きみを送る
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#591 [
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「今から志乃くんにわかるよう説明します」
いいですか、とコウは俺をチラリと横目で見て言った
俺はコクリと頷く。
「並の人間は、志乃くんみたくなるのが普通です、ですから志乃くんだけがおかしいわけではありません」
「…………」
「このサイトは…そういった人間の心理につけ込んでいます」
:07/04/07 21:15
:SH901iS
:☆☆☆
#592 [
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コウは一度パソコンの電源を切り、再度パソコンを起動させた。
「見ていて下さい」
カチカチと、コウは文字を打ち込む。
コウがエンターキーをたたくと、画面にあの日、2時ぴったりに現れた血まみれの女が移った。
「…え……なんで…」
「これは呪いではありません」
:07/04/07 21:19
:SH901iS
:☆☆☆
#593 [
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コウは画面上の女を睨みながら口を開いた。
「人間は…」
…人間は…?
「怖いと思い込めば、怖くなる。同じように自分が呪われると思えば、呪われている錯覚をおこします」
コウはパソコンの画面に軽く触れる。
「この女性はそういった人間の心理に付け入り、あたかも呪いがあると思わせることが得意のようです」
:07/04/07 21:25
:SH901iS
:☆☆☆
#594 [
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「なんで…今その女が映る……?」
「気持ちです」
「…気持ち?」
「はい。2時に接続したら現れる、というのはデタラメです。2時になれば見れるかも…という心理が、この画面を起動させます。ですから今僕は2時でなくともこの画面を見れる、と念じました。だから今、この画面が映っている」
「つまり…」
「そうです。すべては人間特有の心理状態がこの都市伝説の原因です」
:07/04/07 21:33
:SH901iS
:☆☆☆
#595 [
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「じゃあ…俺は…」
「はい。志乃くんはまんまと呪い、というデタラメに躍らされています」
「…………」
「現にあなたは睡眠もろくにとれず、あるはずのない呪いに怯え、衰弱しきっているでしょう?」
:07/04/08 01:26
:SH901iS
:☆☆☆
#596 [
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「でも…」
「でもはいりません。志乃くん…本当に呪いで人が亡くなった、というニュースは聞いた事ありますか?」
「………ない」
「そうでしょう?霊は存在しますが、生きている人間に手を出す事などできるわけありませんからね」
:07/04/08 01:29
:SH901iS
:☆☆☆
#597 [
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「…………」
「人間はずるい…」
「え…?」
「都合が悪くなると全て霊のせいにします。霊を見たから、自分は呪われている、と。ありもしない呪いに怯えている……志乃くんのようにです。そして自分の勘違いで衰弱してゆく…それを全て霊のせいにしてしまいます」
:07/04/08 01:34
:SH901iS
:☆☆☆
#598 [
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「でもお前こないだは…」
「なんですか?」
「恵司が取り殺されるとか…言うてたやんか…」
「それは例え話です」
「は…?じゃあ死者ゲームに負けたら殺されるってやつもデタラメか?」
「それは本当です」
……わけがわからない。
:07/04/08 01:37
:SH901iS
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#599 [
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「死者ゲームは内部契約をして初めて参加できるゲームなので」
「契約って…?」
「契約内容はこれです」
コウはポケットから
一枚の紙切れを取り出した
こいつのポケットは
どら〇もんのポケットか?
:07/04/08 01:43
:SH901iS
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#600 [
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紙切れには
【ゲーム中に死んでも恨みっこなしだよ〜ん☆】
と書かれている。
「…なんやこれは…」
「ですから契約内容です」
「ふざけすぎや!!!なんやねん“だよ〜ん”て!」
「おや、志乃くん元気になりましたね」
:07/04/08 01:45
:SH901iS
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