恋愛喫茶店
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#185 [向日葵]
笹木「俺からのプレゼントや!三回お辞儀してから使えや!!」
晴子「……っアホか!!普通に使うわ!!」
嬉しすぎて涙が出そうになって声が震えた。
たかがシャーペンやけど、ウチにとっては一番の宝もんや。
大事に……大事に使お……。
―――……
朝からハイハイテンションのウチに悲劇が起きた。
笑「大河さん?」
晴子「ん?あぁ笑ちゃんやない!!笹木ならトイレ」
笑「ううん違うの。」
:07/04/22 21:38
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#186 [向日葵]
笑ちゃんは視線を泳がせて、もじもじしていた。
晴子「あ、あの……何?」
笑「こんなこと言うのは嫌だけど…真児君に、もう近付かないで……。」
晴子「……は?」
笑「2人でいる時、出てくるのは全部貴方の話題!私は……私は真児君の彼女なのに、まるで貴方が彼女みたいで…私、嫌なの……っ。」
笑ちゃんは両手をギュッと握り合わせて、震えてとった。
多分めっちゃ勇気出して言うたんやと思う。
正直腹立った。
:07/04/22 21:44
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#187 [向日葵]
なんでアンタにそんなん言われなアカンの?とか
そんなん笹木に言えや。とか。
でも、ウチと比べて小柄ですぐ壊れそうな笑ちゃんにそんなん言うのは酷やと思ったし、まして彼氏が他の女の事話すのは辛いと思った。やから、ウチは考えとる百万語を何一つ言わんかった。
晴子「ウン!よー分かったよ!気をつけるわっ!」
ニカッと笑って返事した。それしか出来んかった。
笑ちゃんはホッとしたんか、頭を深々と下げて自分の教室に帰って行った。
:07/04/22 21:50
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#188 [向日葵]
・・・・・・・・・
授業中。
ウチは笹木からシャーペンを使わんかった。
使ってもたら決心が揺らいでまうから。
ペソッ
横から小さい紙切れが飛んできた。
犯人が誰かは予想出来る。
カサカサ……
<授業めっさ暇ぁー(-_-#)>
笹木だ。
……でもウチは
カリカリ
:07/04/22 21:54
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#189 [向日葵]
<授業中ですー。邪魔せんといてぇ。>
と返した。
紙切れはまた来たけど無視して、覚える気もない授業内容をボーッと聞いとった。
・・・・・・・・・
キーンコーンカーンコーン……
梅「晴子ー食堂行こー!」
晴子「オッケィ!!ウチ何食べよー♪」
笹木「大河。」
振り返るのが嫌やった。
でも不自然すぎるとアカンから、自然に振る舞う事にした。
:07/04/22 21:59
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#190 [向日葵]
晴子「なんよ。」
笹木「お前ちゃんと返事せぇーや。」
晴子「したやん。授業中ですー言うて。」
笹木「お前いつもそんなん関係ないやんけ。何いきなりガリ勉なっとんねん!」
人の気も知らんで……って当たり前か。
晴子「ウチ次テスト頑張らなヤバイのぉー。アンタもウチの事構っとらんと彼女と仲良うしぃ。ほなねぇ。」
笹木「は?なんやねんお前っ!!」
笹木が怒ってる声を後ろで聞きながら、ウチは無視して心ん中で悲しんだ。
『もう、ウチに構ったらアカンのよ。』
:07/04/22 22:05
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#191 [向日葵]
食堂で並んどる時、異変を察知した梅が質問攻めしてきた。
梅「アンタ達どうしたの?!ってかアンタどうしたの?」
晴子「えー?何もあらへんよー?おばちゃーん唐揚げ定食ー。」
向こうからおばちゃんの声が聞こえたのを確認して、梅も注文した後、また聞いてきた。
梅「晴子いっつも勉強出来んでもえぇんやぁ!!が口癖じゃない。なのにあんな……。」
晴子「心機一転!今の内に頑張らななぁ思ーて!!」
:07/04/22 22:12
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#192 [向日葵]
注文した料理持って空いてる席に移動した。
梅「絶対嘘だね!!他の子達はそれで騙せても、梅は騙せないよ!!」
晴子「ハハハ梅おもろいなぁ!」
梅「晴子。」
真剣な梅に食べようとしてた箸を止めた。
晴子「…………彼女さんに笹木から離れてくれ言われたんや…。」
梅「えっ……!」
ウチは味噌汁をすすった。梅は固まって私を凝視する。
晴子「まあウチらちょっと絡みすぎたからなぁ!彼女さんはえぇ気せんかったやろそりゃ!しゃあないしやあない!!」
:07/04/22 22:17
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#193 [向日葵]
笑ったせいで味噌汁が揺れた。
…………ううん。ちゃう……。ホンマは震えてたんや。涙我慢して。
晴子「ウチはどっちにしろ弱者やったんよ!しゃあないとかいいながらホンマは笹木が……欲しいて欲しいなぁ……」
梅「晴子ぉ……」
堪えきれん涙が味噌汁の中に入った。
晴子「うぅわ!味噌汁に更に塩分足してもた!メタボリックが叫ばれとる時やのに!!」
泣いてても頑張ってボケた。そうでもせな自分が折れそうな気ぃして仕方なかった。
:07/04/22 22:22
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#194 [向日葵]
梅「バカ。そんなん言ってないで泣きなさいよ。ハイ。」
梅のもらったハンカチで、誰にも分からんように涙を拭った。
――――……
<掃除>
いい子ちゃんを演じる為、笹木と関わりを減らす為、掃除を真剣にやった。
ポスッ
頭に何か当たる。
紙で作ったボールやった。
笹木「ストラーイク!!大河!久々に野球やろうや。」
無邪気に笑う笹木を、無機質な目で見返してウチはまた掃除を始めた。
:07/04/22 22:28
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