54 📱:P703i 🆔:Euqg6VnM


#837 [りく☆]
<<あやさん

読んでもらって嬉しいです感想や指摘ありましたら、どうか感想板に書き込んでください

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

⏰:07/08/24 21:12 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#838 [りく☆]
『尋常じゃない悩みかた…?』

無意識に、言われた言葉をそのまま疑問にして言葉にしていた。

『りく、お前自身はわかっているだろ!?自分がどれだけ過去に悩まされ、苦しめられているか…』

滝沢の言う通りだ。
オレは未だに、自分の侵した過去の過ちに縛られている。そしてこれからも………
しかし、何故滝沢はわかったのだろうか!?オレが過去に苦しめられていることを…

⏰:07/08/24 21:14 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#839 [りく☆]
『なぁ勇貴……いったい何の話をしてるんだ!?』

不思議そぉに卓也が尋ねる。祥子も同じ疑問を抱いていたのだろうか…卓也の言葉に頷いていた。

『何の話って………オレが姿を眩ませた理由を話してるんだけど』
そぉ滝沢は答えたが、車内に彼の言葉を理解できる者は誰もいなかった。
オレ達は、いきなりオレの過去を語りだしたりした滝沢の言いたい事がわからなかった。

⏰:07/08/24 21:15 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#840 [りく☆]
『何がなんだかわかんないよ…。りくの過去と…何の関係があるの?』

滝沢を見ないように、下を向きながら祥子が弱々しく言う。

『オレ達にわかるように話してくれよ……お前の行動の理由と…りくの過去とか』

…オレの過去も話すのか?

思いきったように滝沢に卓也が尋ねていた。何故か滝沢が、知るはずもないオレの過去を知ってそうな気がし、オレの過去が明かされれるような気持ちに陥っていた

⏰:07/08/24 21:17 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#841 [りく☆]
『話せるかどうかは…りく次第だ』

オレに微笑みかけながら滝沢があっさり答えた。

『それは…りくの過去の事だろ!?
勇貴……お前の今回の行動の理由は話せるだろう??』

『だから…それもりく次第…』

⏰:07/08/24 21:18 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#842 [りく☆]
卓也の質問にまた滝沢は即答する。もはや卓也は何も理解できないという様子だった。無理もない………滝沢の発言には疑問が多すぎる。

…何故オレ次第なんだ?

疑問が浮かぶ…滝沢から答えがでてこない疑問が…

『訳わからないか…

ってか、卓也のせいで話がそれただろうが。とりあえず少し話を戻して考えてみろ』

暗闇に視線をむけながら、不可解なことを滝沢が言った。

⏰:07/08/24 21:20 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#843 [りく☆]
『オレのせいかよっ!!

話を戻すって…………りくの過去の秘密の話?』

シートから身を乗り出して卓也が答えたが、滝沢は無言で首を横に振る。

『誰にも言えない秘密……って話?』

考えながら祥子がぼやいたが、どうやらおしいが、それも違うらしい。またしても滝沢は首を横に振る。

⏰:07/08/24 21:21 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#844 [りく☆]
…何の話だ??

そんな事を考えている時だった。卓也が口を開いた。

『尋常じゃない悩みかた……って話か!?』

『そう……その話』

突然だった。卓也の言葉に滝沢がいきなり答えたのだ。
その話が一体何なのか、全くわからずにいた。

⏰:07/08/24 21:24 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#845 [りく☆]
『その話が……どうしたんだ?』

首を傾げながら卓也が言う。そんな卓也を無視するかのように滝沢は話を続けた。

『始めてりくに出会ったとき、りくは誰とも口を聞かず、独りでいた。何かしら大きな悩みを抱えているように思えたのを覚えている。
まさしくオレがさっき話したような状態だった。

そんなりくを救ったのが…結衣だ。尋常じゃない悩みかたをしていたりくを放ってはおけなかったんだろう。結衣がりくに手を差し延べた事で、りくはオレ達と話せるようになった。』

⏰:07/08/24 23:11 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#846 [りく☆]
『そういえば…りくは最初そんな感じだったね』

昔を思い出すように祥子が言う。

『あぁ…。それからりくは、オレ達と深い関係になっていったよな。
いつも5人で行動してた…』

滝沢の言葉に、オレはあの頃を思い出した。結衣がいて、何をするときも5人で行動していたときを……
まだ結衣が生きていた頃だ。過去を少し忘れられたような気がした幸せな時だった。

⏰:07/08/24 23:53 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#847 [りく☆]
『懐かしいが……それが一体何の話なんだ!?』

卓也は、思い出に浸りながらも、抱いた疑問を滝沢にぶつけた。そんな卓也をよそに、滝沢は、またゆっくりと語り始める

『そんな楽しい日々が続いていた時………あの事故が起こった。』

滝沢の言葉にオレは、思わず下を向いた。

⏰:07/08/25 00:00 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#848 [りく☆]
『別にりくを責めてはいないさ。あれは事故だったんだから。』

オレの様子を見た滝沢が、優しくオレに言った。そして、滝沢は話を続ける

『あの事故以来、りくは少し昔の自分に戻ったように思えた。口をあまりきかなくなったし、学校も休むし…

まぁすぐ立ち直ることができるわけないからな…

そんな時だった………あの出来事が起きたのは』

⏰:07/08/25 00:06 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#849 [りく☆]
『あの出来事!?』

卓也がすかさずつっこむ。そんな卓也を冷静に対処するように、落ち着きある口調で話始めた。

『事故からけっこう月日がたったある日、オレはまだ落ち込んでいたりくを励ますため、りくがいたあるマンションの屋上にいったんだ』

…まさか!?

…あの出来事って

『滝沢!!』

思わず…叫んでしまった。

⏰:07/08/25 00:14 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#850 [りく☆]
卓也と祥子は、オレの突然の叫び声に驚いていた。一方の滝沢は、まだ冷静な様子だった。まるでこうなることが分かっていたみたいに……

『言ったろ……話せるかどうかはりく次第だって』

興奮ぎみなオレを見ながら滝沢は2人に言った。さらに滝沢は喋りだした


『りく……嫌な過去かもしれないが、これくらいは話さしてくれよ。

お前は、嫌な過去を全て独りで抱え込むつもりか?』

⏰:07/08/25 00:22 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


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