きみを送るA
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#631 []
「え…何って…」

「僕との約束、全然守ってないでしょ?あげくには悪魔なんかに取り憑かれちゃったりしてさ〜」

「……………」

うう…、耳が痛い…

「本当に志乃さんは頼りにならないなぁ!兄の事刺しちゃうし…」

⏰:07/06/10 01:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#632 []
「コウは!?大丈夫なんか!?」

俺は旬につめよったが
旬は素早く俺から離れた

「知らないよ」

「なんで!!お前も役に立たん奴やなぁ〜!」

「志乃さんに言われたくないよ」

⏰:07/06/10 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#633 []
「だいたい、志乃さんが兄を刺すのが悪いんでしょ」

唇を尖らせながら
旬は何かをくるくる回しながら言った。

「何それ」

「え?…あっ……別になんでもないよ」

俺の視線に気付き、旬は慌てて【それ】をポケットに隠した。

⏰:07/06/10 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#634 []
「志乃さん」

旬が俺に近付き、
俺の顔を覗き込む。

「なに」

「なんで冷静なの?」

「なにが」

「志乃さんの事だからパニックになると思ってた。急にこっち側にきちゃったんだから」

⏰:07/06/10 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#635 []
「こっち側って?」

「知らないで来たの?」

旬は信じられない、という目で俺を見た。

「だから何が」

「……知らないから冷静なんだ…そっか…」

「だから何がやねん」

「ここは悪魔の住む場所だよ。志乃さんに憑いた悪魔もいるはずだよ」

⏰:07/06/10 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#636 []
悪魔の住み処!?

「え……っ…」

「おっと。今更パニックにならないでね面倒だから」

こいつ…

「それと、こっち側に来たのは多分悪魔が志乃さんを呼び寄せたのもあるけど、志乃さんの身体が危険ってのもあるから気をつけてね」

⏰:07/06/10 02:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#637 []
「どーゆー意味?」

てか悪魔って…
アコさんやよな…
アコさんが
俺を呼び寄せたのか?

「志乃さんの身体は今血液低下で危険な状態なんだよ。だからあなたの身体、僕と同じように透けてるでしょ?」

⏰:07/06/10 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#638 []
俺は自分の手を眺めた。

…透けてる……

俺が両手を眺めながら黙っていると
旬が横目で一瞬俺を見た

「…ねぇ、この場所にきちゃったからには悪魔を倒さないと元には戻れないんだよ」

つまり…それって……

「相手に倒されたら、あなたは死んでしまう」

⏰:07/06/11 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#639 []
「…死…ぬ…?」

俺が…

死 ぬ だ と ?

「そんな…助かる方法ないんか!?」

「僕の話聞いてた?相手を倒せばあなたは元に戻る。でも反対に倒されたら死ぬって事!だから倒せばいいだけの話。わかった?」

倒せばいいだけって…

⏰:07/06/11 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#640 []
「そんな…ゲームちゃうんやから…」

倒すとか倒されるとか…

「ゲームみたいもんだよ」

「え?」

「人生なんてゲームみたいものだよ。ただ、違うのはゲームみたいにリセットできない事だね」

⏰:07/06/11 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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