きみを送るA
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#671 []
…コウ………

《志乃くんは僕が守ってみせます》

…コウ…

《僕は…あなたを…助けられませんでした…》

コウ!!

ああ……俺は……

俺が死ぬという事は

コウが死ぬという事だ。

俺はまだ…

「俺はまだ死ねへん!」

⏰:07/06/14 01:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#672 []
俺は翔をキッと睨んだ。

翔は足を止め
まんまるな目で俺を見た

「…ふっ……」

再び翔の口元に笑みが浮かぶ。

「睨むだけじゃ俺は倒せないよ」

クックッと笑いながら
翔は足を動かした。
その時

「やめなよ!!」

⏰:07/06/14 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#673 []
叫び声に翔は足を止め振り返る。

その先には

「アコ…どうした?」

「もうやめな!もう無理だよ…翔……」

「なにがだ」

「…見て……?」

アコさんは震えながら
赤いボールに視線を落とした。

「…………?」

⏰:07/06/14 01:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#674 []
視線の先のボールに
俺も目をむける。

「楽しそうですね」

「コウ!?」

「こんな場所があるとは」

赤いボールから煙が出て

その影には

コウの姿があった。

「神谷…なんで…っ」

翔がビックリした表情でコウを見ている。

「なぜお前がこの場に…」

⏰:07/06/14 02:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#675 []
コウは驚く俺達をよそに
しれっとした表情で翔の顔を覗き込んだ。

「あなたは誰ですか」

「…なっ……!?」

「旬…あなたにそっくりですね」

「僕の弟だよ」

コウの後ろからは
旬がひょこっと顔を出した

「!!??」

⏰:07/06/14 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#676 []
「ほう…なるほど」

「……………」

「志乃くんどうも」

全く状況が理解できない俺に、コウはニッコリと笑いかけた。

「コウ…なんで……」

「志乃くんに刺されて僕もどうやら危険な状態みたいです。気付くとこちらに来ていました」

⏰:07/06/14 02:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#677 []
「コウ…すまん…」

「気にしないで下さい」

気にしないでと言われても………

「志乃くんに殺されるなら僕は本望ですよ」

ニッコリ笑い
コウは言った。

「……………」

「おや?キモい、とは言わないんですか?」

⏰:07/06/14 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#678 []
キモいけど…

「言えへん…」

「なぜですか。あなたは取り憑かれていただけですよ。志乃くんが悪いわけではありません」

「そうそう!悪いのはこいつ!!」

コウの後ろからぴょんと飛び出し、旬は翔を指さした

⏰:07/06/14 03:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#679 []
翔には先程までの余裕の笑みがなくなり
目を見開いたまま固まっているみたいだ。

「旬…お前なんで…」

俺は旬が普通に話しているのが理解出来ずにいた。

「お前あの赤い玉ん中に入ってたんちゃん…?」

⏰:07/06/14 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#680 []
「入ってたよ」

「なんで…え…意味わからん……お前翔と契約…悪魔と……」

「志乃さんちょっと落ち着いたら?」

「志乃くん落ち着きなさい。あなたはこんな場所に来てまでパニックですか」

こんな場所だからこそパニックなんですけど。

⏰:07/06/14 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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