きみを送る
最新 最初 全 
#441 [
]
ええいしつこい!
「ほなゆーてみ!?仮にゆーてみ!?」
「僕は廊下で待ってますから、志乃くん僕の分も買ってきて下さい」
「嫌や」
「…言ってみって言ったじゃないですか」
「仮に、と付けたはずや」
:07/04/04 01:57
:SH901iS
:☆☆☆
#442 [
]
「志乃くんわがままです」
お前じゃ!!!
「おごるのは僕です。言う事聞いて下さい」
「嫌です」
「…お腹すきました……」
コウは悲しげな表情で
自分の腹をさする。
ええい!!
「わかったわ…」
なんて優しいんや俺は…
「では早く買ってきて下さいね」
礼くらい言わんかい!!
:07/04/04 02:01
:SH901iS
:☆☆☆
#443 [
]
俺はしぶしぶ
食堂の長い列に並んだ。
俺…最近コウに
いいように使われてないか?
「…神谷先輩ですよね?」
俺の真後ろから
遠慮がちな女の声が聞こえた。
俺は振り返る。
「あ…やっぱり……」
:07/04/04 02:04
:SH901iS
:☆☆☆
#444 [
]
間違いたー

「神谷先輩」×
「柏木先輩」〇
です

すんません

:07/04/04 02:09
:SH901iS
:☆☆☆
#445 [
]
「…誰?」
俺の後ろには
多分一年生だろう、
幼い顔つきのかわいらしい女の子が立っていた。
「あ…わたし、ゆうみって言います…」
「…何か用?」
「…憧れてて…話してみたかったので…」
え!?俺に!?
「すみません…急に声かけてしまって…」
全然いいよ〜ん!
むしろ、声かけまくって!
:07/04/04 02:12
:SH901iS
:☆☆☆
#446 [
]
「ゆうみちゃん一年生?」
「は…はい!」
う〜ん!この初々しさ、
たまらんね〜!
俺は鼻の下を伸ばしながらゆうみちゃんと話した。
背後に近づく
恐ろしい影の正体にも気付かずに……
「志乃くんまだですか」
:07/04/04 02:14
:SH901iS
:☆☆☆
#447 [
]
「コウ!!」
俺はびっくりして
伸びていた鼻の下が縮こまった。
「遅すぎます。気になって来てみたら…あなた何ナンパしてるんですか」
「ナンパちゃうし」
「ナンパです。鼻の下まで伸ばして…」
伸びてるとこ見てたんか!
:07/04/04 02:16
:SH901iS
:☆☆☆
#448 [
]
「こちらの方は」
「ゆうみちゃん」
「名前ではなく」
「一年生のゆうみちゃん」
「一年生…あなたロリコンですか」
一個しか違わんやん!!
「まぁ、いいでしょう。ゆうみさんはじめまして」
:07/04/04 02:17
:SH901iS
:☆☆☆
#449 [
]
コウはゆうみちゃんをマジマジと見つめながら言った
いや、引いてる引いてる
コウくん、ゆうみちゃん引いてるから
「僕の事わかりますか?」
「えっ?」
ゆうみちゃんは
目をパチクリした。
お前の事なんかしらねーよ!しるはずないやろ!
:07/04/04 02:19
:SH901iS
:☆☆☆
#450 [
]
「僕の事わかります?」
「あの…」
「知らんわ!お前の事なんか知るわけないやろ!」
「…志乃くんには聞いてません」
コウはムスッとしながら言った。
「……神谷…先輩ですよね?」
知ってたんかいー!!
:07/04/04 02:21
:SH901iS
:☆☆☆
#451 [
]
「はいそうです」
コウは満足そうに
ニッコリ(ニヤリ?)と笑った。
「…有名…なのでわかります」
有名!?コウが?
「あの…変わってるって」
変わってるー!!
俺はケラケラ笑った。
「僕が…変わっている?」
:07/04/04 02:23
:SH901iS
:☆☆☆
#452 [
]
コウは放心したように
呆然とした表情でゆうみちゃんを見ている。
「あ…すみません…!!変わってるってのは……」
「かまへんかまへん!変わってるのはほんまの事やしな〜!!」
俺はコウをバカにした目付きで言ってやった。
「ゆうみさん…」
:07/04/04 02:28
:SH901iS
:☆☆☆
#453 [
]
コウはギロリと
ゆうみちゃんを睨んだ。
睨むな!!
「は…い……?」
ゆうみちゃんは
おどおどしながら答えた。
「僕が変わっている、と。あなたの言葉忘れません。覚悟しておいて下さい」
怖いから!!
覚悟てなんやねん!!
:07/04/04 02:30
:SH901iS
:☆☆☆
#454 [
]
ゆうみちゃんが怯える中、俺の順番がきて
俺とコウは注文していた
ラーメンセットを受け取った。
俺はゆうみちゃんに
「気にすんなや」
と一言いい、テーブルへ向かった。
:07/04/04 02:33
:SH901iS
:☆☆☆
#455 [
]
コウは
「僕が変わっていると有名だなんて…一体誰が言い出したんでしょうか」
と、ぶつぶつ言いながら
ラーメンの中にご飯を入れる、という
なんとも奇妙な食べ方をした。
いや、その食べ方がもう
変わってますけど。
:07/04/04 02:34
:SH901iS
:☆☆☆
#456 [
]
俺はあえて
コウの食べ方に触れず、
もくもくとラーメンを食べた。
「志乃くん、メンマあげます」
「いらん」
「好き嫌いしてはいけませんよ」
ほな食えや!!
:07/04/04 02:58
:SH901iS
:☆☆☆
#457 [
]
コウは俺の器の中に
メンマを入れた。
「お前な〜…」
「メンマを食べると強い子になります。先程のあなたのパンチ…全く効きませんでしたから」
やかましい!!
「もっとも…」
ニヤリとコウは俺を見た。
「あなたは女性のパンチで鼻血を出していましたが」
:07/04/04 03:00
:SH901iS
:☆☆☆
#458 [
]
…人が気にしていた事を…
「油断したんや」
「……今なんて」
コウは期待混じりの表情で見つめてくる。
「油断したわケンシロウ」
コウの期待に応えるべく
俺は恥ずかしさに耐えた。
「…志乃くん何言ってるんですか。ウケません」
お前もさっきゆーたやん!
:07/04/04 03:03
:SH901iS
:☆☆☆
#459 [
]
俺はコウを睨んだが
コウは必死にラーメンご飯(と名付ける)を食べていたため、俺も目線をラーメンに戻した。
「おい!聞いたか?」
俺の隣に座っている
男子グループの一人が
でかい声で言った。
「なにを〜?」
グループの一人がカレーを食いながら答えた。
「夜中のインターネットの噂やん!ほら…」
:07/04/04 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
#460 [
]
【第七章 都市伝説】
俺は隣の席の男の話に耳を傾けた。
コウは相変わらず必死にラーメンご飯を食っている。
「インターネットぉ?」
「そうそう!夜中の2時に、あるサイトに接続したら血だらけの女がでてきて、一週間後にそれを見た奴が殺されるんやって!」
:07/04/04 03:11
:SH901iS
:☆☆☆
#461 [
]
「何やねんそれ〜!!」
「俺も冗談やと思ったんやけどな〜…俺の連れがみちまってさ〜」
「どうなったん?」
「いや、まだ見たのは昨日やから生きてるけど…ほんまに血だらけの女がうつったらしいで」
………都市伝説みたいなもんか?
:07/04/04 03:13
:SH901iS
:☆☆☆
#462 [
]
俺は隣の席の男の話に夢中だったため、
俺のラーメンからチャーシューが取られたことに気付いてなかった。
「コウ!俺の…」
「チャーシューなんて取ってませんよ」
ほななんでチャーシューがなくなったと知ってる!
「かえせ」
「もう胃袋の中です」
:07/04/04 03:15
:SH901iS
:☆☆☆
#463 [
]
「チャーシュー食べたい」
俺はコウのわがままの真似をしてスネてみせた。
「志乃くん…」
コウは呆れたように溜め息をついた。
「あなたは子供ですか。たかがチャーシューごときでスネるとは」
ほなチャーシュー取るな!
:07/04/04 03:30
:SH901iS
:☆☆☆
#464 [
]
俺はコウに
チャーシューの魅力を熱弁し、コウは呆れた表情でラーメンご飯を食べ続けた。
そのうち、隣のグループは席を立って食堂をでていった。
「志乃くんどう思いますか」
グループが食堂を出た事を確認してからコウが言った
:07/04/04 03:33
:SH901iS
:☆☆☆
#465 [
]
「なにが」
「今の話です」
「今の話って…俺のチャーシューの話か?」
「違いますよ。何が悲しくてあなたのチャーシューの話をほじくり返しますか」
俺はチャーシュー取られたから悲しいわい!
:07/04/04 03:34
:SH901iS
:☆☆☆
#466 [
]
「ただの都市伝説…ですかね、僕はそうは思えませんが」
「ああ〜気にする事ないんちゃう?噂やし」
これ以上やっかいな事に首を突っ込みたくない!
「…そうですか」
そうですよ。
「では噂かどうか、試してみましょう」
:07/04/04 03:37
:SH901iS
:☆☆☆
#467 [
]
「た…試す?」
「はい」
「試すとは…」
「夜中の2時に接続してみましょう、サイト名は先程の方に聞いて」
「……………」
まさか……
「今夜実行します」
やっぱりーー!!
:07/04/04 03:38
:SH901iS
:☆☆☆
#468 [
]
:07/04/04 03:42
:SH901iS
:☆☆☆
#469 [
]
「ちなみに…今夜実行ってことは…」
「志乃くんのご自宅にパソコンありますよね」
ありますけど…
「まさかびびってるんですか」
コウは鼻で笑いながら
俺をバカにした目付きで見た。
びびりませんけど!!
:07/04/04 18:03
:SH901iS
:☆☆☆
#470 [
]
「では僕は先程の方に話を聞いてきますので」
そう言って、コウは席を立った。
「さきも行く〜!!」
コウのあとを追い、
さきも食堂を出ていった。
目の前には
コウの食べたラーメンの器
…俺が片付けるんかい!!
:07/04/04 18:06
:SH901iS
:☆☆☆
#471 [
]
俺はイライラしながら教室へ戻る廊下を歩いた。
「志乃〜!」
こ…この声は!!
「お昼食べた?」
幸子が片手に弁当らしき物体を持っている。
「あ〜コウと食った」
「…神谷くんと……」
幸子はしょんぼりした。
:07/04/04 18:08
:SH901iS
:☆☆☆
#472 [
]
「最近志乃、神谷くんとばっかりおるよね…」
「え…?」
あいつ俺に取り憑いてるからな…
「なんか神谷くんに志乃を取られちゃったみたい」
幸子はふにゃっと笑ってみせた。
こ…こいつはなんてかわいいんや〜!!
:07/04/04 18:10
:SH901iS
:☆☆☆
#473 [
]
「バ〜カ!」
俺は幸子にデコピンをした
ほんまは抱きしめて
チューとかしてーけど!
「いたぁ〜い!!」
おでこを押さえプゥーっと頬を膨らませる幸子。
美奈子がやった時はむかついたが、幸子がやると
か わ い い!!
:07/04/04 18:13
:SH901iS
:☆☆☆
#474 [
]
「でもそっか…お弁当作ってきたんやけど、食べちゃったならいらないよね〜」
幸子の手づくり!?
「いや、食」
「いただきます」
………このパターンは
「志乃くんは少食なのでかわりに僕がいただきます」
:07/04/04 18:15
:SH901iS
:☆☆☆
#475 [
]
「え…でも………」
「僕が食べてはいけませんか?」
いけませんやろ!!
普通にあかんやろ!
「俺の弁当やから」
「あなたの小さな胃袋にはもう入りませんよ」
「入る!!」
「入りません」
:07/04/04 18:17
:SH901iS
:☆☆☆
#476 [
]
幸子は俺とコウをハラハラした表情で見ている。
「わかった…これ、二人で食べて?」
………二人で…
ふ た り で ?
つまり………
「ありがとうございます」
こいつとか!!
:07/04/04 18:19
:SH901iS
:☆☆☆
#477 [
]
幸子は俺たちに手をふってパタパタと教室に入っていった。
「志乃くん教室でいただきましょうか」
「お前にはやらん」
「なぜ」
「食わせたくない!!」
「………志乃くん」
「…………」
「あなたはかわいらしいですね」
:07/04/04 18:22
:SH901iS
:☆☆☆
#478 [
]
…………はい?
かわいらしい?
俺が………?
「………は?」
クスクスと笑いながら
コウは弁当を持って廊下を歩く。
「おいかわいいって…」
「志乃くんは思った事がすぐに顔にでてます」
ほなお前をうっとーしいと思ってる事もわかるやろ!
:07/04/04 18:25
:SH901iS
:☆☆☆
#479 [
]
教室へ戻り、
俺とコウは机を寄せ合い
幸子の弁当を開いた。
うまそ〜〜〜!!
「ほう…なかなか…」
コウはたまごやきを口に入れる。
「…幸子さん料理お上手ですね」
俺もたまごやきを食べる。
「うめ〜〜!!」
:07/04/04 18:29
:SH901iS
:☆☆☆
#480 [
]
「志乃くん本題に入ってよろしいですか」
「なんの」
俺は弁当を食べ続けながら適当に答えた。
「先程の話です」
「………なに」
「夜中のインターネットの話です」
「ああ……」
コウはポケットから
一枚の紙切れを俺の目の前に差し出した。
:07/04/04 18:31
:SH901iS
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194