からっぽの心
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#415 [みぃ]


大志くんの優しさに涙が溢れそうになる。


下唇を噛みしめて堪えることに必死だった。


『ね、大志くんの大学って遠いの?』

「んー・・・。
 片道二時間くらいかなぁ・・・。
 今んとこは。」

『今のとこ?』

⏰:08/01/19 02:17 📱:SH903i 🆔:1tnVlLZQ


#416 [みぃ]

大志くんが“やばい。”という顔をしたのを、
見逃さなかった。

大志くんの意味深な発言と表情につい、
話の腰を折ってしまう。


「んー・・・。」

『どうゆう意味?』

「ん?」


大志くんが必死にはぐらかそうと考えているのが尖った口から読み取れた。


大志くんの癖。

⏰:08/01/19 02:21 📱:SH903i 🆔:1tnVlLZQ


#417 [みぃ]

『なに?!
 なんか隠し事あんでしょっ?!』

「んー・・・。
 だって夢芽ちゃんすぐ怒るからなぁ・・・。」


そう呟き、あたしの方をチラリと見る。


『―――怒んないよ!!』

「怒ってんじゃん!
 ははっ!」

⏰:08/01/19 02:24 📱:SH903i 🆔:1tnVlLZQ


#418 [みぃ]


余裕な表情で笑う大志くんを見て、
自分がこんなに必死なのが馬鹿みたいに思えてくる。


でも、
なんか胸騒ぎがするんだもん。


悪いことが起こりそうな予感がして、
嫌なんだもん。


「一人暮らししようと思って。」

⏰:08/01/19 02:26 📱:SH903i 🆔:1tnVlLZQ


#419 [みぃ]
>>414

せわな顔

じゃなくて

そんな顔です


いつの間に打ち間違えたんや


更新します

⏰:08/01/24 16:35 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


#420 [みぃ]



一人・・・暮らし・・・?



『―――どこに?!』

「大学の近く。
 ――つってもまだ探し中なんだけどね。」




―――知らなかった。

⏰:08/01/24 16:39 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


#421 [みぃ]


大学が決まったところまでは知っていたけど、
三年は自由登校だったし、
卒業式でも少ししか話せなかったから。


確かにこの辺は終電は早いし、
駅までのバスなんて一時間に二本だし、

通学に不便なのはよく分かる。



――――でも・・・。

⏰:08/01/24 16:42 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


#422 [みぃ]

『会えなくなっちゃうの?!』


自分で予想していた以上に大きな声が出たらしく、
大志くんは目を丸くして驚いていた。


「何言ってんの。
 会えるよ。」


馬鹿だね、と言って笑う大志くんとは反対に、
あたしの表情は曇ったままだった。

⏰:08/01/24 16:48 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


#423 [みぃ]


「ほら、笑顔!」


大志くんの手に引っ張られる頬からは不思議と痛みを感じなくて、
指から温もりだけが伝わる。


「あーあ、
 そんな泣きそうな顔してさ。
 2年前とは大違いだねー?
 まぁ、嬉しいけどさ。」


『泣かないよ・・・。
 でも、笑えない・・・。』

⏰:08/01/24 16:54 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


#424 [みぃ]


なにがこんなに悲しいのか


どうしてこんなに辛いのか



なんでこんなに大志くんと離れることが嫌なのかが

自分でもわからない。


わからないから、
解決策も見当たらない。

⏰:08/01/24 16:56 📱:SH903i 🆔:KoC3LOaI


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