恋愛喫茶店
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#101 [向日葵]
するとトイレから青い顔をした珊瑚君が出てきた。
珊瑚「ごめ……悪い……。」
千歳「ナイト様ファイトー(笑)」
珊瑚君は私が買っておいたジュースを貰った後、千歳君に蹴りをかます。
暁「じゃあ昼飯でも食うかぁ!」
近くにファミレスがあったので私達はそこに入ることにした。
:07/04/20 19:50
:SO903i
:a5Fg/s1U
#102 [向日葵]
いまさっきリバースしてしまった珊瑚君はドリンクバーで済ました。
―――……
秋帆「じゃあ、そろそろお開きにしますかぁ!」
佳苗「そぅねぇ!じゃあまた月曜日にぃっ」
一同「バァイバァ――イ!!」
散らばって帰る時、ちらっと後ろを向くと、手を繋いで楽しそうに帰る律と千歳君を見て嬉しくなった。
:07/04/20 20:17
:SO903i
:a5Fg/s1U
#103 [向日葵]
すると珊瑚君が手を握ってきた。
珊瑚「俺達も帰るか。」
友姫「うんっ!」
私達も足を進めた。
目の前に広がる夕日で赤く染まる空が、とっても愛しく、そして切なくなった。
友姫「わー綺麗…今日は楽しかったねー……」
また皆で騒いで、それを何回も繰り返して、何年後かに懐かしいなって思い出すんだろうなぁ……。
:07/04/20 20:22
:SO903i
:a5Fg/s1U
#104 [向日葵]
すると珊瑚君が急に頬に唇を当ててきた。
友姫「っえ!!!!」
頬に手を当てながらズザッと離れる。
友姫「え?!え?!?!えぇっ!!!!!」
珊瑚「ゴメン。綺麗だと思ったからつい……。」
やっぱりこの人には、いつまでも敵わない。
私はドキドキしっぱなし。
:07/04/20 20:26
:SO903i
:a5Fg/s1U
#105 [向日葵]
私は珊瑚君の隣に戻って言った。
友姫「もっと思い出作ろうね。」
珊瑚「そうだな……。」
珊瑚君の手を握り、肩に頭を乗せた。
友姫「みんなとも……珊瑚君ともっ」
珊瑚君は私の頭に自分の頭を乗せて「そうだな」と呟いた。
そして私は微笑みあい、明日、そして未来へまた進みだす。
:07/04/20 20:31
:SO903i
:a5Fg/s1U
#106 [向日葵]
:07/04/20 20:32
:SO903i
:a5Fg/s1U
#107 [向日葵]
:07/04/20 20:34
:SO903i
:a5Fg/s1U
#108 [奈津歩]
:07/04/21 07:56
:D902iS
:☆☆☆
#109 [向日葵]
バンッ! カランコロンカラン
「マスターさん!私付き合うことになりました!」
マスター「おや良かったですねぇ」
いらっしゃいませ。
ここは恋愛喫茶店。
様々な恋にまつわる話を、僭越ながらここのマスターの私がさせていただきます。
今いらっしゃった大人しいこの方はお店の常連の方です。ようやく想いが通じた模様です。
:07/04/21 07:58
:SO903i
:41Sa6sCQ
#110 [向日葵]
マスター「では、この方の話を少し……。」
・・・・・・・・・・・・・・
身分とか歳とかで引き裂かれる恋がある。
きっと私もそーゆーのと同じ部類。
本当だったら好きになってはいけない人なのに……
【背伸び】
:07/04/21 08:00
:SO903i
:41Sa6sCQ
#111 [向日葵]
キャハハハ……
パタパタパタ……
廊下では楽しそうに女の子が走っている。
私は、仕事の日誌を書きながらその声を聞いていた。
「今日誰が遅刻してたっけ……」
申し遅れました。私の名前は綴 沙希(つづり さき)。
まぁ言っちゃあなんだけどこれは押し付けられた仕事なのです。
私は頼まれたら断れないのだ。
:07/04/21 08:09
:SO903i
:41Sa6sCQ
#112 [向日葵]
『こんな性格嫌いなのに……。』
ガラガラ
「あれ?綴じゃないか。どうした?」
入ってきたのはこの学校でも人気の体育の先生。
まだ23歳と若くて、カッコイイ。
沙希「あ、芦名先生。」
名前は芦名 幸人(あしな さいと)。私のクラスの担任。
芦名「お前今日日直じゃないだろ?」
:07/04/21 08:15
:SO903i
:41Sa6sCQ
#113 [向日葵]
奈津歩さん

あげててくれたんですね

ありがとうございます

############
私は書きながら答える。
沙希「クラスの子が急用が出来たらしいんで、私がやってるんです。」
芦名「お前それ何日目だ……。」
……実は4日目…。
クラスは私がこーゆー性格だって知って頼んでくる。
利用されてることぐらい承知だ。
:07/04/21 08:19
:SO903i
:41Sa6sCQ
#114 [向日葵]
私は握り拳を作って先生に熱弁した。
沙希「大丈夫です!皆の役に立つならこれぐらい平気です!!」
こんなこと言わなきゃ先生は心配するだろう。
まぁ思ってもないけどね……。
『あ。』
沙希「先生。ちょっと失礼します。」
そう言って、私は先生の流れている汗をハンカチで拭いた。
:07/04/21 08:33
:SO903i
:41Sa6sCQ
#115 [向日葵]
沙希「部活途中に会議でもあったんですか?汗、ちゃんと拭かないと風邪ひきますよ?」
私は笑いながら先生の汗を拭く。
先生は拭かれながらムスッとした。
芦名「俺はガキじゃねーんだぞ。」
沙希「5歳しか変わらないじゃないですか。」
すると先生は私のおでこにデコピンをした。
軽く退けぞって私はおでこを押さえなか抗議の目を向けた。
:07/04/21 09:02
:SO903i
:41Sa6sCQ
#116 [向日葵]
沙希「なぁにすんですかぁ…。」
芦名「大人からかった罰。」
私はムーッとして、再びペンを持って日誌を書き始めようとしたらペンを取られた。
芦名「今日はもういいから帰れ。」
沙希「これぐらいどってことないですよー!ペンかうしてくださいっ。」
ペンを奪おうとするものの、あちらこちらに手を振り回すので手は空をかいた。
:07/04/21 09:06
:SO903i
:41Sa6sCQ
#117 [向日葵]
:07/04/21 09:07
:SO903i
:41Sa6sCQ
#118 [向日葵]
芦名「帰るっていうまで返してやらん。」
沙希「横暴ですよ!!……――あーわかりました!!帰りますよ!」
そう言うとちゃんとペンを返してくれた。
私は荷物を持って椅子を机に入れた。
沙希「先生も早く部活戻ってください!ハンド部のみんなすねちゃいますよ!」
芦名「まぁ俺人気だからね(笑)じゃ、気を付けて帰れよ。」
沙希「さようなら。」
ガラガラガラ……
芦名「さてと……あ。」
芦名は沙希が忘れたハンカチを見つけた。
それを手に取り、クスッと笑ってからズボンのポケットに入れた。
:07/04/21 12:49
:SO903i
:41Sa6sCQ
#119 [向日葵]
<次の日>
「つーづーりーさん♪」
お姉さまグループのリーダー。山瀬さんだ。
山瀬「今日、ちょっと予定が入っててー早く帰らなきゃいかないんだよねー。」
『あぁ……まただ。』
この4日間、このお姉さまグループの人達の代わりをしてきてラスボスがきた……。
でもやっぱりラスボスはラスボス。
威圧感があるせいで普段断れない私に更に畳み掛けて断れなくする。
:07/04/21 15:14
:SO903i
:41Sa6sCQ
#120 [向日葵]
沙希「…うんいい」
芦名「綴ぃー。」
呼ばれたのでドアの方を見ると、先生が手をおいでおいでと振っている。
とりあえず「ちょっと…」と言って山瀬さんから離れた。
沙希「…なんですか?」
芦名「コレ。」
差し出されたのは、昨日汗を拭いてくれた時に使ったハンカチだ。
沙希「あ!どーして…」
芦名「お前昨日忘れたんだよ。」
手に取り気付いた。
:07/04/21 15:21
:SO903i
:41Sa6sCQ
#121 [向日葵]
沙希「もしかして、アイロン……」
芦名「アイロンだけじゃなくて洗濯もしてドライヤーで速攻で乾かしたぞ!」
そこまでしてくれるなんて。人気者の理由はこーゆートコなんだろうなぁ。
ドライヤーで一生懸命乾かしている先生を思うと、微笑ましくて優しい気分になって、自然と笑う。
沙希「ありがとうございます…。」
笑う私を見て、キョトンとした先生は少し意地悪そうな顔をして笑った。
:07/04/21 15:27
:SO903i
:41Sa6sCQ
#122 [向日葵]
芦名「普段からそうやって自然に笑ってたら可愛いのに。」
と耳もとで言った。
沙希「ひゃっ…な!何を!!」
また意地悪そうに笑うと、先生はヒラヒラと手を振りながら次の授業に向かった。
私はまだ熱が残る耳に手を当てて、先生の背中を見ていた。すると背後から声が。
「禁断……か。」
沙希「えぇっ?!あ、照ちゃん。」
照「おっす!おはよー。」
沙希「遅刻だけどね…。」
:07/04/21 15:36
:SO903i
:41Sa6sCQ
#123 [向日葵]
この子は池脇 照(いけわき てる)ちゃん。
姉御肌の私の大親友!
…………って
沙希「禁断って何?!?!」
照「え?違うの?」
沙希「違うって言うかそんなんじゃないし…。」
照「向こうはアンタを愛でてる感じがしたけどねぇ。」
と、もういない方を手をかざして見る照ちゃん。
見る方は先生が行った方向だ。
沙希「ペットみたいなもんでしょ。」
『そんなことあるわけがない…。』
:07/04/21 15:43
:SO903i
:41Sa6sCQ
#124 [向日葵]
自分で思ってがっかりしてる自分に気がつく。
『…っえ?!私なんでがっかりしてるの?!』
―――――……
山瀬[じゃあよろしくね♪]
と先程ご機嫌良く帰りなさった山瀬さん。
やっぱり今日も(仮)日直。
5日目突入。
『わーいおめでとうー…って何もめでたくないわ――っ!!!』
:07/04/21 15:49
:SO903i
:41Sa6sCQ
#125 [向日葵]
思わず軽くペンを日誌に叩き付ける。
プチコント終了。
とりあえず日誌を書く。
『今日何日だっけー。』
黒板を見ると同じにドアが開いた。
芦名「はー…。やっぱりお前か……。」
先生は入口でもたれかかって腕組みしながら私を見た。
沙希「あ……アハハハ。やっぱり私です。」
先生はトコトコ歩いてきて私が座ってる前の席の椅子に座った。
:07/04/21 15:59
:SO903i
:41Sa6sCQ
#126 [向日葵]
沙希「先生?部活に行かないんですか?」
すると先生は私のペンを奪って日誌を書き始めた。
沙希「……先生?」
芦名「何?早く済ませるよ。」
沙希「は、はぁ……。」
カリカリと書いてる先生の手元を見ていた。
『わー男の人の手だぁ…。ゴッツゴツだなぁ……。』
[禁断]
照ちゃんが言った言葉を思い出し、急激に意識しだしてしまった。
:07/04/21 16:08
:SO903i
:41Sa6sCQ
#127 [我輩は匿名である]
おもしろーいっ


:07/04/21 17:41
:SH702iD
:t9VNk/ZU
#128 [向日葵]
我輩さん

ありがとうございます

もしかして「きらきら」の時にもコメしてくれた方でしょうか



###############
ブニッ
先生は私のホッペをつねった。
沙希「@◇*%★■□○?!」
芦名「なぁーに見つめてんのー??」
沙希「べ……べべべべ別に何も……っ!!!!」
:07/04/21 20:58
:SO903i
:41Sa6sCQ
#129 [向日葵]
芦名「それとも……」
カタン……
先生は私に顔を近付けて囁いた。
芦名「なんかして欲しいの……?」
ガァァァァァァァ
顔の温度が一気に上がる。
そんな目で見つめないで。引き込まれてしまう。
芦名「……プッ」
プッ?
芦名「アハハハ!!やっぱりガキだな!こんなんで赤くなるなよっ!」
『―――っ!!からかわれたっっ!!』
:07/04/21 21:03
:SO903i
:41Sa6sCQ
#130 [向日葵]
でも顔は熱いままだし、胸の奥では鼓動がうるさい。
――――コノ気持チヲナンテ呼ブ?
ザァァァァ……
沙希「へ?」
いきなり大雨。
しかも雷が光っている。
沙希「え……えぇぇぇぇ?!天気予報で雨なんて言わなかったじゃない!!!」
芦名「まぁそーゆーこともあるわな」
:07/04/21 21:17
:SO903i
:41Sa6sCQ
#131 [向日葵]
もちろん傘なんて持ってない。
これはたぶん通り雨だろうからしばらく待っておけば治まるかもしれない。
『とりあえず日誌でも書きながらのんびりと……』
チャリ
私の目の前に複数の鍵が垂れている。
それを少しずらして先生が顔を覗かせる。
芦名「今なら彼女しか乗せない車に乗せてやってもいいよ。」
沙希「あ、いいです。きっといつか止みますし。」
:07/04/21 21:32
:SO903i
:41Sa6sCQ
#132 [向日葵]
すると鍵を持ち直して先生は席を立った。
芦名「長引いてもしらねぇよ?」
沙希「先生にお世話になるわけにはいきませんよ!先生だってお仕事が…」
芦名「日直押し付けられる時もそれくらい即答で答えてみろよ。」
先生はなんだか怒っていた。
沙希「先生…?」
芦名「歳上の申し出を即拒否するなんて失礼なやつだな……」
:07/04/21 21:46
:SO903i
:41Sa6sCQ
#133 [奈津歩]
:07/04/21 22:08
:D902iS
:☆☆☆
#134 [向日葵]
奈津歩さん

ありがとうございます

############
『あ……』
沙希「ゴメンナサイッ!!そんなつもりっ……」
芦名「もういい…。」
ガラガラ……バンッ!!
大きな音でドアを閉められ身がすくんだ。
『失礼だったかなぁ……』
でもあんなに怒るなんて……。
胸がキューッとして、悲しくなった。
:07/04/21 23:28
:SO903i
:41Sa6sCQ
#135 [向日葵]
雨は止むことなく、ザァザァと降り続ける。
窓の外ではみんな走って帰っていた。
『私もあーやって帰らなきゃいけないかなぁ……。』
・・・・・・・・・・・
沙希「失礼しました。」
日誌を書き終えたので、さっきの事があったから気まずかったけど勇気を振り絞って先生に渡しに来た。
しかし当の先生はいなかった。仕方なく、副担任の先生に預けて帰ることにした。
:07/04/21 23:39
:SO903i
:41Sa6sCQ
#136 [向日葵]
外は相変わらず雨が降っている。
しかも夜に近づいているため薄暗くなってきた。
校舎内も、なんだか不気味だ……。
『ちょっと怖いかも……』
「おい。」
沙希「ひぃっ!!」
後ろを振り向くと
沙希「あ、あれ……?芦名先生…。」
:07/04/21 23:43
:SO903i
:41Sa6sCQ
#137 [向日葵]
いない芦名先生がそこにはいた。
沙希「どーして……」
芦名「教官室で用事済ましてたんだよ。お前こそこんな時間までどうしたよ。」
沙希「あ、雨止むかなとかって。…でも無理でした。」
頭をポリポリかきながら笑って言う。
するとまたあの音。
チャリ
『……あ。』
芦名「限定1名。人気先生のく・る・ま。」
:07/04/21 23:48
:SO903i
:41Sa6sCQ
#138 [向日葵]
私は考えた。
でも……
沙希「お……お願いします……」
頼むことに慣れてない私は、少し照れながら先生に頼んだ。
すると芦名先生はニヤッと笑った。
暗闇の中、限られている光の中で浮き上がる先生の顔は、若いハズなのにずっと大人びて見えて、色気さえ感じた。
そんな先生に、私の心臓は早鐘のごとく鳴り響いた。
芦名「こっち。おいで。」
先生は優しく誘導してくれた。
:07/04/21 23:57
:SO903i
:41Sa6sCQ
#139 [向日葵]
沙希「あ、ハイ……。」
バタン
芦名「シートベルト締めたかぁ?」
沙希「あ、ハイ。オッケィです。」
先生の車は結構小さめの青い車。
中もやはり少し狭いので、助手席と運転席の距離が短い。
中では先生のコロンのいい匂いでいっぱいだった。
:07/04/22 00:02
:SO903i
:FqjmvV.I
#140 [向日葵]
私は色んなことにドキドキだった。
芦名「さてと…向かいますか。」
ドキドキしたまま、車は出発した。
信号待ちになる度、沈黙が苦しかった。
すると先生が口を開いた。
芦名「綴。お前どうして断れないんだ?」
沙希「……恐いんです。」
芦名「え?」
:07/04/22 00:05
:SO903i
:FqjmvV.I
#141 [向日葵]
私は中学生の時、ちょっとした事をクラスの子に頼まれた。
それを色々聞いていく内にみんな私を今のように利用していった。
さすがにいっぱいのことをこなす事が出来なかった私は、ある子の頼みを断った。
次の日には、私はクラスでイジメの的となった。
[アンタは言いなりになっておけばいいのよ。]
心ない言葉。あざけ笑うみんな
これが、人間…?
私だって人間なのに……。
:07/04/22 00:10
:SO903i
:FqjmvV.I
#142 [向日葵]
ううん違う。
私はあの人達にとって、都合のいいロボットだったんだ。
勘違いしてた。みんな自分を慕ってくれてるんだって、図に乗ってた。
芦名「ふーん……」
キキィー
芦名「ここか?」
ハッ!
『やだっ!!なんでこんな話っ!!』
沙希「ハイッ!!お世話になりました!!」
:07/04/22 00:14
:SO903i
:FqjmvV.I
#143 [向日葵]
シートベルトを外して出ようとドアに手をかくた。
芦名「俺は無理して笑うお前より、自然に笑うお前が好きだよ。」
沙希「……へっ」
すっすすすす好きって。
すすすすす好きって!!!
『あ、違う違う。そんなんじゃ無い無い!!』
芦名「恐いかもしれないけど、断る勇気も大切だぞ。」
先生は私の頭を撫でた。
芦名「頑張れよ。」
:07/04/22 00:19
:SO903i
:FqjmvV.I
#144 [向日葵]
訂正
手をかくた×
手をかくた○
#############
『頑張れ』
そんなこと初めて言われて、先生の手は温かくて、
芦名「…オイ。泣くな。」
嬉しかった。涙か後から後から溢れて止まらなかった。
『先生……好きです……。』
これがきっと恋なんだ。
私、ずっと先生の側にいたいよ……。
:07/04/22 00:24
:SO903i
:FqjmvV.I
#145 [向日葵]
訂正。
また間違えてる

手をかくて×
手をかけて○
#############
<次の日>
「つーづーりーさぁ〜ん♪」
来たっ!!
お姉さまグループおねだりの時間。
「今日日直代わってくれない?」
沙希「ゴメンナサイ!」
:07/04/22 00:34
:SO903i
:FqjmvV.I
#146 [向日葵]
「えぇーそう?わかったー。ねー誰かぁー」
『……っや、やったぁ……。』
先生……私、頑張れたよっ……!!!!
ガラガラ
芦名「ホームルームやっぞー。」
『後で先生に報告しよー…。』
そしてホームルームが終わり、教室から出ていく先生を追いかけた。
:07/04/22 00:46
:SO903i
:FqjmvV.I
#147 [向日葵]
沙希「せっ先生!」
芦名「ん?なんだ綴。」
沙希「ちゃんと、断ること、出来ましたよっ!」
と半ばはしゃいで報告した。
芦名「なぁ。そんな事、いちいた報告するのか?」
『え?』
昨日の態度とは打って変わって、先生は冷たかった。
沙希「あの……」
芦名「そんな事でいちいち呼び止めるなよ。」
:07/04/22 00:50
:SO903i
:FqjmvV.I
#148 [向日葵]
―――ドクン…
そんな……事……
芦名「俺、授業あるから。」
そっけなく、先生は授業へ行ってしまった。
なんで……?だって昨日まであんなに優しかったじゃない。
私何かした?
気に入らないこと言った?
ウザかった?
照「うぃーっす沙希!!」
:07/04/22 00:55
:SO903i
:FqjmvV.I
#149 [向日葵]
休憩します

:07/04/22 00:55
:SO903i
:FqjmvV.I
#150 [向日葵]
沙希「あ、……おはよう…。」
先生。私……
迷惑だった?
――……
放課後。
何もないけど私は教室にいた。
もしかしたら先生が来てくれるんじゃないかと言う有り得ない期待をして。
:07/04/22 01:52
:SO903i
:FqjmvV.I
#151 [向日葵]
『私が何をしたって言うのよー……』
窓の外をボンヤリ眺めながら思う。
断れるようになったし、日誌を書くことはもう無い。
先生との接点だってなくなった。
所詮は先生と生徒。
私は……
ポタポタポタ
:07/04/22 02:21
:SO903i
:FqjmvV.I
#152 [向日葵]
先生……私は、貴方の生徒になりたいんじゃなくて、特別になりたいっ……!!
ガラガラガラ
ハッ!
私は急いで涙を拭いた。
山瀬「やっほー!綴さん!!」
ドアにお姉さまグループがズラリ。
沙希「えっ……?あの……。」
山瀬「今日聞いちゃったー。幸ちゃんのおかげで断れたのねー。私達からのも・う・し・で。」
:07/04/22 02:36
:SO903i
:FqjmvV.I
#153 [向日葵]
!!!
山瀬「ったく、うっとおしー。幸ちゃんとこの頃べったりだってー?」
「はぁーい!私昨日車で送られてるとこ見ましたー!」
山瀬「アンタは日直やってりゃーいーのよ!目障り!!明日からまた日直しなさいよね。」
まただ。
また無理だった。
目の前が真っ暗。
私はロボットじゃないのに……。
:07/04/22 02:51
:SO903i
:FqjmvV.I
#154 [向日葵]
「おーやだやだ。」
「「?!?!」」
沙希「せっ……せんせ……」
いつの間にか先生がドアの所に立ってた。
山瀬「幸ちゃん!!」
芦名「そんな嫌がらせし
てると彼氏から嫌われちゃうよー。綴。おいで。」
昨日、あの薄気味悪い校舎の中で手招きしてくれた時と同じくらい優しく呼んでくれた。
山瀬「ありえないんですけど!!なんでそんな子かばってんのー!!」
パタパタと先生のトコまで行き、私は横に立った。
この状況をどうすればいいか、私は先生と山瀬さん達を交互に見た。
:07/04/22 03:01
:SO903i
:FqjmvV.I
#155 [向日葵]
すると先生はクッと笑って私を抱き寄せた。
沙希「?!」
芦名「こーゆーことだよ。」
山瀬さん達は驚いていた。
芦名「言いたかったら言ったら?誰も信じないと思うけどね。」
そう言って、私達は教室をあとにした。
:07/04/22 03:05
:SO903i
:FqjmvV.I
#156 [向日葵]
:07/04/22 03:06
:SO903i
:FqjmvV.I
#157 [奈津歩]
:07/04/22 08:04
:D902iS
:☆☆☆
#158 [向日葵]
奈津歩さん

ありがとうございます

############
私達が向かった先は、空き教室だった。
念のため、先生は鍵をかけた。
沙希「先生っ!!意味がわかりませんよ!」
肩を抱いていた先生を私は引き離した。
沙希「なんで……あんな真似っ…!からかうのもいい加減にしてくださいっ!!」
芦名「……からかう?」
:07/04/22 11:12
:SO903i
:FqjmvV.I
#159 [向日葵]
先生は私の手をぐっと握って、引き離れた私を戻した。私はちょっと怖くなった。
沙希「ひっ…!だってそうじゃないですか!!」
芦名「誰がいつそんなこと言ったよ。」
先生は更に私を引き寄せ、力一杯私を抱き締めた。
『……っ!』
沙希「せんせっ……やめてっ!!」
これ以上傷つきたくないのにっ!!
先生の力は強くて、離れたくてもビクともしなかった。
:07/04/22 11:23
:SO903i
:FqjmvV.I
#160 [奈津歩]
いつでもあげにきます

:07/04/22 12:38
:D902iS
:☆☆☆
#161 [向日葵]
奈津歩さん
ありがとうございます

################
先生はそんな私の気持ちとは裏腹に、更にキツク抱き締めた。
沙希「せっんせっ…!苦しっ……」
芦名「我慢してたんだ…。」
『ぇ……?』
私は抵抗するのを止めて、先生の話に耳を傾けた。
芦名「俺は先生である前に一人の男なんでな。無邪気に笑いかけてくるお前が可愛かった。」
:07/04/22 16:22
:SO903i
:FqjmvV.I
#162 [向日葵]
先生の体温を感じる。
耳には私の鼓動か先生の鼓動かわからないけど音が聞こえる。
芦名「だから本気になる前に離そうとしたら傷ついた顔して泣きそうになってるし。ほっとけないから放課後行ったらあんなんなってるし…。」
先生のコロンと汗の匂いがする。
『それって……』
沙希「先生も私のこと好きなんですか……?」
目を輝かせて問う私に、先生はニヤッと笑って
芦名「も、ってことはお前俺が好きなんだろ?」
カアァァァァ
墓穴……
:07/04/22 16:29
:SO903i
:FqjmvV.I
#163 [向日葵]
沙希「でも…みんなにっ……」
芦名「少数意見なんか当てになんねぇーよ。まぁ、俺の側にいるのが不安なら、離れてもいいんだぞ?」
とニコニコ笑いながら言う。私は悔しかった。
だって先生の気持ちまだ聞いてないのに、私が先生の側にいるのが当然みたいに言うから……。
でも……
沙希「絶対離れないですっ」
私は強く先生を抱き締めた。
:07/04/22 16:34
:SO903i
:FqjmvV.I
#164 [向日葵]
好きになった人は内緒の人
でも内緒にするのもまたいいかもしれない。
【背伸び】
Fin
:07/04/22 16:35
:SO903i
:FqjmvV.I
#165 [向日葵]
:07/04/22 16:40
:SO903i
:FqjmvV.I
#166 [向日葵]
おはようございます。
今日もいい天気です。
青空が澄み渡り、太陽は暖かく差しております。
申し遅れました。
私はここのマスターをしております。
今日は天気もよく、喫茶店前を掃除しています。
バタンッ!!
マスター「?」
:07/04/22 16:51
:SO903i
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#167 [向日葵]
後ろを振り返るも誰もいません。
マスター「……はて。」
「んー……」
?足許から人の声。
目線を向けてみますと……
マスター「なんと…。お嬢さん。大丈夫ですか?」
:07/04/22 16:56
:SO903i
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#168 [向日葵]
―――……
パチッ
マスター「お目覚めですか?どうぞ。ダージリンのミルクティーです。」
コトッ
「え?!なんでウチ……!!」
マスター「おや、関西の方ですか。」
「?お兄さん誰っ?!ってかココドコ?!」
:07/04/22 17:02
:SO903i
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#169 [向日葵]
倒れたことを覚えてないようなので、私が一部始終をお話して差し上げました。
「ホンマにぃ〜。おおきになぁー。」
マスター「何かお悩み事でも?」
お嬢さんはミルクティーを一口飲むと、涙を流しだしました。
:07/04/22 17:05
:SO903i
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#170 [向日葵]
「あんなぁ…っ…ウチ好きな人おってんっ……。」
【届かぬ手】
「おはよーさーん!!」
ウチは大河 晴子(16)。バリバリの現役女子高生!
「晴子おっはよー。」
晴子「おっはよー梅ぇ!!」
オトンの仕事の関係で引っ越さなアカンようになって高校から今の学校に来るようになった。
最初はちょい不安やったけど、みんなえぇ奴ばっかりで、ウチはすぐ溶け込めた。
:07/04/22 17:15
:SO903i
:FqjmvV.I
#171 [向日葵]
「相変わらずでっかい声やなぁ。」
晴子「ん?おう笹木!おはよーさん!」
笹木「おはよーさん。」
コイツは笹木 真児(ささきしんじ)。コイツも関西出身でウチとよく気が会う奴。
笹木「昨日の漫才コンテスト見た?」
晴子「見た!あれごっつおもろかったんやけど!!」
笹木「まぁ俺には負けるな!」
晴子「冗談は顔だけにしときー!」
クラス中がウチらの話に笑う。ウチら2組の(ウチのクラス)漫才師とか呼ばれとる!!
:07/04/22 17:21
:SO903i
:FqjmvV.I
#172 [向日葵]
それぐらい息ぴったりなんよ!!
梅「もう付き合ったら?アンタ達。」
晴子・笹木「アカン!!」
晴子「こんなんと四六時中一緒におったら疲れるわぁ!」
笹木「それはこっちの台詞じゃぁ!!それに俺には彼女がおるんや。」
それを聞いて、ウチの胸の下辺りが気持ち悪ぅなった。
………………ウチは笹木が好きなんよ。
:07/04/22 17:27
:SO903i
:FqjmvV.I
#173 [向日葵]
梅「え?!そうなの!知らなかった……。」
乙女の法則。トイレ行く時は必ず友達連れて行く。
只今その真っ最中。
梅が鏡を見ながらリップを付けている。
晴子「別に知らんでもえぇよ。どーせどないもならへんもん。」
梅「そんなの分からないでしょー?強奪しなきゃ!!」
『この子は可愛い顔してよーそんな事言えるわ……。』
代々今の関係でウチは楽や。カレカノなんて、ウチの柄に合わへんし。
:07/04/22 17:35
:SO903i
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#174 [向日葵]
梅が全部済んだとこでウチらはトイレを出た。
梅「いいとか言いながら、あれを見てもなんとも思わないの?!」
ビシィッと梅が指した方向に、笹木と彼女さんがおった。彼女さんはストレートの黒髪が綺麗で清楚な感じの子。
晴子「うっわー。ウチまで胸キュンやわぁっ」
梅「晴子!」
そんな事言うたってしゃあない。どうすることも出来へんねんから。
:07/04/22 17:44
:SO903i
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#175 [向日葵]
:07/04/22 17:45
:SO903i
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#176 [向日葵]
―――……
<掃除中>
笹木「大河ー。」
晴子「何ー?」
笹木は菷に手を乗せて顎をついている。
ウチは適当にその辺をワーッと掃いていた。
笹木「誕生日プレゼント何がえぇー?」
晴子「は?くれるんか?!」
笹木「俺とお前の中やないかい♪」
そう言って笹木は肩を組んだ。
:07/04/22 20:54
:SO903i
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#177 [向日葵]
―――ドキッ
晴子「そ、…そーかぁ!!じゃあ金!!」
笹木「ダァホ!!(ドアホ)んなもんやれるかい!!」
菷の枝で頭を一発叩かれた。ごっつ痛い。
晴子「か弱い乙女に何すんねんアホー!!」
そう言って菷を剣みたいに持って笹木めがけて降り下ろす。が、受け止められる。
ガスッ
笹木「何がか弱い乙女じゃ!!ゴリラ!!」
:07/04/22 20:59
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#178 [向日葵]
晴子「ウチがゴリラならお前はサルじゃぁ!!」
菷同士をせり合わせて言い合い。
これいつもの光景。
クラスの皆は見学中。
梅「じゃれあってる所悪いんだけど……」
晴子・笹木「「じゃれおーてへんわぁっ!!」」
梅「笹木。彼女来てるよ。」
ドアの入口を見ると、彼女さんが立ってて微笑みながら笹木に手を振った。
笹木「笑(えみ)!ちょー待ってなぁ!!」
:07/04/22 21:05
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#179 [向日葵]
『笑言うんや……。名前まで可愛らしいこっちゃなぁ……。』
笹木「このアホ片付けたら帰るさかい!」
晴子「誰がアホじゃチンチクリン!!笑ちゃんごめんなぁ!!」
ウチがニカッと笑ちゃんの方を見ると、ウチには出来へんような柔らかい笑顔でにっこり笑った。
『名は体を表すってまさにこーゆーこっちゃなぁ…。』
とりあえず、笑ちゃんの為に掃除を早よ終らすことに専念した。
:07/04/22 21:10
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#180 [向日葵]
―――……
梅{晴子ホントにこのままでいいの?}
只今梅と通話中。
さっきから話題はずっと笹木と笑ちゃんのこと。
梅はど――――してもウチと笹木をくっつけたいらしい。
晴子「えぇ言うてるやないのー。笹木とってもたら笑ちゃん泣いてまうで。あんな可愛い子泣かしたらアカンてー。」
梅{恋は戦いなのよ!!弱肉強食!!!強いものが勝つねんで!!}
晴子「梅あ●のり見すぎ(笑)しかも言葉移ってるし!」
:07/04/22 21:15
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#181 [向日葵]
梅{とにかく出来ることあったら言ってね!応援するから!}
「ハイハイ」と言って電話を切った。
気付いたら11時半。
明日の用意して早よ寝なアカン。
そーいえば明日はウチの誕生日。
ってか笹木よう覚えとったなぁ……。
前に誕生日を教えあいっこした。
大分前やから絶対忘れとると思っとったのに。
『嬉しいわぁ…。』
:07/04/22 21:20
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#182 [向日葵]
知らずの内に口がニヤけとって急いで治した。
その時携帯が鳴った。
♪〜♪〜♪〜
晴子「おっ?笹木や。」
ポチッ
<笹木>
ちょっと早いけど誕生日おめでとさーん\(^〇^)/また1個おばはんになったなぁ


ま、とりあえず良かったなぁ

ほたらばまた明日学校でなぁ



ニヤけてた口が更にニヤけた。
晴子「ホンマに早すぎやわ……。」
でもめっちゃめっちゃ嬉しかった。
:07/04/22 21:25
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#183 [向日葵]
ウチはその日、携帯を握り締めて眠りについた。
―――……
<次の日>
晴子「おっっはよぉぉぉさぁぁん!!!!」
梅「わぁっ!今日はいつにも増して元気だねぇっ!!」
晴子「まっあねぇ〜♪」
だって昨日一番にメールくれてんもん!!テンションめっちゃ上がるし!!!
笹木「うぃっすババアー!!」
晴子「おっすガキィー!!」
笹木「そんなん言う子にはプレゼントあげへんよー!!」
:07/04/22 21:30
:SO903i
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#184 [向日葵]
耳を疑った。
晴子「……ホンマにくれるん?」
笹木「ま、俺ジェントルマンやからなぁっ。ホレ。」
と胸を反らしながら、小さいラッピングされた袋をくれた。
ボケることすら忘れて、素で喜んだ。
晴子「うわ…ありがとう。」
ガサガサ
開けて見ると、中からはシャーペンが出てきた。
:07/04/22 21:34
:SO903i
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#185 [向日葵]
笹木「俺からのプレゼントや!三回お辞儀してから使えや!!」
晴子「……っアホか!!普通に使うわ!!」
嬉しすぎて涙が出そうになって声が震えた。
たかがシャーペンやけど、ウチにとっては一番の宝もんや。
大事に……大事に使お……。
―――……
朝からハイハイテンションのウチに悲劇が起きた。
笑「大河さん?」
晴子「ん?あぁ笑ちゃんやない!!笹木ならトイレ」
笑「ううん違うの。」
:07/04/22 21:38
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#186 [向日葵]
笑ちゃんは視線を泳がせて、もじもじしていた。
晴子「あ、あの……何?」
笑「こんなこと言うのは嫌だけど…真児君に、もう近付かないで……。」
晴子「……は?」
笑「2人でいる時、出てくるのは全部貴方の話題!私は……私は真児君の彼女なのに、まるで貴方が彼女みたいで…私、嫌なの……っ。」
笑ちゃんは両手をギュッと握り合わせて、震えてとった。
多分めっちゃ勇気出して言うたんやと思う。
正直腹立った。
:07/04/22 21:44
:SO903i
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#187 [向日葵]
なんでアンタにそんなん言われなアカンの?とか
そんなん笹木に言えや。とか。
でも、ウチと比べて小柄ですぐ壊れそうな笑ちゃんにそんなん言うのは酷やと思ったし、まして彼氏が他の女の事話すのは辛いと思った。やから、ウチは考えとる百万語を何一つ言わんかった。
晴子「ウン!よー分かったよ!気をつけるわっ!」
ニカッと笑って返事した。それしか出来んかった。
笑ちゃんはホッとしたんか、頭を深々と下げて自分の教室に帰って行った。
:07/04/22 21:50
:SO903i
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#188 [向日葵]
・・・・・・・・・
授業中。
ウチは笹木からシャーペンを使わんかった。
使ってもたら決心が揺らいでまうから。
ペソッ
横から小さい紙切れが飛んできた。
犯人が誰かは予想出来る。
カサカサ……
<授業めっさ暇ぁー(-_-#)>
笹木だ。
……でもウチは
カリカリ
:07/04/22 21:54
:SO903i
:FqjmvV.I
#189 [向日葵]
<授業中ですー。邪魔せんといてぇ。>
と返した。
紙切れはまた来たけど無視して、覚える気もない授業内容をボーッと聞いとった。
・・・・・・・・・
キーンコーンカーンコーン……
梅「晴子ー食堂行こー!」
晴子「オッケィ!!ウチ何食べよー♪」
笹木「大河。」
振り返るのが嫌やった。
でも不自然すぎるとアカンから、自然に振る舞う事にした。
:07/04/22 21:59
:SO903i
:FqjmvV.I
#190 [向日葵]
晴子「なんよ。」
笹木「お前ちゃんと返事せぇーや。」
晴子「したやん。授業中ですー言うて。」
笹木「お前いつもそんなん関係ないやんけ。何いきなりガリ勉なっとんねん!」
人の気も知らんで……って当たり前か。
晴子「ウチ次テスト頑張らなヤバイのぉー。アンタもウチの事構っとらんと彼女と仲良うしぃ。ほなねぇ。」
笹木「は?なんやねんお前っ!!」
笹木が怒ってる声を後ろで聞きながら、ウチは無視して心ん中で悲しんだ。
『もう、ウチに構ったらアカンのよ。』
:07/04/22 22:05
:SO903i
:FqjmvV.I
#191 [向日葵]
食堂で並んどる時、異変を察知した梅が質問攻めしてきた。
梅「アンタ達どうしたの?!ってかアンタどうしたの?」
晴子「えー?何もあらへんよー?おばちゃーん唐揚げ定食ー。」
向こうからおばちゃんの声が聞こえたのを確認して、梅も注文した後、また聞いてきた。
梅「晴子いっつも勉強出来んでもえぇんやぁ!!が口癖じゃない。なのにあんな……。」
晴子「心機一転!今の内に頑張らななぁ思ーて!!」
:07/04/22 22:12
:SO903i
:FqjmvV.I
#192 [向日葵]
注文した料理持って空いてる席に移動した。
梅「絶対嘘だね!!他の子達はそれで騙せても、梅は騙せないよ!!」
晴子「ハハハ梅おもろいなぁ!」
梅「晴子。」
真剣な梅に食べようとしてた箸を止めた。
晴子「…………彼女さんに笹木から離れてくれ言われたんや…。」
梅「えっ……!」
ウチは味噌汁をすすった。梅は固まって私を凝視する。
晴子「まあウチらちょっと絡みすぎたからなぁ!彼女さんはえぇ気せんかったやろそりゃ!しゃあないしやあない!!」
:07/04/22 22:17
:SO903i
:FqjmvV.I
#193 [向日葵]
笑ったせいで味噌汁が揺れた。
…………ううん。ちゃう……。ホンマは震えてたんや。涙我慢して。
晴子「ウチはどっちにしろ弱者やったんよ!しゃあないとかいいながらホンマは笹木が……欲しいて欲しいなぁ……」
梅「晴子ぉ……」
堪えきれん涙が味噌汁の中に入った。
晴子「うぅわ!味噌汁に更に塩分足してもた!メタボリックが叫ばれとる時やのに!!」
泣いてても頑張ってボケた。そうでもせな自分が折れそうな気ぃして仕方なかった。
:07/04/22 22:22
:SO903i
:FqjmvV.I
#194 [向日葵]
梅「バカ。そんなん言ってないで泣きなさいよ。ハイ。」
梅のもらったハンカチで、誰にも分からんように涙を拭った。
――――……
<掃除>
いい子ちゃんを演じる為、笹木と関わりを減らす為、掃除を真剣にやった。
ポスッ
頭に何か当たる。
紙で作ったボールやった。
笹木「ストラーイク!!大河!久々に野球やろうや。」
無邪気に笑う笹木を、無機質な目で見返してウチはまた掃除を始めた。
:07/04/22 22:28
:SO903i
:FqjmvV.I
#195 [向日葵]
晴子「そんなんやっとらんと、早よ掃除しろや。」
笹木「なんやねん。ついこの間までやっとったやないかい。」
晴子「ウチ今日用があるから早よ帰りたいねん。」
クラスの皆はまだウチらの異変に気づかへん。
いつも通りや思て掃除してる。
笹木「なんやぁ。デートかぁ!!」
ニヒッと笑う笹木を本気で首絞めたくなった。
アンタが好きやのに……。
でも、それを肯定した方が笹木が離れていくかもしれん。
晴子「ウン。そうやで。」
:07/04/22 22:34
:SO903i
:FqjmvV.I
#196 [向日葵]
クラス内が一気にどよめく。
「マジで?!」
「晴子本当?!」
みんなが質問してくる中、笹木は呆然としてその場に立ち尽くしていた。
………………これでえぇんよね……。
ウチは次の日も、そのまた次の日も笹木を避けた。
クラスの皆は夫婦漫才が聞かれへんって嘆いてた。
アホかっちゅーねん。
夫婦っちゅーのは好いとる同士のこっちゃ。
ウチらは友達。
:07/04/22 22:38
:SO903i
:FqjmvV.I
#197 [向日葵]
梅「晴子ぉ。大丈夫?」
晴子「何言うてんの!!好きな人の幸せの手伝いしてんねんで?!これ以上の至福はないやろぉ!!」
梅「じゃあ晴子の幸せは誰が手伝ってくれるの?」
梅は泣きそうになっていた。いつも、ウチらを身近に見ていたのは梅で、きっと梅も今のウチらを見て寂しいんやと思う。
でもな?梅。
こればっかりはどうしようもないんよ。
晴子「おおきになぁ……梅。」
:07/04/22 22:43
:SO903i
:FqjmvV.I
#198 [向日葵]
ウチかて寂しい。
ずっと一心同体みたいにおった片割れがおらんようなった。
笑い声が恋しい。
馬鹿しよった頃が懐かしい。
先生に怒られたって笑いよったんが愛しい。
窓の外を見れば、笹木と笑ちゃんが手を繋いで仲良う帰っとった。
ウチは頑張ってもその手を握る日は絶対来ん。
そない思う度、視界が揺らぐ。でも泣いたら笑ちゃんが悪者になる。
だから、ウチは泣かへんよ……。
:07/04/22 22:48
:SO903i
:FqjmvV.I
#199 [向日葵]
日に日にウチの元気は削がれて行った。
夜も、どんな時でも寝てた授業も寝れん。
でも元気がないと梅が心配するから、必死に元気やってアピールして、クラスでもいつもみたいに騒いどった。
……もちろんピンで。
―――……
ザァァァァ
晴子「うぅわ雨やんけー。そーいえばお天気お姉さんの吉沢さん言うてたなぁ……。」
やけど傘が無い。
しゃーないから濡れて帰るしかない。
:07/04/22 22:53
:SO903i
:FqjmvV.I
#200 [向日葵]
:07/04/22 22:55
:SO903i
:FqjmvV.I
#201 [我輩は匿名である]
:07/04/22 23:03
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