からっぽの心
最新 最初 全 
#301 [
みぃ
]
『お姉ちゃんのこと殺したやつなんかと・・・。』
「夢芽ちゃんの中に誤解があるから。」
今度は真剣な表情できっぱりと言った。
『―――は・・・?』
「オレの事はどんなに恨んでくれても構わないけど、
美優のこと誤解してるから。」
:07/10/07 18:57
:SH903i
:iKYy846Y
#302 [
みぃ
]
何言ってんの、こいつ。
『・・・はぁ?!
お姉ちゃんのこと、あたしよりも知ったような言い方しないでよ!!』
「気に障ったならごめん。
でも・・・。」
『うるさいッ!!
あたしはあんたと話したくない!』
「夢芽ちゃ・・・」
『あんたなんか、大嫌いッ!!』
:07/10/07 19:02
:SH903i
:iKYy846Y
#303 [
みぃ
]
:07/10/07 19:09
:SH903i
:iKYy846Y
#304 [
みぃ
]
「・・・逃げてんじゃないわよ!」
由美の声で、
やっと殴られたことに気付いた。
『―――いった・・・。』
一昨日カッターの刃で切れた傷の痛みと同じ場所。
痛みがシンクロする。
:07/10/07 19:13
:SH903i
:iKYy846Y
#305 [
みぃ
]
『――何すんだよ!
あたしが何から逃げてるっつーの?!』
痛みの増す左頬を押さえながら由美を睨む。
「全部だよ!
栗山さんが死んだことからも大志からも自分からも!!」
『―――逃げてねぇよ!
アンタに何が分かんの?
関係ないやつが人の事情に首突っ込んでくんじゃねぇよ!!』
そう言って由美の体を突き飛ばす。
:07/10/08 22:56
:SH903i
:jx76hIaE
#306 [
みぃ
]
みんなして土足で入ってこないでよ。
あたしの心の中に入ってこないで。
由美は一瞬フラついたけど、すぐに態勢を取り戻して、続ける。
「―――そうだよ。
関係ないよ。
でも、大志を傷つけるのは許さない!!」
:07/10/08 22:59
:SH903i
:jx76hIaE
#307 [
みぃ
]
その瞳は、真っ直ぐだった。
大原も豊も持ってるのに、
あたしは持ってない真っ直ぐな眼差し。
あたしはこの目に弱い。
今、気付いた。
この女、
大原のことが好きなんだ。
:07/10/08 23:02
:SH903i
:jx76hIaE
#308 [
みぃ
]
「由美、もういいから。」
しばらく黙って話を聞いていた大原が口を開いた。
「―――でも・・・。」
「ありがと。
もう授業戻って?」
名残惜しそうな表情を見せながらも、
由美は三年生の校舎へ歩いていった。
:07/10/08 23:05
:SH903i
:jx76hIaE
#309 [
みぃ
]
「大丈夫?」
大原があたしの頬を触れようと伸ばす手を、弾く。
『・・・触んないで・・・。』
力なく呟いた言葉に、
大原が微笑む。
「はは・・・二回目・・・。」
『―――二回目・・・?』
大原の声が今までと違うように聞こえて、
その言葉が気になった。
:07/10/08 23:09
:SH903i
:jx76hIaE
#310 [
みぃ
]
「あ、ちょ、こっち!」
大原は素早くあたしの手をとって、
体育館の方へと駆け出す。
『ちょ・・・やだ!何?!』
慌てて離そうとするけど、
思った以上に強い力だった。
:07/10/09 09:09
:SH903i
:DhfKCPBE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194