きみを送るA
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#316 []
 
どうしたら消えるか…?

「……………」

わからん…
コウが幻影って認めたら見えへんくなるんちゃうんか?わからん…俺にはわからん!!

「志乃くん」

「…わからん…」

⏰:07/05/19 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#317 []
「……………」

「……………」

またも流れる長い沈黙。

「…では聞いて下さい」

「は?」

「旬に聞いて下さい」

「……おらん」

「は」

「今俺には旬が見えん」

⏰:07/05/19 03:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#318 []
「……………」

「……認め……いや……うーん……」

「はい?」

「なんつーか…俺の予想…やけど……あ〜でも…」

「志乃くん何を伝えたいんですか。言葉が全く理解できませんが」

歯切れの悪い俺の言葉にコウはいらついたように爪をガリッと噛みながら言った

⏰:07/05/19 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#319 []
「多分…お前が幻影って認めたら…見えなく…なる…よーな気がするんやけど」

「ような気がする、ですか。それは志乃くんの判断でしょう?」

「……はい」

そうですけど……

「僕は幻影だと理解しました。ですが僕の目には旬の姿があります」

⏰:07/05/19 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#320 []
「心ん中で認めてへんのちゃう?」

「……認めました」

「でも未だに?」

「見えてます」

「……………」

どうしたものか……

「この旬は、本来の旬ではない…が、僕には見えている……志乃くん、僕なんだかよくわからなくなりました」

僕もですよコウくん。

⏰:07/05/19 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#321 []
「あ!!」

閃いた!!

「なんですか急に大きな声出さないで下さい」

大声を出した俺を怪訝な顔つきで見ながらコウは言った。

「閃いた!!」

「……………」

「閃いたで!!!」

⏰:07/05/19 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#322 []
「却下します」

「なんでやねん!!」

「志乃くんの閃きはろくな事じゃないと僕は思っています」

思ってるだけにしろ!!なんで思ってる事を口に出すねん!!

「ろくな事やから!!あのな、」

「だめです」

⏰:07/05/19 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#323 []
「まだ何もゆーてへん」

「何も言わないで下さい」

こいつ…助けたらへんぞ!

「黙って聞け!!」

「……………」

コウはおくちにチャックした。

「よし、それでよし」

⏰:07/05/19 03:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#324 []
「お前、幻影の旬に今まで何かされた事あるか?」

「……………」

「答えろ」

「……………」

コウは無言で紙と鉛筆を手にとった。

「なにするん?」

コウは紙にすらすらと文字を書く。

⏰:07/05/19 03:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#325 []
書き終えるとコウは俺の目の前に紙を差し出した。

【ありません】

「口で言えや!!」

「…………」

またもや紙に文字を書くコウ。

「しゃべれや」

⏰:07/05/19 03:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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