きみを送る
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#927 []
 
「……くん…」

 …乃くん……

 ……志乃くん!」

……?

ああ、俺も寝てたのか。

「着きましたよ」

コウが荷物を持って
早く降りないと、と言った

⏰:07/04/25 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#928 []
駅につき、ホームに幸子が立っているのが見えた。

「志乃くんお迎えきてますよ」

「……あ、おう…」

「羨ましいです」

「……………」

「ではまた」

コウはそれだけ言い、足早に帰って行った。

「志乃〜!おかえり!」

⏰:07/04/25 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#929 []
幸子が俺に向かって走ってきた。

「ただいま」

「ボウズ!!」

「似合わんやろ〜?」

幸子はクスクス笑い、俺のボウズ頭を触った。

「似合わん!!」

わかってますけど…

「うっせ〜よ!」

「アハハ!いいやん!伊豆は楽しかった〜?」

⏰:07/04/25 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#930 []
「…………」

「どしたん?」

「…ん〜…まぁまぁ」

「そっか。今度はあたしも連れてってね〜」

「そりゃもちろん」

幸子はニッコリ笑い、俺の手を握った。

「帰ろ〜!今日志乃んち行っていいやろ?」

⏰:07/04/25 01:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#931 []
「……………」

「志乃?」

いつもの俺なら
幸子が家に来る、となればテンションはマックスになるのだが

「……悪い…ちょっと…」

「え?だめなん?」

幸子は悲しそうな表情をした。

「ごめん…」

俺はコウが気になって仕方なかった。

⏰:07/04/25 01:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#932 []
「…志乃どうかしたん?元気なくない?」

「………ちょっと気になる事あってな…」

「………そっか」

幸子は俺に何も聞かなかった。幸子は優しい。
俺の顔を見て、
自分が聞く事じゃない、と思い詮索はしなかったんやろう。

「じゃ、今日は帰るよ。そのかわり今度は家行かせてな〜!!」

⏰:07/04/25 01:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#933 []
「悪いな…」

「毎度の事やんっ!」

そんなに毎度か?

「ごめん」

「気にしやんといて!ほなまた連絡する〜!!」

幸子は俺に手を降り、元きた道を歩いて行った。

⏰:07/04/25 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#934 []
「…どうすっかな……」

遠くにコウの後ろ姿が見える。

「……………」

俺コウの家行った事ないな

俺はこっそりコウのあとを着けた。

ストーカーみたくて嫌なんやけど

俺はどうしてもコウの家に行ってみたかった。

⏰:07/04/25 02:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#935 []
しばらく歩くと

コウはでかい家の前で立ち止まり、門を開けた。

なんじゃこのでけー家は…って……そんな事今はいい

「コウ!!」

俺の呼び掛けに、コウはくるりと振り返り
驚いた表情で目を丸くした

「志乃くん…どうしたんですか」

⏰:07/04/25 02:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#936 []
 
どうしたかと言われても…

俺は何も考えずに
コウを呼び止めたが…

「……………」

うろたえる俺を見て、コウは少し困惑気味な表情をしたが、

「上がっていかれますか」

と、俺に向かって言った。

⏰:07/04/25 02:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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