きみを送る
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#601 []
「ほんまや…ってそんなんどーでもえーねん!第一、俺契約してへんし!!」

「大丈夫です。代わりにしておきましたから」

「…誰が」

「僕が」

俺はコウに向かって拳を振りかざした。

⏰:07/04/08 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#602 []
《バキッ!!》

俺の拳はまたもやコウにヒット

「止めへんのか」

「ええ」

「なんで」

「別に当たっても何も感じませんので」

こいつまじしばくしばくしばく!!呪われろ!!

⏰:07/04/08 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#603 []
「さて志乃くんも元気になられたようですし話を本題に戻します」

「…本題て」

「ですからこのサイトの」

「呪いはデタラメ、で話終わったんちゃうん」

「何言ってるんですか、まゆみさんの消息を調べますよ」

「なぜ」

まさか…

「タイプですから」

⏰:07/04/08 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#604 []
パソコンに向き直り、
カチカチとキーを打ち込むコウに向かい、俺は声をかけた

「なあ」

「なんですか」

「もうどーでもいいやん」

「なぜです」

「俺らに関係ないやんか」

⏰:07/04/08 01:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#605 []
「志乃くんは冷たいです。あなたは冷酷人間です」

「お前だってそうやん」

「志乃くん今しがた僕に救われたじゃないですか」

そうですけど……ん?

《しばらく志乃くんのようすを見たいので》

あの日のコウの言葉が脳裏にフラッシュバックした

⏰:07/04/08 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#606 []
「ちょっと待て…」

「なんですか」

「お前こないだ俺の様子を見たい…って言ったよな」

「はい」

「それってつまり…」

「志乃くんがどのように弱っていくのか興味ありましたので」

《バキッ!!!》

その日のパソコンルームには俺の拳の音が何回も鳴り響いていた。

⏰:07/04/08 01:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#607 []
【第九章 アイドル】

まゆみサイトの噂も消えたころ
待ちに待った夏休みがやってきた!!

「あち〜〜!!」

「志乃おはよ〜!!」

「お〜幸子〜おはよ」

「明日から夏休みやね!志乃の予定は?」

⏰:07/04/08 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#608 []
そりゃ〜幸子と…おっと、顔がニヤけちまう

「幸子の予定は?」

「あたしは部活だらけ〜」

「ほな遊べへんのか!?」

「部活終わってからとかなら遊べるよ〜!」

部活終わってから…
つまり夜!?

「夜ならいつでも遊べるん?」

「遊べますよ」

⏰:07/04/08 02:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#609 []
「……………」

「……………」

「おはようございます志乃くん、幸子さん」

「神谷くんおはよ〜!」

「……………」

「志乃くん挨拶は」

「なぜいる」

「挨拶をしたら言います」

⏰:07/04/08 02:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#610 []
「おはようなぜいる」

俺は棒読みで言った。

「愚問ですね。学校だからいるに決まっているでしょう」

「俺の近くになぜいる!」

「勘違いしないで下さい。あなたが僕の近くにいるんです」

いつも俺の近くに湧いてくるやんけ!!

⏰:07/04/08 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#611 [ひな]
ホラーっぽいの苦手なんですが、とても読みやすく楽しめる小説ですね(*^-^)ノがんばってください♪

⏰:07/04/08 02:15 📱:D902iS 🆔:KN4tpwZg


#612 []
《キャーーー!!!》

「!!なんや?」

突然校門から黄色い声が聞こえてきた。

俺たちは視線を校門に向ける。

「…リムジン…?」

校門には高そうなリムジンが止まり、周りにはたくさんの生徒が群がっている。

⏰:07/04/08 02:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#613 []
ひなさん
ありがとうございます
ホラーはやっぱりうまく書けなくて断念しました

よかったらこれからは
こちらにコメントくれたらうれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/08 02:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#614 []
「何事ですかね」

コウは鼻の頭をポリポリかきながらリムジンを見ている。

…その時!!

リムジンのドアが開き、
一人の女がおりてきた。

《このはさーん!!!》

周りに群がる女共はいっせいに叫びだした。

…このはって誰や?

⏰:07/04/08 02:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#615 []
「このはって誰…?あいつうちの学校のやつか?」

幸子は口に両手をあてて
なにやら感動とも近い表情で目をうるませた。

「幸子?どしたん?」

俺は幸子の肩に手をおく。

「志乃知らないん!?あの人三年生で、モデルしてんねんで!!」

「モデル…?」

⏰:07/04/08 02:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#616 []
「そう!最近テレビにもでてたり…志乃見た事ないん!?」

「…知らん」

「でも…今日終業式やから学校きたんや〜!!感激!めちゃめちゃキレイ〜!」

……そーか?
なーんかツーンと気取っててヤな感じ。

⏰:07/04/08 02:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#617 []
「あれ?コウは?」

気付くと、隣にいたはずのコウがいなくなっていた。

「幸子〜教室…」

幸子は俺の声も聞かず、このはという女に見とれている。

「幸子!俺先に教室行くから!!」

「わかった〜!」

俺に視線も向けずに幸子が言った。

…幸子を夢中にするとは…俺はこのはという女にイラつきを覚えた。

⏰:07/04/08 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#618 []
教室に入っても
窓に群がるやつら。

「すげ〜キレイやな〜」

「マジでこの学校やってんや〜!!」

「握手してもらいて〜!」

口々にクラスのやつらが言う。

…バカ共め。

⏰:07/04/08 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#619 []
…コウ…は……?

教室を見渡すが、
コウの姿が見あたらなかった。

「おい、コウしらねーか」

窓に群がっているクラスの男に聞いてみる。

「神谷?見てへんけど〜」

「そーか」

コウどこ行ったんやろ?
って…コウなんかどーでもえーやん!!

⏰:07/04/08 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#620 []
チャイムが鳴り、
みんなが席についても
コウは戻ってこなかった。

「ん?神谷は休みか?おい柏木、神谷しらんか?」

「知らん」

つか俺に聞くな!!

「すみません遅れました」

コウが教室に入ってきた。

⏰:07/04/08 02:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#621 []
「どこ行ってたん?」

「気にしないで下さい」

「便所か?」

「違いますよ」

「ほなどこに?」

「お手洗いに」

便所やんけ!!!

⏰:07/04/08 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#622 []
「長かったな」

「今朝食べた納豆が腐っていたようです」

「…………」

「納豆の賞味期限が過ぎていましたが、もともと納豆とは大豆を腐らせたものなので大丈夫だと思いました…が、やはりダメでした」

…別にそこまで聞いてないんやけど。

⏰:07/04/08 02:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#623 []
「志乃くんセイロガンいただけますか」

「持ってへん」

「なぜ」

「必要ないから」

「今必要ですよ」

「いつも必要ないやろ!」

「ですが今必要です」

ええいしつこい!!

「保健室にあるやろ!!」

⏰:07/04/08 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#624 []
「では持ってきて下さい」

「嫌です」

「………お腹が痛くて動けません」

コウは悲しい表情で腹をさすった。

…こ…この動きはこの前と同じ……

「志乃くん…」

「わかったわい!!」

保健室へ向かう廊下を歩いている時、今の俺はコウの奴隷だと気付いた。

⏰:07/04/08 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#625 []
寝ま-す

またコメントもらえたら
うれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/08 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#626 []
「失礼しまーす」

ガラッと勢いよく
保健室の扉を開いた。

「…………あんた誰」

俺の目の前には
このはと呼ばれキャーキャーゆわれたた女。

「……柏木ですけど」

「ふ〜ん」

そんなリアクション薄いなら誰か聞くなや!!

⏰:07/04/09 00:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#627 []
「何しにきたん?」

「…セイロガンとりに」

「下痢なん!?」

このははウケるーといいながらゲラゲラ笑い出した。

「いや、友達が」

「恥ずかしがるなって!」

…なんだこいつ……

「下痢なんて誰でもするからさ〜」

………うぜぇかも

⏰:07/04/09 00:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#628 []
「柏木って何年?」

呼び捨てすんな

「二年ですけど」

「へ〜!あたしの事知ってる?」

「知りません」

今朝知りましたが。

「柏木って結構ウトイんやね〜」

ウトイ!?
お前はそんなに旬な女なのか!?

⏰:07/04/09 00:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#629 []
俺はこのはと関わりたくないから、
急いでセイロガンを取り、扉に手をかけた。

「あれ?もう戻っちゃうん?」

「はい…終業式始まりますよ」

「あ、そっか。ほな柏木、またね〜」

また?

「………さよなら」

⏰:07/04/09 00:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#630 []
 
「志乃くん遅いです」

教室へ戻り、セイロガンをコウに渡すと同時に
コウは不機嫌な顔で俺に文句を言ってきた。

「遅くないやん!」

「13分21秒かかりました」

時間はかるな!!
しかも細かい!!

⏰:07/04/09 00:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#631 []
「では飲ませて下さい」

「は?」

「飲ませて下さい」

「なにを」

「セイロガンを」

「誰に」

「僕に」

「……………」

「冗談ですよ」

本気でたまるかい!!

⏰:07/04/09 01:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#632 []
コウはセイロガンを飲み込み、ゴクンと喉を鳴らした

「水飲まんのか?」

「いりません」

「でも水で…」

「水で飲むと更に下痢がひどくなるんです…野菜…」

「野菜ジュースはない」

「…ひどいです志乃くん」

⏰:07/04/09 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#633 []
「は〜い!ほな、終業式始まるから体育館に集合!」

担任が廊下にでて、
クラスの奴らもだらだらと教室を出ていく。

「さて、志乃くん行きましょうか」

なぜお前と!?

「……おう」

⏰:07/04/09 01:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#634 []
俺らは体育館につき、
クラスごとに整列をした。

俺の隣でコウが下痢についてのうんちくを語っていた時、三年の女子グループが入ってきた。

「このはさんや〜!」

「すっげー美人!!」

またもや体育館内が
このはの名前で溢れかえった。

⏰:07/04/09 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#635 []
「柏木やん!!」

「……………」

嫌な予感……

「柏木〜!!無視すんなや〜!!あたしやで!」

いや、あなたやから無視してるんですけど。

「おや?志乃くん、三年生の方と知り合いですか?」

「いや…」

「柏木〜!振り向けよ!」

このははコウの次にうざい…
と、俺は思った。

⏰:07/04/09 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#636 []
「よっ!!柏木!」

このはは俺の側にきて、肩をポンッと叩いた。

「……どうも」

「なんで無視すんねん!」

「…気付きませんでした」

「柏木耳遠いんちゃう?」

キャハハと笑い出すこのは

…こいつコウと同じ人種か!?

⏰:07/04/09 01:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#637 []
「志乃くんこちらの方は」

「…三年生」

「知り合いですか?」

「いや…」

「柏木の友達〜?」

「いや…」

「はい、神谷コウです」

「コウって、漢字?」

「いえカタカナです」

おしゃれでしょう?と
言わんばかりの顔だ。

「おしゃれやな!!」

こいつが言うんかい!!

⏰:07/04/09 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#638 []
「あなたのお名前は?」

「ちょっと〜!コウもあたしの事知らんの〜?」

「はい」

「このはやで〜!」

「このはさんのお名前は有名なんですか」

「一応〜アイドルやし!」

モデルちゃうんかい!!

⏰:07/04/09 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#639 []
「アイドル…ですか」

「そ!覚えといてな!」

「はい大ファンになりました」

え!?今!?

「ぜひお友達になっていただきたいです」

「アハハ!ええよ!!」

えーんかい!!

⏰:07/04/09 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#640 []
「静かに〜!ちゃんと並びなさい!」

体育館に教頭の声が響き、このはは手を振って三年生の列に行った。

「おいコウ」

「なんですか」

「何を企んでる」

「失礼ですね何も企んでません」

「…………」

「純粋にお友達になりたいだけですよ」

⏰:07/04/09 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#641 []
「………ハッタ…」
「ハッタリではありません」

「本気で友達になりたいんか?あんな女と」

「はい、アイドルとお友達になれば他の有名な方とお近付きになれそうですし」

企んでるやん!!!

「…最低やなお前」

「僕は最高です」

どこがじゃ!!

⏰:07/04/09 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#642 []
「それに彼女には…」

「ん?」

「いえ何も…」

コウは黙って親指の爪を噛んだ。

……なんや?

「なんかあるん?」

「…………」

コウは黙ったまま、
わずかに眉間にしわを寄せた。

俺はこのはをチラリと見ると、このはは俺に気付き、笑いながら手を振った。

⏰:07/04/09 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#643 []
【第十章 ストーカー】

終業式が終わり、生徒達はバラバラと教室へ向かった

「志乃くん夏休み、何されるんですか」

「幸子と遊ぶ」

「幸子さんは部活でしょう?」

「部活の後で」

「そうですか…志乃くん、僕の別荘へきませんか」

べ…別荘!!??

⏰:07/04/09 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#644 []
「お前!別荘なんかもってるんか!?」

「そんな驚く事ですか」

当たり前やんけ!!

「伊豆に別荘がありますので、行きましょう」

伊豆ー!!!
ビバ!伊豆!!

「志乃くんどうですか」

「行きます!!」

⏰:07/04/09 02:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#645 []
内容考えるので
今日はここまでにします
更新少なくてすみません

またコメントお待ちしてます

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/09 02:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#646 [茉未夏]
あげちゃうッ
頑張ッてくださいッ

⏰:07/04/10 17:16 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#647 [e汰]

まぢウケるっ~ぷ
楽し〜け
あげッx因ケ!
主ちヤんy
頑張ッてえ‐_

⏰:07/04/11 00:07 📱:W44T 🆔:Njh8tuiU


#648 []
 
次の日、俺は伊豆へ行くべく駅についた。

…おそい………。


……おそすぎる。

「志乃くんおはようございます」

「遅い!!何時間待たせんねん!!」

「二時間です」

悪びれもなくゆーな!!

⏰:07/04/11 02:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#649 []
「つーかさ、他の奴らは」

「僕と志乃くんだけです」

…は?

僕と志乃くんだけですとか聞こえたが。
…気のせいやんな?

「他の奴らまだなん?」

「僕と志乃くんの二人ですけど」

⏰:07/04/11 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#650 []
「はあ!?」

「ですから僕と」
「他の奴ら誰も誘ってへんのか!?」

「はい」

……そんな………
せっかくの伊豆が…

「僕と二人きりでは不満ですか」

不満ですとも!!
なぜ夏休みの伊豆旅行を
お前と二人きりで過ごさなあかんねん!!

⏰:07/04/11 02:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#651 []
「発車しますよ行きましょう」

コウに手をひかれ、
俺達は電車に乗り込んだ

「席が空いてないですね」

電車はあいにく満員だ。

「しゃーないやんけ………って、おい、何を…」

コウは腹を押さえてしゃがみこんだ。

⏰:07/04/11 02:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#652 []
「お腹が…急に痛くなりました……立…っていられませ…ん……」

「…………」

俺はわざとらしいコウの演技に吐き気までした。

「あんた!大丈夫!?ここ座りや!!」

人の良さそうなおばさんがコウに席を譲った。

「す…すみません…」

⏰:07/04/11 02:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#653 []
こいつ……最低な野郎だ。

「おばちゃん、こいつ仮病やから大丈夫やで」

「…志乃くん僕は」
「ちょっと!!誰がおばちゃんやねん!!」

コウの言葉を遮り、
おばちゃんが物凄い剣幕で俺に近寄ってきた

「いや…その……」

「誰がおばちゃんやて?」

あなたですけど。

⏰:07/04/11 02:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#654 []
「志乃くん失礼ですよ謝りなさい」

こ…こいつ……
もとはといえばこいつのせいやのに……!!

「すんません」

「全く…今時の子は…」

それから伊豆に到着するまで俺はおばちゃんの説教を延々と聞くはめになった。

「出発早々災難でしたね」

お前のせいや!!

⏰:07/04/11 02:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#655 []
「気を取り直して行きましょう。僕の別荘はあちらです」

俺は重い足取りで
コウの後を着いて行った。

「向こうに見えるのが僕の………おや?」

コウが別荘の近くで足をとめた。

「柏木!?と…コウ!?」

嫌な予感がする。
頼む…間違いであってく…

「あれ、このはさんですよね?」

⏰:07/04/11 02:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#656 []
「やっぱり〜!!こんなとこで会うとかめっちゃ偶然やな〜!!」

「このはさんこんにちわ」

なぜいる………

「柏木?何険しい顔しとんねんっ!!」

「…なんでここに…」

「別荘貸し出しとってん!だから旅行きてんやん!」

⏰:07/04/11 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#657 []
…貸し出し?

「あぁ、忘れてました。この別荘は僕が来れない間、貸し出してたんでした」

は!?
つまり…

「ええー!?ここ、コウの別荘やったん!?」

「はい。ご利用ありがとうございます。僕達も今日はここに泊まりますので、ご一緒ですね」

やっぱりーー!!!

⏰:07/04/11 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#658 []
「このちゃん、誰と話して………」

俺がうなだれている時、
別荘の玄関が開き、
女の子がでてきた。

「あっ…柏木先輩…」

「ゆうみちゃん!?」

玄関からでてきたのは
以前食堂で会ったゆうみちゃんだった。

「あれ?柏木、ゆうみと知り合い〜?」

⏰:07/04/11 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#659 []
「……このはさんは?」

「あたしとゆうみはイトコやね〜ん!!」

イトコ…?
イトコ同士!?

「ほう…あなた以前僕のことを変わり者と言った方ですね」

コウはゆうみちゃんをギロリと睨みながら言った。

睨むなよ…。

⏰:07/04/11 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#660 []
「とりあえず中に入りましょうか」

コウの言葉で、俺達は別荘の中に入った。

「コウ?どしたん?」

玄関を上がった時
コウはふと足を止め、外に目を向け眉間にしわを寄せた。

「コウ?」

「いえ何でもありません」

さぁ入りましょう、と言ってコウはガチャンと玄関のカギをしめた。

⏰:07/04/11 02:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#661 []
 
「へ〜なんやコテージみたいやなぁ」

別荘の中は結構広く、
部屋もいくつかあった。

コテージみたい、と俺は思った。

「そうですか、志乃くん気にいりましたか?」

「まぁな…」

一緒におるのが…

「こんな別荘持ってるなんてコウってボンボン!?」

こいつじゃなかったらな…

⏰:07/04/11 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#662 []
このはは目を輝かせながら次々に部屋を開け、物色している。

こいつ気取ってそうと思ったけど案外……
なんつーか……

「柏木一緒の部屋で寝る〜?キャハハ!!」

うざいかも…。

「ではゆうみさんは僕と一緒の部屋にしましょうか」

引いてる引いてる!!
コウくん、ゆうみちゃん引いてるから。

⏰:07/04/11 03:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#663 []
「冗談ですよ。顔赤いですね何想像してるんですか」

お前なー……

「心配しなくても僕は志乃くんと同じ部屋ですから」

は!?

「俺とお前が…?」

「はい一緒の部屋です」

「部屋あまってるやん!」

「淋しい事言わないで下さいよ」

いやいや淋しいとか関係ないから!!

⏰:07/04/11 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#664 []
「俺は一人がいい」

「だめです」

「部屋まだあるやんけ」

「淋しいです」

「俺は淋しくない」

「僕は淋しいです」

「俺は」
「僕は淋しいといってるんです」

俺は迷惑じゃ!!!

⏰:07/04/11 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#665 []
「部屋割りは、僕と志乃くん、このはさんとゆうみさんでよろしいですね」

「よろしいで〜す!!」

「はい…大丈夫です」

「俺は嫌や」

「…志乃くんわがまま言わないで下さい」

「コウと同じくらいなら俺は廊下で寝る」

「では志乃くんは廊下で」

なにーー!?
普通別々にするやろ!!

⏰:07/04/11 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#666 []
俺はしぶしぶコウと同じ部屋に荷物を置いた。

コウは椅子に座り、窓を少し開け煙草に火をつけた。

「志乃くん少し黙って聞いてくれますか」

いつ俺がしゃべりましたか!?

「なに」

「志乃くん気付いてますか?」

「なにに」

⏰:07/04/11 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#667 []
コウは窓の外をチラリと見、俺に向き直った。

「ついてきてます」

「は?」

「あちらの男性…ずっとついてきてます」

コウは目線だけを窓の外に向けた。

俺はコウの目線の先を追った。

「誰や…?」

「志乃くんあれは霊です。かなり特殊な…」

⏰:07/04/11 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#668 []
なんか今日うまく文章が書けないのでここまでにします

?汰さんへのお返事はこちらにしました

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/11 03:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#669 []
霊……?

「どこに」

「あちらにいるじゃないですか」

「だからどこに」

「あの木の…もしかして…見えてないんですか?」

「見えてへん」

⏰:07/04/11 16:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#670 []
コウが指した木の周りを何度も見るが
やはり誰もいない。

「まさかあの霊は…」

「なに」

「…………」

「なんやねん」

⏰:07/04/11 16:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#671 []
「……………」

「……………」

コウは黙ったまま
俺の顔を見ている。

「なんやねんな!!」

「志乃くん落ち着いて聞いて下さいね」

なんやっちゅーねん…

⏰:07/04/11 16:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#672 []
「あの霊は…」

またもやコウは俺の顔をチラリと見、困った表情をして黙ってしまった。

「はよゆえや」

「……志乃くんを怖がらせるつもりはないのですが…あの霊はあなたを憎んでいます」

あきらかに怖がらせるためやろ!

⏰:07/04/11 16:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#673 []
「俺を…なんで…」

「さぁ…」

「おい!冗談やめろや!」

「おや?ばれましたか」

「は?」

ば れ ま し た か?

「志乃くん僕の冗談見破れるようになったんですね」

⏰:07/04/11 17:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#674 []
「はあ?」

「冗談ですよ安心して下さい」

「……………」

「志乃くん?」

俺はコウの胸倉を掴んだ。

「なにが冗談じゃ」

「落ち着いて聞いて下さいと言ったじゃないですか」

落ち着けるかい!!

⏰:07/04/11 17:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#675 []
ん?まてよ

「おいコウ」

「なんですか」

「さっき言葉を渋ってたんはなんでや…」

「冗談が思いつかなかったので」

「……ほな困った顔してたんは……」

「冗談を考えてました」

《バキッ!!!》

「相変わらず効きません」

⏰:07/04/11 17:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#676 []
「お前ってほんま最低」

「いえ僕は最高ですが…志乃くん本当に見えないんですか」

「なにが」

「あちらの男性の霊が」

それはほんまなんかい!

「見えん」

「………なるほど」

コウは灰皿に煙草を押し付け、火を消した。

⏰:07/04/11 21:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#677 []
《バターン!!》

勢いよくドアが開き、
俺はびっくりして飛び上がった。

「温泉行こうや!!」

「お…温泉……?」

「いいですね行きましょうか」

「温泉て?」

「ここの近くに温泉があります」

温泉ーー!!!
癒されにいざ温泉へ!!

⏰:07/04/11 21:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#678 []
俺はウキウキしながら
荷物を持って温泉への道のりを歩いた。

「志乃くん」

「なに〜?」

「うれしいですね」

「?なにが?」

温泉があるからか?

「あちらの温泉は混浴があるそうです」

なっにぃ〜〜!!??
俺は想像しただけで鼻血を出してしまった。

⏰:07/04/11 21:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#679 []
「…志乃くんあなた変態ですね……」

「やかましい」

このはは性格がちょっとアレだが、スタイル抜群。さすがモデル!
ゆうみちゃんは幼い顔から想像がつかないが…なにげに巨乳だったり……
などと俺の妄想は膨らんでいった。

「つきました」

⏰:07/04/11 21:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#680 []
「混浴あるやん!!」

このはは、混浴でみんな一緒に入ろう〜とハシャギ、ゆうみちゃんは顔を赤らめ、もじもじとした。

この恥じらい!!かわいすぎる〜!!

「では混浴にしましょうか。脱衣所は残念ながら別なので後ほど」

残念!!めずらしくコウの発言に同意し、俺とコウは脱衣所へ向かった。

⏰:07/04/11 21:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#681 []
「志乃くんまだ気付かないですか?」

脱衣所で服を脱いでいる俺に向かいコウは口を開いた

「なにが」

「彼、僕達についてきています」

彼とは………

「さっきゆーてたやつ?」

「はい。今はいませんが」

⏰:07/04/11 21:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#682 []
「まさか温泉までついてきてるんか?」

「はい。先程までいましたが…おそらく男性の裸には興味ないのでしょう脱衣所にはついてきてません」

男の裸に興味ある男なんかゲイじゃない限りおらんやろ!!

⏰:07/04/11 21:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#683 []
「せっかくの混浴もあの男性がいたら楽しめません」

コウは俯きながら話し、腰にタオルを巻いた。

「とりあえず行きましょうか」

俺はコウの後を追い、
脱衣所を出た。

「あ〜!やっときたぁ!」

すでにこのはとゆうみちゃんは湯舟につかっていた。

⏰:07/04/11 21:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#684 []
「お待たせしました」

「遅いよ〜!!」

このはは俺達に向かって水でっぽうならぬお湯でっぽうを繰り出してきた。

「バッ…おい!やめれ」

「このはさんやめて下さい。目にお湯が入ります」

はしゃぐこのはの隣で
ゆうみちゃんは真っ赤になり、岩の影に隠れた。

⏰:07/04/11 21:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#685 []
俺とコウは湯舟につかり、はぁ〜と極楽な気分にひたった。(俺だけか?)

「このお湯、にごってますね。全く透けてません」

温泉のお湯はにごり湯で、肩までつかっている俺たちは肩から下が見えなくなっていた。

「このはさん湯舟から出てみて下さい」

何を言い出すんじゃこいつは!!

⏰:07/04/11 21:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#686 [ローズファン]
ゅぅみって
ぃぅ名前再び
使ってくれて
ぁりがとぅござぃますまぢ感動です


てか
ぉもしろく
なってきましたネ
チョット怖ぃケド
そこもまた
ぉもしろぃです
頑張ってくださぃ

⏰:07/04/11 21:58 📱:P902i 🆔:glWKgO4k


#687 []
「コウのエッチ〜!!」

手で胸を隠す仕草をしているこのは。

「はい、男ですから。裸のお付き合いしましょう」

こ…こいつは……
顔つき一つ変えずに淡々と…つーか、こいつ充分楽しんでね?

⏰:07/04/11 22:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#688 []
「コウ…お前も変態や」

「男ですから」

「お前な〜…」
「は〜い!!」

ザブンッという音とともにこのはは湯舟から勢いよく立ち上がった。

「……………」

「…期待して損しました」

「残念やったね〜!!」

このははキャハハと笑い出した。

………俺も残念。

このはは水着を身につけていた。

⏰:07/04/11 22:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#689 []
「しかしこのはさん、さすがですね。スタイル抜群です」

コウは水着姿のこのはをマジマジと見つめている。

…こいつ……こいつこそ変態や!!

「コウ!!そんなに見んといてや〜!!」

「すみません、ゆうみさんはどのような水着なんですか」

岩に隠れているゆうみをチラリと見て、コウは話した

⏰:07/04/11 22:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#690 []
「あ…わたしは……」

ゆうみちゃんは真っ赤になり、俯いた。

「見せて下さい」

「……………」

「ゆうみさん見せてく…」「コウ!ゆうみちゃん嫌がってるやん!やめとけ」

「だめです」

なぜや!!

「僕は変わり者の変態です。水着姿見せてくれないとどうなるかわかりません」

どーなんねん!!

⏰:07/04/11 22:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#691 []
ちょっと休憩します

ローズファンさんのお返事はこちらにかきます

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/11 22:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#692 []
「ゆうみさん」

岩影にいるゆうみちゃんに徐々に近づくコウ。

「ゆうみさん見せてみなさい」

「…………」

「ゆうみさん」

「コウ!!」

「なんですか」

「お前キモいで!!」

⏰:07/04/13 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#693 []
「なんとでも言ってくれて結構です」

「なぜ」

「水着姿見たいからです」

そ…それほどまでに……

「さぁ、ゆうみさん」

俺はコウの決意(?)に完敗した。

コウよ…思う存分変態を発揮しろ。

⏰:07/04/13 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#694 []
「………めて……さい」

「?」

「すみません聞こえませんでした。もう一度お願いします」

「やめて…く…ださい…」

顔を真っ赤にし、涙を浮かべるゆうみちゃん。

「コウやっぱやめろ。嫌がってるやんけ」

「無理です」

⏰:07/04/13 02:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#695 []
「なんでじゃ!!」

「嫌がられると余計見たくなります」

「あたしの見れたら充分や〜ん!!」

「いえ、このはさんは見飽きました」

たった一瞬だけで!?

ムカつく〜と暴れるこのはをよそに、コウはゆうみちゃんに近づいていく。

そして………

⏰:07/04/13 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#696 []
「捕まえました。もう逃げられませんよ」

ゆうみちゃんを岩に押し付け、コウはニヤリと笑った

…き……きもい……

神キモい!!!!

「見せてくれなければ、力づくでも見ます」

どんだけ見たいねん!この変態め!!

⏰:07/04/13 03:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#697 []
「わ……わたし……このちゃんみたいに…スタイルよく…ないから…恥…ずかしくて…」

「構いません」

「……………」

「顔、真っ赤ですよ。このままではのぼせてしま…」

コウが話終える前に
ゆうみちゃんはフラリと倒れてしまった。

「ゆうみちゃん!!」

⏰:07/04/13 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#698 []
「ゆうみ!大丈夫!?」

俺とこのははゆうみちゃんに駆け寄った。

「全く…しょうがないですね…」

コウはゆうみちゃんを抱え、湯舟から上がった。

「ほう…スタイルいいじゃないですか」

ボソッとコウが呟いたが、俺とこのははパニック状態だったので気付かなかった

⏰:07/04/13 03:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#699 []
「志乃くんとこのはさんは、まだ温泉を楽しんでくれてて構いませんよ。僕は先に別荘へ戻ります」

「でも…」

「大丈夫です。あの別荘は僕の方が使い慣れてますので」

「じゃ〜、コウ頼んだ!」

このははニコニコしながら言った。

「任せて下さい」

⏰:07/04/13 03:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#700 []
「ちょ…コウ待て」

「なんですか」

俺は先程からのコウの様子を見て、気を失っているゆうみちゃんにコウがよからぬ事をするんじゃないか…と考えた。

「心配しないで下さい。むしろ、僕は志乃くんが心配です」

「なんでやねん!!」

⏰:07/04/13 03:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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