きみを送る
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#277 []
「何してるんでしょうか」

俺はコウの隣に立ち、
窓の外を眺めた。

「……?」

あいつ何しとんや?

さきは、道に貼られているポスターをじいっと眺めていた。

⏰:07/04/01 00:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#278 []
「…ポスター?」

「を、見てますね。なぜ」

俺に聞くな。

「何のポスターですかね」

「…化粧品……?」

さきの眺めているポスターは、べっぴんなモデルがでっかく映った、化粧品のポスターだった。

⏰:07/04/01 00:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#279 []
「化粧品…化粧に興味があるんでしょうか?」

知るかい!!

「知らん」

「さきさんは自分の死を受け入れてないんですよね」

まぁ…そうやけど

「…なるほど」

⏰:07/04/01 00:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#280 []
なっとくしたように
コウは窓から離れ
たばこを取り出した。

「さきさんは恋してます」

「は?」

「さきさんは恋してます」

「誰に」

「僕に」

⏰:07/04/01 00:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#281 []
「…………」

「…つっこんで下さいよ」

つっこむ以前に…

「ありえへんやろ」

「それはわかりません」

「わかります」

「…まぁ、冗談ですが」

ほなゆーな!

⏰:07/04/01 00:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#282 []
「見て下さい、さきさんの顔を」

俺は目を細めてさきを見る。が

「表情まで見えへん」

「志乃くん目、悪いんですか?」

俺から見えるさきは、
後ろ姿だけ。

見えるはずねーやろ!

⏰:07/04/01 00:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#283 []
「間違いない、彼女、恋をしてます」

「誰に」

「…わかりませんが」

コウはちらりと俺を見て

「まぁ、志乃くんが妥当でしょう」

と言った。

……マジかい

⏰:07/04/01 00:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#284 []
「てか、ただ単に化粧品のポスター見てるだけやん」

「さきさん今まで化粧に興味を持っていましたか?」

「…わからん」

「わかって下さい」

「持ってへんのちゃう!」

「…やはり」

興味持とうがどーでもえーやろ!

⏰:07/04/01 00:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#285 []
「女性が急に化粧に興味を持つ、ということは、恋です。恋以外の何でもありません」

…ほんまかい。

「なぜ言い切れる」

コウは俺の言葉にニヤリとした。

「志乃くんより、僕の方が女性について詳しいですから」

⏰:07/04/01 00:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#286 []
こいつ…
俺が童貞やからって…

って……ん?

「…コウ」

「はい」

「お前…何が詳しいんや」

「ですから女性について」

「女性の何を」

「身体も心も」

…身体も…?

身体!!??

⏰:07/04/01 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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