きみを送る
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#601 []
「ほんまや…ってそんなんどーでもえーねん!第一、俺契約してへんし!!」

「大丈夫です。代わりにしておきましたから」

「…誰が」

「僕が」

俺はコウに向かって拳を振りかざした。

⏰:07/04/08 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#602 []
《バキッ!!》

俺の拳はまたもやコウにヒット

「止めへんのか」

「ええ」

「なんで」

「別に当たっても何も感じませんので」

こいつまじしばくしばくしばく!!呪われろ!!

⏰:07/04/08 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#603 []
「さて志乃くんも元気になられたようですし話を本題に戻します」

「…本題て」

「ですからこのサイトの」

「呪いはデタラメ、で話終わったんちゃうん」

「何言ってるんですか、まゆみさんの消息を調べますよ」

「なぜ」

まさか…

「タイプですから」

⏰:07/04/08 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#604 []
パソコンに向き直り、
カチカチとキーを打ち込むコウに向かい、俺は声をかけた

「なあ」

「なんですか」

「もうどーでもいいやん」

「なぜです」

「俺らに関係ないやんか」

⏰:07/04/08 01:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#605 []
「志乃くんは冷たいです。あなたは冷酷人間です」

「お前だってそうやん」

「志乃くん今しがた僕に救われたじゃないですか」

そうですけど……ん?

《しばらく志乃くんのようすを見たいので》

あの日のコウの言葉が脳裏にフラッシュバックした

⏰:07/04/08 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#606 []
「ちょっと待て…」

「なんですか」

「お前こないだ俺の様子を見たい…って言ったよな」

「はい」

「それってつまり…」

「志乃くんがどのように弱っていくのか興味ありましたので」

《バキッ!!!》

その日のパソコンルームには俺の拳の音が何回も鳴り響いていた。

⏰:07/04/08 01:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#607 []
【第九章 アイドル】

まゆみサイトの噂も消えたころ
待ちに待った夏休みがやってきた!!

「あち〜〜!!」

「志乃おはよ〜!!」

「お〜幸子〜おはよ」

「明日から夏休みやね!志乃の予定は?」

⏰:07/04/08 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#608 []
そりゃ〜幸子と…おっと、顔がニヤけちまう

「幸子の予定は?」

「あたしは部活だらけ〜」

「ほな遊べへんのか!?」

「部活終わってからとかなら遊べるよ〜!」

部活終わってから…
つまり夜!?

「夜ならいつでも遊べるん?」

「遊べますよ」

⏰:07/04/08 02:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#609 []
「……………」

「……………」

「おはようございます志乃くん、幸子さん」

「神谷くんおはよ〜!」

「……………」

「志乃くん挨拶は」

「なぜいる」

「挨拶をしたら言います」

⏰:07/04/08 02:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#610 []
「おはようなぜいる」

俺は棒読みで言った。

「愚問ですね。学校だからいるに決まっているでしょう」

「俺の近くになぜいる!」

「勘違いしないで下さい。あなたが僕の近くにいるんです」

いつも俺の近くに湧いてくるやんけ!!

⏰:07/04/08 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#611 [ひな]
ホラーっぽいの苦手なんですが、とても読みやすく楽しめる小説ですね(*^-^)ノがんばってください♪

⏰:07/04/08 02:15 📱:D902iS 🆔:KN4tpwZg


#612 []
《キャーーー!!!》

「!!なんや?」

突然校門から黄色い声が聞こえてきた。

俺たちは視線を校門に向ける。

「…リムジン…?」

校門には高そうなリムジンが止まり、周りにはたくさんの生徒が群がっている。

⏰:07/04/08 02:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#613 []
ひなさん
ありがとうございます
ホラーはやっぱりうまく書けなくて断念しました

よかったらこれからは
こちらにコメントくれたらうれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/08 02:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#614 []
「何事ですかね」

コウは鼻の頭をポリポリかきながらリムジンを見ている。

…その時!!

リムジンのドアが開き、
一人の女がおりてきた。

《このはさーん!!!》

周りに群がる女共はいっせいに叫びだした。

…このはって誰や?

⏰:07/04/08 02:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#615 []
「このはって誰…?あいつうちの学校のやつか?」

幸子は口に両手をあてて
なにやら感動とも近い表情で目をうるませた。

「幸子?どしたん?」

俺は幸子の肩に手をおく。

「志乃知らないん!?あの人三年生で、モデルしてんねんで!!」

「モデル…?」

⏰:07/04/08 02:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#616 []
「そう!最近テレビにもでてたり…志乃見た事ないん!?」

「…知らん」

「でも…今日終業式やから学校きたんや〜!!感激!めちゃめちゃキレイ〜!」

……そーか?
なーんかツーンと気取っててヤな感じ。

⏰:07/04/08 02:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#617 []
「あれ?コウは?」

気付くと、隣にいたはずのコウがいなくなっていた。

「幸子〜教室…」

幸子は俺の声も聞かず、このはという女に見とれている。

「幸子!俺先に教室行くから!!」

「わかった〜!」

俺に視線も向けずに幸子が言った。

…幸子を夢中にするとは…俺はこのはという女にイラつきを覚えた。

⏰:07/04/08 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#618 []
教室に入っても
窓に群がるやつら。

「すげ〜キレイやな〜」

「マジでこの学校やってんや〜!!」

「握手してもらいて〜!」

口々にクラスのやつらが言う。

…バカ共め。

⏰:07/04/08 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#619 []
…コウ…は……?

教室を見渡すが、
コウの姿が見あたらなかった。

「おい、コウしらねーか」

窓に群がっているクラスの男に聞いてみる。

「神谷?見てへんけど〜」

「そーか」

コウどこ行ったんやろ?
って…コウなんかどーでもえーやん!!

⏰:07/04/08 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#620 []
チャイムが鳴り、
みんなが席についても
コウは戻ってこなかった。

「ん?神谷は休みか?おい柏木、神谷しらんか?」

「知らん」

つか俺に聞くな!!

「すみません遅れました」

コウが教室に入ってきた。

⏰:07/04/08 02:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#621 []
「どこ行ってたん?」

「気にしないで下さい」

「便所か?」

「違いますよ」

「ほなどこに?」

「お手洗いに」

便所やんけ!!!

⏰:07/04/08 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#622 []
「長かったな」

「今朝食べた納豆が腐っていたようです」

「…………」

「納豆の賞味期限が過ぎていましたが、もともと納豆とは大豆を腐らせたものなので大丈夫だと思いました…が、やはりダメでした」

…別にそこまで聞いてないんやけど。

⏰:07/04/08 02:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#623 []
「志乃くんセイロガンいただけますか」

「持ってへん」

「なぜ」

「必要ないから」

「今必要ですよ」

「いつも必要ないやろ!」

「ですが今必要です」

ええいしつこい!!

「保健室にあるやろ!!」

⏰:07/04/08 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#624 []
「では持ってきて下さい」

「嫌です」

「………お腹が痛くて動けません」

コウは悲しい表情で腹をさすった。

…こ…この動きはこの前と同じ……

「志乃くん…」

「わかったわい!!」

保健室へ向かう廊下を歩いている時、今の俺はコウの奴隷だと気付いた。

⏰:07/04/08 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#625 []
寝ま-す

またコメントもらえたら
うれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/08 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#626 []
「失礼しまーす」

ガラッと勢いよく
保健室の扉を開いた。

「…………あんた誰」

俺の目の前には
このはと呼ばれキャーキャーゆわれたた女。

「……柏木ですけど」

「ふ〜ん」

そんなリアクション薄いなら誰か聞くなや!!

⏰:07/04/09 00:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#627 []
「何しにきたん?」

「…セイロガンとりに」

「下痢なん!?」

このははウケるーといいながらゲラゲラ笑い出した。

「いや、友達が」

「恥ずかしがるなって!」

…なんだこいつ……

「下痢なんて誰でもするからさ〜」

………うぜぇかも

⏰:07/04/09 00:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#628 []
「柏木って何年?」

呼び捨てすんな

「二年ですけど」

「へ〜!あたしの事知ってる?」

「知りません」

今朝知りましたが。

「柏木って結構ウトイんやね〜」

ウトイ!?
お前はそんなに旬な女なのか!?

⏰:07/04/09 00:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#629 []
俺はこのはと関わりたくないから、
急いでセイロガンを取り、扉に手をかけた。

「あれ?もう戻っちゃうん?」

「はい…終業式始まりますよ」

「あ、そっか。ほな柏木、またね〜」

また?

「………さよなら」

⏰:07/04/09 00:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#630 []
 
「志乃くん遅いです」

教室へ戻り、セイロガンをコウに渡すと同時に
コウは不機嫌な顔で俺に文句を言ってきた。

「遅くないやん!」

「13分21秒かかりました」

時間はかるな!!
しかも細かい!!

⏰:07/04/09 00:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#631 []
「では飲ませて下さい」

「は?」

「飲ませて下さい」

「なにを」

「セイロガンを」

「誰に」

「僕に」

「……………」

「冗談ですよ」

本気でたまるかい!!

⏰:07/04/09 01:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#632 []
コウはセイロガンを飲み込み、ゴクンと喉を鳴らした

「水飲まんのか?」

「いりません」

「でも水で…」

「水で飲むと更に下痢がひどくなるんです…野菜…」

「野菜ジュースはない」

「…ひどいです志乃くん」

⏰:07/04/09 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#633 []
「は〜い!ほな、終業式始まるから体育館に集合!」

担任が廊下にでて、
クラスの奴らもだらだらと教室を出ていく。

「さて、志乃くん行きましょうか」

なぜお前と!?

「……おう」

⏰:07/04/09 01:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#634 []
俺らは体育館につき、
クラスごとに整列をした。

俺の隣でコウが下痢についてのうんちくを語っていた時、三年の女子グループが入ってきた。

「このはさんや〜!」

「すっげー美人!!」

またもや体育館内が
このはの名前で溢れかえった。

⏰:07/04/09 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#635 []
「柏木やん!!」

「……………」

嫌な予感……

「柏木〜!!無視すんなや〜!!あたしやで!」

いや、あなたやから無視してるんですけど。

「おや?志乃くん、三年生の方と知り合いですか?」

「いや…」

「柏木〜!振り向けよ!」

このははコウの次にうざい…
と、俺は思った。

⏰:07/04/09 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#636 []
「よっ!!柏木!」

このはは俺の側にきて、肩をポンッと叩いた。

「……どうも」

「なんで無視すんねん!」

「…気付きませんでした」

「柏木耳遠いんちゃう?」

キャハハと笑い出すこのは

…こいつコウと同じ人種か!?

⏰:07/04/09 01:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#637 []
「志乃くんこちらの方は」

「…三年生」

「知り合いですか?」

「いや…」

「柏木の友達〜?」

「いや…」

「はい、神谷コウです」

「コウって、漢字?」

「いえカタカナです」

おしゃれでしょう?と
言わんばかりの顔だ。

「おしゃれやな!!」

こいつが言うんかい!!

⏰:07/04/09 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#638 []
「あなたのお名前は?」

「ちょっと〜!コウもあたしの事知らんの〜?」

「はい」

「このはやで〜!」

「このはさんのお名前は有名なんですか」

「一応〜アイドルやし!」

モデルちゃうんかい!!

⏰:07/04/09 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#639 []
「アイドル…ですか」

「そ!覚えといてな!」

「はい大ファンになりました」

え!?今!?

「ぜひお友達になっていただきたいです」

「アハハ!ええよ!!」

えーんかい!!

⏰:07/04/09 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#640 []
「静かに〜!ちゃんと並びなさい!」

体育館に教頭の声が響き、このはは手を振って三年生の列に行った。

「おいコウ」

「なんですか」

「何を企んでる」

「失礼ですね何も企んでません」

「…………」

「純粋にお友達になりたいだけですよ」

⏰:07/04/09 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#641 []
「………ハッタ…」
「ハッタリではありません」

「本気で友達になりたいんか?あんな女と」

「はい、アイドルとお友達になれば他の有名な方とお近付きになれそうですし」

企んでるやん!!!

「…最低やなお前」

「僕は最高です」

どこがじゃ!!

⏰:07/04/09 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#642 []
「それに彼女には…」

「ん?」

「いえ何も…」

コウは黙って親指の爪を噛んだ。

……なんや?

「なんかあるん?」

「…………」

コウは黙ったまま、
わずかに眉間にしわを寄せた。

俺はこのはをチラリと見ると、このはは俺に気付き、笑いながら手を振った。

⏰:07/04/09 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#643 []
【第十章 ストーカー】

終業式が終わり、生徒達はバラバラと教室へ向かった

「志乃くん夏休み、何されるんですか」

「幸子と遊ぶ」

「幸子さんは部活でしょう?」

「部活の後で」

「そうですか…志乃くん、僕の別荘へきませんか」

べ…別荘!!??

⏰:07/04/09 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#644 []
「お前!別荘なんかもってるんか!?」

「そんな驚く事ですか」

当たり前やんけ!!

「伊豆に別荘がありますので、行きましょう」

伊豆ー!!!
ビバ!伊豆!!

「志乃くんどうですか」

「行きます!!」

⏰:07/04/09 02:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#645 []
内容考えるので
今日はここまでにします
更新少なくてすみません

またコメントお待ちしてます

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/09 02:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#646 [茉未夏]
あげちゃうッ
頑張ッてくださいッ

⏰:07/04/10 17:16 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#647 [e汰]

まぢウケるっ~ぷ
楽し〜け
あげッx因ケ!
主ちヤんy
頑張ッてえ‐_

⏰:07/04/11 00:07 📱:W44T 🆔:Njh8tuiU


#648 []
 
次の日、俺は伊豆へ行くべく駅についた。

…おそい………。


……おそすぎる。

「志乃くんおはようございます」

「遅い!!何時間待たせんねん!!」

「二時間です」

悪びれもなくゆーな!!

⏰:07/04/11 02:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#649 []
「つーかさ、他の奴らは」

「僕と志乃くんだけです」

…は?

僕と志乃くんだけですとか聞こえたが。
…気のせいやんな?

「他の奴らまだなん?」

「僕と志乃くんの二人ですけど」

⏰:07/04/11 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#650 []
「はあ!?」

「ですから僕と」
「他の奴ら誰も誘ってへんのか!?」

「はい」

……そんな………
せっかくの伊豆が…

「僕と二人きりでは不満ですか」

不満ですとも!!
なぜ夏休みの伊豆旅行を
お前と二人きりで過ごさなあかんねん!!

⏰:07/04/11 02:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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