きみを送るA
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#112 [
]
「ちょ…何の話してん」
「僕の好きな」
「北斗の拳の話か」
「はい」
「なんで今その話を」
「最初から、と言いましたから」
「誰が北斗の最初からを聞きましたか」
「北斗の拳の最初からの話を言ってるわけではありません」
:07/05/01 04:31
:SH901iS
:☆☆☆
#113 [
]
「ほな何」
「僕の生い立ちの話を」
200X年とか明らかに北斗の拳の話やろ!!
「生い立ちとか飛ばして」
「なぜ」
「今必要ないやろ」
「……………」
「北斗の拳も必要ないし」
:07/05/01 04:33
:SH901iS
:☆☆☆
#114 [
]
「……………」
「りえの話から聞かせて」
「本当にいいんですか」
お前が説明するゆーたんちゃうんけ!!
「えーから早く」
「志乃くん…」
コウは再度パソコンに向き直り、俯いた。
「北斗の拳は、のちのちこの話に重要なんですよ」
:07/05/01 04:37
:SH901iS
:☆☆☆
#115 [
]
「……………」
北斗の拳が重要なコウの…いや、りえの過去って…
なに?
「ほな好きに説明して」
「僕は…北斗の拳が大好きな普通の小学生でした」
「……………」
「……………」
え!?今!?
今のとこが重要なん!?
:07/05/01 04:40
:SH901iS
:☆☆☆
#116 [
]
「僕はその日も普通に北斗の拳を見てました。アニメで」
アニメで、とか別につけ加えんでえーから。
「僕の部屋は、義父母のいる部屋からは少し離れた場所にあったので、義父母の話し声も、いつもは全く聞こえていませんでした」
「……………」
:07/05/01 04:43
:SH901iS
:☆☆☆
#117 [
]
「しかし、その日だけは違ったんです」
「なにが」
「義父母の部屋から、話声が聞こえてきました」
……てか
もう北斗の話終わったん?
「義父母が大声で話していたわけではないんです。本当に、普通の会話が聞こえてきたんです」
:07/05/01 04:46
:SH901iS
:☆☆☆
#118 [
]
「この日から…ぼくは…」
?
「なんやねん」
コウは親指をくわえたまま黙り込んだ。
:07/05/01 13:48
:SH901iS
:☆☆☆
#119 [
]
「すみません志乃くん、僕少しパニックになっていました」
いつ!?
全くいつものお前と同じやったけど!
「……………」
「りえさんの話をするはずがいつの間にか僕の話にかわってしまってました」
それも気になるけど…
コウの話より北斗の話に変わってましたが
:07/05/01 13:50
:SH901iS
:☆☆☆
#120 [
]
「すみません」
「いや、えーから」
「では話しま……動くな!!!!」
「!??」
急にコウがでかい声を出し、俺はビクッと飛び上がった。
「な…なんや…ねん」
「りえさん逃げないで下さいね」
横目で睨むコウの視線を追うと、りえが窓へ向かっている途中だった。
:07/05/01 13:56
:SH901iS
:☆☆☆
#121 [
]
「あたし関係ないじゃねーか!」
「何言ってるんです。今からあなたの話をするんですよ」
りえは俯き、下唇をキュッと噛んだ。
「その演技、いつまでするつもりですか」
コウはりえを見ながら、
馬鹿にしたようにニヤリと笑った。
:07/05/02 02:23
:SH901iS
:☆☆☆
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