からっぽの心
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#201 [
みぃ
]
涙が枯れるくらい泣くって、どんなの?
まだ枯れてない?
早く枯れて、
ひからびて死んじゃえばいいんだ。
そしたら、こんな想いする必要ないよね。
早く、楽になりたい。
:07/07/14 03:35
:SH903i
:lFkvOcOY
#202 [
みぃ
]
――――----・・・・・
『・・・は・・・はぁ・・・。』
拒絶反応で、湿疹と共に熱も出てきた。
「もう・・・何やってんの。」
川口先生が額のタオルを代えてくれる。
「・・・泣いたって、美優は還ってこないよ。」
:07/07/14 03:40
:SH903i
:lFkvOcOY
#203 [
みぃ
]
そんなこと 分かってるよ。
分かってても止まらないんだもん。
「ねぇ・・・夢芽?」
『・・・・・・・ん?』
「明日・・・。
病院行こっか。」
――――――病院?
:07/07/14 03:43
:SH903i
:lFkvOcOY
#204 [
みぃ
]
『・・・湿疹なら、一晩寝たら治るよ?』
熱だって・・・。
レバー消化してしばらくしたら下がるもん。
「・・・そーじゃなくて。
・・・心療内科。」
心療・・・内科?
:07/07/14 03:45
:SH903i
:lFkvOcOY
#205 [
みぃ
]
「隣の駅にね・・・。
すっごくいいお医者さんがいるんだって。
一回、行ってみない?」
『・・・やだ。
あたし、大丈夫だもん。』
額のタオルを目元まで下ろし、暗闇へと逃げる。
「何が大丈夫なの?!
今までだったら無理してレバー食べるなんて絶対無かったじゃない!!」
『あれは・・・違うもん。』
「・・・え?」
:07/07/14 03:49
:SH903i
:lFkvOcOY
#206 [
みぃ
]
『無理なんてしてない!
お姉ちゃんがいっつもどんな気持ちで食べてたか知りたかっただけ!』
暗闇に向かって叫ぶ。
「・・・だから、そーゆーのが不安定だって言ってるの。」
川口先生が目の上に乗っかったタオルを奪う。
『―――まぶし・・・。』
:07/07/17 21:34
:SH903i
:DsFKwV86
#207 [
みぃ
]
天井に吊された電気が容赦なく視界を襲う。
さっきと明るさは変わらないはずなのに、
ものすごく眩しい。
「暗い所に逃げるのは楽だけど、
次出てくる時は前よりもしんどくなるよ。」
耳を塞いでしまいたかった。
:07/07/17 21:37
:SH903i
:DsFKwV86
#208 [
みぃ
]
川口先生の言葉が胸に突き刺さる。
先生の言ってる意味、
よく分かるよ。
分かってるよ?
でも、許せない。
あいつだけは、どうしても許せないんだもん。
:07/07/17 21:40
:SH903i
:DsFKwV86
#209 [
みぃ
]
その日は熱が体力を奪ってすぐに眠れたけど、
全然眠った気になれなかった。
「夢芽、大丈夫?」
既に学校へ行く準備の整った美輝が部屋のカーテンを開けながら言う。
『ん・・・。
まだちょっと体はダルいけど、熱は下がったみたい。』
眩しい。
太陽の光が窓から差し、
今日の天気を示す。
:07/07/17 21:45
:SH903i
:DsFKwV86
#210 [
みぃ
]
「そ、良かった。
じゃ、行ってくんね。」
『行ってらっしゃい。』
美輝は、膝上まで折ったスカートをなびかせながら、
足早に階段を降りて行った。
その様子をただ呆然と見守っていた。
熱が下がった反動なのか、
心が枯れているからなのかは分からないけど、
息をすることでさえ面倒臭い。
:07/07/17 21:51
:SH903i
:DsFKwV86
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