きみを送る
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#301 []
「神谷先輩〜?そんな見つめないで下さい!照れてまいます!!」

……うざい!!

幸子を見ると
幸子も固まっているようだ

「……そうですか。では見ません」

コウが淡々と言い、美奈子に背を向けた。

「待って下さい〜!照れるけど、見てほしいな〜なんちゃって!」

…コウもうざいが
こいつもうざい……
お似合いでは!?

⏰:07/04/01 02:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#302 []
「コウよかったな〜彼女候補ができて」

俺はコウに向かってイヤミったらしく笑いながら言った。

コウは不機嫌さを全て顔に出し、俺をギロリと睨んだ

「僕のタイプではありませんので」

「お似合いやん」

⏰:07/04/01 02:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#303 []
「志乃くん」

「なに〜?」

「殴りますよ」

「…………」

「志乃くん」

「……すまん」

情けねー俺!!

「わかればいいんですよ、わかれば」

「神谷先輩かっこい〜!」

うざい女(名前なんだっけ?)は、
コウの腕にくっついた。

⏰:07/04/01 02:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#304 []
「…離れて下さい」

「え〜??」

「歩きにくいです」

「歩きやすいですよぉ」

「離して下さい」

コウは女の腕を振り払おうとした。

「きゃあ!!!」

突然その女が悲鳴を上げた

⏰:07/04/01 02:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#305 []
「!?」

「コウ!何したん!?」

「…何も」

「何したんや!!」

「何もしてません」

美奈子(名前思い出した)はしゃがみ込んでいる。

「美奈子さん、どうされました?」

コウはめんどくさそうに美奈子の肩を掴んだ。

⏰:07/04/01 02:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#306 []
美奈子は顔を上げ、
コウを潤んだ瞳で見つめた

…かわいくねーから。

「なぜ泣いてるんです」

「……びっくりして…」

「何がですか」

「急に神谷先輩に突き飛ばされたような…」

「僕にですか?」

コウは一瞬考えるような表情をした。

「振り払おうとしましたが、その前にあなたから離れましたよ」

⏰:07/04/01 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#307 []
「………」

美奈子は何も答えずに
しゃくり上げて泣いている

……ほっとくわけに
いかへんよな〜…
めんどくせーけど…って


「おいコウ」

「なんです?」

「どこに行く」

「教室へ。そろそろチャイム鳴りますよ」

…こいつ…人並みの感情がないんか!?

⏰:07/04/01 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#308 []
「この女は…?」

「興味ありません」

…いやいやいや。

泣いてますけどこの人。

「志乃くん、早く教室行かないと遅刻にされてしまいますよ」

飄々と、コウは階段を上がって行った。

…この女…どうしようか

⏰:07/04/01 02:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#309 []
その場に取り残された
俺と幸子は黙って
美奈子を見ていた。

しばらくして
美奈子は立ち上がった

「…大丈夫…?」

幸子が美奈子を心配そうな表情で見る。

幸子はなんて優しいんや!俺は幸子を平成のナイチンゲールと心の中で呼んだ。

⏰:07/04/01 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#310 []
「志乃……」

………ん?

こいつ……今、俺を呼び捨てにしたか?

美奈子は俺を見つめている

「うそみた〜い!」

………?
なんだこいつ

美奈子は自分の両手を
ニコニコしながら
じいっと見ている。

「成功したんだ〜!!」

…成功?
こいつやばい
頭いかれてる。

⏰:07/04/01 02:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#311 []
俺は美奈子から離れた。

幸子は不思議そうな顔で
美奈子を見ていた。

「志乃?どこ行くの?」

…こいつまた呼び捨てしやがった!!

「……はあ?」

「あたしだよ!あたし!」

美奈子はニコニコしながら俺に近づいてくる。

あたしだよと言われても…美奈子という事は
さっき聞きましたけど?

⏰:07/04/01 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#312 []
幸子は困惑気味な表情で
俺と美奈子を交互に見ている。

「さきだよ〜!!」

……は?

さき……?

さきって……

「さきぃ!!??」

俺はびっくりしすぎて
思わずでけー声で叫んでしまった。

「乗り移り成功したの!」

⏰:07/04/01 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#313 []
いや…待て
待て待て待てや。

「落ち着けよさき…いや…美奈子…いやさき…いや」

「志乃が落ち着いてよ!」

俺は頭が混乱していた。

「さき…?ってなに?」

幸子が俺の顔を覗き込む。

⏰:07/04/01 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#314 []
失敗しました
さきは志乃を志乃くんって呼んでたはずなのに
呼び捨てにしてしまいました
このまま呼び捨てでいきます

⏰:07/04/01 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#315 []
「いや…何も…」

俺はパニック状態だが、
幸子の前では男らしくありたいので
落ち着いた風を装った。

「とりあえず教室行くか」

「あたしは〜?」

「…一年の教室やろ?」

俺はさき(美奈子)を睨み、幸子と階段を上がった。

⏰:07/04/01 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#316 []
「志乃?さきって何?」

階段を上っている最中も
幸子は俺に聞いてきた。

「…さぁ」

「浮気…じゃないよね?」

「ちゃうよ!!」

「…じゃあいいけど…」

浮気なんてしません!
あなた一筋ですから!!

俺は幸子とわかれ、
教室へ入った。

⏰:07/04/01 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#317 []
「志乃くんギリギリ間に合いましたね」

コウは平然と教科書を見ていた。

「さきや」

「…はい?」

「美奈子はさきや」

「…………」

「さきは美奈子や」

「意味わかりませんけど」
「さきに美奈子が…美奈子がさきに…さきが…」
「志乃くん落ち着きなさい」

⏰:07/04/01 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#318 []
「さきが…」

「さきさんがなにか?」

「美奈子がさきに…」

「はい」

「乗り移ったって…」

「さきさんが、美奈子さんに乗り移ったんですね」

「そんな事を言うてたよーな、言うてたよーな」

「言ってたんですね」

⏰:07/04/01 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#319 []
「なぜ乗り移ったと?」

「成功したから…」

「…………」

「成功したって…」

「そんな事は聞いてません。乗り移った意味を聞いているんです」

俺がしるか!!

「…知らん」

「……ふむ」

コウはパタンと教科書を閉じ、席を立った。

⏰:07/04/01 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#320 []
「どこ行くん?」

「さきさんに会いに」

「さき…って…?」

「美奈子さんに乗り移ってるさきさんに会いにです。いい加減落ち着きなさい」

落ち着けるかっちゅーの!

⏰:07/04/01 03:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#321 []
「席つけ〜!」

担任が教室に入ってきた。

「神谷、早く席つけ」

「いえ、少し抜けます」

「…どうして?」

「抜けたいので」

「…………」

「柏木くんも連れていきますので」

俺もかーーー!!

⏰:07/04/01 04:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#322 []
またもやクラス中の
痛い視線を浴びながら
俺はコウに手を引かれ教室を出た。

「…俺を巻き込むな…」

「何言ってるんですか。もともとはさきさんはあなたに憑いている霊ですよ?」

…そーですけど

「親身になって協力している僕に、少しは感謝してくれてもいいのでは?」

協力っちゅーか、
興味持ってるだけやろが!

⏰:07/04/01 04:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#323 []
一年の教室の前についた

「美奈子さんはどのクラスですかね?」

「俺が知るわけないやろ」

「Aから行きますか」

…行きますとは?

只今、どのクラスもHR中

なんか嫌な予感…

「失礼します」

⏰:07/04/01 04:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#324 []
コウは勢いよく
1―Aの扉を開けた。

当然ながら
クラスは静まり返る。

「こちらに美奈子さんという方は………志乃くん?何してるんです、あなたも入ってきなさい」

…恥や……

⏰:07/04/01 04:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#325 []
俺は俯きながら教室に入った。

「柏木先輩や…」

「かっこいい〜…」

ひそひそと声が聞こえてきた。

俺は一転

顔をあげ、堂々とした。

「志乃くん…あなたって人は……」

コウが呆れた表情をしているが、無視、だ。

⏰:07/04/01 04:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#326 []
「美奈子って子どのクラスか知らん〜?」

俺は一番前の席の
かわいらしい女に聞いた。

その子は顔を真っ赤にし、

「Dクラスです」

と答えた。

⏰:07/04/01 04:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#327 []
「Dですね、行きますよ」

俺たちはDクラスに向かった。が、

「おいコウ」

俺は足を止める。

「どうしました?」

「あれ美奈子ちゃうか?」

美奈子らしき女が
(美奈子の顔をうろ覚えのため)
まだげたばこの前で座っていた。

⏰:07/04/01 04:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#328 []
「美奈子さん」

コウが離れたところから声をかける。

「…………」

振り向かない。

「さきさん」

コウの言葉に、
美奈子(さき)はパッと振り向いた。

「やはり…乗り移ってるみたいですね」

⏰:07/04/01 04:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#329 []
「コウくん!?」

美奈子(さき)は顔を真っ赤にした。

「どうして…」

「志乃くんに先程聞きましたので、あなたを探していました」

「探して……あたしを?」

「はい、あなたを」

美奈子(さき)の顔がどんどん赤くなっていく。

⏰:07/04/01 04:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#330 []
「さきさん、顔赤いです」

「えっ…あ……」

「大丈夫ですか?美奈子さんの身体、合わないのでは?」

こいつ…なぜ落ち着いてる?

乗り移ったとか
普通はパニックになるもんやろ!

「さきさんなぜ、美奈子さんに乗り移ったんですか」

⏰:07/04/01 04:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#331 []
「…それは……」

もじもじしながら
下唇を噛み締めて俯くさき(美奈子の身体)

「それは?」

コウがさき(美奈子)に
ジリジリと詰め寄る。

「…………」

「言ってみなさい」

…てかさっきから
俺の存在感なくね?

⏰:07/04/01 04:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#332 []
「さきさん」

コウは溜め息をついた。

「理由なく、乗り移ったりしてはいけません。美奈子さんに迷惑です。美奈子さんから離れて下さい」

さきは顔を上げた。

みるみる涙が溢れてくる。

「泣いてもだめですよ」

⏰:07/04/01 04:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#333 []
「あのさあ!!」

「…なんですか志乃くん」

「さっきから俺の存在感なくね?」

「はい、ありませんね」

ハッキリゆーな!!
てか、俺なんで連れてこられたんや!?

⏰:07/04/01 04:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#334 [ゅぅり]
ぉもしろすぎます
まぢキャラとか好きです
頑張ってくださぃ

⏰:07/04/01 08:25 📱:P902i 🆔:vP..o4Fg


#335 []
ゆうりさん
ありがとうございます
キャラすきとか
ちなみにどのキャラが
長くなりますが
見て下さいね

⏰:07/04/02 00:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#336 []
「さきさん」

コウはさき(美奈子)の肩を掴み、さきの顔をじいっと見つめた。

「あなたはすでに亡くなっていますから、人間に乗り移るなどやってはいけない事なんです。早く美奈子さんの身体からぬけだして下さい」

⏰:07/04/02 00:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#337 []
「…………」

さきは黙り込んだまま。

「さきさん聞いてますか」

……は!!
まさか……

「おいコウ」

「なんですか」

「…ちょっと…」

俺はコウを近くに呼び寄せ、さきに聞こえないように小さな声で話した。

⏰:07/04/02 00:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#338 []
「お前朝ゆーてたやん、さきに好きなやつがおるって。そいつと…なんつーか…その……もごもご」

「……は?」

「だから!そいつと生身の身体で…触れ合いたいと言いますかですね!そーゆー事をしたくて…」

「…なるほど。さきさんはあなたと触れ合いたいがため、乗り移った、と?」

⏰:07/04/02 00:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#339 []
やっぱ俺なのか……

さきは…かわいいけど…

死んでるしな〜…

「では僕に提案があります」

「なに」

嫌な予感がする

「志乃くん、一度さきさんが乗り移った美奈子さんを抱きなさい」

はーーーー!?

⏰:07/04/02 00:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#340 []
「なぜに!?」

「一度だけ触れ合えれば、さきさんも未練がなくなり成仏できると思います」

「……………」

「志乃くんどうでしょう」

どうでしょうと言われても

「嫌や」

「童貞を捨てるチャンスでもありますよ」

だまらっしゃい!!

⏰:07/04/02 00:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#341 []
「志乃くんは僕の言う通りにして下さい」

「なんで」

「僕の言う事に間違いはありませんから」

お前は何様じゃ!!

「さきさん」

コウは俺から離れ、
さき(美奈子)のそばにしゃがみこんだ。

誰か…俺を助けてくれ…

⏰:07/04/02 00:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#342 []
「さきさんには好きな人がいますよね?」

コウの言葉に
さき(美奈子)は顔をあげ
赤くなり、目を見開いた。

「どうです?その方と一度身体を重ね合う、その後あなたは美奈子さんに身体を返す、と」

…身体を重ね合うて…

その表現の仕方なんやねん!!

⏰:07/04/02 00:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#343 []
「え…いいの?」

さき(美奈子)は
遠慮がちにコウに聞いた。が、あきらかに顔が喜んでいる。

「はい。協力します」

俺は覚悟を決めた。

「さき俺…」

「うれしい!コウくんと触れ合いたかったの!!」

…………はい?

⏰:07/04/02 00:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#344 []
 
……今なんて?
聞き間違いか?
今“コウ”と聞こえた気がするが。

「…今なんて」

コウは目をまんまるにしてさき(美奈子)を見る。

「コウくんに触りたくて…触ってもらいたくて、乗り移ったの」

照れながらさきは言った。

……コウ……と?

⏰:07/04/02 00:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#345 []
コウは驚いた表情で
さきを見ている。

「………」

「…僕…ですか?」

「あたしコウくんの事好きになっちゃったの」

…好きになっちゃったの

好きになっちゃったの

好きになっちゃったの

…って……

なにーーーーー!!??

⏰:07/04/02 00:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#346 []
コウはまだ驚いた表情で
固まっている。

「…志乃くん」

「なに」

「どうしましょう」

「なにが」

「予想外な展開です」

そうでしょうね…。

「俺がコウに入れ代わっただけやん」

ニヤリと笑い、俺は言ってやった。

⏰:07/04/02 00:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#347 []
「コウくん?」

さき(美奈子)は赤らめた顔でコウを見つめる。

コウ…哀れなやつ…
本物の美奈子にも好かれ、その美奈子に乗り移ったさきにも好かれ…

お前は美奈子から
逃れられない!!!

「コウ、お前の言う事に間違いないんやろ?」

ざまーみろコウ!!

⏰:07/04/02 00:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#348 []
読んでくれてる人いるんですかね
もう少ししてから
また書きます

⏰:07/04/02 00:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#349 [那智]
 
読んでますッケ~
更新
待ってますよ-x
 

⏰:07/04/02 01:09 📱:W32SA 🆔:Jiiz3rXo


#350 [しょう]
マジおもしろいからw ブックマークしたww

⏰:07/04/02 02:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#351 [にゃぁ]
見てま-すッ+゚

昨日、壊れちゃって見れなかったけど今続き全部見ましたぁ

頑張って下さいネッ"

⏰:07/04/02 02:19 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#352 []
那智さん
ありがとうございます

しょうさん
ブックマークとか…
ほんまにありがたいです

にゃあさん
携帯大丈夫ですか?
毎回コメントありがとうございます
めっちゃうれしくなります

⏰:07/04/02 03:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#353 []
「ちょっと待って下さい」

コウは俯き、
さき(美奈子)の前に手をかざした。

「コウさ〜ん?お前が言い出した事やろ?」

俺は今、コウより上の立場にある!
そう確信していた。

⏰:07/04/02 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#354 []
「やはり無理です、やめましょう」

はーーー?

「お前が言い出したんちゃうんけ!!」

「それは志乃くんの場合です」

なにをぅ!?

「僕の場合は予想外でしたから…作戦は中止です」

作戦やったんか!?

⏰:07/04/02 03:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#355 []
「さきさん、身体を重ねても意味がありません」

…おいおい

「ですが美奈子さんの身体は返していただけないでしょうか」

「……やだ」

「…わがままですね」

お前にゆわれたらおしまいや

⏰:07/04/02 03:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#356 []
「今協力するって…言ったじゃん…」

さき、その通り!!

「言ってません」

言いましたやん!

「さきさん幻聴ですか?」

「俺も聞いた」

「…志乃くんは黙ってなさい」

命令すんな!!

⏰:07/04/02 03:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#357 []
「おい、コウさんよ」

俺はまた
手招きをして小声で話した

「さっきお前が俺に言ったみたく、一発やればえー話やん?」

「…一発とは下品ですよ」

「…一度身体を重ね合えばえーやん!」

「いやです」

即答!?

⏰:07/04/02 03:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#358 []
「なんでやねん!」

「タイプじゃないです」

「…………」

「僕のタイプはもう少し大人な女性です。年上で、品のある…」

誰がお前のタイプを聞いてますか!!

⏰:07/04/02 03:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#359 []
「さっきお前が俺に一発やればえー言うたやないか」

「そんな下品な発言してません」

「…一度身体重ね合え言うたやないけ」

「それは志乃くんの場合です。とにかく僕は嫌です」

なんちゅー自己中な!!

⏰:07/04/02 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#360 []
「さきさんが乗り移った美奈子さんの身体を抱くくらいなら、僕は別にさきさんが美奈子さんに乗り移ったままでも構いません」

…おい。

「それくらいに嫌です」

どれくらいかわからんわ!

「と言うわけで僕は授業に戻ります」

どーゆーわけやねん!!

⏰:07/04/02 03:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#361 []
コウは俺に背をむけ、
階段を上がろうとした。

「待て」

俺はコウの腕を掴む。

「なんですか」

「俺に協力している、とさっき言うたよな」

「……………」

「協力して下さい、今!」

「………なぜ」

しろや!!!

⏰:07/04/02 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#362 []
「コウを頼りにしてる…」

俺は思ってもない言葉を口にした。

「……今なんと?」

「お前だけが頼りやねん」

自分の言葉に寒気がする。

コウは一瞬驚いた表情をしたが、しだいに満足気な笑みにかわった。

「わかってますよ」

…俺は知りませんでしたよ

⏰:07/04/02 03:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#363 []
コウは再度
俺とさき(美奈子)の元に近寄ってきた。

「さきさん、あなたは僕を愛している、間違いないですか?」

愛してるとは言うてへんやろ!!

「……うん」

愛してるんか!?

⏰:07/04/02 03:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#364 []
「では美奈子さんから離れて下さい」

「…どうして……?」

「僕のタイプではないからです」

こいつ…やけにタイプにこだわるな…

「僕のタイプは幸子さんみたいな方です」

そうか、幸子みたいな…

って……

「はぁぁあーーー!?」

⏰:07/04/02 03:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#365 []
「お前!今何てゆーた!」

「僕のタイプは幸子さんのような方と」

「はあ!?」

「ですから幸子さんのような」
「はあーー!?」

「…志乃くんはぁはぁ言い過ぎです。あなた欲求不満ですか」

俺はコウに対して殺意が芽生えた。

⏰:07/04/02 03:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#366 []
「お前…ふざけんなや」

「はい、ふざけました」

…ふざけました?

ふ ざ け ま し た?

「ふざけました…?」

「はい、僕なりの志乃くんへ対する仕返しです」

「なんの」

「僕を哀れんだ」

哀れみましたけどぉ!!

⏰:07/04/02 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#367 []
「大丈夫ですよ、幸子さんはかわいらしいですが、僕のタイプではありませんので」

…むかつく……

本気でむかつく……

俺はまたもや懲りずにコウに向かってパンチを繰り出した。

またかわされると思いながらも……

《バキッ!!》

⏰:07/04/02 03:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#368 []
!!?

今…バキッて…

俺の拳には
コウの肌の感触。

………!?

「…痛いです」

目の前には
頬を押さえ倒れるコウ。

「…え?」

俺のパンチが
コウにヒットした。

⏰:07/04/02 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#369 []
「コウ…なんで……」

俺は初めてコウにヒットし、喜びももちろんあるが
驚きの方がでかかった。

「油断しました…」

…油断?なぜ…

「油断したわケンシロウ」

北斗の拳はもうえーから!

⏰:07/04/02 03:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#370 []
よろよろと
コウが立ち上がる。

さき(美奈子)は
驚いたような心配したような表情でコウを見ている。

「…コウ……?」

俺の背後で女の声がした。

コウの視線は
俺の背後にある。

俺は振り返って声の主を見る。

「コウ…久しぶり……」

⏰:07/04/02 03:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#371 []
眠気きたので
今日はここまで
次に出る女の子の名前が浮かばないので募集します関係はコウと…ですが
使ってほしい名前書いてくれたらうれしいです
今回使えなくても
次回作に使いたいので
お願いします

⏰:07/04/02 03:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#372 []
ちゃっかり感想版まで
作ってしまいますた

これからはこちらに感想など書いてくれたらうれしいです

会話とかもしましょお

ぬしは常に夜中にあらわれます

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/02 04:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#373 [沢子]
あんな★

漢字は杏菜かな?

主さん
更新頑張ってください

⏰:07/04/02 12:25 📱:P903i 🆔:WBj6XOag


#374 [ローズファン]
ゅぅみ
ってどぅですか
結海(←漢字)

まぢ
コレおもしろぃです
ハマりましたぁ
更新ゎ大変だと
思ぃますが
楽しみにしてるんで
頑張ってくださぃ

⏰:07/04/02 21:34 📱:P902i 🆔:uyMxKXGQ


#375 []
コメントありがとうございます
よかったらこれからは感想版のほうにコメント下さい

沢子さんとローズファンさんへのお返事は感想版に書きました

⏰:07/04/03 00:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#376 []
振り返って
声の主を見た俺は
目を見開いた。

だ…誰だこの方は!!

そこに立っていたのは
ちょーーー!!べっぴん!スーツを身にまとった
現世の天使(俺が勝手に名付けた)だった。

「久しぶりですね」

⏰:07/04/03 00:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#377 []
コウの…知り合いか?

まさかな…
まさかだよ…
まさかだよな…

「…お前の知り合いか?」

「ええまぁ」

うそだーーー!!

なんの関係や!?
現世の天使とお前が
知り合えるはずがない!

⏰:07/04/03 00:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#378 []
「どんな関係なん…?」

「志乃くんには関係ありませんけど」

関係ある!!
俺が知り合いになりたいくらいだ!
(浮気ちゃうで?)

「うそや……」

「なにが」

「お前はやっぱり嘘つきハッタリや!!」

「…………」

コウは深く溜め息をついた

⏰:07/04/03 00:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#379 []
「何が嘘だと?」

「お前が…お前なんかが…現世の天使と知り合いなわけない」

「…なんですか現世の天使って」

「この方」

「どの方」

「こちらの方!!」

「…志乃くんのそんなにキレイな日本語初めて聞きました」

初めて言いました!!

⏰:07/04/03 00:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#380 []
「…………」

「…………」

「…………」

誰も口を開かない。

俺はコウを睨みつける。

言え…言うのだ。
どんな関係かを。

「コウ…元気だった?」

沈黙をやぶったのは
現世の天使だった。

「ええ、あんなはどうですか?」

⏰:07/04/03 00:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#381 []
【第六章 あんな】

「まぁまぁかな」

コウに向かって優しく笑いかけるあんなさん。

「そうですか、それなら良かったです」

コウはいつものポーカーフェイスのまま
淡々と話した。

「ところでなぜ学校に?」

⏰:07/04/03 00:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#382 []
あんなさんはニッコリ笑った。

「新任で〜す!明日から、この学校の先生になります!!」

「……………」

え……ええ!?
先生ーーー!!!??

俺は鼻血が出そうなくらい興奮した。

明日から毎日会える!

⏰:07/04/03 01:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#383 []
「…ほう。そういえば…あなたの夢は教師でしたね」

「うん!明日から宜しくね!コウ!」

「…ぼくに教える事があるんですか?あなたよりぼくの方が物知りですよ」

ニヤリと笑いコウが言った

「あなた、じゃなくて、先生と呼びなさい!」

⏰:07/04/03 01:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#384 []
「明日から呼びます」

「今から!」

「働くのは明日からでしょう?今日はあなたは先生ではなくあんなです」

「…………」

ってか!!
またもや…

「すみません。また、志乃くんの存在感ありませんでしたね」

俺だけ強調すんな!!
さきも存在感ねーやろ!

⏰:07/04/03 01:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#385 []
「コウの…お友達?」

俺の顔を見てニコニコしながらあんなさんが聞いた。

「あ、そうで…」
「いえ、ただのクラスメートです」

…こいつ!!
こないだ親友やゆーとったやんけ!!

「コウくんとは親友です」

⏰:07/04/03 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#386 []
「親友…?コウと……?」

あんなさんは
びっくりしているような表情だ。

「はい。コウの性格についていけるんは俺だけやし」

「志乃くん失礼です」

「お前にゆわれたない」

⏰:07/04/03 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#387 []
「……そう…」

俺とコウのやりとりを聞きあんなさんは少し悲しげに微笑んだ。

「…相変わらずね、コウ」

コウは眉間にしわを寄せた

「相変わらずとは」

「相変わらずお前の性格が歪んでるっちゅーことや」

「…志乃くんには聞いてません」

⏰:07/04/03 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#388 []
「相変わらずお前は性格が悪い!せやから相変わらずお前には友達がおらん!」

「志乃くんしつこいです」

「相変わらずお前は嫌われ者!!」

「…………」

おっと。
今のは言い過ぎたか?


《バキッ!!》

⏰:07/04/03 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#389 []
「!!??」

「志乃くん大丈夫ですか」

コウが立ったまま
俺を覗き込んでいる。

…何が起きた?
……なんか……
ほっぺたが痛いんですけど

「神谷先輩の悪口言わないで下さい!!!」

俺の頬を殴ったのは

「美奈子さん…?」

こいつかーーー!!!

⏰:07/04/03 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#390 []
って………

《神谷先輩の…》

…………え?

「美奈子さんに戻ったんですか?」

「なんの事ですか〜?」

さきとは明らかに違う
うざい口調。

「…さきさんは美奈子さんから離れたみたいですね」

⏰:07/04/03 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#391 []
そうか。
離れたのか。

ってかそんなこと
今はどーでもいい。

「美奈子…てめぇ」

俺を殴りながった!

俺は切れそうだが
女に手をあげるわけにはいかない。

「だって柏木先輩が…神谷先輩の悪口言うから…」

悪口じゃなくてほんまの事ゆっただけですけど!!

⏰:07/04/03 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#392 []
俺は美奈子をギロリと睨んだ。が、
美奈子は気付かずに
コウに熱い視線を送っている。

……むかつく……

「さきさんはどこにいったんですかね」

コウは平然とし、
キョロキョロと周りを見渡している。

…………イライラ。

⏰:07/04/03 01:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#393 []
「あたし、職員室行くから、またね」

あんなさんは俺たちに微笑み、階段を上がって行った

取り残されたのは
俺とコウと……

「神谷先輩、今日お昼一緒に食べましょ〜!」

このうざい女。

⏰:07/04/03 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#394 []
「嫌です」

「え〜!いいじゃないですかぁ〜!!」

「嫌です」

「ぷぅ〜〜!」

ほっぺたを膨らます美奈子

何が《ぷぅ〜!》じゃ!
かわいくねーから!!
きもいから!!!

⏰:07/04/03 01:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#395 []
「志乃くん教室戻りましょうか」

コウが未だに倒れている俺の腕を掴み、グイッと引き起こした。

「…おう」

こいつ結構いいとこあるやないか。

「志乃くん…鼻血でてます。汚いです」

前言撤回

⏰:07/04/03 02:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#396 []
俺は鼻血を拭って
コウの後ろについて階段を上がった。

「なぁコウ」

「なんですか」

「あんなさんとどんな関係なん?」

「…なぜ」

「だってありえへんやん!あんな美人とお前が…」

「志乃くん失礼すぎます」

⏰:07/04/03 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#397 []
「昔の彼女…ではないよなぁ?」

頼む…
違うと言ってくれ…

「さぁ?どうですかね」

否定しろ!!

「気になりますか?」

コウはニヤリと笑って俺を見た。

ええ!とても!!

「…別に気にならん」

素直になれよ俺…(涙)

⏰:07/04/03 02:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#398 []
「気にならないなら、言う必要はありません」

気になる!
気になりまくっとる!!

「…少し気になる」

「気にしないで下さい」

ほなゆーな!!

「別に気にするような関係ではありませんから」

⏰:07/04/03 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#399 []
「……………」

「……………」

「志乃くん」

「……なに」

「さきさんはどこに行かれたんですかね」

そういえば…

「ほんまやな、どこ行ったんやろ」

「…ぼくって霊にまでモテてしまう存在なんですね」

まんざらでもない表情で
コウが言い放った。

⏰:07/04/03 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#400 []
俺はコウを軽蔑した目で見た。

「…志乃くん見つめないで下さい。気持ち悪いです」

お前に言われたくないわ!…………ん?

こいつ………

俺はまじまじとコウを見た

「なんですか志乃くん」

⏰:07/04/03 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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