きみを送るA
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#431 []
「…いいですよ…姫菜さんは志乃くんに譲ります」

はいぃ!?

「別にいらんねやけど」

「いらない、とは失礼ですね。彼女は物ではありませんよ」

お前から譲るやらゆーたやん!

「俺には幸子おるから」

「そういえばいましたね」

おい!!

⏰:07/05/28 04:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#432 []
「幸子さんは元気なんですか」

「まぁな」

「会わないんですか」

「……………」

「ああ、僕がいるから会えないんでしたね。すみません。志乃くんは幸子さんよりもこの僕を選んだんでしたね」

コウは今まで見たことがないくらいの笑顔で言った。

⏰:07/05/28 04:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#433 []
「そんなにうれしいか」

「はい?」

「いや…めっちゃ嬉しそうやから」

「はい。僕は今まで友達と呼べる方がいませんでしたから」

コウは俺を見てニコッと笑った。

「いいものですね、友達って」

⏰:07/05/28 04:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#434 []
「……………」

「志乃くん?」

「もー寝るわ!」

俺はベッドに潜り込んだ

「照れてるんですか」

「やかましい!!」

アルコールのせいもあるが俺は顔から火がでるくらい真っ赤になった。

⏰:07/05/28 04:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#435 []
コウはクスクスと笑いながらソファーに横になった。

「志乃くん…」

「…………なに」

「志乃くんは僕の親友です。だから何があっても僕はあなたを裏切りません。困った時は助けます」

コウに目を向けると
コウは天井を見ながら目を細めていた。

「そりゃ…どうも」

⏰:07/05/28 04:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#436 []
コウは天井を見たまま
フッと笑い

「お礼はいいです」

と言った。

俺は何だか
あったかい気持ちになった

ああ…俺も今まで
こんな風に言ってくれる友達っておらんかったな…

「…サンキューな……」

⏰:07/05/28 04:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#437 []
ボソッと呟いた俺の言葉はコウには届かなかったのか、コウは目をまるくして

「何か言いましたか?」

と言った。

「別に〜!おやすみ!」

「おやすみなさい」

俺達は眠りについた。
まさか俺が
コウを裏切る日がくるなんて、この時の俺は想像もしていなかった。

⏰:07/05/28 04:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#438 [すず]
おはようお久しぶり最近は全然来られなくてゴメンネ
今一気に更新分見たよぉ志乃くんのこれからが気になる〜コウを裏切るって一体何があの姫とどおにかなっちゃうの〜
とか、気になることは山ほどだけど、私は気長に待ってるからゆっくり更新してね

⏰:07/05/28 07:44 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#439 []
俺はその夜
夢を見た。

――――――………

《……のくん……》

《……志乃くん…》

コウ……?

『コウ!!お前…』

《志乃くん……》

コウが
血まみれになって
俺を呼んでいる。

⏰:07/05/29 04:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#440 []
『コウ!!』

俺はコウに駆け寄ろうと立ち上がった。

《だめです…あなたは…》

コウは唇を噛み締め
苦痛に歪んだ表情をした。

『何言って…コウ!!』

俺はコウの元へ走ろうとした…が

……足が……。

⏰:07/05/29 04:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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