きみを送る
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#116 [
]
「…………」
「志乃くん」
「…はいはい」
俺はリビングへ向かおうとした。
「何がのみたいか、聞かないのですか?」
聞くかーー!!
出来れば何も飲ませたくねーよ!
:07/03/29 23:49
:SH901iS
:☆☆☆
#117 [
]
「お茶しかない」
「……まぁ、いいです」
何その偉そうな口調!
ほんまはジュースがのみたいとか言いそうな口ぶりやな。
「ジュースが飲みたかったのですが」
言ったーー!!!
「まぁ、お茶でもいいですけどね」
……むかつく
:07/03/29 23:52
:SH901iS
:☆☆☆
#118 [
]
俺はリビングに向かい、
お茶をとり、
部屋に向かった。
部屋のドアを開けると
涼しげな表情で窓を空け
たばこを吸っているコウがいた。
「ありがとうございます。そこに置いといて下さい」
何くつろいとんねん!!
俺はこめかみに青すじが立った事を予感した。
:07/03/29 23:54
:SH901iS
:☆☆☆
#119 [
]
「…で?話しって?」
俺はベットにドスンと腰掛けて言った。
「ああ、先程田中くんをみました。やはり…」
窓の外を眺めながら
コウが眉間にしわを寄せた
「まみさんは田中くんと知り合いです。間違いありません」
:07/03/29 23:57
:SH901iS
:☆☆☆
#120 [
]
「…なぜそう思う」
「田中くんを見た時の、まみさんの態度は異常です」
俺はさっきの恵司の言葉をコウに言うか迷った。
「彼女、もう一年近く下界にいるでしょう?」
「え…ああ」
「危険です」
「まみがか?」
コウは溜め息をつき言った
「いえ、田中くんが」
:07/03/29 23:59
:SH901iS
:☆☆☆
#121 [
]
俺はわけがわからない、という表情をしていたのだろう。
コウは俺を一度見、
お茶を一口飲んで続けた。
「志乃くんは、下界に長期間さ迷い続ける霊がどうなるか、ご存知ですか?」
「…いや」
「まみさんは、今はまだ無邪気な霊です。が、これ以上下界にいると感情のコントロールが効かなくなります、つまり…」
:07/03/30 00:03
:SH901iS
:☆☆☆
#122 [
]
コウは窓の外を眺めている
俺は窓に近づき、
外をのぞいた。
近くに見える公園のベンチに恵司が肩を落とし座っている。
「田中くんが、まみさんに取り殺される可能性があります」
:07/03/30 00:06
:SH901iS
:☆☆☆
#123 [
]
「……な………」
「もちろん、まみさんの意志ではなく」
グラスに入っていた氷をガリッと噛みながらコウは続ける
「意志とは、生存する者しかもたない感情です。まみさんはやがて自分の意志がなくなる。おそらくそれは明日でしょう…」
:07/03/30 00:09
:SH901iS
:☆☆☆
#124 [
]
「お前…何者や…」
「神谷コウです」
名前じゃねーつの!
「なんでわかる…?」
「人間は誰でも人に言えない秘密があるものです」
………
「僕はただの神谷コウです。しかしわかる。僕には生まれ持ってその才能があります」
:07/03/30 00:12
:SH901iS
:☆☆☆
#125 [
]
「…………」
「志乃くん。どうします」
「…なにを」
「おそらく明日には、まみさんはまみさんではなくなる。僕はまみさんのまま、成仏していただきたいのですが。」
…俺だって……
「今から田中くんと話してみましょう。行きますよ」
俺の腕を掴み、
俺とコウは足早に玄関へ向かった。
:07/03/30 00:15
:SH901iS
:☆☆☆
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