きみを送るA
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#86 []
 
りえ……?
って…、え………?

「え……コウ……?りえ……って……」

「はい、りえさんが犯人です」

り…えが……?

「はあ!?何意味わかんねー事言ってんだよ!!」

りえはコウに向かい怒鳴り散らした。

「なぜわからないんですか、自分のした事でしょう」

⏰:07/04/30 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#87 []
「ちょ…ちょっと待て…。お前犯人の霊は亡くなったつったよな?りえは…」

「亡くなってますよ」

「は?」

「りえさんは亡くなってます」

「いや…でもりえは…」

「すでに亡くなってます」

⏰:07/04/30 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#88 []
コウはくるりと振り返り、りえを眺めた。

「あたしは死んでねーよ」

りえはコウから目線をそらしながらボソッと言った。

「コウ…りえは…だって」

「なくした右足を探しているんでしょう?」

⏰:07/04/30 01:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#89 []
コウの言葉にりえは目を見開いた。

「他人の右足を奪っても、あなたの右足の代わりにはなりませんよ」

「………………」

「…話が……」

話がわからん……。

じっと睨み合う二人の間で俺は一人うろたえていた。

「説明いりますか?」

めんどくさそうにコウが俺に向かって言った。

⏰:07/04/30 02:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#90 []
「…頼む」

はぁーっとため息をつき、コウがパソコンに向き直った。

カチカチと何やら打ち込んでいる。

「この事件、最近有名ですけど志乃くんニュース全く見てないんですね」

………すみませんね!

⏰:07/04/30 02:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#91 []
カチッという音と共に
パソコンの画面に

《右足切断呪い事件》

と書かれた文字が映った

「見ればわかりますが…」

コウは画面をじいっと見つめ、口を止めた。

「…どしたん?」

「説明するの面倒なので自分で読んで下さい」

説明いるか聞いたんお前ちゃうんかい!!

⏰:07/04/30 02:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#92 []
俺は画面に書かれた説明文を見た。

「読めへん」

「なにが」

「文読めへん」

「…それは漢字がですか」

「……………」

「あなたは小学生ですか」

「……………」

「どの漢字が読めないんですか」

「全部」

「………………」

「全部読めへんの!!」

⏰:07/04/30 02:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#93 []
「志乃くんつかぬ事をお聞きしますが…」

「なに」

「期末テストの順位は」

「ケツから三番目」

「……………」

「……………」

「…そうですか…僕は一番でした」

別に聞いてませんけど

⏰:07/04/30 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#94 []
「まぁいいでしょう。志乃くんの頭が悪いのはよくわかりました」

別にわかってくれんくてもえーけど!!

「…あ、すみません…」

「別に謝らんくていい」

「いえ、髪形の事が悪いと言ったわけではありませんよ。能の方ですから」

わかっとるわい!!

⏰:07/04/30 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#95 []
「お前しつこい」

「何がですか」

「髪形ネタ」

「し…志乃くん……!」

コウは目を見開き、あからさまにわざとらしく口をパクパクさせた。

「なんやねん」

「ネタとは…そこまで思いつめなくて大丈夫ですよ」

お前がそうさせてるんやろが!!

⏰:07/04/30 02:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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