からっぽの心
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#162 [みぃ]

「男なら女の前に立ちはだかって、
 守れってモンだよねぇ。」

『ありがとう・・・ございました・・・。』


まだ愚痴を続けようとする女の人を残し、
トボトボと家へ帰った。



信じられない。

大志くんはお姉ちゃんを裏切ったんだ・・・。


お姉ちゃんは、アイツに殺されたんだ・・・。

⏰:07/05/29 16:24 📱:SH903i 🆔:.J7yiuPU


#163 [みぃ]

━━━━━------・・・・


施設に戻ると、暗い雰囲気が皆を包んでいた。


ここには、毎週のように親が面会に来る子もいれば、
入所したっきり一度も会いに来ない親もいる。


ここにしか家族がいない子がたくさん居る。



あたしもその一人。

⏰:07/05/29 16:30 📱:SH903i 🆔:.J7yiuPU


#164 [みぃ]

どれだけお姉ちゃんがみんなに好かれているか、
この状態を見れば分かる。



部屋に入り、お姉ちゃんのベッドに寝転ぶ。


ベッドからお姉ちゃんの匂い。

甘くて大好きな香り。


あたしの大好きな匂い。

⏰:07/05/29 16:33 📱:SH903i 🆔:.J7yiuPU


#165 [ぁぃュ]
>>151

⏰:07/05/30 11:54 📱:W43S 🆔:plfesnEE


#166 [みぃ]

ぁぃサン

アンカーありがとうございます

更新します

⏰:07/05/31 16:46 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


#167 [みぃ]

あれは、小学三年生の時・・・。


周りは誕生日とかクリスマスとか、
親が面会に来たり、一次帰宅の為に迎えに来たり、手紙やプレゼントが届いていたのに、
あたしはいつも一人ぼっちで。


声を押し殺して泣いてた。


気持ちを押し殺して泣いてた。

⏰:07/05/31 16:49 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


#168 [みぃ]

その時だよ。

お姉ちゃんが二段ベッドの上から一緒に寝よう、って言ってくれたの。


短い階段登って、
お姉ちゃんの布団に潜り込んで。


お姉ちゃんが優しく何度も頭を撫でてくれた。

⏰:07/05/31 16:52 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


#169 [みぃ]

親なんて、いらない。


お姉ちゃんさえずっと隣に居てくれたら、
それでいい。


心からそう思えたの。



お姉ちゃん、

昔みたいに優しく頭を撫でてよ。

⏰:07/05/31 16:54 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


#170 [みぃ]

溢れそうになる気持ちを唇を噛み締めて抑え、
顔を上げて周りを見渡す。


ベッドの脇にある写真立てを手に取る。

それは、あたしとお姉ちゃんが笑顔で映った写真。


もう、お姉ちゃんは写真の中でしか笑えないの?

⏰:07/05/31 16:58 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


#171 [みぃ]

ご飯食べて
「おいしいね。」
って笑うことも、


施設の子と喧嘩して泣くことも、


「早く起きなさい!」
って布団めくりながら怒ることも、



もうできない。

⏰:07/05/31 17:00 📱:SH903i 🆔:dT268xD.


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