きみを送る
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#921 [
]
「俺にはもっとショックな事がある」
「なんですか?」
俺はコウをじっと見た。
「なんですかそんなに見つめて」
コウはフッと笑った。
俺は意を決して口を開いた
「お前なんで泣いた?」
コウは俺の言葉に足を止め、
俺の顔をじっと見た。
:07/04/24 03:17
:SH901iS
:☆☆☆
#922 [
]
「……………」
「目ーにゴミ入ったとか…古いねん言い訳が」
「……………」
「なぁ、なんで泣いたん」
「…泣いてませんよ」
「泣いてたやん!」
「泣いていたとしても志乃くんに話すような事ではありませんから」
「ほんなら俺の前で泣くなや!心配するやんけ!」
「…心配…ですか」
:07/04/24 03:20
:SH901iS
:☆☆☆
#923 [
]
コウは驚いた表情で
俺を見ている。
なぜ驚く…
「心配する。つーか今も心配しとる」
「……………」
コウは少し微笑み、
俺から目を伏せた。
「心配…ですか……初めてされましたよ」
:07/04/24 03:23
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:☆☆☆
#924 [
]
:07/04/24 03:25
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:☆☆☆
#925 [
]
「そりゃ…な…心配するやろ普通に」
俺は悲しそうな表情で微笑むコウに対し、
どうしていいかわからず
少しぶっきらぼうに言った
「ありがとうございます。ですが心配は不要です」
「…………」
「僕、大丈夫ですよ」
コウはニッコリとし、歩きだした。
:07/04/25 01:38
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:☆☆☆
#926 [
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何も聞くな、と言われているようで
俺はそれ以上コウに何も言えなかった。
電車に乗った途端、
コウはすぐに寝てしまった
俺と話すのが気まずいのか?
考えすぎか?
俺は俯いてコウの足元をずっと見ていた。
:07/04/25 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#927 [
]
「……くん…」
…乃くん……
……志乃くん!」
……?
ああ、俺も寝てたのか。
「着きましたよ」
コウが荷物を持って
早く降りないと、と言った
:07/04/25 01:43
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:☆☆☆
#928 [
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駅につき、ホームに幸子が立っているのが見えた。
「志乃くんお迎えきてますよ」
「……あ、おう…」
「羨ましいです」
「……………」
「ではまた」
コウはそれだけ言い、足早に帰って行った。
「志乃〜!おかえり!」
:07/04/25 01:46
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:☆☆☆
#929 [
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幸子が俺に向かって走ってきた。
「ただいま」
「ボウズ!!」
「似合わんやろ〜?」
幸子はクスクス笑い、俺のボウズ頭を触った。
「似合わん!!」
わかってますけど…
「うっせ〜よ!」
「アハハ!いいやん!伊豆は楽しかった〜?」
:07/04/25 01:48
:SH901iS
:☆☆☆
#930 [
]
「…………」
「どしたん?」
「…ん〜…まぁまぁ」
「そっか。今度はあたしも連れてってね〜」
「そりゃもちろん」
幸子はニッコリ笑い、俺の手を握った。
「帰ろ〜!今日志乃んち行っていいやろ?」
:07/04/25 01:51
:SH901iS
:☆☆☆
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