からっぽの心
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#293 [
みぃ
]
「他には?」
『・・・守ってもらってばっかで・・・
格好悪い。』
「―――うん・・・。」
大原が悲しそうに微笑む。
『・・・大切な人を自分が殺したくせに・・・
女に守ってもらうなんて・・・ずるい。』
:07/09/27 22:48
:SH903i
:NoNXZDjI
#294 [
みぃ
]
「――――あんた・・・。
何言ってんの?」
大原の制止を振り切って、
由美は言う。
「殺したって、何?!
そんな言い方しなくてもいいじゃんっ!!」
『―――だって・・・。
実際にそうじゃん!!』
「何がっ!?」
『お姉ちゃん捨てて、
自分だけ助かろうとしたんじゃん!!』
:07/09/27 22:53
:SH903i
:NoNXZDjI
#295 [
みぃ
]
静まりかえる2人。
しばらくして、
口を開いたのは由美だった。
「あんた・・・何言ってんの?」
『・・・・・え?』
:07/09/30 23:35
:SH903i
:ImWtXexk
#296 [
みぃ
]
「あんたのお姉ちゃんはねぇ、自分を犠牲にして・・・
大志を突き飛ばしたんだから!!」
「由美!!」
大原の声で由美は口を閉ざしたけど息は乱れていて、
まだ何か言いたそうだ。
『・・・な・・・に・・・。』
:07/09/30 23:41
:SH903i
:ImWtXexk
#297 [
みぃ
]
由美の言った言葉を理解しようと必死に脳を働かせるけど、
思考が追い付かない。
突き飛ばす?
お姉ちゃんが?
なんで?
大原を助けるために?
大原が避けたのに?
:07/09/30 23:44
:SH903i
:ImWtXexk
#298 [
みぃ
]
汗が流れるのは
6月の蒸し暑さのせいじゃない。
頭がクラクラするのは
照りつける日差しのせいじゃない。
「・・・夢芽ちゃん。」
真っ白な頭の中に突然入ってきた大原の声に、
体がこわばる。
:07/09/30 23:46
:SH903i
:ImWtXexk
#299 [
みぃ
]
「今さら・・・何だよって思うかもしれないけど、
ちゃんと話したい。」
話す?
何を?
「美優のこと、
夢芽ちゃんの口から聞きたいんだ。」
あたしがあんたに?
:07/09/30 23:49
:SH903i
:ImWtXexk
#300 [
みぃ
]
『・・・・・・・・・・・・いや。』
やっとのことで絞り出した声は、
とても小さかったけど大原には届いたみたいだった。
一瞬、悲しそうな顔が浮かんでたから。
『――なんで・・・
あんたなんかと話さなきゃなんないの・・・?』
:07/10/07 18:53
:SH903i
:iKYy846Y
#301 [
みぃ
]
『お姉ちゃんのこと殺したやつなんかと・・・。』
「夢芽ちゃんの中に誤解があるから。」
今度は真剣な表情できっぱりと言った。
『―――は・・・?』
「オレの事はどんなに恨んでくれても構わないけど、
美優のこと誤解してるから。」
:07/10/07 18:57
:SH903i
:iKYy846Y
#302 [
みぃ
]
何言ってんの、こいつ。
『・・・はぁ?!
お姉ちゃんのこと、あたしよりも知ったような言い方しないでよ!!』
「気に障ったならごめん。
でも・・・。」
『うるさいッ!!
あたしはあんたと話したくない!』
「夢芽ちゃ・・・」
『あんたなんか、大嫌いッ!!』
:07/10/07 19:02
:SH903i
:iKYy846Y
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