からっぽの心
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#342 [
みぃ
]
適当なこと言ってるのかもしれない。
本当はそんなこと思ってないのかもしれない。
だけど、
血の繋がりのない。
今となっては思い出だけでしかお姉ちゃんと繋がれないあたしにとっては、
最高の褒め言葉だったの。
:07/11/12 09:21
:SH903i
:y8As4P4c
#343 [
みぃ
]
『――ッ・・・ひッ・・・。』
子どもみたいに泣くあたしを大原の大きな腕が包み込む。
まるで、壊れ物を包むような、
ぎこちない。
でも、優しい包み方。
拒絶どころか、
心が落ち着くのが分かった。
:07/11/12 09:25
:SH903i
:y8As4P4c
#344 [
みぃ
]
「美優はもういない・・・。
どれだけ望んだって還ってこないよ。」
わかってる。
「でも、オレたちが美優のこと想ってる限り・・・
美優の存在は消えないよ。」
あたしを包み込む大原の腕は震えていた。
まるで自分に言い聞かせているみたい。
:07/11/12 09:28
:SH903i
:y8As4P4c
#345 [
みぃ
]
「夢芽ちゃん、
もう一度お姉ちゃんのこと、愛してあげよう?」
大原の腕に力が加わる。
――お姉ちゃん。
何も言わなくていいから聞いててね。
:07/11/16 19:39
:SH903i
:XuQuAMgc
#346 [
みぃ
]
バカな妹でごめん。
お姉ちゃんの大切な人を傷つけちゃうような、
どうしようもない妹だよ。
人、見る目ないよね。
これからは2人でお姉ちゃんのこと守るから。
お姉ちゃんは何も気にせず笑っててね。
大好きだよ、お姉ちゃん。
ありがとう。
:07/11/16 19:42
:SH903i
:XuQuAMgc
#347 [
みぃ
]
――――---・・・
「結局、全部授業サボっちったね。」
帰り道の歩道を歩きながら大原は笑う。
『・・・お姉ちゃんが知ったら怒るよね、きっと。』
「はっ!!
間違いねぇな。
絶対殴るよ、あいつ。」
そう言って笑う。
:07/11/16 19:46
:SH903i
:XuQuAMgc
#348 [続き出現すみません]
お姉ちゃんの話で笑えるのなんて、いつぶりだろう。
でも、前ほど苦しくないや。
まだ10分も歩いてないけど、気付いたことが一つ。
大原は絶対に車道側を歩くこと。
:07/11/16 19:49
:SH903i
:XuQuAMgc
#349 [
みぃ
]
でもたぶんそれは、
普通の男の人がするような気遣いじゃなくて、
彼の中でトラウマになってるんだと思う。
あの日、もしかしたら車道側を歩けてなかったのかな・・・。
また泣かしたら悪いから聞かないけど。
笑ってないとお姉ちゃんに怒られそうだし。
:07/11/16 19:53
:SH903i
:XuQuAMgc
#350 [
みぃ
]
『大志くんはさ・・・
お姉ちゃんのこと、今でも好き・・・?』
唐突なあたしの質問に、
大原は目を丸くしてあたしを見る。
「好きだよ。
ずっと。」
迷いのない返事。
でも、引っ掛かってることがまだ一つあるの。
:07/11/26 23:32
:SH903i
:Q1VToTac
#351 [
みぃ
]
『じゃあ・・・
あの由美って人は?』
「――へっ?由美?!」
予想外の名前だったらしく、大原の表情が驚いていることを表している。
『彼女じゃないの?』
明らかに他人って雰囲気じゃなかった。
固唾を飲んで大原の返答を待つ。
:07/11/26 23:40
:SH903i
:Q1VToTac
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