【Devils×Night】
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#5 [オッズ]
私は高校生になったばかりなんだけど、中学生くらいにしか見えない。
下手したら、小学生にも見えてしまうかも。

だから、お母さんのこの言葉にはカチンときちゃう!

私とお母さんが啀み合っていると、お父さんと弟の優太(ユウタ)が笑いながら止める。

私は家族といる時間が一番幸せだった。

学校に馴染めない私の唯一落ち着ける場所。

「千鶴、とっとと学校に行きなさいよ!
遅刻しちゃうわよ」

お母さんが私の背中をポンと叩いた。

「ふぁ〜い」

⏰:07/04/28 21:26 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#6 [オッズ]
私は玄関に向かおうとして、ふとテレビの前で足を止めた。

気になるニュースをやっていたのだ。

『男の死体には無数の噛み傷があり、体の半分は食い千切られて……』

うわー…
何このニュース……
噛み傷って何?
動物に噛まれたとか?

『何に噛まれたかは不明ですが、非常に小さな口を持ったものの仕業ということです。
歯は鋭くなく、力に任せて無理矢理食い千切ったと思われています』

私はボーッと画面を見ていたが、アナウンサーが事件現場を言うと、寒気がはしった。

事件が起きたのは、私の家から歩いて二十分ほどにある公園だったのだ。

⏰:07/04/28 21:37 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#7 [◆ILavUZNHMc]
楽しそう(*´艸`*)

⏰:07/04/29 01:05 📱:W51P 🆔:O9AZkW2w


#8 [オッズ]

>>7さん

ありがとおございます
楽しくなるように
頑張りますっ(`・ω・´)

⏰:07/04/29 07:59 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#9 [オッズ]
すぐ近くじゃん!
どうしよう?
襲われたりしたらっ!

私は口だけ、以上に小さい怪物のようなものを想像していた。

「千鶴!急ぎなさい」

お母さんは私を急き立てるようにテレビの前からどかせたがよかったが、お母さんの方がテレビに釘付けになっていた。

しきりに『怖いわ〜』とつぶやいている。

「……いってきます」

私は嫌々ながら家を出た。

⏰:07/04/29 08:04 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#10 [オッズ]
普段はあの公園の近くを通って学校に行くのだが、あんなニュースを見てしまったあとでは通れるはずがない。

恐ろしい怪獣が潜んでいるかもしれないのに、わざわざそっちの方に行くなんてバカだよ。

実際は現場の公園は警察やら報道陣が詰め掛けていて、そこまで危なくなかったんだけどね。
むしろ近辺の方が危なかったらしい……。

私は朝日を浴びてキラキラと光る、長いツインテールの髪をなびかせながら颯爽と歩いた。

ゴミ捨て場の横を通ろうとしたときだった。

「おいしそう……」

⏰:07/04/29 08:13 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#11 [オッズ]
という声が聞こえてきた。

聞こえてきたというよりは、頭のなかに響いてきたといったほうが正しいかもしれない。

何……?
誰か何か言った?

私は口だけ以上に小さい怪物のようなものをを思い出し、ぶるぶると震えた。

振り返ったら、怪物がいたりしちゃって!
それで食べられて……。

私は恐怖でなかなか体が動かなかったが、なんとか振り返った。

しかし、背後に何かいる様子はない。

⏰:07/04/29 08:17 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#12 [オッズ]
よかった……。

私は安心しつつ、辺りをキョロキョロと見渡したがやはり何もいないようだ。

じゃあ、あの声はなんだったんだろう?

不思議なことに声がしたということは覚えているが、なんと言っていたかは思い出すことができなかった。

まぁ、いっか。

私は再び歩きだそうとして、ふとゴミ捨て場に目が止まった。

ゴミ袋の山の上に、綺麗な人形が座っていたのだ。

すごく古そうなフランス人形のようだ。

⏰:07/04/29 08:34 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#13 [オッズ]
その人形を見たとたん、私は今までにない寒気と恐怖を感じた。

そして、それと同時にその人形にどうしても触りたいという欲求が私に襲い掛かったてきた。

私は欲求に勝つことができずに、鳥肌のたった手をそろそろとフランス人形の方にのばしていく。

『触りたい』ということ以外、何も考えられない。

心なしか人形は笑っているように見えたが、気にならなかった。

フランス人形まで数十センチと迫ったときだった。

「キャッ?!」

⏰:07/04/30 12:45 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#14 [オッズ]
一匹の赤い猫が、私と人形の間を飛ぶように横切ったのだ。

私はハッとして人形から手を遠ざける。

私……
なんで人形に触ろうとしてたんだろう?
頭が痛い……。

私は人形を見ないようにして、視線を猫の方に向けた。

猫はジッと私の方を見つめ、警戒しているようだ。
猫は私が今まで見た猫の中で一番可憐で、一番猫らしくないと思った。
普通の猫より一回りくらい大きくて、真っ赤な毛並みがなんとも美しい。

⏰:07/04/30 14:06 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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