からっぽの心
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#233 [お久しぶりです]
心に沈んだ思い鉛が、
少し軽くなった気がした。
散々泣いた後に先生は笑顔で、
「泣きたくなったらまたおいで?
他の人には内緒にしてあげるから。」
そう言い、口元に人差し指をあてる。
『・・・泣きたくなかったら、来ちゃダメ?』
:07/08/26 13:04
:SH903i
:0za1Wi56
#234 [
みぃ
]
先生は一瞬きょとんとした顔をして、すぐに笑った。
「いつでもおいで。
待ってるから。」
部屋を出る時に軽く会釈をして、
ドアを開けた。
「夢芽!」
待ち合い室にいた川口先生が、
あたしの顔を見るなり駆け寄ってきた。
:07/08/26 13:07
:SH903i
:0za1Wi56
#235 [
みぃ
]
「どうだった?
うまく話せた?!」
川口先生が不安そうな顔をして尋ねる。
“どうだった?”
・・・なんて聞かれても、
どう答えたらいいのか分かんない。
『・・・来てよかったよ。』
:07/08/26 13:10
:SH903i
:0za1Wi56
#236 [
みぃ
]
あたしの一言で川口先生の顔に笑顔がこぼれる。
「・・・夢芽ぇー!!」
ニタニタしながらあたしを抱きしめる。
『うぜぇー!
ちょ、離れてよー!』
それでも川口先生は離れてくれようとしない。
:07/08/26 13:34
:SH903i
:0za1Wi56
#237 [
みぃ
]
『ちょ、何ニヤニヤしてんの、きもいッ!!』
「嬉しんだよー!」
『うざぁー!』
でも、悪い気はしない。
あたしにも人を照らす力は残ってる。
まだ、照らし続けられるかな。
:07/08/26 13:36
:SH903i
:0za1Wi56
#238 [
みぃ
]
その日は処方してもらった薬が効いたのか、
気持ちが楽になったのかは分からないけど、
帰ってから泥のように眠った。
目が覚めた時、
外は真っ暗だった。
『――――今・・・
何時・・・。』
枕元の時計は3時21分を表している。
(あたし・・・14時間以上寝てたんだ。)
:07/08/27 23:27
:SH903i
:XUoEPv1I
#239 [
みぃ
]
眠りすぎて頭が重い。
(こんなに眠れたの、久しぶり・・・。)
そんな事を考えているうちに、
どうやら腹の虫も起きたみたい。
昼と夜食べてないし、
さすがにお腹空いたや。
:07/08/27 23:29
:SH903i
:XUoEPv1I
#240 [
みぃ
]
真っ暗の廊下を音を立てないように忍び足で進んでいく。
もう、とっくに就寝時間過ぎてるし。
宿直の先生も寝てる時間だし。
階段を降りて、食堂へと進む。
『―――・・・あれ?』
食堂・・・明かりついてる。
:07/08/27 23:32
:SH903i
:XUoEPv1I
#241 [
みぃ
]
『こんな時間におじちゃんいる訳ないし・・・。』
恐る恐る近づく。
(消し忘れ・・・?)
ドアの前まで来た時、
明かりが消えた。
・・・と、同時に勢いよくドアが開いた。
『――――うわッッ!!』
:07/08/27 23:36
:SH903i
:XUoEPv1I
#242 [
みぃ
]
突然目の前に現れた人影に驚いて大声が出た。
「―――ちょッ・・・!」
影の主はそう言ってあたしの口を塞ぐ。
―――――何?!
暴れようとするあたしの体を押さえつける。
:07/08/27 23:39
:SH903i
:XUoEPv1I
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