【Devils×Night】
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#15 [オッズ]
私はそっと猫に触れる。

逃げてしまうかと思ったら、おとなしくしていてくれた。

驚くくらい毛並みはつややかで、ずっと触っていたいくらいだ。

「猫さん、ありがとう」

私はなんとなくお礼を言って、立ち上がった。

『助けてもらった』そんな気がしてならなかった。

私が立ち上がると、赤い猫は踊るような足取りで去っていく。

「ばーいばい!」

⏰:07/04/30 15:54 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#16 [オッズ]
猫を見送ってから、私もその場から離れる。

けっして人形を見ないようにして。

何故そうしたかはわからないけど……そうするべきだと感じた。


―――――――――…


放課後、私はまた同じゴミ捨て場の前を通ったが、人形はいなくなっていた。

回収されちゃった?

⏰:07/04/30 15:58 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#17 [オッズ]
私は人形がいなくなっていたことに安心していた。


「ただいまーっ!」

私はいろんな店をてんてんと回ったあと帰宅した。

「あれ…?どうかした?」

リビングに入った私は重苦しい空気にビックリした。

お父さん、お母さん、優太はテーブルを囲むように座っていて、黙ったまま、何かを見つめている。

テーブルのうえには白い紙が置かれていた。

⏰:07/04/30 16:04 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#18 [ヒナ]
気になる(・∀・)頑張って♪

⏰:07/04/30 16:09 📱:W44K 🆔:aqGdBM4o


#19 [オッズ]
どうやらみんなはその紙を見つめているようだ。

「お帰りなさい、千鶴」

お母さんはようやくそう言った。

「何?その紙」

私はテーブルのうえの紙を指差しながら聞いた。

「あぁ……、ちょっと変なことが書かれていてね。
ポストに入っていたんだ」

お父さんがそう答えた。
お父さんの顔は真っ青で、よくないことだということが安易にわかった。

⏰:07/04/30 16:09 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#20 [オッズ]

ヒナさん

ありがとう
ございます(*´ー`)
嬉しいです

⏰:07/04/30 16:11 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#21 [オッズ]
「ふぅん」

私は手紙をテーブルから引ったくるようにして取り、読んだ。

手紙には
『いただきます。3』
と、書かれていた。

何コレ?
意味がわかんないし。

字はとても汚くて、つい最近に字を覚えたといった様子。

「私は特になんとも思わないんだけど……」

お母さんはそう言ってお父さんの方を横目で見た。

⏰:07/04/30 16:16 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#22 [オッズ]
「私だって何の意味もない悪戯だと思ったさ。
ただ……すごく嫌な予感がするんだ」

お父さんはそう言って頭をポリポリとかいた。

お父さんの予感はよくあたる……。
そのことはみんなわかっている。
だから、お母さんと優太まで恐がっているのだ。

「僕……恐いな」

優太がつぶやいた。

優太はまだ小学生だ。
父親が不安がっていたら、恐がるのも当然。

⏰:07/04/30 16:21 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#23 [オッズ]
「お父さん、恐がらせないでくださいよ!」

お母さんが優太の頭を撫でながら言った。

「ハハ、悪い悪い」

お父さんはあからさまに元気よく答える。

私は手に持っていた手紙をテーブルに戻した。

「どういう意味だろうね。
いただきます……に数字の3……」

私は指を三本たてた。

「3って何かあったっけ?
うちは4人家族だし……」

⏰:07/04/30 16:26 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#24 [オッズ]
「この話はよしましょ。
悪戯に意味なんてあるわけないじゃない」

お母さんはピシャリとそう言った。

「……うん」
私は何かひらめきかけていたので、腑に落ちなかったが、考えるのはやめることにした。


…――そしてこの話はこのまま終わりになった。

私たち家族は誰も思いもしなかった。

この手紙がどんな意味を持っていたのか。

どんな恐ろしいことを招くことになるのかを――…。

⏰:07/04/30 16:31 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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